Web面接のときに気になるのが、背景の色や家具、光の加減などです。ドアやクローゼットなどの動かせない家具が映ることは問題ありませんが、生活感が見えすぎないよう工夫してみましょう。
Web面接の環境を整えることが難しいときは、インターネット回線が安定しており、騒音がない場所であれば、自宅以外の場所を選んでも問題ありません。
この記事でわかること
- Web面接では、清潔感があり表情が明るく見える白色の壁紙の場所がおすすめ
- 動かせない家具、ドア・ふすまなどは映り込んでも問題ない
- 逆光や太陽光のちらつきがない場所を選ぶ
Web面接に適した背景のポイント
Web面接の際に設定する背景のポイントは、こちらのとおりです。
- 余計なものが映らない、白の壁紙がおすすめ!
- 小物や装飾品、派手な壁紙は映らないようにする
- できる限り生活感をなくす
余計なものが映らない、白の壁紙がおすすめ!
Web面接の背景は、白色の壁紙がおすすめです。
白は清潔感があること、顔色を明るく見せる効果があることが特徴です。面接官からどう見えているかわからないからこそ、できる限り不安要素を取り除いた白色の壁紙にすることをおすすめします。
白い壁紙が背景になる場所がない場合は、淡いベージュやグレーなどできるだけ明るめの色で無地の壁紙であれば問題ありません。暗めの色や青系の壁紙は、顔色や雰囲気が暗く見えることがあるため、カメラのテストをして映りを確認してみましょう。
就活期間はWeb面接が実施されることを想定し、壁以外に何も映らないスペースを作っておくと安心です。
小物や装飾品、派手な壁紙は映らないようにする
面接に関係のない小物が多く映ることはできるだけ避けましょう。カレンダーやポスター、花瓶、ぬいぐるみなどの小物、インテリアの装飾品はあらかじめ片付けるか、映り込まない場所を背景に選ぶのがおすすめです。
奇抜な模様や色の派手な壁紙も、面接に集中できなくなる可能性があるため、できる限りシンプルな背景の場所を探してみましょう。
できる限り生活感をなくす
Web面接の際、洋服や洗濯物、使用後の食器、ゴミなど生活感のあるものは片付けておきましょう。ベッド付近など生活感のある場所は避けて背景を選ぶことで、生活感を軽減できます。
ほかにも、背後に家族が通るような場所、カーテンや窓の汚れが目立つ場所は避けましょう。面接会場ではなくても、就活の場であり選考を受ける場であると意識した背景にすることが大切です。
物を飾っている棚、本棚などは無地の布を被せて見えないよう工夫することも検討してみてください。
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Web面接の背景にクローゼットやタンス、ドアが映ってもいい?
Web面接の際、背景にクローゼットやタンス、ドア、ふすまが映ることは問題ありません。
クローゼットなど動かせないものが映る場合は、その周辺に置かれている小物などをを整理整頓しておくのがおすすめです。物が乱雑に置かれており、清潔感に欠ける様子は見せないようにしましょう。
Web面接でバーチャル背景やぼかし機能は使用してもいい?
バーチャル背景はマナーに反するわけではありません。ただし、バーチャル背景や背景のぼかし加工は、画質が悪くなり表情が見えづらくなったり、背景加工がずれて実際の背景の様子が見えたりする可能性があります。
「部屋が狭く工夫しても生活感が出る」「パソコンの配線の都合上、無地の壁紙を背景にできない」というときは、面接に合うバーチャル背景やぼかし背景の使用を検討してもよいでしょう。
バーチャル背景やぼかし背景を使用するときは、面接の冒頭で一言断りを入れておくと安心です。
バーチャル背景なら「シンプルな白単色」を選ぶのがおすすめ
バーチャル背景を使用するのであれば、無地の白色などシンプルなデザインがおすすめです。画面に映る自分と背景が同化しないよう、バーチャル背景と服装の色が同じにならないようにしましょう。
ブラックやネイビーなどジャケットを着用する際は、白色の背景でも問題ないですが、クールビズなどでホワイトのシャツやブラウスを着用する際は、薄い黄色、水色、ベージュなどの無地のデザインを選んでみてください。
Web面接での背景を調整するときの注意点
Web面接で背景を調整するとき、これらに注意しましょう。
- カーテンを背景にする場合は逆光にならないようにする
- 面接を受ける時間帯の光の向きに注意する
カーテンを背景にする場合は逆光にならないようにする
白色のカーテンを背景として使う場合、逆光で顔が見づらくならないよう注意しましょう。
逆光は顔が暗く映り、表情が相手に伝わりにくくなります。背後から太陽光が差し込み、逆光になるときはデスクライトなどを使い、顔の正面から光を当てるなど、暗く映らないよう工夫してみてください。
また、空調などでカーテンが動くことにより隙間から光がちらつくと、相手の気がそれる可能性があるため注意が必要です。
面接を受ける時間帯の光の向きに注意する
時間帯によっては、外部からの光を受けやすい可能性があります。太陽光が入りにくく部屋が暗くなってしまったり、光が入りすぎて逆光になったりすることもあるため注意しましょう。
前日までに、面接を受ける時間帯は窓からどう太陽光が差し込むのか、自分の顔や動きは相手からどう見えるのかを確認しておくと、当日にあせる心配がありません。
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Web面接に適した場所
Web面接に適しているのは、これらの条件が整った場所です。
- シンプルな背景
- 自分以外の声や雑音が聞こえない
- 安定した通信環境がある
自宅で面接を受けるのが望ましいですが、背景や光、音など条件が整わない場合は、ほかの場所を検討しましょう。
Web面接に向いている場所
- コワーキングスペース
- レンタルオフィス
- 学校内で人がこないゼミ室、研究室
- 図書館内にある個室
- 個室完備のインターネットカフェ など
コワーキングスペースや図書館の個室などは通話・会話禁止の場所もあるため、事前に確認しておいてくださいね。
よくある質問
Web面接の背景でぼかし機能を使ってもいいですか?
ぼかし機能を使用せず、シンプルな背景でWeb面接を受けるのがおすすめです。
しかし、片付けることができない大型家具があるなど、環境を整えるのが難しいときは、面接の冒頭で「部屋の都合上ぼかしの背景を使用しております」など断りを入れておくと安心です。
Web面接でバーチャル背景を使ってもいいですか?
バーチャル背景は画質が荒くなりやすいためWeb面接では使用しないのがおすすめですが、やむを得ない場合は使用しても問題ありません。
バーチャル背景を使用する際も、面接の冒頭で断りを入れておくと安心です。
Web面接で背景にクローゼットやふすま、ベッドが見えてもいいですか?
クローゼットやふすま、ベッド、ドアなどは移動したり隠したりできないため、映っても問題ありません。できるだけ生活感がでないよう、掃除や整頓をしたうえで面接に臨みましょう。
Web面接の背景は茶色でもいいですか?白でなければいけない理由は?
背景は必ずしも白色でなければならないというわけではありません。白色の背景は、清潔感があること、顔色を明るく見せる効果があることからおすすめといわれています。
茶色などそのほかの色でも問題ないですが、表情が見えづらいなど面接に影響があるときは、自室または自宅以外の場所でWeb面接を受けることも検討してみてください。
Web面接に向いている場所については「Web面接に適した場所」で紹介しています。