集団面接は、一次面接などの早い段階で行われることが多い選考方法です。自分以外の学生も参加していることから、話を聞く時間が長かったり、自分と他人を比較してしまったりと、個別面接にはない独特の雰囲気、緊張感があります。
集団面接ならではのマナーやコツを覚えておき、事前に対策しておくことで、不安や緊張を和らげることができます。
この記事でわかること
- 集団面接では一人ひとりに割ける時間が短いため、簡潔な受け答えを心がける
- 入退室の方法、話を聞く姿勢など、個人面接にはないポイントが重要
- ほかの人の発言に惑わされずに、自信を持って発言することが大切
集団面接とは複数人の学生が同時に受ける面接のこと
集団面接(グループ面接)とは、複数の学生が同時に面接を受ける選考方法です。一次選考では学生の応募人数が多いため、絞り込みなどを目的に集団面接の形を取ることがあります。
一回の集団面接に参加する人数は、学生が2〜6人、面接官が1〜3人など企業によって異なります。面接官は人事担当者をはじめ、将来上司になり得る若手社員が担当することもあるようです。
参加者全員に対して同じ質問されることが多く、志望動機や自己PRといった定番の質問が行われる傾向があります。
集団面接と個人面接の違い
同じ面接ではありますが、集団面接と個人面接にはこれらのような違いがあります。
自分をアピールできる時間が短い
集団面接は個人面接と比較して、一人あたりの発言できる時間が短いことが特徴です。これにより、自分自身をアピールする時間も短くなります。
限られた時間のなかで発言をし、自分をアピールしていくことが集団面接のポイントです。
ほかの学生と比較されやすい
集団面接は、同じタイミングで面接を受ける学生と比較されやすいことが特徴です。個人面接でも面接後に学生同士を比べることはありますが、集団面接の場合は、その場にいる学生との比較もされやすくなるでしょう。
比較というとマイナスのイメージをもつかもしれませんが、自分と同じ企業を志望する学生がどんな人たちかを確認できる場でもあります。
受け答えなど、ほかの学生のいいところを学び取り入れる機会にもなるでしょう。
ほかの学生の話も聞く必要がある
全員がそれぞれ質問に答えたり、発言したりする場面では、ほかの学生がどんなことを話しているか聞く時間もあります。
ほかの学生が話している間、自分はどう話すかだけではなく、どんなことを言っていたかも聞いておきましょう。集団面接では、面接官から「◯◯さん(ほかの学生)は✕✕だと言っていましたが、△△さん(自分)はどう思いますか?」といった質問をされる可能性があるためです。
グループディスカッションとの違いとは
グループディスカッションとは、学生の複数人でグループを組み、議論を行う選考の一種です。
集団面接とグループディスカッションは、選考方法の一種であることは共通ですが形式が異なります。
グループディスカッションは参加者同士が議論し、その様子を企業の採用担当者などが見て選考を行います。一方、集団面接は面接官と学生がコミュニケーションをとり、話した内容や様子などから選考を行うものです。
企業が集団面接を行う理由
企業が集団面接を実施する理由はさまざまですが、これらのことが考えられます。
多数の学生から絞り込むため
企業によっては、書類選考で絞り込んだとしても、一次面接を受ける学生の数は多くなるでしょう。
一次面接から個別で面接を行っていると、企業は多くの時間を確保しなければなりません。限られた時間のなかで学生を絞り込むために集団面接を実施することがあります。
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ほかの学生がいても自分をアピールできるかを知るため
集団面接は個人面接とは違い、自分以外の学生が参加しています。
ほかの人がいるなかでも、自分自身をアピールできるかを確かめるために、集団面接を実施する可能性もあるでしょう。
ほかの学生への配慮はできているかを確かめるため
集団面接では、自分だけがアピールできればよいわけではありません。もちろん自分自身のアピールも重要ですが、指示された時間をオーバーして発言する、ほかの人の話を遮ることは避けましょう。
周囲を見ながら発言、行動できているか確かめる目的で集団面接を実施している可能性もあります。
また、ほかの学生の話を聞く姿勢も大切です。自分が話すときだけではなく、他人の話に耳を傾けられているか、話を理解できているかにも気を配りましょう。
【画像あり】集団面接の流れとマナー
集団面接はこのような流れで進みます。
集団面接では、社会人としての振る舞いに気を配りましょう。面接の流れやマナーを知ったうえで、正しい振る舞いができるように準備しておくことが大切です。
1.受付|建物に入る前から緊張感を持つ
面接会場となる建物に入るときから、社会人の一人である意識をもって行動することが大切です。会場に到着したら、受付で挨拶をして、学校名と氏名、面接を受けにきた趣旨を伝えます。
面接中にスマートフォンなどの音が鳴らないよう、面接を受ける建物に入る前に電源を切っておきましょう。
2.待機|気を引き締めて面接を待つ
受付を済ませてすぐに面接が始まるのではなく、待合室などに案内されることが多いでしょう。
待機場所にはほかの学生だけでなく、社員が同席しているケースもあるので、気を引き締めて待機します。
待機中のマナー
- スマートフォンは触らない
- 不要な雑談は行わない
- 姿勢を正して待機する
3.入室|入室する順番で対応が異なる
集団面接の入室から着席までの流れを見ていきましょう。
集団面接で入室する場合、先頭の人のみドアをノックします。その後「どうぞ」と言われたら入室しましょう。
面接会場に足を踏み入れる前に「失礼いたします」と一礼して一人ずつ入室します。複数人が続けて入室するため、前後の人とアイコンタクトを取りながら開いたドアを支えるように連携しましょう。全員が椅子の前に揃い、面接官に「どうぞお座りください」と言われてから着席します。
入室する順番が先頭の人と最後の人は、ドアの開け閉めが必要です。自分がどの順番になってもいいようにチェックしておきましょう。
4.質疑応答|ほかの学生の話聞く姿勢も重要
質疑応答で気をつけたいポイントは次のとおりです。
- 結論ファーストで簡潔に答える
- 明るくハキハキと話す
- 相手が話終わってから話す
自分が発言するときだけでなく、ほかの学生が話しているときの「聞く姿勢」もマナーのひとつです。面接官が複数いる場合、発言する以外の面接官が学生の聞く姿勢を見ていることもあるので、自分の発言が終わっても気を引き締めておきましょう。
5.逆質問|積極的に質問をする
集団面接の最後に、学生側から企業に対しての「何か質問はありますか」と逆質問されることがあります。このような場合に備えて、企業に聞きたい質問を事前に考えたうえで面接に臨みましょう。
質問したいことがない場合「特にありません」よりも、「本面接で疑問は解消できました。ありがとうございました」のように、前向きな回答を心がけてみてください。
逆質問の例
- 入社後に役立つ資格があれば教えてください
- 御社で働くうえで覚悟しておくべきことや心構えを教えてください
- ◯◯様が仕事をするうえでやりがいを感じるのはどんなときですか
- 御社で活躍されている社員の方に共通点はありますか
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6.退室|お礼をして退室をする
集団面接の退室の流れを見ていきましょう。
面接が終わったら全員で立ち上がり、「本日はありがとうございました」などお礼の挨拶と一礼をしましょう。
面接会場から出る前に面接官のほうを向き「失礼いたします」と一礼し、入室時と同じように前後の人と連携しながらドアを支えます。
面接を終えて部屋を出ると気がゆるむかもしれませんが、退室から建物を出るまでは面接が続いているという意識で行動しましょう。
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集団面接の前にやっておきたい対策
集団面接では、自分の実力が発揮できるかという点だけではなく、ほかの学生の様子も気になり、悩んだり緊張したりすることがあります。事前に可能な限り対策をしておくことで、不安感を軽減できる可能性があります。
集団面接の本番までにやっておきたい対策は、次のとおりです。
差別化できる部分を探しておく
集団面接では、ほかの学生も参加しているため自分との違いを感じやすく、自信がもてず不安になる方もいるでしょう。
ほかの学生がいても、「自分は◯◯に自信がある」「これなら負けない」といったほかの学生と差別化できることを一つでももっていれば、自信につながる可能性があります。
「全国◯位」のように絶対に誰にも負けない記録、成績である必要はありません。誰よりも頑張ったこと、熱中した経験があることなど、自信につながりそうなものを見つけてみましょう。
自分の強みや長所となるエピソードに関することでもかまいません。
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手・体・髪などを触る癖をできるだけ控える
癖は、自分では気づきにくいポイントです。
例えば、緊張すると髪や顔を触る、手足を動かすなどを無意識に行っている場合があります。集団面接では、ほかの学生と並ぶため癖が目立ちやすくなるかもしれません。
対策としては、面接の練習をする際に、第三者にチェックをしてもらい癖があったかを聞いてみましょう。また、面接の練習風景をスマートフォンで録画し、客観的に見直してみることもおすすめです。
身だしなみを整える
面接では、受け答えの内容だけではなく、衣服の着こなし、身だしなみといった外見も重要なポイントです。衣服やヘアスタイルに清潔感はあるか、衣服のサイズは適切かなどを客観視して面接に臨みましょう。
身だしなみは第一印象を左右するポイントです。自宅を出る前に全身鏡などでチェックしておきましょう。
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集団面接で自信をもてる話し方のコツ
集団面接で自信をもつためには、このような話し方を意識してみましょう。
話は簡潔にまとめる
自分の意図を簡潔に伝えるには、結論を最初に話す「結論ファースト」を意識してみましょう。回答する際は、一つの質問に対して伝えたい内容を一つ絞り、簡潔に伝えることで話がまとまりやすくなります。
結論を後回しにすると話が長くなりやすく、伝わりにくくなる可能性があります。
結論から伝えることが大切です。
質問に沿った回答をする
集団面接では、複数人の学生に対して同じ質問をするため、一つの質問内容を学生ごとに繰り返し伝えることは基本的にありません。そのため、ほかの学生が回答している間に質問の内容を忘れる・認識がずれることで、本来の質問とはずれた回答をする可能性があります。
これは、自分が回答する順番が後半になるときに起こりやすい失敗です。ほかの学生に惑わされず、面接官がした質問に沿う受け答えをしましょう。
ほかの学生の話を聞く姿勢にも気を配る
集団面接では、自分が発言する時間よりも、ほかの学生の話を聞く時間が長くなることもあります。自分が話すときだけでなく、聞いているときの姿勢も意識しましょう。
自分の回答が終わると、気が抜けたり、次の回答を考えるのに必死になっていたりするかもしれません。面接官によっては、ほかの学生の回答に対する意見を求めることもあるため、聞く姿勢にも気を配りましょう。
集団面接でよく聞かれる質問
集団面接でよく聞かれる質問と回答のコツを紹介します。
自己紹介
自己紹介は、面接の冒頭に聞かれるのが定番です。1分程度で「自分がどんな人物であるか」などを簡潔に話します。
自己紹介で話す内容の例
- はじめの挨拶
- 氏名・学校名などのプロフィール
- ガクチカや趣味、志望動機
- 締めの言葉
話す内容や時間制限などの指定がある場合は、面接官の指示に従います。ガクチカや趣味、志望動機は別途質問される可能性もあるので、自己紹介では簡単にまとめて話しましょう。
自己紹介は第一印象を左右します。話す内容だけでなく、声のトーンや表情、話し方も意識してみましょう!
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志望動機
志望動機は、その企業に入社したいと思ったきっかけや、入社後に成し遂げたいことを話します。事前に提出したES(エントリーシート)の同じ内容にした場合、さらに深掘りの質問をされても答えられるように意識しておきましょう。
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自己PR
自己PRは、自分の強みや能力を伝え、入社に対する意欲をアピールするものであるものです。
企業側は、自己PRを問うことで「きちんと準備してきたか」や「業務に活かせるスキルや経験を持っているか」などをチェックしています。企業が求める人物像を踏まえたうえでアピールすることがポイントです。
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長所・短所
長所と短所は、「学生が自分自身を客観視できているか」「企業とマッチしているか」を確かめる目的で質問されます。
一言で答えるよりも、関連するエピソードを交えて具体的にすることで、入社のイメージを持ってもらいやすくなります。長所や短所は、複数述べるのではなく、それぞれひとつに絞って簡潔に説明することがポイントです。
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他社の選考状況
面接を受けている企業以外で、ほかの企業で選考を受けているか、状況はどうかと質問されることもあるようです。面接官としては、学生の入社意欲を確認する目的などで質問をしています。
他社の選考状況を質問されたとき、具体的な企業名を答える必要はありません。選考状況はどの程度進んでいるか回答をしても問題ないでしょう。
選考状況の回答例
- 一次面接を控えている企業があります
- 現在、3社に応募しています
- 御社と同じ業界の企業の選考途中です
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ほかの学生の発言に対する意見
面接のなかで、「✕✕さんはこのような意見ですが、◯◯さんはこの意見に対してどう思いますか?」など、ほかの学生が発言した内容に対する意見、感想を求められることがあります。
意見に対して、賛成・反対をするのはどちらでも構いません。大切なのは、求められた意見に対して適切な回答ができるかどうかです。
ほかの学生の話に耳を傾けておらず、意図に沿わない回答をする、「わからない」と答えるのは避けるようにしましょう。その際は、「大変恐れ入りますが、もう一度お願いできますか?」や「◯◯ということでお間違いないでしょうか?」と質問し確認をしてみてください。
回答する際は「私も✕✕さんと同じ意見で」や「私は✕✕さんとは異なる考え方をしており」など、冒頭で意見に対する結論がわかるように話すといいですね。
変わった質問
志望動機や自己PRは定番の質問ですが、面接官がイレギュラーな質問をしてくることがあります。
変わった質問をする目的は、学生のアドリブ力、臨機応変な対応力、発想力を確かめたいというものが考えられます。
変わった質問の例
- 自分を動物に例えると
- 自分を色に例えると
- 最近あった面白いできごと
- あなたが大切にしているもの
変わった質問をされると想定して、どんな回答をすればよいかチェックしておきましょう。
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集団面接でありがちなことと対策
ほかの学生の発言に圧倒されたり、回答がかぶったりしても、自信を持って自分なりの受け答えをすることが大切です。
集団面接で起こる可能性のあるできごとを事前に確認し、対応策をチェックしておきましょう。
ほかの学生の発言に圧倒されてしまった
集団面接では、先に話す学生が堂々と発言している姿を見て、圧倒されることもあるでしょう。ほかの学生がどんな発言をしていても、惑わされず自信を持って回答することが大切です。
ほかの学生の回答を聞いて、事前に対策した受け答えを変えたくなってその場で考えても、まとまりのない発言になる可能性があります。事前に対策したとおりに堂々と答えるのがおすすめです。
話す内容がほかの学生と被ってしまった
自分の番が最初でない場合、話そうとしていたことを先に言われてしまったり、話す内容が似ていたりするケースも考えられます。ほかの学生と回答が似ていても問題はないので、あえて回答を変えようとはせず、自信を持って回答することが大切です。
内容が似ていたとしても、話の流れや話し方などは一人ひとり違うはずです。
回答が被っても気にする必要はないから、自信を持って発言しよう!
前の学生の回答が想定より長かった
自分より前に話す学生が、想定よりも長い時間回答をするケースもあるでしょう。長く回答している学生がいても「自分も長く話さないと」「もっとアピールしないと」と考える必要はありません。
集団面接は、一人ひとりの発言できる時間が短い点が特徴です。時間指定がない場合は一つの質問に対して一人あたり数十秒〜1分程度が目安になります。ほかの学生と合わせて長くしようとはせずに、質問に対して簡潔に答えることを心がけましょう。
もし自分の持ち時間が短くなっても、あせらずに落ち着いて回答しましょう!
前の学生が質問からずれた回答をした
集団面接では、一つの質問に対して、質問内容は一度しか言われないケースがほとんどです。複数の学生の発言していくなかで、ほかの学生が質問の意図を誤って解釈し、ずれた回答をすることもあるでしょう。
自分より前に回答した学生が質問からずれた回答をしていたとしても、合わせる必要はありません。最初に面接官から提示された質問を正しく理解し、質問意図に沿った回答をしましょう。
質問内容を忘れた・迷ったときは、面接官に「恐れ入りますが、質問は〜〜〜ということでお間違いないでしょうか?」と確認すると安心です。
自分に対する質問が少なかった
「自分だけ質問される回数が少なかった」「自分に対する面接官の対応・態度がほかの学生と違った」「反応が薄かった」と感じることがあるかもしれません。自信がなかったり、緊張していたりするといつもよりネガティブな思考になるかもしれませんが、これらのようなことで面接に通過できないと断言はできません。
集団面接で特定の人だけに質問の回数が多い理由として、「興味を抱いた」ということ以外も考えられます。
書類に書いていることと発言内容が大きく違っていた、発言の内容がわかりづらかったという可能性もあるでしょう。
オンラインでの集団面接(Web面接)の流れとポイント
集団面接は、オンライン(Web面接)で実施されることがあります。
回答のコツは企業に来社して行う面接と変わりませんが、オンラインならではのポイントを把握しておきましょう。
通信環境のよい場所で面接を受ける
通信環境が悪い状態でオンライン面接をすると、相手や自分の話が聞こえない、通信が切断される事態になりかねません。
面接を受ける前に、面接を受ける位置でパソコンやスマートフォンを見て、電波状況に問題はないかを確認しておきましょう。
自宅のなかでも、場所によっては通信環境が安定しない場合もあるため事前チェックが大切です。
10分程度前にはアクセスする
オンライン面接の場合、事前に採用担当者から送付されたURLにアクセスした先から入室します。
URLにアクセスすると、ビデオ通話の待機画面となり、「入室」などのボタンを押すことで面接の準備は完了です。採用担当者側が通話を開始すると、ビデオ通話が開始します。
例えば、午前10時から面接開始であれば、イヤホンやマイク、カメラをセット完了し9時50分頃までには入室ボタンを押して準備しておきます。
ツールによって入室までの流れが異なる場合はあるため、事前にテストしてみるのがおすすめです。
面接が開始されるまで、ESなどの書類を読んでおいてもかまいませんが、端末の画面は確認しておきましょう。
自分の発言時以外はマイクオフにする
ビデオ通話では、自分でマイクやカメラをオン・オフの切り替えができます。
常にマイクをオンにしていると、雑音が入る可能性があるため、自分が発言するとき以外はオフ(ミュート)にしておくのがおすすめです。そうすることで、ほかの人が発言する際にノイズが入り邪魔をすることがありません。
自分が発言をする際は、マイクをオンにするのを忘れないようにしましょう。
相づちなどのリアクションは少し大きめにする
面接官やほかの学生が話しているとき、うなずくなど相づちやリアクションをしてもかまいません。
リアクションをする際はいつもより少しだけ大きくすることで、話に関心を向けている意思を示すことができます。
オンラインの集団面接では、自分が映る画面があまり大きく見えないため、小さなリアクションでは見えづらいかもしれません。
「失礼します」と伝えて退室する
面接終了後、面接官から挨拶や、「ご退室をお願いします」などの指示があったら「失礼します」と伝えて退室ボタンを押しましょう。
退室ボタンを押すと、確認のウィンドウやボタンが表示されることなく、そのまま退室となるためです。
注意を払いつつもほかの学生を気にしすぎないのが集団面接のコツ!
集団面接では、特にほかの学生の存在が気になるかもしれません。
慣れない環境で面接をすると、個別面接にはない緊張感、不安感がありますが、周りを過度に気にしすぎず自信をもって発言しましょう。
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よくある質問
集団面接でよく聞かれることは何ですか?
集団面接では、これらの質問がよく行われます。
- 自己紹介
- 志望動機
- 自己PR
- ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)
- 長所・短所
- 他社の選考状況
- ほかの学生の発言に対する意見
- 変わった質問
各質問の回答のコツ・例文は「集団面接でよく聞かれる質問」で紹介しています。
集団面接で回答がほかの学生と被ってしまったらどうすればいいですか?
ほかの学生と回答が被ったからといって不利になることはありません。惑わされて不安になったり、回答を変えたりはせず、自信を持って発言することが大切です。
集団面接における入退室の流れ・マナーを教えてください
入退室は、このような流れになります。
- 受付
- 待機
- 入室
- 質疑応答
- 逆質問
- 退室
集団面接では、先頭の人のみノックする、最後尾の人がドアを閉めるなどの独特のマナーがあります。各段階のマナー、ポイントは「【画像あり】集団面接の流れとマナー」で紹介しています。
集団面接で自分だけ質問の時間が短く深掘りされなかったのが不安です
面接で深掘りされないことは、必ずしもマイナスの要素であるとはいえません。緊張しており不安が大きいと、いつもよりネガティブに感じることもあるでしょう。
集団面接は複数人の学生が参加しているため、一人に多くの時間を割くのは困難です。面接官としても「もっと話を聞きたかった」と感じているかもしれません。
集団面接で気をつけることを教えてください
入退室する際のマナー、はきはきと話すことなどは個別面接と同様です。集団面接では、ほかの人の話を聞く姿勢や、指示された時間を守り周囲に配慮することも意識してみましょう。
また、自分以外の学生も参加しており、プレッシャーになる、比較することがあるかもしれませんが、あまり気にしすぎないことも大切です。