服装・身だしなみ 面接

面接の服装を画像付きで解説!スーツ・私服・ビジネスカジュアルの着こなしとは

面接服装_アイキャッチ

面接の服装というと、スーツをイメージする方がいるかもしれません。企業や採用担当者によっては、私服や自分らしい服装といった、スーツ以外の服を指定することがあります

スーツやビジネスカジュアル、私服、どんな服装の場合でも、清潔感、コーディネートの統一感を意識しながら、アイテムを選択してみましょう。

この記事でわかること

  • スーツ、ビジネスカジュアルどちらの場合も、清潔感を意識する
  • 服や小物類の色、デザインは、企業や業界にあわせて選ぶこともできる
  • 「服装自由」「私服」のときは、ビジネスシーンを意識しながら服を選ぶ

監修者からのコメント

監修者
遠藤 美穂子さん

面接の案内を受け、「服装はどうしたらよいのだろう」と気になることはありませんか。スーツで臨むなら小物類はどのように選ぶか、または、ビジネスカジュアルや私服でと言われたら何を着たらよいのか、など迷いますね。
話す内容の準備を進めるためにも、服装の悩みはこの記事を読んで解決していきましょう。

目次[表示]

面接官は服装から何を知りたい?

面接では、学生が着用する服からもその人を知ることができます。

企業や面接官により異なりますが、服装から「ビジネスシーンに合う服装が選べているか」「清潔感のある身だしなみか」などを知ろうとしているでしょう。また、ファッション・デザイン・美容などを扱う企業の場合はあえて私服を指定し、服装から学生の個性を知るという目的も考えられます。

服装から何を知ろうとしているかを把握しておくことで、面接に臨む際、どんな服装を着用すればよいかわかってくるはずです。

人事

企業や採用担当者が考えていることについて詳しくは「#きがえよう就活」をチェックしてみましょう!

「スーツ指定」のときの選び方

スーツ指定の際は、ビジネスシーンにマッチするスーツを着用しましょう。就活であれば、リクルートスーツなどを着用するのがおすすめです。

就活で着るスーツ=ブラックの無地でなければならない、ということはありません。スーツ以外のスタイルでも同様ですが、シンプルな色、デザインのアイテムを選ぶことで、バランスのよいコーディネートをしやすくなります。

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「服装自由」のときの選び方

「自由な服装でお越しください」などの服装指定があったときは、自分が与えたい印象にあわせた服装を選ぶのがおすすめです。例えば、フォーマル・真面目な印象を重視するならスーツ、カジュアル・親しみやすさを重視するのであればビジネスカジュアルなどを選んでみてください。

ビジネスカジュアルとは

ビジネスの場にふさわしい、スーツより少しカジュアルな服装のこと

自由な服装に関する注意点として、「スーツを着てはいけない」という意味ではないことです。自由な服装の選択肢には、ビジネスカジュアルのほかにスーツも含まれています。

また、「自由」ではあるもののビジネスシーンであるため、どんな服装でもよいわけではありません。面接の場であることを意識したうえで、企業・業界に合う服装を選びましょう。

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「私服指定」のときの選び方

「私服でお越しください」など、私服を指定されることもあるでしょう。この場合は、スーツではなくビジネスカジュアルやビジネスシーンでも着用できる私服を着るのがおすすめです。

企業が私服を指定する理由として、次のようなことが考えられます。

  • スーツ以外の服で学生の個性を知ろうとしている
  • 面接後に企業内を見学するなどのプログラムがある

面接の際に企業内の見学がある場合は、歩きやすさ・動きやすさを重視した服を選んでみてください。

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「自分らしい服装」の選び方

自分らしい服装を指定されたときは、スーツ、ビジネスカジュアルといったジャンルにとらわれず、自分の個性・魅力・長所を引き出せる服装を選んでみましょう。そうすることで、自信をもって面接に臨めるはずです。

企業・業界によっては、個性をアピールするための目的で、「自分らしい服装でお越しください」といった指定することもあります。

「服装の指定なし」のときの選び方

服装の指定がないときは、「服装自由」と捉えて問題ないでしょう。そのため、面接を受ける企業・業界の特徴や、与えたい印象にあわせた服装を選んでみてください。

一例ではありますが、金融・法律・官公庁といった業界であればスーツ、自由な社風が特徴的な企業であれば、スーツ以外にもビジネスカジュアルや私服といった服装も選択肢に入るでしょう。

与えたい印象で選ぶときの一例は、次のとおりです。

  • フォーマル・真面目さ:スーツ
  • カジュアル・親しみやすさ:ビジネスカジュアル

面接前後に企業内の見学があるなどで服装の判断が難しいときは、人事担当者などに問い合わせることも検討してみましょう。

人事

面接の案内に、服装に関する記載がない(服装の指定がない)場合もあります。

面接の服装を選ぶときのポイント

面接で着用する服装を選ぶときは、次のポイントを意識してみましょう。

面接の服装を選ぶ時のポイント

清潔感を意識する

無地の服やシンプルな柄の服は、さわやかで清潔感を出しやすいことが特徴です。

清潔感というと、ヘアスタイルなど服装以外が思い浮かぶかもしれませんが、選ぶ服によっても清潔感が左右されます。清潔感のある身だしなみは、就活だけではなく社会人として大切なポイントです。

自分の体に合うサイズの服を着用する

自分の体にフィットする服を選ぶことも、着こなし方で大切な項目のひとつです。

自分の体より大きなサイズの服を選べば、着やすく動きやすいかもしれませんが、肩幅が大きすぎたり、袖丈・パンツ丈が長すぎたりすると、スマートに見えなくなる可能性もあります。反対にサイズが小さいと動きにくく、服にシワが寄りやすくなります。

特にスーツはフィット感が重要であり、サイズが合わないと印象が大きく変わることもあるでしょう。

自分の体に合う服を選ぶためには、店舗で採寸・試着をして決めることをおすすめします。スーツ専門店であれば、スタッフに相談しながら服を選べるのもメリットです。

統一感・全体のバランスを意識する

服を選ぶとき、「トップスとボトムスを組み合わせて統一感が出るか」「ジャケットを着たときの色味はどうか」「シューズとのバランスはどうか」など全体のコーディネートを見て考えてみましょう。

例えば、ジャケットとパンツが同じブラックのコーディネートをするとき、シャツもブラックに近いダークカラーにすると、全体的に暗い印象になります。ジャケットとボトムスをブラックにするのであれば、シャツはホワイトなどの明るい色にすることで顔が明るく見え、バランスもとりやすくなります。

人事

ブラックやホワイトといったモノトーン、淡い色は、原色などの派手な色と比較して上品な印象になります!

服とともに、シューズ、ベルト、バッグなどのアイテムも服に似た色を組み合わせると、コーディネートに統一感が出ます

TPOや企業の服装規定にあわせる

TPOとは

Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)の頭文字をとった言葉。時と場所によって服装や言動をわきまえること。

「私服でお越しください」と指定があったときでも普段着などではなく、TPOを重視し、ビジネスシーンにあう服装を選ぶことが大切です。

就活の段階では、企業の詳しい服装規定を把握するのは難しいかもしれませんが、実際に働いている社員の服装を見ることで、雰囲気を把握しやすいでしょう。

企業の公式WebサイトやSNS、就活情報サイトの企業ページ、企業に関するパンフレットなどを見ると、実際に働いている人の雰囲気が確認できます。

監修

働くときの服装のカジュアル化が進んでいますが、「ビジネスの場にふさわしいか」は常に意識したいものです。面接は職場のシーンのなかでもオフィシャルなものといえます。「このくらい大丈夫かな?」と崩していくよりは、「これなら失礼がない」と自信を持てる服装選びをおすすめします。

【メンズスタイル・スーツ】面接で着る服装のポイント

メンズスタイルのスーツ。面接で着る服装のポイント

ここからは各アイテムの選び方、着こなしのポイントを紹介します。

ジャケット・ボトムス

面接服装_メンズスタイル スーツ ジャケットボトムス

ジャケットとボトムスの色は、ブラックやネイビー、チャコールグレーなどダークカラーがおすすめです。

ネイビーには誠実さと清潔感のイメージがあり、ブラック同様フォーマルで堅実さ、信頼性といった印象につながります。

デザインは、ストライプなど控えめな柄は派手になりすぎず、フォーマルなビジネスシーンにあわせやすいでしょう。

ネクタイ

面接服装_メンズスタイル スーツ ネクタイ

ネクタイは色と柄に注目し、相手に与えたい印象にあわせて選ぶことがポイントです。ネクタイの色は次のように与える印象が異なります。

与える印象
レッド・エンジ系情熱・やる気
ブルー系落ち着き・冷静さ
イエロー系明るさ・親近感
グレー系上品・穏やか

柄はレジメンタルストライプ(斜めのストライプ)や、小紋柄(全体に小さな模様が入った柄)があわせやすくおすすめです。ブラック・ホワイトのネクタイは冠婚葬祭で使うものであるため避けましょう。

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トップス

面接服装_メンズスタイル スーツ トップス

就活シーンでは、「レギュラーカラー(画像:左)」または、「ワイドカラー(画像:右)」がおすすめです。

レギュラーカラーは基本的な襟型で、着用するシーンを選ばないので使いやすく便利です。ワイドカラーは、レギュラーカラーより襟先が広がっている形状で、首回りがすっきり見えます。

なお、ボタンダウンは比較的カジュアルな印象になることが特徴です。就活でスーツ指定の場合、レギュラーカラーまたはワイドカラーを選択すると、きちんとした印象になります。

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ボタンダウンはカジュアル度が高めなので、TPOにあわせて選びましょう。

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靴(シューズ)

面接服装_メンズスタイル スーツ シューズ

就活で履くシューズはビジネスシューズで、つま先は「ストレートチップ(画像:左)」または「プレーントゥ(画像:右)」がおすすめです。

ブラックやブラウンなど落ち着いた色で、シンプルなデザインの革靴がスーツのスタイルにあわせやすいでしょう。

バッグ

面接服装_メンズスタイル スーツ バッグ

スーツには、ブラックやブラウンなど落ち着いた色味のビジネスバッグがマッチします。

自立するタイプであれば立てて置くことができ、倒れないため汚れにくくおすすめです。就活では、ES(エントリーシート)などを渡す、書類を受け取ることもあるので、A4サイズの書類やファイルが入るサイズが便利です。

小物類

面接服装_メンズスタイル スーツ ベルト
面接服装_メンズスタイル スーツ 靴下

メンズスタイルの小物類では、ベルト、靴下などがあります。

ベルトは革製または合皮製で、色はシューズやバッグとあわせるとコーディネートに統一感が出ます。

靴下は、スーツの色にあわせて、ブラックやネイビーなどの落ち着いた色がおすすめです。短い丈の靴下は、座ったときにボトムスの裾からくるぶしが見えるため、ふくらはぎまである長さにしてみましょう。

インナーは、ワイシャツに透けにくいホワイトやベージュがおすすめです。首回りが広いものだと、ワイシャツの首元からはみ出る心配がありません。

【レディーススタイル・スーツ】面接で着る服装のポイント

レディーススタイルのスーツ。面接で着る服装のポイント

ここからは各アイテムの選び方、着こなしのポイントを紹介します。

ジャケット・ボトムス

面接服装_レディーススタイル スーツ ジャケットボトムス

ジャケットとボトムスの色は、ブラックやネイビー、チャコールグレーなどダークカラーがおすすめです。ネイビーは誠実さと清潔感のイメージがあり、ブラック同様フォーマルで堅実さ、信頼性といった印象につながるでしょう。

デザインは、淡い色のストライプなど控えめな柄は派手な印象にならず、フォーマルなビジネスシーンに向いています。

パンツスタイル、スカートスタイルは、着心地や動きやすさ、または着ていて快適なほうを選ぶのがおすすめです。

トップス

面接服装_レディーススタイル スーツ トップス

ブラウスの襟には、「レギュラーカラー(画像:左)」と「スキッパーカラー(画像:右)」の2種類があります。

レギュラーカラーは、ベーシックなデザインが特徴的で、首元までボタンを留めることにより、まじめな印象になります。スキッパーカラーは、第一ボタンがなく首元に余裕があるため、明るくすっきりした印象になることが特徴です。

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靴(シューズ)

面接服装_レディーススタイル シューズ

シューズは、ブラックなどスーツに合う色にすることで、統一感のあるコーディネートになります。デザインはシンプルなもので、フラットシューズ、ローファー、パンプスなどから選択してみましょう。

就活などのビジネスシーンでは、長時間歩くことを前提に、疲れにくく動きやすいものがおすすめです。ヒールのあり、なしはどちらでも問題ありません。

ヒールがあるシューズを選ぶ場合は、ヒールの高さは3~5cmを目安に高すぎないものにすると、疲れにくいでしょう。

バッグ

面接服装_レディーススタイル スーツ バッグ

スーツにあわせるバッグは、ブラックやブラウンなど落ち着いた色味のビジネスバッグがおすすめです。

自立するバッグであれば立てて置くことができ、倒れないため汚れにくくなります。ES(エントリーシート)などを渡す、書類を受け取ることもあるため、A4サイズの書類、ファイルが入るサイズが便利です。

小物類

面接服装_レディーススタイル スーツ ベルト
面接服装_レディーススタイル スーツ 小物類

レディーススタイルの小物類には、ベルト、靴下、ストッキング、タイツなどがあります。

ベルトは、パンツスタイル、スカートスタイルを問わず、ベルト通しがあればベルトを着用します。革製または合皮製で、シューズやバッグとカラーをあわせることで、統一感を出しやすくなります。

インナーは、ブラウスに透けにくいホワイトやベージュがおすすめです。首回りが広いものだと、ブラウスの首元からはみ出る心配がないでしょう。

ストッキングを履く場合は、肌の色に合うものを選んでみてください。タイツや靴下を履く場合は、シューズから大きく離れない色がおすすめです。

人事

スカートや足の甲が見えるシューズを履く場合は、ストッキングを履いても履かなくても問題ありません。ストッキングを履かない場合は、靴下やフットカバーも選択肢になります。

【服装自由・メンズスタイル】面接で着る服装のポイント

服装自由・メンズスタイル

セットアップスタイルとは

共生地のジャケットとパンツのスタイル

ジャケパンスタイルとは

ジャケットとパンツが異なるデザイン・素材のスタイル

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「服装自由」を指定されたときのポイント、服の選び方を紹介します!

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ここで紹介した服装に関連するアイテムは、こちらから確認できます。

【服装自由・レディーススタイル】面接で着る服装のポイント

服装自由・レディーススタイル

セットアップスタイルとは

共生地のジャケットとボトムスにあわせたスタイル

ミックスアップスタイルとは

トップスとボトムスの生地や素材が異なるスタイル

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「服装自由」を指定されたときのポイント、服の選び方を紹介します!

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ここで紹介した服装に関連するアイテムは、こちらから確認できます。

【私服指定】面接で着る服装のポイント

面接服装_メンズスタイル 私服

ファッション・デザイン・美容などを扱う企業のように、服装でも個性を表したほうがよい企業を除き、私服を指定された場合でも、ビジネスカジュアルを意識した服を選ぶことがおすすめです。

人事

私服とビジネスカジュアルの違いは、カジュアルの度合いです!

私服は、ビジネスカジュアルよりもさらにカジュアルな服装を指します。ビジネスカジュアルとの違いは、ジャケットを着ないスタイル「ノンジャケット」や、襟のないシャツを着たりすることが特徴です。

シューズでは、スニーカーやシンプルな装飾がついているものを履く選択肢もあります。

【夏】季節別:面接で着る服装のポイント

夏に気をつけたいのは、汗やニオイです。

汗をかいたままだと清潔感に欠けた印象になるため、ハンカチで拭く、汗取りパッドや制汗剤を使うといった工夫をしてみてください。また、通気性に優れたインナーを使用すると、汗が抑えられ、シミになりにくいでしょう。

また、企業によっては「クールビズ」を推奨する場合があります。

クールビズとは

環境省が提案した「さまざまな工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイル」のこと

服装ではノージャケット・ノーネクタイとなる。

面接に関する案内に「クールビズでもよい」「ジャケットなしでも可」などと指示があったときは、ノージャケットやノーネクタイのスタイルでも構いません。ジャケットは必要に応じて着脱できるよう、持参しておくと安心です。

クールビズに関する指定がない場合は、スーツであればジャケットとネクタイを着用して面接に臨みましょう。

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【冬】季節別:面接で着る服装のポイント

防寒のために、移動中にコートを着用するのは問題ありません。スーツやビジネスカジュアルにおすすめのコート(アウター)は次のとおりです。

  • トレンチコート
  • ステンカラーコート
  • チェスターコート

色は、ブラックやブラウン、ベージュといった落ち着いた色であれば服装にあいやすいでしょう。

コートの選び方はこちらの記事で詳しく紹介しています。

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【春・秋】季節別:面接で着る服装のポイント

春や秋は、日によって、または時間帯によって、暑さ、寒さを感じることがあります。そのため、着脱可能な衣類や小物で、調整できる服装にするのがおすすめです。

寒い日にインナーなどで着込みすぎると、脱げないので汗をかいたり、蒸れて不快になったりすることがあります。

春や秋は、気温や行動に応じて着脱しやすい、ジャケットなどの着脱できる衣類が便利です。

【Web面接】面接で着る服装のポイント

Web面接(オンライン面接)でも、対面の面接と同じ服装を選んでみましょう。指定があるときは指定に従い、指定がないときは与えたい印象や、企業・業界に合う服装がおすすめです。

Web面接では基本的に上半身のみが映りますが、角度などによっては下半身も映る可能性あります。面接の場に臨む心構えを作るうえでも、ボトムスも上半身と同じスタイルの服装を着用ましょう。

ヘアスタイルなどの身だしなみも、対面の面接同様に整えて清潔感を意識してみてください。

Web面接では室内の環境・照明・カメラの角度も重要

Web面接では、服装だけではなく、面接を受ける環境も重要です。

Web面接で使用するパソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末を揃え、面接ツールの起動、使用方法は、早い段階で準備をしておきます。そして、Web面接を受けるために、通信環境が安定している場所を選び、自分の顔がしっかりと見える室内の明るさ、カメラの角度に調整しておきましょう。

Web面接の準備は面接当日に行うのではなく、遅くとも前日までには準備をしておくことをおすすめします。

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Web面接の準備は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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面接で避けたい服装の例

「服装自由」「私服でお越しください」といった指示がある場合でも、ビジネスシーンに着用できる服装で、企業・業界のイメージに近い服装を選ぶのがおすすめです。次のような服装は、TPOにマッチしない可能性があります。

避けたほうがよい服装の例

  • 派手な柄や色の服装
  • 露出の多い服装
  • サンダル
人事

私服を指定されても、何を着てもいいわけではないということですね!

面接の前に確認したい身だしなみのポイント

服装だけではなく、身だしなみも意識して面接に臨みましょう。身だしなみのポイントは次のとおりです。

衣類のシワやホコリ、汚れなどを取り除く

服にシワやホコリがあると、清潔感に欠けた印象になります。服装は第一印象を大きく左右するポイントであり、できる限りシワやホコリ、毛玉などがない状態で面接に臨みましょう

ジャケット、シャツ、ボトムスといった服だけではなく、バッグやシューズ、コートなどの汚れも前日までに確認しておきます。クリーニングは完了までに数日かかる可能性があるため、面接の1週間くらい前には依頼をし、2~3日前までには受け取れるようにしておくと安心です。

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清潔感のある髪型・髪色にする

髪型・髪色も服装と同じように身だしなみのひとつであり、印象を左右するポイントです。

ロングヘアの場合は、結んだり整髪料を使ったりしてまとめれば、お辞儀をしたときに髪の毛が顔にかからず、表情が見えやすくなります。

髪色は落ち着いた色であれば、就活をはじめとするフォーマルなシーンにもなじみやすいでしょう。明るく染めた髪色は、企業によっては服装のルールに合わない場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

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メイクをする場合は自然さと清潔感を心がける

メイクをする場合は、自然で清潔感のある色味を選ぶのがおすすめです。

メイクで気をつけたいのは、メイクが崩れた場合も想定することです。夏は汗をかいて、特にメイクが落ちやすくなることも考えられます。面接前にはヘアスタイルとともにメイクも整えましょう。

人事

メイクを直すために最低限のメイク道具や綿棒などを持ち歩いておくと便利ですね。

アクセサリー・ネイルは服装に合うものを選ぶ

アクセサリーをつける、ネイルをするときに考えたいのが、服装に合うかという点です。

就活で着用するスーツであれば、アクセサリーやネイルは控えるほうが無難でしょう。企業によっては許容されることもありますが、華美なものは避け、服装とのバランスを見て選んでみてください。ビジネスカジュアルにおいても同様です。

ファッション・デザイン・美容などを扱う企業での面接で「自分らしい服装」などを指定されたときは、ファッションに合うアクセサリーやネイルで自分をアピールするのもよいかもしれません。

ピアスも外したほうがいい?

都合により外せない場合を除き、スーツなどのフォーマルな服装を着用するときはピアスを外しておくほうが無難です。私服などカジュアルなスタイルの服装では、目立ち過ぎない、邪魔にならないデザインであればつけるという選択肢もあります。

耳にピアスホールがあっても、外していれば問題ないでしょう。

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ファーストピアスは、開けてから1カ月程度つけたままにしておく必要があります。そのため、ピアスをあけるなら就活が終了してからにするのがおすすめです。

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面接前に確認!服装・身だしなみのチェックリスト

面接の前日・当日は、次のポイントをチェックしておきましょう。

  • 髪の毛が乱れていないか
  • 爪が長すぎないか
  • 髭の剃り残しはないか
  • 服にシワやホコリがついていないか
  • 服やバッグ、シューズに値札やしつけ糸はついていないか
  • シューズが汚れていないか

指定された服装、企業に合う雰囲気の服装を着用したうえで、身だしなみも十分整えれば自信をもって面接に臨めます。また、前日までに確認できる部分は早めに準備しておくことで、気持ちと時間の余裕がもてるでしょう。

服装だけではなく、持ち物もチェックしておくことが大切です。あったほうがよいものはこちらの記事で紹介しています。

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よくある質問

面接で「私服でお越しください」と指定されました。どんな服装をすればいいですか?

私服を指定されたときはスーツではなく、ビジネスカジュアルなどの服装の着用がおすすめです。 この場合の「私服」とは、普段着や何を着てもよいというわけではないため、ビジネスシーンを意識したアイテム選びをしてみてください。

私服を指定されたとき、どんな服を選べばよいのかは「【私服指定】面接で着る服装のポイント」で紹介しています。

面接で服装の指定がない場合、どんな服装をすればいいですか?

服装の指定がないときは、自分の与えたい印象にあわせて服を選びましょう。

例えば、フォーマルな印象、まじめな印象を与えたい方はスーツを、カジュアルな印象にしたい方はビジネスカジュアルなどを選んでみてください。

スーツ以外の服装とはどんな服装ですか?

スーツ以外の服を指定されたときは、ビジネスカジュアルを着用するのがおすすめです。ビジネスカジュアルとは、ビジネスの場にふさわしい、スーツより少しカジュアルな服装を指します。

ビジネスカジュアルの具体的な例は、「【服装自由・メンズスタイル】面接で着る服装のポイント」、「【服装自由・レディーススタイル】面接で着る服装のポイント」で紹介しています。

面接で着る服装の指定がないときはメールで質問をしてもいいですか?

面接で着る服装の指定がなく、迷ったときは、メールで質問をすることも可能です。メールを送信する際は、誤字脱字がないことや、適切な敬語を使用することを意識してみましょう。

メールの例

件名:【ご質問】一次面接の服装について(〇〇大学 青山 葵)

〇〇株式会社 人事部 〇〇××様

初めまして。突然のご連絡失礼いたします。
〇〇大学 ✕✕学部 △△学科の青山です。

3月に開催される一次面接の服装についてお尋ねしたく、ご連絡させていただきました。
面接の案内メールには服装の記載がありませんでしたが、スーツにてお伺いしてもよろしいでしょうか。

ご多忙のところ恐縮ではございますが、ご返信いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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青山 葵(あおやま あおい)
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科
メールアドレス:aoyama_aoi@xxxx.com
電話番号:000-0000-0000

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「清潔感のある服装」とはどんな服装のことですか?

清潔感のある服装としてイメージされるのは、無地の服やシンプルな柄、色の服です。

また服装だけではなく、バッグやシューズといったアイテム、髪型やメイクも含み身だしなみ全般の清潔感も意識してみましょう。

監修者情報

監修者

監修者:遠藤 美穂子さん

新卒で東京三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)入行、営業店・本部にて法人営業に携わるほか、新人研修講師、採用面接官も経験。
現在はキャリアコンサルタントとして大学での就活支援、キャリア系講義、社会人向けのビジネスマナーやキャリア開発研修などを行っている。

資格:国家資格キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

-服装・身だしなみ, 面接

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