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インターンの髪色は絶対黒髪?茶髪はダメ?基準や身だしなみのポイントを解説

インターン 髪色_アイキャッチ

インターンでは社員の一員として働く場であるため、その企業で働くことを想定して違和感のない髪色を選ぶことが大切です。業界・企業によって髪色の規定は異なりますが、黒髪やダークブラウンなどの落ち着いた髪色は、清潔感や真面目な印象を与えられ、ビジネスシーンでも馴染みやすいでしょう。

この記事では、インターンに適した髪色や、染めるべきか迷った場合の判断ポイント、髪色を暗くする方法などを詳しく解説します。

この記事でわかること

  • インターンの髪色の規定は業界や企業により異なり、黒髪が必須とは限らない
  • 応募する企業のWebサイトで髪色や服装に関する規定や社員の雰囲気を確認するのがおすすめ
  • インターンでは髪色だけでなく身だしなみ全体に気を配り、清潔感を意識することが大切

インターンの髪色はどこまで明るくていい?

インターンでは、「黒髪でないといけない」と認識している方もいますが、必ずしも黒髪にする必要はないでしょう。インターンに適した髪色のレベル(髪色の明るさを指す単位)やトーン(髪色の明度と彩度を組み合わせた単位)は業界や企業によって異なりますが、ダークブラウンのような落ち着いたトーンの色味は、ビジネスシーンとマッチしやすいです。 

▼トーンの目安

インターン 髪色_トーンの目安

自然な髪の色は7トーン以下とされているので、7トーンを基準に考えてみましょう。

インターンで暗めの落ち着いた色がおすすめの理由

インターンにおいては、黒髪やダークブラウンのような暗めの落ち着いた髪色が推奨される理由には、「企業の規定の観点」と「メンテナンスのしやすさ」の2つがあります。

企業の規定の観点

インターンにはサマーインターンや長期インターン、オンラインインターンなどさまざまな種類がありますが、どの形態でも「社員の一員として実務を体験する場」であることに変わりはありません。

一般的に、暗めの髪色は清潔感や真面目さ、誠実な印象を与えやすく、多くの企業の規定に合いやすい傾向があります。複数のインターンに参加する際にも、暗めの髪色であればどんな企業でも安心して参加できるでしょう。

メンテナンスのしやすさ

地毛よりも明るい髪色に染めた場合、髪が伸びると色ムラができ清潔感に欠ける可能性があります。こまめにメンテナンスを行えば問題ありませんが、インターンが始まると学校の授業やプライベートとの両立などで忙しくなるかもしれません。暗めの髪色にしておくことで、メンテナンスの手間を減らせるでしょう。

ただし、どの業界・企業でも黒髪やダークブラウンが適切とは限りません。例えば美容やファッション業界など、髪色が自己表現の一部として重視される業界・企業の場合、明るい髪色も許容されることがあります。

インターンでの髪色の基準は業界・企業によって異なる

企業によって文化や風土が異なるため、インターンにおける髪色の基準もさまざまです。そのため、インターンに参加する前に、企業のWebサイトやインターンの募集要項などで、髪色に関する規定の記載がないか確認しておくことがおすすめです。

人事

インターンシップのプログラムで、店頭に立ったり顧客対応をしたりすることがある場合などは、髪色の規定があるかもしれません!

ここでは、一般的に髪型の規定が厳しい傾向がある業界と、自由度の高い傾向がある業界の例を紹介します。

髪色に厳しい:金融・医療・公務員

金融機関やコンサルティング会社、公務員は、取引先や顧客と接する機会が多いため、黒髪やダークブラウンが馴染みやすいです。

医療・介護業界は、患者さんと接する業務があるため清潔感が重視されます。病院やクリニックなどによっては多少のカラーリングは許容される場合もありますが、インターンでは地毛に近い色味が安心です。

髪色の自由度が高い:アパレル・美容・IT・ベンチャー

アパレル業界や美容業界など、服装などによる個性の表現を重視している業界では、髪色の自由度は高く、明るい茶髪や派手な色も許容される傾向があります

IT企業やベンチャー企業は、自由な社風の企業が多く、髪色の自由度は高めの傾向です。ただし、顧客や取引先と接する機会が多い職種の場合、落ち着いた髪色が求められることもあります。

人事

ここで紹介した内容はあくまで傾向であるため、具体的な規定や企業の雰囲気は自分自身でもよく確認しておきましょう。

インターンの髪色に迷ったときの判断ポイント

インターン前に髪色を染めるべきか、そのままでよいか迷ったときは、次の2つの判断ポイントで考えてみましょう。

  • 実際に働く社員の髪色や雰囲気に合っているか
  • 自信を持って参加できる髪色か

実際に働く社員の髪色や雰囲気に合っているか

まずは企業のWebサイトで実際に働く社員の髪色や服装、雰囲気を見て、自分がその職場で働いた際に馴染めるかを確認してみましょう

就業時の服装が自由な企業の場合、髪色や髪型の自由度も高い可能性があります。この場合、インターン参加時の髪色もそこまで厳しくないと考えられます。

自信を持って参加できる髪色か

インターンは社員の一員として実務を行う場なので、自分が自信を持って挑める髪色で臨むことも重要です。インターンの際に、髪色の明るさが気になったり、周りの社員の目を気にし過ぎたりすると、実務に集中できない可能性があります

髪色について少しでも不安があるなら、トーンを落とすことを検討しましょう。

地毛が明るい場合は黒染めすべき?

地毛が明るい場合、黒染めをする必要はありません。地毛が明るめの状態で黒く染めると、かえって違和感が出る可能性があります。ヘアカラーで明るい髪色になっている場合でなければ、無理に黒染めをする必要はないでしょう。

インターンに向けて髪色を暗くする方法

インターンに向けて髪色を暗くする方法は、次の3つがあります。

それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

美容院で暗く染める

美容院では、現状の髪色や髪質に合わせてカラーリング剤を選んでもらい、プロの美容師に丁寧に染めてもらえます。「就活のために髪色を暗くしたい「地毛に近い色味にしたい」などと相談すれば、適した色味を提案してもらえるでしょう。

美容室で染めるメリット

  • ムラなくきれいに染められる
  • 納得のいく仕上がりになりやすい
  • 明るい髪色にも戻しやすい

美容室では髪を暗くする場合、「黒染めをする」と「暗めのカラーリング剤を使う」の2パターンがあります。黒染めのほうが色持ちはよいですが、今後髪色を明るくしたい場合、色が入りにくくなる可能性があります。今後の希望を考慮したカラーをしてもらえるのも美容室のメリットです。

美容室で染めるデメリット

  • 時間とお金がかかる

一方で、美容院を利用すると時間とお金がかかります。インターン直前は時間を確保できない可能性があるため、利用する場合は早めに日程を決めて予約しておきましょう。

市販のカラーリング剤を使う

市販のカラーリング剤を使えば、美容院に行くよりも時間とお金を節約できます。自宅で手軽に染められるので、忙しい学生におすすめです

市販のカラーリング剤を使うメリット

  • 時間とお金を節約できる
  • 自宅で気軽に染められる

市販のカラーリング剤を使うデメリット

  • 仕上がりがムラになりやすい
  • 髪が傷みやすい
  • 再度明るくするのが難しくなる

ただし、市販のカラーリング剤はムラになりやすいため、想定した仕上がりを得られない可能性があります。

また、市販のカラーリング剤は美容室のカラーリング剤よりも強い薬剤を使用しているため、髪が傷みやすくなります。染めたあと再度明るいカラーをするのも難しくなるので、その点も認識しておきましょう。

人事

美容室によっては市販のカラーリング剤を持ち込みで染めてもらえることもあります。

黒スプレーをする

黒スプレーは、一時的に髪色を暗くする方法です。一時的に髪を黒くして、お風呂で簡単に落とせるので、カラーリングをせずに一時的に髪を暗くしたい方におすすめです。

黒スプレーをするメリット

  • 時間とお金を節約できる
  • お風呂で簡単に落とせる

黒スプレーをするデメリット

  • 仕上がりがムラになりやすい
  • 雨や汗などで落ちやすい

黒スプレーは簡単に落とせることがメリットですが、雨や汗、服とのこすれなどで落ちやすい懸念があります。

企業説明会やオープン・カンパニー(1Day仕事体験)など1日のみの使用であれば、黒スプレーで対応するのもひとつの選択肢です。1週間〜数カ月以上の長期インターンの場合、毎日黒スプレーをすることになるので、美容室や市販のカラーリング剤で染めることを検討しましょう。

インターンでは髪色だけでなく身だしなみ全体に気を配ろう!

インターンでは髪色だけでなく身だしなみ全体のトータルバランスで考えることが大切です。髪色に気を配っていても、服装が整っていなかったり、寝癖がついていたりすると、清潔感が欠けてしまう可能性があります。

髪色と合わせて気をつけたいポイントを見ていきましょう。

髪型

髪型は、清潔感や社会人としての意識を伝える重要な要素です。顔周りがすっきりしていて表情が見えやすい髪型を意識してみましょう。派手な装飾は避け、ヘアゴムやヘアピンはシンプルなものを選びます。

短髪なら、耳にかからない程度の長さが望ましいです。長い場合は、髪を結んでいたり、ピンで留めたりして、顔周りをすっきりさせましょう。

清潔感に欠ける髪型の例

  • 寝癖がついている
  • ワックスをつけすぎている
  • ふけがついている
  • 髪色にムラがある(染髪をしている場合)
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インターンに参加する際は、服装だけでなく髪型にも気を配り、身だしなみのトータルバランスを整えることが大切です。ふさわしい髪型は業界や企業風土によって異なります。企業の雰囲気に合わせたうえで「清潔感のある髪型」を意識していきましょう。

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服装

インターンの服装はさまざまで、企業によっては服装規定が設けられている場合があります。事前に企業のWebサイトや募集要項、案内メールなどを確認しておきましょう。

服装のポイント

  • 清潔感がある
  • TPOや企業の雰囲気に合っている
  • サイズが合っている
  • シワや汚れ、ホコリがない

企業によっては、スーツではなく「私服」や「動きやすい服装」が指定される場合もあります。その場合は、業界や企業の雰囲気に合うややカジュアルな服装がおすすめです。

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メイク

インターンでメイクをする場合は、清潔感のあるナチュラルメイクを意識してみましょう。派手な色やラメを使わず、アイシャドウはブラウン系や自然な色味のものを選び、マスカラやアイラインは控えめにすることがポイントです。

チークは、薄くつけることで自然な血色感を出せて健康的な印象になります。リップはピンク系またはベージュ系で、自然な色がナチュラルメイクに馴染みやすくおすすめです。

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バッグ

スーツで参加するインターンの場合は、シンプルなビジネスバッグを選びましょう。フォーマルな印象を与えるブラックのビジネスバッグは、どんなスーツにも合いやすくおすすめです。A4サイズの資料やノートが入る大きさで、床に置いたときに自立するものが便利です。

私服の場合は、ビジネスバッグだと浮く可能性があるので、トートバッグやバックパックを利用するのもおすすめです。デザインに関しては派手な色やデザインやロゴ・キャラクターのついたものはカジュアル感が強いためTPOに合わせることを意識してみましょう。

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アクセサリー・ネイル

アクセサリーをつけたり、ネイルをしたりする場合は服装に合うかどうかを意識してみましょう。フォーマルな服装であれば、小振りで装飾の少ないシンプルなアクセサリーを選ぶ、もしくは着用を控えるのがおすすめです。ネイルは自爪に近い色で、目立ちすぎないものが自然に馴染みます。

ファッション・デザイン・美容などを扱う企業で服装が自由な場合は、服装にあった色合いやデザインを選ぶのもいいかもしれません。

よくある質問

インターンの髪色はどこまで許されますか?

一般的には黒髪やダークブラウンなどの落ち着いた髪色は、どの企業でも馴染みやすくおすすめです。ただし、基準は業界や企業によって異なるので、企業のWebサイトなどで髪色に関する規定や社員の雰囲気などを確認してみましょう。

髪色自由のインターンはありますか?

業界・企業によっては、髪色自由のインターンもあります。近年、服装や髪型などに関する企業の規定は柔軟になってきています。特にIT企業やベンチャー企業などでは、髪色自由のインターンを積極的に実施しているようです。

インターンのES(エントリーシート)・履歴書の証明写真は、髪色を暗くすべきですか?

可能であれば、インターンに参加するときと同じ髪色にしておくことがおすすめです。

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