就活ノウハウ

就活解禁はいつ?最新の新卒採用の動向と解禁当日にやることを紹介【25卒】

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就活解禁日とは、企業の新卒採用に関する広報活動が解禁される日を意味し、3月1日を指します。ただし、すべての企業が、3月1日に広報活動をスタートするとは限らないため、志望する企業の情報は、個別で収集することが大切です。

昨今は、就活のスタイルが多様化しています。エントリーや企業説明会、選考の受付が開始される日程はさまざまであるため、就活解禁前後から情報収集を行いましょう。

この記事でわかること

  • 就活解禁日前から採用活動を行う企業がある
  • 就活解禁当日は、気になる企業へのエントリーや説明会の応募を行うこと
  • 就活解禁後は忙しくなるため、スケジュール調整をしっかり行いたい

就活解禁とは:新卒採用の広報活動が解禁されること

就活解禁とは、企業の新卒採用における広報活動が解禁されることです。24卒、25卒の学生であれば3月1日が就活解禁日となります。

経団連(一般社団法人 日本経済団体連合会)では、就活スケジュールはこのように定められています。

就職・採用活動の日程

  • 広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
  • 採用選考活動開始: 卒業・修了年度の6月1日以降
  • 正式な内定日:卒業・修了年度の10月1日以降

広報活動の解禁日である3月1日を、就活解禁日とすることが一般的です。上のスケジュールは、就活が円滑に実施できることに加え、学生が学業に専念する環境を確保するために考えられたものです。

注意:就活解禁日前から採用活動を開始する企業もある!

経団連が定めたスケジュールでは、就活解禁日以降に採用活動を行うことになっていますが、3月1日以前に採用に関する情報の公開や、選考を実施するケースがあります。

これには、25卒から「採用直結型インターンシップ」が正式に解禁されたことや、新卒の採用時期が早期化していることが影響しています。

株式会社ジェイックが行った調査によると、24卒の採用活動では採用選考活動の解禁日である6月1日時点での就職内定率は79.6%と公表されており、8割近い学生が正式な内定日を前に内定を獲得しているとわかりました。

人事

3月1日以前に採用に関する情報が公開されていることや、合同説明会や企業説明会を実施していることもあります。さらに、エントリーや説明会への予約も可能なケースがあるんです。

このことから、3月1日になって一斉に広報活動が解禁され公表されるのではなく、企業ごとに説明会の実施やES(エントリーシート)の受付開始が実施されると認識しておきましょう。

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近年の就活解禁に関する動向【25卒向け】

ここでは、近年の就活解禁に関する情報を紹介します。動向を確認しながら、自分がエントリーしたい企業の情報を集めるようにしましょう。

3月1日より前に「採用選考開始予定」の企業は約7割

株式会社ジェイックが、上場および非上場企業の人事責任者・担当者を対象に調査した「25卒採用活動に関するアンケート」では、3月1日以前に採用選考を開始する・予定している企業が67.7%、約7割であるとわかりました。

3月1日より前に「採用選考開始予定」の企業

画像引用:25卒採用活動、広報解禁日より前に「内定出し開始予定」の企業が約半数|株式会社ジェイックのプレスリリース
※調査期間:2023年5月10日~6月13日
※回答件数:133件

24年卒の調査結果と比較して、17.7ポイント増加していることから、採用活動が早期化していることがデータからわかります。

3月1日より前に「内定出し開始予定」の企業は約半数

株式会社ジェイックにより同アンケートにおいて「25卒の採用活動における内定・内々定出しの開始時期」では、3月1日以前に内定や内々定を出す企業は48.2%、約半数であることがわかりました。

3月1日より前に「内定出し開始予定」の企業は約半数

画像引用:25卒採用活動、広報解禁日より前に「内定出し開始予定」の企業が約半数|株式会社ジェイックのプレスリリース
※調査期間:2023年5月10日~6月13日
※回答件数:133件

インターンシップ実施予定の企業のうち、約4割が「インターンシップにて選考実施予定」

株式会社ジェイックによる同アンケートにおいて「25卒の採用活動におけるインターンシップの開始時期」では、2023年6~9月に開始予定であると回答した企業が57.1%と半数以上であることがわかりました。

インターンシップ開始時期

画像引用:25卒採用活動、広報解禁日より前に「内定出し開始予定」の企業が約半数|株式会社ジェイックのプレスリリース
※調査期間:2023年5月10日~6月13日
※回答件数:133件

続いて、インターンシップの参加で選考を実施する予定である企業は38.9%という結果も紹介します。

インターンシップでの選考実施

画像引用:25卒採用活動、広報解禁日より前に「内定出し開始予定」の企業が約半数|株式会社ジェイックのプレスリリース
※調査期間:2023年5月10日~6月13日
※回答件数:133件

これにより、インターンシップの参加は就活において重要なイベントのひとつであるとわかります。

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就活解禁日の当日にやること

就活解禁日である3月1日には、これらのことを行いましょう。

情報収集を行う時間を設け、エントリーしたい企業の情報を集め、ESの提出や説明会の予約を忘れずに行うことで、よいスタートダッシュを切れるでしょう。

1. 気になる企業にエントリー

3月1日から、就活情報サイトや企業の採用活動ページでエントリーが開始します。

企業への「エントリー」とは

企業に「興味がある」と意思表示するものであり、選考の「応募」とは異なる

就活解禁日には、まず気になる企業にエントリーをしましょう。エントリーをすることで、企業から説明会の案内やES提出などに関する情報が届きます。エントリーをしたすべての企業にESを提出したり、選考を受けたりする必要はありません。

マイナビやリクナビといった就活情報サイトでは、3月1日より前に「プレエントリー」をしておくことで、3月1日を迎えたときに自動でエントリーできる機能があるので活用するのがおすすめです。

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2.スケジュール管理

就活解禁日には、選考に関するスケジュールが一斉に公開されます。

エントリーや応募した企業の、ES提出期間や説明会開催日・応募締切日、面接などの選考スケジュールは手帳やスマホアプリでメモをしておきましょう。日々スケジュールを確認し、書類の提出忘れなどが起こらないよう管理することが大切です。

まずはESの提出期限を確認し、いつまでに作成・提出するかを計画しましょう。

3. ES(エントリーシート)の提出

3月1日以降、ES提出の受付が開始します。ESの提出をもって、書類選考が行われるケースが多いです。

可能であれば、就活解禁前の2月中にESを完成させておくのがおすすめです。エントリー開始直後に書類が提出でき、よりスムーズに就活が行えます。

エントリー開始後にESを作成するのもよいですが、就活解禁日以降忙しくなることもあるため、無理のないよう書類作成などを進めるよう計画を立てましょう。

4. 説明会の予約

3月1日は、ES提出者を対象とした企業説明会の予約もスタートします。注目を集める企業では、早期に予約枠が埋まる可能性があるため、早めに応募をしておきましょう。

最近では、3月1日より前から企業説明会の予約を受付しているケースもあるため、気になる企業の情報は常に確認しておくのがおすすめです。

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就活解禁後の注意点

就活解禁後はこちらの2つに注意しましょう。

  • エントリー数を適切に管理する
  • 就活慣れに注意する

エントリー数を適切に管理する

気になる企業へのエントリーは必要ですが、手当たり次第に行わないよう注意が必要です。必要以上に多くエントリーすると、ひとつの企業に対する集中力が低下したり、ESなどの書類作成に時間を要したりしてしまいます。

人事

キャリタス就活の調査では、24卒の学生一人あたりのエントリー数の平均は23.2社と発表されています。

自己分析や企業研究の結果をもとに企業を絞り、エントリーしましょう。

就活慣れに注意する

就活解禁日から直後は緊張感があるものの、数カ月経過すると慣れが生じることもあります。

書類の提出期限を忘れる、選考や説明会で忘れ物をする、身だしなみが乱れるといったことがあるかもしれません。

就活に慣れるのはよいことですが、気が緩まないように注意が必要です。就活のなかで起こったできごとを振り返りながら反省と改善を行い、よりよい結果が出るよう意識をしてみてください。

就活解禁日に向けてやる準備

就活解禁日までに、これらのことを準備しておきましょう。

自己分析をする

自己分析では、強みや弱み、価値観や興味・関心を抱いていることを分析し整理をします。これまでの経験を振り返って書き出すことで、自分を客観視できます。

自己分析をすることで、自分に向いている職種や業種、職場環境をある程度把握ができ、エントリーする企業を絞ることも可能です。

これまでの経験を紙に書き出したり、スマートフォンやパソコンのツールを利用したりすることで自分を客観しした分析ができます。自己分析の詳しい方法は、こちらの記事で紹介しています。

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業界研究は、「どんな業界で働きたいか・自分に合うか」を調べるために、業界の種類や特徴を理解していく調査です。気になる業界を探し、業界全体の成長率やトピックス、将来性、働き方、エントリーしたい企業の同業他社などを調べます。

企業研究は、「どんな企業で働きたいか、適性や志望とマッチしているか」を知るための調査です。企業のWebサイトや就活情報サイト、SNSなどを確認して、製品やサービス、働き方、企業文化を調べます。

自己分析の結果と、働きたい業界・企業の特徴を重ね合わせることで、自分が理想とする業務内容や社風の企業を見つけられるでしょう。

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インターンシップやオープンカンパニーに参加する

インターンシップとは

職業体験を通じて、自分の実力を確かめたり発揮したりできるプログラム

インターンシップに参加し実務を経験したり企業の一員となって働いたりすることで、自分のスキルを試すことができます。知識を増やし技術を身につける機会になるため、気になる企業のインターンシップに参加することで有意義な時間を過ごせるでしょう。

オープンカンパニーとは

業界や企業に関する情報提供・PRを目的に開催されるプログラム。「1Day仕事体験」として開催する企業もある

オープンカンパニーは、半日~1日で実施されるプログラムです。業界や企業を知る目的での参加はもちろん、スケジュールの都合上インターンに参加できないときにもおすすめです。

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応募する企業を絞り込む

選考を受けたい企業を情報解禁前にある程度絞り込んでおくこともおすすめです。エントリーする企業は20社前後あった場合でも、実際に選考で応募する企業はさらに少なくなるでしょう。

就活解禁前に企業を絞り込むことが難しいのであれば、3月1日以降企業説明会に参加したあと、選考を受けるかどうかを決断しても構いません。

必要書類を準備する

就活解禁後は、エントリーした企業からESの提出が求められる傾向があります。

ESには、志望動機や自己PR、自分の長所・短所などを記載します。自己分析や企業研究が十分にできていないと書き進められないこともあるため、就活解禁前から時間を確保して作成するのがおすすめです。

エントリーで提出するものは企業により異なるため、漏れがないよう準備しておきましょう。

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筆記試験や面接選考に向けた対策をする

エントリー後、各企業の選考フローに則って、書類選考・筆記試験・面接などが実施されます。就活解禁後は、ESの提出や企業説明会などで忙しくなるため、選考や筆記試験の準備も解禁前から行っておくのがおすすめです。

選考のおもな流れ

  1. ES提出(書類選考)
  2. 筆記試験
  3. 面接選考(一次・二次・最終など)

企業によっては、適性検査や筆記試験などの試験を実施します。受検形式は企業により異なるため、選考を受けたい企業が行う試験の種類にあわせて対策を行いましょう。

面接では、自分の言葉で採用担当者に熱意をアピールするため、入念な準備を行って臨みましょう。昨今は、一次面接や二次面接ではオンラインで実施するケースもあることから、オンライン形式での面接にも慣れておくと安心です。

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就活が本格化する前に、スーツやバッグ、シューズなど必要なアイテムが揃っているかを確認しておきましょう。就活では、第一印象も重要な項目のひとつです。スーツを着こなせるよう準備しておくことが大切です。

スーツ着用時に必要なものや、身だしなみを整えるものを揃えておくことで、本格的に就活がスタートしたときも慌てず自信をもって選考に臨めるでしょう。

就活本格化前に準備しておきたいスーツやアイテムは、こちらのとおりです。

  • スーツ
  • シャツ・ブラウス
  • ネクタイ
  • シューズ
  • ビジネスバッグ
  • アウター(コート類)
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よくある質問

就活解禁日はいつですか?

経団連による取り決めでは、就活解禁日とは「企業が採用に関する広報活動を開始する日」である、卒業・終了年度に入る直前の3月1日としています。


就活解禁したら、何をすればいいですか?

就活解禁後は、これらのことを行いましょう。

・気になる企業にエントリー
・スケジュール管理
・ESの提出
・説明会の予約

気になる企業の絞り込みやESの作成などは、就活解禁前からも行うことができます。学校のスケジュールを考慮しながら、可能であれば就活解禁前から準備を進めておくのがおすすめです。

詳しくは「就活解禁日の当日にやること」で紹介しています。


就活解禁前に内定が出ることはありますか?

25卒から「採用直結型インターンシップ」が解禁されたことを踏まえ、解禁前に内定を獲得できるケースもあるでしょう。

昨今は就活の早期化が進んでいるため、内定を獲得できるタイミングも早くなる可能性があります。


就活解禁はなくなりますか?

21卒から「新卒一括採用」のルールが廃止されていますが、就活解禁日は変わらず設けられています。

25卒から「採用直結型インターンシップ」が解禁されたことに伴い、選考の早期化や多様化が進むこともあるでしょう。


人事

面接の服装選びに迷ったときは、洋服の青山が提供する「リクルートウェアガイド」をチェックしてみてください。

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