サマーインターンは、3月前後から募集をしていることがあります。進級する前の早い段階で情報収集をしたり、自己分析などを始めたりすることで、志望企業のプログラムに参加するチャンスを掴みやすくなるでしょう。
参加するメリット、プログラムの探し方、選考対策などの情報を確認することで、サマーインターンや就活に対するモチベーションも上がるはずです。
この記事でわかること
- サマーインターンの募集は3月頃からスタートしている
- サマーインターンに参加することで、ほかの学生からよい刺激を受けられる
- インターンの選考を受けると、本選考の書類作成や面接にも自信をもって臨みやすい
サマーインターンとは夏季に実施するインターンのこと
インターンシップ(インターン)とは、インターンシップとは、企業の実務を実際に体験することで自らの実力を確かめ、実践力を向上できる場のことです。なかでも、夏休み期間である7月から9月頃に実施されるインターンシップが「サマーインターン」と呼ばれます。
2022年6月に改正された、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の合意による「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」(三省合意)によると、これら4つのタイプのうち、タイプ3・タイプ4が「インターンシップ」と定義されています。
タイプ | 概要 |
---|---|
【タイプ1】 オープン・カンパニー | 業界・企業が主催する 説明会やイベント 実施期間:1日 |
【タイプ2】 キャリア教育 | 教育を目的とした キャリア形成支援プログラム 実施期間:1~3日間 |
【タイプ3】 汎用型能力・ 専門活用型 インターンシップ | 企業独自もしくは 大学が地域と連携して 実施する就業体験 実施期間:5日以上 |
【タイプ4】 高度専門型 インターンシップ | 大学院の修士・博士課程を 対象とした就業体験 実施期間:2カ月以上 |
参考:インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方|経済産業省
インターンシップ(タイプ3・タイプ4)は5日以上のプログラムであることが定義されており、それより短い期間のものは、タイプ1あるいはタイプ2に当てはまります。
サマーインターンは、自分がもっている知識や技術を企業で試せることに加えて、職業体験を通してさらに技術を磨ける貴重な場です。参加は必須ではありませんが、これからの就活をスムーズかつ有利に進めるために、参加も検討してみましょう。
サマーインターンは、大学3年生など卒業前年度の学生を対象としていることが多いですが、プログラムによっては学年を問わず参加できるものもあります。
サマーインターンのプログラム内容
サマーインターンのプログラムは企業により異なりますが、おもにこれらのことが行われます。
サマーインターンのプログラム例
- 企業の新規事業を考え、社員にプレゼンテーションする
- 企業の商品企画を擬似体験する
- 企業が主催する実際のイベントに参加する
- ほかの参加者とグループワークを行い、最後に発表する
- 新規サービスの企画・アプリの開発を行う
ウィンターインターンとの違い
サマーインターンとウィンターインターンは開催時期以外に違いはなく、似た内容のプログラムで実施されることがほとんどだといわれています。しかし企業によっては、プログラムの内容や開催する目的が異なることもあるでしょう。
プログラムの内容は、募集内容に記載されています。興味のあるプログラムであるか、自分のスキルアップにつながるかを確認してみてください。
サマーインターンの募集は3月頃からスタートする場合もある
サマーインターンに関する情報は、卒業前年度の4月から5月頃から収集する方も多いでしょう。しかし、企業によっては3月頃からサマーインターンに関する情報を発信し、参加者を募っていることがあります。
積極的に就活をしていきたい方は、卒業前々年度の3月や春休みくらいから情報を収集し、気になる企業がサマーインターンの募集をしていないかチェックしてみましょう。
サマーインターンに関する情報は、リアルタイムで情報を確認しやすいSNSがおすすめです。企業の公式アカウントや広報担当のアカウントをフォローしておきましょう。
-
インターンはいつから始めるのがベスト?募集開始と参加の時期とは
インターンの開催時期は企業によりさまざまで、1年中開催する企業もあれば、夏・冬と期間を限定したプログラムもあります。インターンの参加を検討しているのであれば、開催時期から逆算をして準備を始めましょう。
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サマーインターンに参加しないとどうなる?
サマーインターンは、必ず参加しなければならないものではありません。人によっては、講義や実習、アルバイトなどの都合で参加できないこともあるでしょう。
サマーインターンは自分のスキルを試す・伸ばすことができる貴重な場です。そのため、可能であればスケジュールを調整するなどして参加を検討してみましょう。
気になる企業・業界がないという方も、自分の興味やスキルに合うプログラムに参加すれば、サマーインターンをきっかけに就活のモチベーションが上がるかもしれませんね!
サマーインターンの参加は選考に影響する?
サマーインターンへの参加は、必ずしも選考に有利になるとはいえません。
ただし、汎用型能力・専門活用型インターンシップ、高度専門型インターンシップでは、インターンで取得した学生情報を採用活動へ活用することを可能としているため、採用につながることもあるかもしれません。
ほかにも、興味がある企業、今後選考を受けたい企業のプログラムに参加することで、企業に対する熱意が高まったり理解が深まったりする可能性は十分にあります。サマーインターンの経験が志望動機になったり、スキルアップにつながったりすれば、就活によい影響を与えてくれるでしょう。
サマーインターンは何社に参加する?
エン・ジャパン株式会社が運営するサービス「iroots」が大学生・大学院生644名に調査した結果によると、「サマーインターンに6社以上参加した」という人は半数以上という結果になりました。
画像引用:25卒学生640人に聞いた「25卒 早期選考/インターン」の実態調査
※調査期間:2023年9月13日~9月18日
※回答者数:2025年に卒業予定の大学生/大学院生 644名
ただしこれは調査結果であり、多くのインターンに参加しなければならないということではありません。大切なのは、インターンに参加した数・社数よりも、得た経験やスキル、今後の就活につながるきっかけといったものです。
サマーインターンの申し込みから参加までのスケジュール
サマーインターンの申し込みから参加まで、このようなスケジュールで行われます。
- 【~5月】情報収集
- 【5月~6月】エントリー
- 【6月~7月】選考
- 【7月~9月】プログラムへの参加
時期は目安です。実際のサマーインターンでは、募集や開催の時期が早く実施されることがあるため、気になる企業の情報は早めに収集を開始しましょう。
【~5月】情報収集
サマーインターンの情報は、春頃から発信されています。一般的には4月頃ですが、早い企業は2月・3月頃から募集をしているため、可能であれば春を迎える前に情報収集をスタートしましょう。
サマーインターンに関する情報、募集については、企業の公式WebサイトSNSを活用して探してみてください。情報収集の方法は「サマーインターンの探し方」で紹介しています。
プログラムのなかには、先着順で募集しているもの、募集締め切りまでの日数が短いものもあります。また、ES(エントリーシート)など書類の提出、面接で選考を実施する企業もあるため、募集とともに選考方法も確認しておきましょう。
【5月~6月】エントリー
参加したいサマーインターンが決まったら、エントリー開始日に合わせて申し込みをしましょう。
エントリー開始時期をスマートフォンのアプリでメモをする、通知が送られるようにするなど、忘れないようにしておくといいですね。
【6月~7月】選考
企業によっては、サマーインターンにあたり、書類選考、適性検査、筆記試験、面接などの選考を実施することがあります。
募集要項に選考方法が記載されているため、事前に確認しておきましょう。
【7月~9月】プログラムへの参加
選考を終えてサマーインターンへの参加が決まったら、夏休み期間にインターンへ参加します。「サマーインターン」ではありますが、夏休み前に開催する企業もあります。
複数のサマーインターンに参加する方は、ほかの企業のプログラムや、学校の講義などと重複しないようスケジュールの調整を行うことが大切です。
参加後は、レポートの提出などの課題があるプログラムもあります。課題は決められた期限内に提出しましょう。
サマーインターンに参加するメリット
サマーインターンに参加するメリットはこちらのとおりです。
将来就職を希望する企業・業界が決まっている方だけではなく、就活に対してイメージが湧いていない方にも、サマーインターンの参加はメリットに感じられるでしょう。
早めに就活準備を進められる
サマーインターンは、就活のスタートダッシュのような役割があります。参加するにあたって、自己分析・業界研究・企業研究などの準備が必要になるため、サマーインターン参加前から準備しておくことで、その後の就活がスムーズに進められます。
プログラム参加後は、「業界や企業に対する向き・不向きがはっきりした」「具体的な業務のイメージができた」などのメリットも感じられるでしょう。
選考に慣れることができる
サマーインターンの参加にあたり、ESなどの書類や適性検査、グループディスカッション、面接などの選考が実施されることがあります。
卒業年次の本選考を前に、サマーインターンで本格的な選考を体験しておくと、書類の作成方法や面接での対応に慣れ、余裕をもちやすくなるでしょう。
採用に直結する可能性がある
「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」「高度専門型インターンシップ」の場合、採用に直結する可能性がある重要なイベントです。
2023年4月(25卒)からは、インターンを採用活動の一環とすることが認められています。サマーインターンに参加した学生から早期に内定を出す可能性もあるため、気になる企業が明確であれば、参加することも検討してみましょう。
企業によってはインターン参加者は、本選考の一次面接が免除されることがあるようです。
必ずしも採用につながるわけではありませんが、将来働きたい企業であれば応募・参加をしてみましょう!
ほかの学生と交流し就活のモチベーションが高められる
サマーインターンに参加すると、同じ企業を志望する学生たちとグループワークなどで交流する機会があります。学生とコミュニケーションをとると、高い意欲、スキル、パフォーマンスを目の当たりにすることもあり、就活のモチベーションによい刺激があるでしょう。
卒業前年度までの時期は、就活に対するモチベーションが上がりきっていない方もいるかもしれません。そのような方も、サマーインターンを機に将来自分が働くイメージがしやすくなるはずです。
参加前の選考、準備に時間が取られることもありますが、就活に対する気持ちを高められるのもメリットです。
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インターンに参加するメリットとは?参加者の割合や有意義なプログラムの調査結果も紹介
インターンには、企業を知ること、適性の有無を確認することなど多くのメリットがあります。今就活に対するモチベーションが低くても、インターンに参加したことをきっかけにやる気がアップする可能性もあるでしょう。計画を立てたうえで、無理のない範囲で参加していきましょう。
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サマーインターンの選び方
サマーインターンの選び方はこちらのとおりです。
業界・企業で選ぶ
興味のある業界、働きたい企業がすでに決まっている方は、自分の希望から選んでみましょう。同じ業界で異なる企業のサマーインターンに参加すれば、企業同士の特徴や魅力を比較できます。
志望する業界、企業が決まっていない方でも、業界研究や企業研究をすることで少しずつ絞れるはずです。
プログラムの実施期間で選ぶ
サマーインターンの実施期間は、5日間程度のものもあれば2カ月間のものもあるなどさまざまです。スケジュールを見ながら、無理のない範囲で参加できるプログラムを選んでみましょう。
プログラムの日程から選ぶ
卒業前年度までの時期は、受けなければならない講義・実習がまだ多い方もいるでしょう。
単位を取るためには講義や実習を優先する必要もあるため、サマーインターンがいつ開催されるかも事前に確認しておくことが大切です。
仕事内容・プログラム内容で選ぶ
サマーインターンで経験したいこと、目的に合わせてプログラムを選ぶのもおすすめです。
「商品開発を体験したい」「職場体験をしたい」「グループワークをしたい」といった具体的な希望があるなら、希望に合うプログラムを選んでみてください。まだ決まっていない方でも、自己分析などをすれば、自分が興味を抱いていることがわかるかもしれません。
サマーインターンの選考の通過率
サマーインターンの通過率は、30%から40%といわれることがあります。これは参考の数値であり、応募した人数や倍率は企業により異なります。
有名企業や人気企業のサマーインターンは、より倍率が高くなることもあるでしょう。応募したプログラムに必ず参加できるわけではないため、複数社に応募してみるのがおすすめです。
サマーインターンの探し方
サマーインターンの探し方は、こちらのとおりです。
- 気になる企業の公式Webサイト・就活情報サイトを確認する
- X(旧:Twitter)などのSNSで情報収集する
- インターンに特化したWebサイトから探す
- 学校のキャリア支援センターで探す
- 友人・先輩から情報を得る
気になる企業の公式Webサイト・就活情報サイトを確認する
サマーインターンに参加したい企業が決まっている方は、企業の公式Webサイトや就活情報サイトの企業ページを定期的にチェックしてみましょう。
就活情報サイトであれば、特定の企業だけではなくさまざまな業界・企業・エリアの情報を探せるため便利です。また、インターン以外にもオープンカンパニー(1Day仕事体験)、キャリア教育(短期プログラム)などの情報も検索できます。
X(旧:Twitter)などのSNSで情報収集する
XなどのSNSにある企業の公式アカウントや広報担当アカウント、就活に関連する情報を発信するアカウントをフォローすることで、サマーインターンの情報を得やすくなります。
ほかにも、自分と同じように就活する学生をフォローすれば、どの企業のサマーインターンの募集がはじまったのかなどリアルタイムで情報を得やすいでしょう。
アカウントは、プライベート用と就活用で分けるのがおすすめです。就活専用アカウントを作成しておけば、重要な情報が流れず見落としにくくなります!
インターンに特化したWebサイトから探す
インターンに特化したWebサイトでは、日本の都市部を中心とした企業のインターン情報を掲載しています。掲載は数カ月以上の長期インターンの募集を募っている企業が多い傾向です。
なかには海外企業のインターンに関する情報も掲載されています。夏に限らず長期でインターンを経験したい方は、インターン情報サイトをチェックしてみましょう。
学校のキャリア支援センターで探す
学校内にあるキャリア支援センターでは、企業が学校を対象に募集しているインターン情報を見つけられる可能性があります。学校がある地域・都道府県内にある企業の情報を得たい方は、キャリア支援センターで情報収集するのがおすすめです。
キャリア支援センターはサマーインターンに関する情報だけではなく、面接や書類などの選考に関する相談も可能です。就活がスタートしてからは、積極的に利用してみましょう。
友人・先輩から情報を得る
すでに就職した先輩、卒業年次の先輩、インターン参加予定の友人などにも話を聞き、「いつ頃から情報を集めたのか」「どこでインターンを探したのか」などを直接聞いて見るのもおすすめです。
直接話を聞くことができれば、インターネットで得る情報よりも詳しく知ることもできます。先輩であれば、働いている企業のインターンの紹介をしてもらえることがあるかもしれません。
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サマーインターンの選考に向けた対策・準備
サマーインターンで選考が実施されるとき、これらの対策や準備をしておきましょう。
自己分析をする
自己分析は、応募以前のプログラムを探す段階からスタートしてみましょう。
自己分析をすることで自分が気になる企業、適性がありそうな業種・職種などを明確にでき、書類作成・面接の準備をしやすくなります。
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業界・企業研究をする
業界・企業研究は、サマーインターンのエントリー、選考、プログラム参加の当日まで、どの段階でもやっておきたい事前準備です。十分に研究をすることで、働きたい業界、挑戦したい業種、本選考でエントリーしたい企業が少しずつ明確になります。
企業に対する理解が深まったうえでプログラムに参加すれば、インターンで得られることも増えていくはずです。
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書類作成の準備をする
サマーインターンで選考がある場合、ESや履歴書、企業が指定する書類を提出することがあります。
就活を始めたばかりの段階だと「何を書けばいいかわからない」と悩む方も少なくありません。また、インターンのエントリー期間に間に合わせる必要があるため、書類作成は集中して取り組むことになるでしょう。
インターンの選考に提出する書類の書き方は、こちらの記事で紹介しています。
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面接対策をする
企業によっては、書類選考だけではなく面接を実施することもあります。面接では、書類同様に志望動機や自己PR、長所・短所などを伝えます。
何を伝えるかを考えるだけではなく、質問に対してしっかりと回答できるよう練習することも大切です。
書類作成、面接などで悩んでいる方、もっといろいろな情報が知りたい方はユニキャリの公式LINEをチェックしてみてくださいね!
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就活用メールアドレスを作成する
インターンに応募する前に、就活用のメールアドレスを作成することも重要です。
プライベートで使っているメールアドレスもインターンなどの就活で活用できますが、メールの受信数が多くなるにつれ、就活の大切な情報が管理しづらくなる可能性があります。
可能であればサマーインターンの応募を機に、就活用メールアドレスを作成しておくと、企業からのメールを管理しやすくなります。
サマーインターン当日までにしておきたい準備
サマーインターンへの参加が決定し、当日までにやっておきたい準備はこちらのとおりです。
参加目的を明確にする
サマーインターンに参加する前に、今一度、何を目的に・何を学びに参加するのかを考えてみましょう。
目的を明確にして臨むことで、より有意義な経験ができ深い学びにつながります。
必要なスキルを身につける
実務を経験するインターンであれば、ある程度スキル・知識を求められることも少なくないでしょう。
学校の講義などですでにスキルや知識を得ている方も、サマーインターンでどんなスキルが求められそうかを整理して、可能な範囲でスキルアップを目指してみるといいかもしれません。
スキルを身につけることはインターンだけではなく、今後の講義や実習、ほかの企業のインターンでも活用できるでしょう。
サマーインターンで使うもの・着用する服装の準備をする
インターンで使用するもの、着用する服の準備も欠かせません。
持ち物は企業からの案内を確認し、忘れ物がないようにしておきましょう。服装においても、スーツやビジネスカジュアル、私服など指定がないか確認してみてください。
どんな服を着ればよいか迷ったときは、実際に働いている人の服装を参考にしたり、インターン担当者に質問をしたりしてみましょう。
服の選び方、コーディネートはリクルートウェアガイドで紹介しています。企業からの指示に合わせて、こちらの記事も参考にして服を選んでみてください。
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インターンの服装は何を着る?スーツ・服装自由・私服指定のポイントを解説
インターンに参加する服装は、企業の案内に従いましょう。指定がなければスーツを、服装自由であればスーツと私服どちらでも問題はありません。自分に合う服を着用して、自信を持ってインターンに参加しましょう。
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【リスト付き】インターンに必要な持ち物一覧|役立つグッズも紹介
インターンの持ち物は企業からのメールや公式サイトで確認できることが多いです。当記事ではインターンに持参したい持ち物をリストでまとめています。持ち物がわからないときの対処法も紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
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よくある質問
サマーインターンはいつから始まりますか?
サマーインターンは7月から9月の夏休み期間に行われることが一般的です。企業によっては、夏休み前に実施することもあります。
エントリーは3月から5月にかけて行われるため、早めに情報収集を始めておきましょう。
サマーインターンは何社くらい参加すればいいですか?
サマーインターンは、参加する数よりもプログラムのなかで得た経験が重要です。そのため、「◯社以上参加したほうがいい」という明確な数字はないといえます。
「エン・ジャパン株式会社」の調査によると、25卒の大学生・大学院生644名の調査では「サマーインターンに6社以上参加した」という人が半数以上という結果になりました。
もし調査結果や友人よりも参加する数が少ない場合でも、自分が参加したプログラムのなかで得たものがあるなら、気にしすぎる必要はありません。
サマーインターンに参加しないと就活で不利になりますか?
サマーインターンに参加していないだけで就活が不利になることはないでしょう。ただし、汎用型能力・専門活用型インターンシップ、高度専門型インターンシップでは、インターンで取得した学生情報を採用活動への活用が可能であり、チャンスになる可能性があります。
講義などの都合で参加できない方もいるかもしれませんが、貴重な経験ができる場でもあるため、スケジュールを調整できる方、時間に余裕がありそうな方は参加してみましょう。
サマーインターンの探し方を教えてください
サマーインターンは、これらの方法で探すことができます。
・気になる企業の公式Webサイト・就活情報サイトを確認する
・X(旧:Twitter)などのSNSで情報収集する
・インターンに特化したWebサイトから探す
・学校のキャリア支援センターで探す
・友人・先輩から情報を得る
各方法の詳細は「サマーインターンの探し方」で紹介しています。
サマーインターンは大学1年生・2年生でも参加できますか?
大学3年生など、卒業前年度の学年で参加できるプログラムが多いですが、そのほかの学年で参加できるものもあります。
募集要項を確認したうえで申し込みをしてみましょう。