基本を知る
スーツ選びのポイントと注意点
スーツ選びの常識 まずは自分のサイズを知りましょう
オーバーサイズ、タイトフィット。普段着はトレンドやその時の気分でサイジングを変えていた人も多いと思います。しかし、スーツだけは特別。時代がどんなに変わってもジャストサイズこそが一番良いとされています。シャープで構築的なシルエットは、フィット感が重視された賜物なのです。ここでは部位別にフィッティングの注意点を挙げました。スーツを購入する際に必要不可欠なポイントをおさえましょう。
POINT1
肩幅まわりに
重みが均等だと着心地が軽い
もっとも重要なのは上着の肩幅。自分の肩幅とぴったり合っているものは、スーツの重みが均等に肩に乗り、軽い着心地が得られます。
POINT2
袖口はシャツが少し出るくらい
スーツの上着のそで丈は、両手を自然に下ろしたときにシャツの袖が1.5〜2.0cmくらい見えるものが、美しい長さとされています。手首の骨の出っぱりに指を1本あてたくらいのあたりがおおよその目安です。
POINT3
胸まわりは
手の平が入るくらいの厚みを
適度な厚みを感じさせるのが綺麗とされている胸まわり。Vゾーンのあわせ部分から手の平が入るくらいのゆとりを作りましょう。
POINT4
ウエストは
ある程度余裕を持たせてもOK
腰骨にぴったり沿っているものが理想的なウエストですが、立ったり座ったりする動作が多い方は、軽く手が入るくらい(おおよそ4cm)の余裕を作ったほうがいでしょう。
POINT5
着丈は指を曲げてつかめるくらい
着丈はお尻がちょうど隠れるくらいが理想的です。もしくは、腕を真下に下ろして、指の第1〜第2関節を軽く曲げて、つかめるくらいの丈が適切ともされています。
POINT6
裾丈はスーツに
合わせる靴を履いてチェック
一般的に、スラックスの前裾は甲の上にワンクッションかかる程度、後ろ裾はかかとから1〜2cmが適切。スーツに合わせたい靴を履いて試着するのがベターです。