就活マナー

学生でも名刺は必要?正しい受け取り方やマナーを紹介

名刺 受け取り方 学生_アイキャッチ

就活やインターンシップでは、企業担当者から名刺を受け取る機会があります。学生の場合、名刺の用意は必須ではありませんが、名刺の受け取り方などのマナーを理解しておくことは大切です。

この記事では、名刺の正しい受け取り方や、注意点などを詳しく解説します。名刺の受け取り方は今後社会人になった際も必要なマナーとなるので、この機会に確認しておきましょう。

この記事でわかること

  • 学生が就活やインターンシップに向けて名刺を用意することは必須ではない
  • 学生の場合、名刺入れの用意は必須ではないが、名刺をきれいに保管できるなどのメリットがある
  • 名刺を渡されたら、相手の名前を確認し、相手の目を見て両手で丁寧に受け取る

学生も名刺の受け取り方を理解しておこう!

学生にとって名刺を受け取る機会は社会人ほど多くはありませんが、就活では、企業説明会や面接、インターンシップなどで、企業担当者から名刺をもらう機会があります。そのため、名刺を受け取る際のマナーを理解しておくことが大切です。

正しいマナーで名刺を受け取ることで、相手に「ビジネスマナーをきちんと認識している」といった印象を与えることができるでしょう。スマートに名刺を受け取ることができれば、実際に企業に入社した後も焦らずに対応できます。

学生は就活やインターンシップに向けて名刺を用意すべき?

就活やインターンシップでは名刺を受け取る機会がありますが、学生が自分の名刺を用意することは必須ではありません

就活においては、履歴書やES(エントリーシート)が本人の紹介をするものであり、企業担当者も「学生は名刺を持っていない」と理解しています。そのため、企業担当者から渡された名刺を受け取るだけでも問題ありません。

一方で、名刺を用意しておくと、企業説明会やOB・OG訪問、インターンシップなどで企業担当者と名刺交換ができます。例えばインターンシップ先で積極的に人脈を築きたい場合は、名刺があると便利です。

学生も名刺入れは必要?

自分の名刺を作成している学生の場合は、名刺を持ち歩くための名刺入れが必要ですが、自分の名刺がない場合、名刺入れの用意は必須ではありません。ただ、名刺入れがあると、受け取った名刺をきれいに保管できるメリットがあります。

名刺入れがない状況で名刺を受け取った場合は、クリアファイルに入れたり、手帳に挟んだりして、折り目がつかないように丁寧に保管します。バッグやスーツのポケットに直接入れると、折り目や汚れがついてしまう可能性があるため注意しましょう。

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学生が就活やインターンシップで名刺を受け取るときの流れ

ここでは、就活やインターンシップで名刺を受け取る際の流れやマナーを確認していきましょう。

名刺を受け取るときの流れ

1. 座っている場合はできるだけ立つ

名刺の受け渡しは、双方が立ち、間に机などの障害物を挟まない状態で行います。面接や説明会で着席している場合でも、名刺を受け取る際はできるだけ立ちましょう。

相手と自分の間に机がある場合は、相手の近くまで移動し、自分の体を相手側にまっすぐ向けて受け取ります。

2. 「頂戴いたします」と挨拶し、両手で受け取る

相手が名刺を差し出して「〇〇株式会社の△△です」などと名乗ったら、「〇〇大学の△△です。頂戴いたします」と挨拶し、丁寧に一礼します。印刷されている企業のロゴや名前に指がかぶらないように注意し、両手で名刺の端を持つようして受け取ります

名刺は片手ではなく両手で受け取ることが大切です。手にバッグやコートを持っている場合は、椅子や足元などの邪魔にならないところに置き、両手で開けた状態で丁寧に受け取りましょう。

3. 名刺をもらったら、すぐにしまわない

名刺は受け取ってすぐにしまうのではなく、まずは名刺をしっかり見て、相手の名前を確認します

「△△様、ありがとうございます。よろしくお願いいたします」のように、相手の名前を復唱し、正しく認識していることを示すのもおすすめです。もし、相手の名前を聞き取れなかった場合は、「恐れ入りますが、もう一度お名前を伺えますか」などと聞き、次回会った際に名前を間違えないように確認しておきましょう。

人事

読み方が難しい名前の場合は、相手と別れた後で名刺に読み方を書いておくこともおすすめです。

4. 名刺を確認したあとは見やすい位置に置いておく

面接などで机がある場合は、名刺の確認を終えたら、着席する際に相手の名刺を机の上に置きます。

名刺をしまうタイミングは、退席する前が目安です。話の最中は自分から見て机の左側に直で置くか、名刺ケースの上に置いておきましょう

立ち話のみの場合は、両手で持ったまま話を聞くのがおすすめです。

複数の名刺を受け取ったら、重ねず並べておく

面接などで複数人の担当者がいる場合、全員から名刺をもらうシーンも考えられます。受け取った名刺が複数の場合、重ねて置くのではなく、全員の名前がわかるように並べて置いておきましょう。

名刺の並べ方
人事

名刺を相手の座席順に並べると、顔と名前を一致させやすくなります。

5. 会話や面接が終わったら名刺をしまう

会話や面接が終わったら、名刺入れやファイルなどに名刺をしまいます。名刺が複数ある場合でも、大雑把にかき集めせず、1枚ずつ丁寧にしまいましょう。

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学生が名刺を受け取る際の注意点

名刺を受け取る際に注意したいポイントとして、次の4つがあります。

相手の目を見て丁寧に受け取る

名刺を受け取る前後には、しっかりと相手の目を見て丁寧に受け取ることで、相手に対して礼儀を示せます。相手が名刺を差し出したら、「ありがとうございます。頂戴いたします」などと感謝の言葉を添えて、両手で受け取りましょう

机越しに名刺を受け取らない

名刺の受け取りは、相手と自分の間に机などの障害物がない状態で行うことが理想です。もし間に机があった場合は、相手が名刺を取り出したタイミングで相手の正面まで移動し、向かい合った状態で受け取りましょう。

ただし、会場のつくりなどの都合上、直接正面で向き合うことが難しい場合は、この限りではありません。

受け取った名刺を置き忘れない

受け取った名刺をその場に置き忘れるのは失礼にあたるため、注意が必要です。特に、名刺を机の上に置いた場合は、会話や面接終了後に名刺入れなどにしまい、置き忘れることのないように気をつけましょう。

もらった名刺は就活が終わるまで保管する

名刺を受け取った後は扱い方に迷うかもしれませんが、就活が終わるまでは保管しておきましょう。たくさん名刺を入れられる名刺ファイルや名刺フォルダーがあると、管理しやすくおすすめです。

就活が終わったタイミングで、相手と関わる機会がない場合には破棄しても問題ありません。ただし、名刺には個人情報が記載されているため、そのままの状態で破棄するのはおすすめできません。シュレッダーやハサミで細かく裁断して、情報がわからない状態で破棄するようにしましょう。

よくある質問

面接での名刺の受け取り方を教えてください。

面接で名刺を受け取るときの流れは次のとおりです。

  1. 座っている場合はできるだけ立つ
  2. 「頂戴いたします」と挨拶し、両手で受け取る
  3. 名刺をもらったら、すぐにしまわない
  4. 名刺を確認したあとは見やすい位置においておく
  5. 会話や面接が終わったら名刺をしまう

学生が就活やインターンシップで名刺を受け取るときの流れ」で詳しく解説しています。


学生で名刺を持っていません。名刺を受け取るだけでもいいですか?

学生で名刺を持っていない場合は、企業担当者から名刺を受け取るだけで問題ありません。ただし、名刺を受け取る際は、丁寧な態度でマナーのある受け取り方を心がけることが大切です。名刺を受け取ったあと、その名刺に記載された情報をもとに、お礼のメールを送ることもおすすめです。

学生も名刺ケース・名刺入れを持ったほうがいいですか?

学生で名刺を持っていない場合は、名刺ケースや名刺入れは必須ではありません。ただ、名刺ケースや名刺入れがあると、受け取った名刺をしまいやすく、丁寧に保管できるなどのメリットがあります。名刺を受け取る機会が多い場合は、用意することも検討してみましょう。

受け取った名刺はどこに入れますか?

受け取った名刺は、相手の名前を確認した後、名刺入れにしまいましょう。名刺入れがない場合は、ファイルや手帳に挟んだり、財布に入れたりなど、折り目がつかないように丁寧に保管します。ポケットや財布に無造作に入れることは避け、大切に扱いましょう。

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