服装・身だしなみ 面接

面接でカジュアルな服装を指定されたときのコーディネート|服・バッグ・シューズの選び方

面接服装カジュアル_アイキャッチ

面接の際に「カジュアルな服装でお越しください」と指示があったときは、ビジネスカジュアルを意識した服を着用するのがおすすめです。

ビジネスカジュアルは、スーツよりもカジュアルでありながら、面接などのビジネスシーンにも合う服装です。

この記事でわかること

  • 面接におけるカジュアルな服装とは、ビジネスシーンにも合う服装を指す
  • 企業がカジュアルな服装を指定するのには、いくつかの理由が考えられる
  • カジュアルな服装を選ぶ際は、実際に働いている人の服装を参考にするのもおすすめ

面接に適した「カジュアルな服装」とは?

メンズビジネスカジュアル
レディースビジネスカジュアル

企業からの案内で、面接で着用する服装として「カジュアルな服装」を指定されることがあります。

「カジュアルな服装」を指定されたときはフォーマルなスーツではなく、ビジネスカジュアルや私服といった服装を着用して面接に臨みましょう。

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面接 服装 アイキャッチ
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面接で何を着るか迷ったとき、まずは企業からの案内を確認します。指示がない場合は、TPOを考えながら企業の特徴に合う服装を選ぶ、または与えたい印象によって選ぶのもおすすめです。服装選びのほかにも、身だしなみや着こなしも考えながら、自信をもてる服装で面接に臨みましょう。

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ビジネスカジュアル(オフィスカジュアル)

メンズスタイル_ビジネスカジュアルの例1
レディーススタイル_ビジネスカジュアルの例1

面接で着用するカジュアルな服装とは、「ビジネスカジュアル」を指すことが多いでしょう。

ビジネスカジュアルとは

面接などの就活に合う、スーツよりも少しカジュアルな服装のこと
オフィスカジュアルと表現することもある

ビジネスカジュアルは、面接以外にも企業説明会やインターンといった機会で着用した方もいるかもしれません。

▼【レディーススタイル】面接・就活に向いているカジュアルな服装例
▼【メンズスタイル】面接・就活に向いているカジュアルな服装例

私服

メンズスタイル_ビジネスカジュアルの例2
レディーススタイル_ビジネスカジュアルの例2

カジュアルな服装として「私服」が指定される場合もあります。就活における「私服」とは、ビジネスシーンに合うスーツ以外の服装のことです。

私服を指定された場合、必ずしも襟がついたジャケットを着用する必要はなく、ノンジャケットスタイルでも問題ありません。ただし、あくまで面接というビジネスシーンであるため、派手な服装、動きにくい服装など面接には向いていない服装は避けるほうがおすすめです。

自分らしい服装・自由な服装

ファッション・デザイン・美容などを扱う企業では、「自分らしい服装」「自由な服装」を指定することがあります。

「自分らしい服装」を指定されたときは、スーツやビジネスカジュアルではなく、自分が好むセンスの服を着ることがおすすめです。自分の好きな服を着用することで、自分の魅力を最大限引き出ししっかりとアピールできるでしょう。

面接でカジュアルな服装を指定される理由

ビジネスシーンであるのにもかかわらず、企業がカジュアルな服装を指定する理由には、おもにこれらのことが考えられます。

リラックスして面接を受けてもらうため

カジュアルな服装のほうが、スーツと比較して心身をリラックスしながら面接に臨める人は多いはずです。

心身がリラックスできれば、そのぶん本人のありのままの姿が見えやすく、企業側も面接のなかで学生の個性や内面をより詳しく知ることができるでしょう。

服装から学生の個性を見るため

学生がどんな服を着るかによって、個性、センス、服に対するこだわりを知ることもできます。

特にファッション・デザイン・美容などを扱う企業では、「服装から学生の個性・センスを知りたい」という目的から、カジュアルな服装、私服、自分らしい服装など、スーツ以外の服装を指定することもあります。

社会人としての身だしなみができるかを確かめるため

「社風に合う服装を把握しているか」「社会人としての身だしなみを理解できているか」などの観点から、スーツ以外のカジュアルな服装を指定する企業もあります。

ビジネスカジュアルなどスーツ以外の服を着るときも、ヘアスタイルなどに加えて、バッグ、シューズといったアイテムも合わせ、トータルで身だしなみを整えられるかが大切なポイントです。

服装、身だしなみから、学生のTPOに対する意識や理解度を把握するためには、カジュアルな服装を指定することも考えられます。

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自由な社風をアピールするため

企業によっては、学生に対して「自由な社風である」とアピールするために、スーツではなくビジネスカジュアルや私服を指定することもあります。

自由な社風であることをアピールするためにカジュアルな服装を指定する企業では、実際に働いている人たちもビジネスカジュアル、私服を着ているケースも見られます。

カジュアルな服装を選ぶときのポイント

カジュアルな服装を購入するとき、これらのポイントをチェックしてみましょう。

社風に合う服装を選ぶ

「カジュアルな服装」という指定は少し曖昧な部分があり、具体的にどんな服かわからない方もいるかもしれません。そのようなときは、企業の公式WebサイトやSNS、就活情報サイトの企業ページを見て、実際に働いている人がどんな服を着ているか確認してみましょう。

部署などにより雰囲気や特徴が変わることもあるため、できるだけ自分が志望する部署を参考にするのがおすすめです。

清潔感を意識する

就活に限らず、身だしなみは社会人として大切なポイントです。

シワやホコリなどがない服を着るのはもちろん、バッグやシューズなどにも汚れないようにしたり、寝癖を直す、髪をまとめるなどヘアスタイルに気を配ったりすることも欠かせません。

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バッグ・シューズなどのアイテムの統一感を考える

ビジネスカジュアルは、スーツと比較して着る服や小物類の選択肢が広がります。選択肢が増えるぶんアイテム選びに迷いますが、服のデザインや色に合うバッグやシューズを選ぶことで、全身のコーディネートに統一感が出しやすくなります。

例えば、トップスやボトムスの色と似た色のバッグやシューズを選ぶことや、バッグとシューズは同じ色にすることでまとまりのあるコーディネートになるでしょう。

【レディーススタイル】面接・就活に向いているカジュアルな服装例

レディーススタイル_フォーマル寄り
レディーススタイル_カジュアル寄り

レディーススタイルのカジュアルな服装の例を紹介します。

トップス

トップスを選ぶときは、フォーマルとカジュアルどちらのスタイルに寄せるかを考えてみましょう。

フォーマルな印象にしたいときはジャケットを着用、カジュアルに寄せるのであればノンジャケットで、カットソーやブラウスを選ぶとコーディネートしやすくなります。

【ジャケット】

【トップス】

ボトムス

ボトムスは、パンツとスカートどちらを選択しても構いません。着心地や動きやすさで選ぶことをおすすめします。

ボトムスを選ぶときは、トップスと合う色、デザインにすると統一感が出てまとまりのあるコーディネートになります。

【パンツ】

【スカート】

シューズ

シューズは、華美な装飾がないシンプルなデザインで、ブラックやブラウン、グレーなどベーシックカラーのものを選んでみましょう。加えて、疲れにくいシューズを選ぶことで足への負担を軽減できます。カジュアル寄りの服装の場合はスニーカーも選択肢になります。

人事

シューズを選ぶときは、試着をすることで、自分の足にフィットするか、歩きやすいかを確かめることができますね。

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バッグ

ビジネスカジュアルを着用する際のバッグは、ブラックやネイビーなどの落ち着いた色で、アクセサリーなどがついていないシンプルなものを選んでみてください。

バックパックはカジュアルな印象ですが、着用する服によっては選択することも問題ありません。

また、デザインのほかにもバッグの機能性にも注目して選ぶことをおすすめします。

  • A4サイズの書類を折らずに入れられる
  • 床にバッグを置いたとき倒れない
  • 撥水性に優れているもの(中の書類が濡れにくい)

【メンズスタイル】面接・就活に向いているカジュアルな服装例

メンズスタイル_ジャケットスタイル
メンズスタイル_ノンジャケットスタイル

まずはメンズスタイルのカジュアルな服装を見ていきましょう。

トップス

メンズスタイルの場合、共生地のジャケットとボトムスを合わせた「セットアップ」、またはトップスとボトムスが異なる「ジャケパンスタイル」のどちらにするかを決めてコーディネートをしてみましょう。よりカジュアルなスタイルにするときは、ジャケットを着用しない「ノンジャケット」という選択肢もあります。

人事

ジャケパンスタイルで大切なのは、上下で異なるデザインでも統一感があるスタイルにすることです!

ビジネスカジュアルのトップスでは、ジャケットとシャツの組み合わせがおすすめです。

ジャケットは落ち着いた色であるブラック、ネイビー、グレー、ブラウンを選び、シャツはシンプルな色柄で清潔感のあるものを選ぶと、フォーマル寄りの印象に見えます。

【ジャケット】

【トップス】

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ボトムス

ボトムスは、トップスとのバランスを考えて選んでみましょう。

セットアップスタイルの場合は、ジャケットと共生地のものを選びます。セット販売されていることも多いでしょう。

ジャケパンスタイルやノンジャケットの場合は、与えたい印象によって種類を分けることも可能です。例えば、フォーマルな印象を与えたいときはスラックス、カジュアルな印象に見せたいときはチノパンを選択するなどです。よりカジュアルなシーンであれば、デニムの着用も可能な面接もあるでしょう。

与えたい印象のほかにも、面接を受ける企業の特徴、業種に合わせてフォーマルまたはカジュアルな服装を選択するのもおすすめです。

シューズ

ビジネスカジュアルを着用する場合でも、ビジネスシューズやローファーといったフォーマルなシューズがマッチします。カジュアルな印象にしたいときは、スニーカーもひとつの選択肢です。

ロゴが大きく目立ちすぎる、派手な色のシューズよりも、シンプルなデザインのシューズを選ぶと、ビジネスカジュアルの雰囲気に合わせやすくなります。

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バッグ

カジュアルな服装のときも、ブラックやネイビーなど落ち着いた色でシンプルなデザインのバッグを選ぶのがおすすめです。バッグとシューズは同じ色のものにすると、統一感が出しやすくなります。

おすすめのバッグの特徴はこちらのとおりです。

  • A4サイズの書類を折らずに入れられる
  • 床にバッグを置いたとき倒れない
  • 撥水性に優れているもの(中の書類が濡れにくい)

バックパックはカジュアルな印象ですが、着用する服によっては選択することも問題ありません。

人事

バッグを選ぶときは、デザインだけではなく機能性にも注目したいですね。

カジュアルな服装を選ぶときの注意点

カジュアルな服装を選ぶときは、これらのポイントに注意しましょう。

カジュアルな服装=私服ではない

「カジュアルな服装」というと、普段着などの私服をイメージする方もいるかもしれませんが、実際にはビジネスカジュアルなどビジネスシーンでも着用できる服装を指すケースが多いです。

カジュアルな服装を指定されるシーンには、面接以外にも合同説明会や会社説明会、インターンなどさまざまですが、いずれもビジネスシーンに合う服装を着ておくと安心です。

「カジュアルな服装でお越しください」または「私服でお越しください」という指定があったときは、普段着の服装ではなくビジネスカジュアルから服を選びましょう。

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ラフすぎるアイテムは避ける

ラフすぎる服装は企業の服装規定に沿わない可能性があるため、ビジネスカジュアルを意識した服装を着用するのがおすすめです。企業の公式WebサイトやSNSなどを参考にする際は、次のようなアイテムを避けて服を選んでみてください。

避けたほうがよい服装の例

  • 派手な柄や色の服装
  • 露出の多い服装
  • サンダル

動きにくい服装は避ける

カジュアルな服装を選ぶときは、歩きやすさや動きやすさにも注目してみましょう。

歩きにくい、腕や足を動かしにくい服装だと、面接中や来社までの移動でストレスを感じる可能性があります。動きやすいトップスやボトムス、歩きやすいシューズを着用することで、服に関するストレスを軽減できます。

人事

オーバーサイズの服や装飾が多い服は、動くときにひっかかることもあります。可能であれば試着して、動きやすさを確認してみてください。

面接で本当にカジュアルな服装を着ても問題ない?

企業から「カジュアルな服装でお越しください」と指定があったのに、実際に面接へ行ってみるとほかの人たちはみんなスーツを着ていたという話を聞いたことがあります……。

学生
人事

企業からカジュアルな服装を指定されたのであれば、ビジネスシーンに合うカジュアルな服装を着て行くのがおすすめですよ!

面接の際、スーツを着用している学生が多かった場合でも、企業からカジュアルな服装を指定されていたのであれば、スーツ以外の服を着ても問題ありません。服装が理由で面接の合否に影響することはないでしょう。

面接でカジュアルな服装を指定される理由」で説明したように、企業は何らかの理由や目的をもってカジュアルな服を指定している可能性もあるためです。

例えば、面接後に会社説明会を実施され、企業内を歩いて回る場合は、ビジネスカジュアルなど動きやすさを重視した服装のほうが向いていると考えられます。

人事

「服装自由」など特に指定がない場合は、スーツ、ビジネスカジュアルどちらを着用してもかまいません!

面接を受ける企業の特徴を見て服装を決めよう

面接の際、企業から「カジュアルな服装でお越しください」と指示があったときは、ビジネスカジュアルを意識した服がおすすめです。

どんな服を選べばいいのか悩んだときは、面接を受ける企業の公式Webサイトなどを見て、実際に働いている人の服装を見ると、雰囲気や特徴を知ることができます。

人事

就活の服装、着こなし、身だしなみに迷ったときは、リクルートウェアガイドをチェックしてみてください。

リクルートウェアガイド

よくある質問

面接で「カジュアルな服装でお越しください」と指定されました。どんな服を着ればいいですか?

面接で着用する「カジュアルな服装」とは、多くの場合ビジネスカジュアルを指す傾向があります。「カジュアル」という表現ではありますが、プライベートで着る普段着ではない点に注意しましょう。

カジュアルな服装を選ぶときのポイントは「カジュアルな服装を選ぶときのポイント」で紹介しています。

ビジネスカジュアルとはどんな服装のことですか?

ビジネスカジュアルとは、面接などのビジネスシーンに向いている、スーツより少しカジュアルな服装を指します。

服やバッグ、シューズの選び方は「【メンズスタイル】面接・就活に向いているカジュアルな服装例」「【レディーススタイル】面接・就活に向いているカジュアルな服装例」で紹介しています。

カジュアルな服装を指定されたときでも、スーツを着用してもよいですか?

「カジュアルな服装でお越しください」などの指定があった際は、ビジネスカジュアルなどの服装を着用するのがおすすめです。

企業がビジネスカジュアルなどスーツ以外の服装を指定する理由には、リラックスした状態で面接に臨んでほしい、服装から学生の個性を知りたいといった目的があるのかもしれません。

服装を指定することの詳細は「面接でカジュアルな服装を指定される理由」で解説しています。

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