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大学1年生で長期インターンに参加する5つのメリットと注意点

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インターンは就活本番を迎える3年生頃から参加するイメージを持っている学生もいるかもしれませんが、大学1年生でも参加することは可能です。大手企業やベンチャー企業では、大学1年生を対象としたインターン募集を実施しているところもあり、経験問わず参加できます。

大学1年生は大学3・4年生と比べて就職まで余裕がある時期です。この時期から企業の業務に触れて職場体験することにより、「自分のやりたいことは何か?」に時間をかけて向き合えます。

また、実務経験を通して社風を理解してもらうことにより、企業側にとっても就職後のミスマッチを防げるなどのメリットがあるのです。

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早い段階でミスマッチに気づけることはメリットになりますよ!

この記事では、大学1年生でインターンに参加したい学生に向けて、参加するメリットや注意点、失敗しないインターン先の選び方、インターン募集サイトなどについてご紹介します。

大学1年生でインターンに参加するメリット

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インターンは学生にとって職場体験ができる貴重な機会であり、大学の授業では得られないことを勉強できる機会でもあります。就職まで時間に余裕がある大学1年生だからこそ、インターンに参加することで得られるメリットもあるのです。

参加するメリットには、次のようなものがあります。

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時間をかけて複数の企業を見極めて検討したり、長期インターンに参加して実践的なスキルを習得したりできることも、大学1年生のインターンの特徴です。

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

複数の企業をじっくり見極め・検討できる

本格的な就活がはじまる大学3年生からの長期インターンに参加したい!と思っても、就活の準備などとの両立があるため夏休みと冬休みを利用しても現実的に参加できるのは1〜2社程度の可能性があります。1年生の時間に余裕があるうちに長期インターンを含む様々なインターンを経験することで、大学3年生からはじめるよりも多くのことが経験できるでしょう。

例えば、6カ月の長期インターンの場合、1年生の冬から3年生まで単純計算で3〜4社ほど参加できることになります。インターンの実施期間にもよりますが、本格的な就活時期からはじめるよりは、多くの企業を知れるのです。

また、早い段階で「働き方」を知れるため、焦らず働きたい企業を見極めることにもつながります。実際に長期インターンからそのまま就職に成功した事例もあり、自分にマッチする企業があれば卒業後は即戦力として働くことも可能です。

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長期インターンを通して早期内定を出す企業もあります。

自分のやりたいことを明確にできる

大学1年生だけど将来は決まっていないし、何がやりたいのかわからない……。

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自分のやりたいことが明確になっていない学生にとっても、インターンはおすすめですよ。

長期インターンに参加した場合、実際の社員と同じような立場で業務に携われることもあります。その体験を通して「この仕事が自分に合っているのか」「自分がやりたいことなのか」など、将来を考えるきっかけにもなるでしょう。

大学1年生から就活の準備に取り組むことで、自分のやりたいことを見つけられるだけでなく、企業のイメージとリアルのギャップを埋めることにもつながります。

実践的なスキルを習得できる

なかには長期インターンでは、プロジェクトの一部やリーダーなどを任されることもあります。また、インターン先の取引先に同行したり、商談に同席したり、大学生活では得られない実践的な社会人としてのスキルの習得が可能です。

有給インターンの場合は、職場体験をしながら給与がもらえるため、生活に不安を感じている方でも選び方次第でインターンに集中できる環境を実現できます。

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ただし、インターンはあくまで職場体験であり、アルバイトと考え方が異なるため、アルバイト感覚で働くのは好ましくありません。

アルバイトとインターンの違いについては、「インターンとアルバイトの違いは?」の部分で解説しています。

ミスマッチの気づきはラッキーと考える

参加したインターンで「やっぱり違う」って思ったらどうしよう……。

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「やっぱり違う」などのミスマッチは、むしろラッキーと考えましょう。

大学1年生から参加するインターンは、就活を意識しすぎず「業界を知りたい」「ビジネスに触れてみたい」などの気持ちで参加できることもメリットです。実際に参加することで「自分の能力を発揮できない」「思っていたのと違う」などの気づきはラッキーであり、次のステップに活かすことができます。

就活に本格的に取り組む前の早い段階でギャップに気づくことで新しい選択肢に出会うこともできるでしょう。

新しい人脈やコミュニティを拡大できる

インターンに参加することでインターン先の社員とのつながりだけでなく、一緒に働くインターン生やインターン先の顧客、社長などと出会う機会もあります。大学生活では出会えない新しい人脈やコミュニティが広がることもインターンに参加するメリットです。

また、インターン先で出会った同年代との交流は、就活の情報共有や学校生活などの話題を通して刺激になることもあるでしょう。

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インターンを通した出会いは、インターン終了後も続くこともあり、将来思わぬところで役立つこともあります。

大学1年生対象は長期インターン募集が多い

大学1年生を対象としたインターンは、実施期間が1カ月以上の長期インターンの募集が多いです。短期インターンは大学3・4年生を対象に募集しているところが多いため、春休みや夏休みなどの短期間の休みを利用したインターンの募集は少ないでしょう。

大学1年生を対象とした短期インターンの募集が少ないのはなぜ?

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短期インターンは会社説明会などが多く、会社選びを目的としているため、本格的に就活に取り組んでいる大学3・4年生を対象に実施している企業が多いからです。

そのため、大学1年生でインターンに参加する場合は、長期インターン募集を行っている企業中心に探すことになります。冬休みや春休み、夏休みの長期休暇を利用してインターンへの参加を考えていた学生は、実施期間などインターン先の参加条件を把握してから応募しましょう。

インターンシップの種類や期間などは「インターンシップ」の記事で詳しく解説しています。

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インターンシップとは?プログラムの探し方・募集開催期間・参加するメリットを解説

インターンシップとは職業体験を通じて、実力を確かめる・発揮する場所です。今あるスキルを確かめながら伸ばせる機会になるため、時間を確保できる方は積極的に参加しましょう。選考が実施されるインターンシップでは、書類作成や面接の練習も必要です。

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有給インターンで給料をもらいながらスキルアップ

インターンのなかには、実際に社員との同じような労働を行うプログラムのところもあります。この場合は、インターンの学生であっても労働者と見なされるため「業務委託契約」になり、給料をもらいながらインターンに参加が可能です。

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有給インターンであれば給与をもらいながらスキルアップができるため、アルバイトと兼用しなくてもインターンに集中でき、生活の負担も軽減できるでしょう。

インターンの給与に関する詳細は、「インターン 給料」のなかでご紹介しています。

大学1年生でインターンに参加する3つの注意点

ディスカッション

ここまで大学1年生のインターンについてメリットなどを解説してきましたが、インターンに参加するうえで知っておきたい3つの注意点についてご紹介します。

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インターン先のなかには、ブラックインターンと呼ばれるものもあるので事前に知っておくと注意できますよ!

それぞれの注意点について、詳しくご紹介します。

アルバイトよりも採用難易度が高い可能性がある

インターンの学生採用の多くの場合は、アルバイトと同様に履歴書の提出や面接などの選考があります。特に人気のインターン先では、採用倍率が高かったり、面接で鋭い質問をされたりすることも少なくありません。

インターンの選考を突破するためには、明確な目的意識や面接対策なども必要になります。

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アルバイトのような収入目当ての軽い気持ちで受けることはおすすめできません。

大学生活と両立させる

有給インターンの場合、平日の週3日以上の参加条件を設けている企業もあります。インターンの目的は職場体験を通して「企業の理解を深めること」にあるため、企業側は実際の業務時間内での参加条件を設けているのです。

インターンによって、学業を疎かにして「留年」となってしまっては、本末転倒です。インターンに参加するからには、優先順位を決めて無理なく学校生活とインターンを両立させることが大切です。

学業とインターン参加のバランスをしっかり考える必要があるね。

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試験期間やサークル活動日などを把握して、自分の無理のないようにインターンに取り組むようにしましょう。

ブラックインターンに気をつける

ブラックインターンとは、無理な長時間労働を強いられたり、無賃労働をさせたりするインターンのことです。1日体験などのインターンは無給で給料などは発生しませんが、有給インターンの場合は学生も「労働者」とみなされます。

学生インターンだけど、参加条件によっては「労働者」としてみなされるんだね!!

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インターン先の実務に従事し、企業に利益や効果などが発生する場合は、労働者としてみなされるため厚生労働省は賃金の支払いが発生することを通達しているのです。ブラックインターンの場合は、最低賃金を下回る報酬しか支払われなかったり、無給での長時間労働を強いられたり、労働者として不当な扱いを受ける学生もいます。

参考:厚生労働省インターンシップ受入にあたって
文部科学省 大学におけるインターンシップの推進

エントリーの段階ではブラックインターンの見極めは困難ですが、参加後に「何か変だな」と感じたらすぐに学校のキャリアセンターの担当者などに相談しましょう。

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一人で抱え込まずに、できるだけ早い段階で相談することが大切です。

インターン先の選び方

まずはインターンに参加して、どんなものか知りたいな。

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大学1年生は、3・4年生と比べて時間に余裕があるとは言え、必須の講義や取得しなければならない単位も多いです。

また、学年によってはサークル活動も活発な時期でもあります。インターンは職場体験であり、一時的な収入を得るためのアルバイトとは考え方が異なるため、目的意識を持って取り組むことが求められるのです。

大学1年生のインターン先選びには、次のポイントを押さえておきましょう。

それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。

学生生活を無理なくこなせる

大学1年生は必須の講義やサークル活動などにも積極的に参加する時期でもあります。インターンは平日に実施されることが多いため、学校生活を無理なくこなせるインターン先を選びましょう。インターン募集を実施している企業のなかには、在宅やリモート可能、土日でも勤務可能、1日1時間以上などの条件を設けているところもあります。

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大学の授業やサークルなどを考慮して、無理なく続けられそうなインターン先を探すことが大切です。

研修・教育体制が充実している

研修・教育制度が整っているインターン先を選ぶことで、大学1年生でも安心して働けます。参加する学生の多くは未経験ですが、研修制度などが整っている企業を探すことで、不安を緩和できるでしょう。

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研修や教育制度について詳細が不明な場合は、インターン先の企業に聞いてみましょう。

学生インターンの受け入れが多い

周りにインターンに参加している学生が少なく不安な場合は、学生インターンの受け入れが多い企業を選ぶこともおすすめです。同年代の学生が多い環境で仲間もできやすく、職場に馴染みやすいでしょう。

学生インターンが多ければ安心して参加できそう!

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人事

学生インターンの受け入れ状況については、企業によっても状況が異なるため、インターン先に質問して聞いてみることをおすすめします。

インターン先の探し方

メール

一般的な就活サイトに掲載されているインターン募集は、大学3・4年生を対象にしたものも多いです。大学1年生を対象としたインターン先の掲載は少ない傾向があります。

大学1年生を対象としたインターン先を探す方法は、次の通りです。

それぞれの探し方について詳しくご紹介します。

求人サイトやアプリ

大学1年生を対象とした長期インターンは、求人サイトやアプリなどに掲載されていることも多いです。

人事

掲載されている情報から比較しながら検討できるため、効率よくインターン先を探せるでしょう。

大学1年生を対象とした長期インターン募集が掲載されている主な求人サイトは次の3つです。

Infraインターン

infraインターン

画像元:Infraインターン

Infraインターンは、株式会社Legaseedが運営するインターン募集を掲載しているサイトです。インターン募集ページには、細かく勤務条件や求められる経験などが記載されており、申し込む前に「最低勤続期間」や「1日あたりの最低勤務時間」などを確認できます。また、「1・2年生歓迎」などの検索条件で選ぶこともできるので、大学1年生を対象としたインターン先を探しやすいでしょう。

また、都会だけでなく地方のインターン募集の情報も充実しているので、あらゆる場所でチャレンジできます。

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さらに、長期インターン採用で奨学金がもらえる制度もあり、大学1年生でもインターンに参加しやすいサポートが充実していることも特徴です。

特徴・都会だけでなく地方のインターン募集も充実
・長期インターン採用で奨学金がもらえる
会員登録
対応エリアおもに東京と関西
費用無料
運営会社株式会社Legaseed

ゼロワンインターン

ゼロワンインターン

画像引用元:ゼロワンインターン

ゼロワンインターンは、株式会社そるとが運営するインターン募集のサイトです。インターン募集サイトの中でも長期インターンに特化しており、大手企業からベンチャー企業まで幅広い募集内容が掲載されています。

また、インターン先の社長に認められると「社長の推薦状」をもらえるので、他の企業から逆スカウトという形で就活を有利に進められる点が特徴です。

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インターン先の社長からのお墨付きにより、自分から企業にアプローチしなくてもいい点や他の学生との差別化にもつながるでしょう。

特徴・長期インターン募集に特化している
・逆スカウトがもらえる
・「社長からの推薦状」で差別化できる
会員登録
対応エリア全国
費用無料
運営会社株式会社そると

大学のキャリアセンター

キャリアセンターは、大学の就業支援や進路支援などを行っている部署であり、インターン先を紹介してもらえる場合もあります。大学とコネクションのあるOBやOGがいる場合も多いので、他の探し方よりも採用されやすいことが特徴です。

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ただし、大学1年生のインターン先に関する紹介数はそれほど多くないため、他の探し方と併用しましょう。

企業ホームページ

企業によってはインターン募集を専用のサイトに掲載せず、自社のホームページに掲載して募集しているケースもあります。ホームページに掲載されている場合は、個別に問い合わせをすることで、インターンの機会をもらえることもあるでしょう。

経験したい業界や職種などが明確になっている場合は、ホームページから直接個別にアプローチすることも効果的です。

合同説明会/Web説明会

企業によってはインターンに関する合同説明会やWeb説明会を実施しているところもあります。会社説明を聞いてからインターンを検討することも方法のひとつでしょう。

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説明会でしかインターンの募集を行っていない企業もあるため、求人サイトに掲載されていないインターン先に出会うこともあります。

知人・友人からの紹介

大学の先輩や友人から紹介してもらうことも大学1年生のインターン先を探す方法のひとつです。大々的に募集していないレアなインターンに参加できる可能性も高いでしょう。

また、実際にインターンに参加している人からの紹介であれば、ネットの情報よりも信頼でき、より詳しい話を聞くこともできます。知り合いにインターンに参加している人がいれば、ぜひ積極的に話を聞いてみましょう。

早速、インターンに参加している先輩に話を聞いてみようかな。

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大学1年生のインターンに関するよくある質問

ここでは、大学1年生のインターンに関するよくある質問をまとめました。インターンに参加する前に、疑問を解決しておきましょう。

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インターンに応募する前に知っておくことで、インターンへの参加がスムーズになりますよ!

インターンとアルバイトの違いは?

有給インターンであれば、お給料をもらうという点では共通していますが、考え方が異なります。

インターンは学生が自分の適性を把握したり、仕事内容を理解したりすることが目的です。インターン先では言われたことをこなすだけでなく、社会人としてのスキルや技術なども求められます。

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アルバイト感覚でインターンに参加すると求められるスキルの高さなどからモチベーションが続かないこともあるため、目的意識をしっかり持って取り組むようにしましょう。

未経験でも参加できる?

大学1年生でインターンに参加する学生は、インターンの経験がない未経験の人がほとんどです。インターンの募集要項にも「大学1年生歓迎」や「未経験可」などを記載している企業もあります。インターンは未経験から参加できるので、長期インターンを通して技術を身につけたい学生にもおすすめです。

大学生活やサークルと両立できる?

インターンのプログラムは企業によって異なりますが、在宅やリモート可能などの条件で募集しているインターン先もあります。1週間のなかで自分で勤務時間が選べたり、フレキシブルに参加できるインターン先もあるので、大学生活とサークルの予定を考慮して参加しやすい企業を選びましょう。

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インターンの目的はあくまで職場体験なので、無理なく大学生活と両立できることが大切です。

インターン参加に必要な準備は?

インターン参加に向けて必要な準備は、下記の通りです。

必要な準備

  • 参加する目的を明確にしておく
  • 業界研究や事業内容の理解
  • エントリーシートの作成
  • 面接で着用するスーツ
  • 自己紹介の準備

大学1年生でインターンに参加する準備として、まずは参加する目的を明確にしておきましょう。また、参加したいインターンの業界研究やインターン先の事業内容を理解しておくことも大切です。

インターン参加の志望動機の書き方は、「インターン 志望動機」の記事内で詳しく解説しています。

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応募の際には参加志望理由などを記載したエントリーシートの提出が求められるため、事前準備を進めておくとスムーズですよ

インターン参加までの流れは?

インターンに参加するまでの大まかな流れは下記の通りです。

参加までの流れ

  • インターン先探し
  • インターン先に応募
  • 選考・面接
  • 採用

インターンにもアルバイトと同様に、選考と面接があります。応募の際には履歴書と志望動機などを書いたエントリーシートの準備が必要です。また、面接では基本的なマナーはもちろん「なぜインターンに参加したいのか」「インターンで学びたいこと」など、アルバイトの面接とは異なる質問をされるため、事前の準備と対策に取り組んでおきましょう。

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まとめ

今回は、大学1年生でインターンに参加したい学生に向けて、参加するメリットや注意点、失敗しないインターン先の選び方、インターン募集サイトなどについてご紹介しました。

就活まで時間に余裕のある大学1年生から参加することで、自分のやりたいことを明確にでき、将来をじっくり考えるきっかけにもなるでしょう。また、有給インターンでは給料をもらいながらスキルアップを目指すことが可能です。

人事

早いうちからインターンを経験することで、本格的な就活の準備にもつながりますよ!

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