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インターンでは何を質問すべき?意欲が伝わる質問例・避けたい内容を紹介

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インターンで質問をする際は「聞いておきたい質問」と「避けたほうがいい質問」を把握しておくことが大切です。

聞いておきたい質問は、事前に企業研究をして理解を深めておくと、質問内容が考えやすいでしょう。

質問する際のポイントを確認しておくことで、企業側とのコミュニケーションが円滑になり、実際に働き始めたあとのイメージがしやすくなります。

適切な質問して知りたい情報を得られるように、質問するときのコツを把握しておきましょう。

この記事でわかること

  • インターンで聞いておきたい質問と避けたい質問の具体例
  • インターンで積極的に質問するメリット
  • インターンで的確な質問をするコツとは?

インターンでは積極的に質問しよう!質問する重要性

インターンやオープンカンパニーなどでは、社員に直接質問をできる時間が設けられている場合があります。時間が限られていたり、周りの学生が質問したりすると遠慮してしまうかもしれませんが、次の理由によりこの質問時間を有意義に活用することが重要です。

企業や業務に関する知識が深まる

インターンは、説明会やWebサイト、SNSなどではわからない部分を直接質問できるチャンスです。仕事内容や一日のスケジュールなど、具体的に質問することで、より企業や業界に関する知識が深まります。

インターンでは、初めて経験する業務や専門的な知識に触れる場面が多くあります。わからないことを質問することで、インターンの内容がより有意義になるため、質問時間に聞けるように質問内容を考えておきましょう。

質問を通じて得られた知識や業界への理解は、今後のキャリアを選択する際にも役立ちます。

自分と企業がマッチしているか判断できる

社風や社内の雰囲気は、入社して初めてわかることのひとつです。インターンの質問で先輩の話を聞いておくと、企業の雰囲気をイメージしやすくなり、入社後のミスマッチが起こりにくくなります

実際に働いている社員の話を聞くことで、社内のリアルなところが見えやすくなるため、その企業が自分に合っているかどうかの判断材料になります。

人事

社内や社員の雰囲気、働きやすさは「この職場で長く働けるか」を判断する重要な要素です。

企業への関心や熱意が伝わる

質問すること自体が積極的に学ぼうとする姿勢の表れであり、企業側に「関心を持っている」と伝えやすくなります。企業の担当者や社員は、学生の成長意欲を知りたいため、質問の内容や態度によって、ポジティブな印象をもってもらえるかもしれません。

また、インターン参加前に企業研究を通じて情報収集しておくと、質問をする際にも活かせます。例えば「Webサイトで企業理念は〇〇と拝見しました。〇〇という理念に基づいて、どのような点を意識して仕事に取り組んでいますか?」など、企業のことを深く知る質問ができます。

インターンで聞いておきたい!おすすめの質問集【カテゴリ別】

インターンで聞いておきたい質問内容を、カテゴリー別に紹介します。

これらは企業研究を深め、実際に働くイメージをより明確にするために重要な情報です。ほかの参加者から似たような質問が出たときのために、カテゴリ別にいくつか考えておきましょう。

人事

いくつものバリエーションを考えて練習しておくと、本番でも落ち着いて質問できます。

事業・仕事内容に関する質問

事業や仕事内容に関する質問は、次のとおりです。

具体例

  • 今後展開していく可能性のある事業はありますか?
  • 〇〇部では、どのような役割を任されていますか?
  • 一日の流れやスケジュールをお伺いできますか?
  • 今後の個人目標や〇〇部の目標は何ですか?
  • 仕事をしていて楽しかったこと、達成感を覚えたことは何ですか?
  • 仕事をするなかで大変だったことはありますか?どのように乗り越えましたか?
  • 個人のスキルの高さが重視されますか?それともチームワークが大切ですか?
  • 〇〇の仕事に興味を持っていますが、入社1年目でも関われますか?
  • 現在のポジションでチャレンジしていることはありますか?
  • おもなキャリアパスや成長の機会はどのようなものがありますか?

事業や仕事の内容を知るためには、具体的にどのような仕事を任されているのか、一日の業務の流れはどうなっているのかなどを聞くのがおすすめです。

今後の目標や楽しかったこと、達成感を得られた経験などを聞くと、社員の仕事内容をよりリアルにイメージできるかもしれません。

具体的な事業や仕事の内容は、企業研究には欠かせないポイントです。企業の方向性や今後の展開を探るうえでもぜひ聞いておきたい質問です。

社風・企業の雰囲気に関する質問

社風や企業の雰囲気に関する質問は、次のとおりです。

具体例

  • 新入社員の意見も反映される可能性がありますか?
  • 飲み会や社外活動の頻度はどれくらいですか?
  • 上司や先輩とも話しやすい雰囲気ですか?
  • 普段からプライベートな会話は盛んですか?
  • 同期同士や社員同士の交流は多いほうですか?
  • 社内のメンバーはどのようなタイプの方が多いですか?
  • チーム内の協力やサポート体制はどのように組まれていますか?
  • 社員のモチベーションを高めるための取り組みはありますか?
  • オフィスにはどのような設備がありますか?
  • 上司とのコミュニケーションやフィードバックの頻度はどれくらいですか?

社風や企業の雰囲気に関する質問は、自分と企業がマッチするかを深く理解するポイントになります。

社内の雰囲気はWebサイトを見るだけでは読み取りきれない情報です。実際に働いている社員の声を聞くことで、社員同士のコミュニケーションの頻度や上司・先輩との関係性などが感じ取れます

社員と会えるインターンだからこそできる質問であるため、気になる点をまとめておき、機会があるときに聞いてみましょう。

働きやすさ・福利厚生・休日に関する質問

働きやすさや福利厚生、休日に関する質問は次のとおりです。

具体例

  • 資格取得やスキルアップのための補助はありますか?
  • 社宅や家賃補助はありますか?
  • 産休や育休から復帰した社員はどのような仕事を任されますか?
  • リフレッシュ休暇など、有給休暇とは別の休暇制度はありますか?
  • 繁忙期はありますか?それはいつですか?
  • 働きやすい環境づくりのために取り組んでいることはありますか?
  • 御社には〇〇というユニークな福利厚生があるとお聞きしましたが、実際に利用されていますか?
  • リモートワークやフレックス制度は導入されていますか?
  • 有給休暇の取得率はどれくらいですか?
  • 社員の健康維持やメンタルヘルスサポートのための制度はありますか?

有給や育休などの取得率を確認すると、その企業の働きやすさが見えてきます。多くの企業では、募集要項に福利厚生に関する内容が記載されているため、確認しておきましょう。調べたうえで気になる内容や募集要項だけではわからない点を質問すると、深く理解できます。

企業によっては、海外旅行の費用を一部負担してくれる制度や、昼食休憩とは別に仮眠時間を設ける制度などユニークな福利厚生があります。

残業時間がどれくらいあるのかも気になるポイントですが、直接的に残業時間を聞くのは、社員として答えにくいことが考えられます。「繁忙期はありますか?」といった聞き方をすると自然に聞きやすいかもしれません。

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長く働き続けるために必要だと思う内容は、積極的に質問してみましょう!

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仕事のやりがい・大変さに関する質問

仕事のやりがいや大変さに関する質問は、次のとおりです。

具体例

  • この仕事でやりがいを感じる瞬間はどのようなときですか?
  • 仕事を通じてどのようなところに成長を感じますか?
  • これまでどのようなプロジェクトを達成してきましたか?
  • 仕事で大変だと感じる場面はどのようなときですか?
  • 大変さを感じたときにどのように乗り越えていますか?
  • 仕事が重なり多忙になったとき、どのように管理していますか?
  • 仕事で感じたストレスをどのように解消していますか?
  • 仕事とプライベートのバランスをどのように保っていますか?
  • 働くうえで大切にしていることを教えてください
  • 大変な仕事に取り組んでいるときにどのようにモチベーションを維持していますか?

仕事のやりがいや大変さに関する質問をすることで、その企業で経験できる業務の範囲や規模を深く知ることができます。大変さを感じたり、達成感が得られたりしたシーンを質問することも大切です。入社後の業務のイメージがしやすくなります。

キャリア形成・成長に関する質問

キャリア形成や成長に関する質問は次のとおりです。

具体例

  • この業界で長く働くうえで、どのようなキャリアパスが考えられますか?
  • 御社で働くことで得られる経験やスキルについて教えてください。
  • 御社でキャリアアップを目指す場合、どのような取り組みが必要ですか?
  • 新入社員が最初に直面する課題や壁は何ですか?
  • 社員の方々はどのようなモチベーションを持って働いていますか?
  • 昇進やキャリアアップのための基準や評価ポイントなどはありますか?
  • 社内での移動や転勤の際に行っているサポートなどはありますか?
  • 外部の研修やセミナーに参加する機会はありますか?
  • 新入社員で新しいプロジェクトに参加する機会はありますか?
  • 上司や社員からフィードバックを受けることはできますか?

自分と企業がマッチしているかを確認するためには、5年後や10年後に自分が働いている姿がイメージできることも大切です。

希望の職種や部署に就けるのか、昇進や昇格の制度・タイミング、キャリアアップなどに関する情報が得られるように質問してみましょう。

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企業が求めている人物像に関する質問

企業が求めている人物像に関する質問は次のとおりです。

具体例

  • 御社ではどのような人物像が求められていますか?
  • どういった人が活躍していますか?
  • 入社前に身につけたスキルで、入社後に役立っているものはありますか?
  • 〇〇部では専門知識は必要と考えられますが、入社後に研修などで学ぶ機会はありますか?
  • 一緒に働きたいと思える理想の先輩像などはありますか?
  • 入社後に取得したスキルや資格などはありますか?
  • 今後身につけたい資格やスキルはありますか?
  • 御社で重視している価値観や倫理観について教えてください
  • リーダーシップが求められるのは具体的にどのような場面ですか?
  • 御社ではどのような学びや成長の姿勢を重視していますか?

活躍している社員が持っているスキルや特徴を質問すると、企業がどんな人物を採用したいのかが見えてきます。単刀直入に「どのような人物が求められているか」と聞くのもおすすめです。

「社員から見てどのような後輩と一緒に働きたいか」や「先輩が今後何を目指しているか」などを聞くと、必要とされるスキルや人物像をイメージしやすくなります。

また、学生が「この企業には〇〇が必要だ」と感じていることと、企業が求めていることが違うケースがあります。例えば「入社前に必要な知識やスキルを身につけていないと、活躍できないのでは」と思う場合でも、入社後の研修などで学べる機会が用意されているかもしれません。思い違いを防ぐためにも、どんな人物像が求められているのかを聞いておきましょう。

社員の就活や選考に関する質問

社員の就活や選考に関する質問は、次のとおりです。

具体例

  • 就活中に御社のことを知ったきっかけは何でしたか?
  • 就活で苦労した点はどのようなことでしたか?
  • ほかにどのような業界や企業を志望しましたか?
  • 志望業界は最初から絞っていましたか?どのように絞ったのですか?
  • 就活にかかった時間はどれくらいですか?
  • たくさん企業を見たなかで、御社に決めた理由は何ですか?
  • インターンには参加しましたか?学んだことは何ですか?
  • 選考過程で大変だと感じたところはどこですか?
  • 選考過程で印象に残っている項目はありますか?
  • 就活中のモチベーションを維持するために意識していたことはありますか?

社員の就活体験は、学生にとって貴重なヒントになります。先輩の企業選びの基準や考え方は、就活を進めていくうえで参考になることが多いはずです。

ただし、就活の体験談は個人的な内容であり、ほかの質問よりも踏み込んだものになる可能性があります。はじめに一般的な質問をして、ある程度打ちとけてからのほうが話しやすいかもしれません。

質問するタイミングに気をつけて、個人的な内容が聞けそうな雰囲気ならばぜひ聞いてみましょう。

インターンで質問するときに好印象を与えるコツ

インターン中に質問をするときは、相手の時間を尊重しながら、自分にとって学びの多い時間にする工夫が重要です。次のコツを確認して、有意義な質問時間にしましょう。

いずれも回答してくれる社員への思いやりにもつながるため、事前に確認しておきましょう。

オープンクエスチョンを心がける

質問は「はい」か「いいえ」で終わるクローズドクエスチョンではなく、相手が詳しく説明しやすいオープンクエスチョンを意識してみましょう。オープンクエスチョンを使うことで、相手の意見や知識を引き出しやすくなり、深い学びにつながるためです。

オープンクエスチョンの仕方

「この方法で間違っていませんか?」(「はい」「いいえ」で答えられるため、クローズドクエスチョンになっている)

「この方法の改善点や工夫できるポイントはありますか?」(「はい」「いいえ」では回答できない)

オープンクエスチョンは答える側に制限なく自由に回答できるため、多くの情報を引き出せます。また、会話につなげやすくなるのもメリットです。

自分の意見を添える

ただ質問をするのではなく、自分なりの考えや仮説を添えて質問することで、相手も具体的なアドバイスをしやすくなります。また、主体的に取り組む姿勢をアピールできるため、自分の意見を伝えるようにしてみてください。

例えば「〇〇について私は××と考えています。御社の考えを教えていただけますでしょうか?」などと質問すると、学生がどんなことを考えて質問をしてきているのかが伝わるため、社員も具体的に答えられます

自分の意見を持つためには、企業研究をして企業理念や事業内容などを深く知り「なぜこのようなプロジェクトを立ちあげたんだろう?」など、自分なりに考察してみるのがおすすめです。

人事

自分の意見を添えることで、自分の考えを持っていることや、それを伝える力があるとアピールできます。

ポジティブな質問をする

質問をする際は、相手に否定的な印象を与えないよう、ポジティブな意図を伝えることが重要です。業務や企業に対する興味、意欲が伝わるような内容を心がけて質問内容を考えてみましょう。

否定的な質問→ポジティブな質問

「この業務って退屈じゃないですか?」

「この業務のなかで特にやりがいを感じるポイントは何ですか?」

H2:インターンで避けたい質問

インターンで避けたい質問は、次の内容が挙げられます。

事前に調べていればわかる質問

企業理念や従業員数、代表の氏名など企業のWebサイトや資料に記載されている内容は、事前に調べて確認しておきましょう。

人事

限られた時間でありきたりな質問をすると、貴重な時間が奪われてしまうので控えましょう。

調べたうえでわからない内容があった場合は「御社のWebサイトには〇〇とありましたが、詳しく教えていただけますでしょうか」など、情報は確認済みだが不明点があったと伝わるように質問するのがおすすめです。

避けたい質問例

「御社のおもな事業内容を教えてください」

「企業理念は何ですか?」

「総従業員数を教えてください」

社員のリアルな声が聞ける機会であるため、企業のWebサイトや資料には掲載されていない質問を考えておきましょう。

企業のマイナスとなる質問

企業に関する過去の不祥事やインターネットで見た中傷に対して意見を求めるなど、企業にとって触れてほしくない部分について質問することは避けましょう。ネガティブな質問をしてよい印象を与えることは難しいです。

聞かれた社員が返答に困る質問や会社を否定するような質問をすると、社員に不快な思いをさせてしまうだけでなく「会社に対して批判的」という印象になることも考えられます。

企業のどういったところがよいと思ったのかをアピールし、ポジティブな印象を残せるような質問をしてみてください。

避けたい質問例

「なぜ御社の〇〇サービスは同業企業に比べて劣っているのですか?」

「最近の業績が思わしくないようですが、どう対処しているのですか?」

「離職率が高いと聞きましたが、本当ですか?」

質問する内容は、成功したプロジェクトや社内の雰囲気のよさなど、ポジティブな面に焦点をあてて考えるようにしてみましょう。

給料・ボーナスに関する質問

インターンは、業界・企業への理解を深めるために実施されることが多い傾向があるため、給料やボーナスに関する質問はその場の雰囲気にそぐわない可能性があります。

また、給料やボーナスは個人差があるため、社員が答えにくいかもしれません。

避けたい質問例

「インターンでもボーナスは出ますか?」

「社員の平均年収はいくらですか?」

「社員のボーナスは何カ月分出ますか?」

給料やボーナスなどの情報は、企業のWebサイトや資料などで確認してみましょう。

社員のプライベートに踏み込みすぎる質問

社員のプライベートに踏み込みすぎる質問は避けましょう。

長期インターンでは、社員と信頼関係が築けることが多く、業務には関係のない内容の話をする場面もあるかもしれません。お互いの人柄を知ることで仕事が円滑に進むようになったり、コミュニケーションが図りやすくなったりするため、業務とは異なる会話も大切です。

ただし、次の質問例は踏み込みすぎる内容にあたる可能性があるため、避けておくと安心です。

避けたい質問例

「休みの日は何をしていますか?」

「どの辺に住んでいるのですか?」

「交際している人はいますか?」

人事

親しみやすかったとしても社会人の先輩であることを理解し、敬意を示す対応を心がけましょう。

インターンで質問するときの注意点

インターンで質問する際は、次の注意点を意識してみましょう。

質問と話し始めのタイミングを見極める

質問する際は、ほかの学生や社員の様子などを見て、タイミングを考えることが大切です。例えば、まだ質問していない学生がいる場合や、自分ばかりが話していると感じた場合は質問を控え、聞き手にまわりましょう。

質問が複数あり、積極的に質問することは熱意が伝わる行動ですが、タイミングを見ないと「周りが見えていない」という印象を与えかねません。

適度に質問したり、聞き手にまわったりすることで、周りに配慮ができる学生であるという印象になる可能性があります。

質問することを目的としない

インターンで質問する目的は「企業や業界について詳しく知りたい」「企業と自分がマッチするか深く理解したい」という思いを叶えるためです。

「質問しなければならない」「好印象を持ってもらうために質問する」といったように質問すること自体が目的になると、本来の目的を見失ってしまう可能性があります。質問の目的を整理して、内容を考えてみましょう。

自己アピールと誤解されないようにする

積極的に質問することと、自己をアピールすることは似ているようで違うため注意が必要です。

自己アピールと誤解される行動

  • 質問のなかで自分の長所や経験などを多く盛り込む
  • ほかの学生が話しているところに割り込んでアピールする
  • まだ話していない人がいるのにもかかわらず自分だけ話し続ける

ほかの学生や社員の反応、座談会の雰囲気を見て過剰なアピールにならないように気をつけながら質問するように意識してみましょう。

聞く姿勢も重要!インターンで話を聞くときのポイント

インターンでは、質問したことについて回答する社員の話をどのように聞くかも大切です。次のポイントを意識することで入社への意欲や礼儀正しさが伝わります。

 

相手の目を見る

相手の目を見て話を聞くことで、話している相手は「自分の話を真剣に聞いている」と感じ、信頼感が生まれます。

ただし、話している間ずっと相手の目を見続けると、相手は緊張して話しにくくなる可能性があります。適度に視線を外しつつ自然なアイコンタクトを心がけましょう。

人事

視線を外す際は、下に反らすと自然に反らせるためおすすめです。

適度にあいづちなどの反応をする

相手の話に合わせてうなずきやあいづちをすることで、話への共感や関心を示すことができます。ただ静かに聞いているだけでは相手に「本当に聞いているのか」と不安を与えることもあるため、適度なリアクションが大切です。

リアクションの例

「そうなんですね」

「なるほど」

「たしかに、その通りだと思います」

リアクションと合わせて首を動かしてうなづきも入れると「話を聞いている」「理解している」と伝わりやすいです。

相手の話を遮らない

相手が話している途中で口を挟むのは避けましょう。発言を遮ると「話を聞く姿勢がない」「礼儀が足りない」という印象を与えかねません。

相手が話し終わるまでしっかりと聞き、話が終わった後に質問や意見を伝えるようにしてみましょう。緊張していると、焦りにより話を遮ってしまいやすいため、落ち着いて会話をするよう意識するのがおすすめです。

必要に応じてメモを取る

話の内容をメモに取ることで、相手に対する敬意を示すと同時に、自分の学びを深められます。特に、インターンの業務内容やフィードバックの場では、メモを取ることで積極性をアピールできます。

相手の目を見て、うなずきやあいづちを入れながら話を聞き、必要な場面でメモを取るという流れで話を聞くようにしてみましょう。

メモを取るポイントは、重要なキーワードや要点を簡潔に記録することです。社員の話を聞いていて、聞いたことがない単語や、専門用語などが出たときに、単語をメモしておき、あとで調べてみると理解が深まります。

パソコンやスマートフォンでメモを取る場合は、相手から見て自分がなんの操作をしているのかが見えにくいため「メモを取ってもよろしいでしょうか?」など、一言断りを入れると安心です。

メールでインターンの質問をする場合の例文

メールでインターンの質問をする場合の例文を紹介します。

メールで質問するときの例文

【件名】インターンシップの集合場所に関するご質問(◯◯大学 青山太郎)

◯◯株式会社 人事部 ◯◯▢▢様

いつもお世話になっております。
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科 青山です。

〇月〇日から開催されるインターンシップの集合場所についてご質問させていただきたく、ご連絡いたしました。

資料によると、当日はオフィスではなく〇〇会場となっておりました。こちらはオフィスには向かわず、直接〇〇会場にお伺いすればよろしいでしょうか。

お手数をおかけしますが、ご連絡いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

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青山 太郎(あおやま たろう)
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科
メールアドレス:aoyama_tarou@xxxx.com
電話番号:000-0000-0000

-----------------------

メールで質問する場合は、件名に何に関する問い合わせなのかがわかるように記入します。本文は何について聞きたいのかを簡潔に明記すると伝わりやすいです。最後に、多忙のなか対応してくれる社員に感謝と敬意を示す言葉を書きます。

人事

宛先や会社名、担当者名などに間違いがないか、自分の連絡先を記載しているかを確認してから送信しましょう。

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よくある質問

インターンで聞くべきことは何ですか?

インターンでは、自分の成長や業務の理解を深める質問を心がけましょう。具体的には、業務内容や目標、仕事で求められるスキルやポイントについて質問するのがおすすめです。

インターンの座談会での質問例を教えてください。

座談会では、社員の経験やキャリア観に関する質問をするのがおすすめです。例えば、「御社で働く魅力は何ですか?」「新入社員時代に苦労したことは何でしたか?」などの質問は、企業や職場の雰囲気を具体的に知るために役立ちます。

インターンで質問するタイミングはいつですか?

質問するタイミングは、業務開始前、業務中に疑問が生じたとき、フィードバックの時間、座談会やミーティング後、質疑応答の時間などが適切です。業務中の質問は、相手の手を止めないように配慮しつつ、簡潔に尋ねるのがポイントです。

インターンの質問コーナーや座談会で質問すると、採用されやすいですか?

質問コーナーで質問をすること自体が、採用に直接的な影響を与えることはありませんが、適切で意欲的な質問をすることで印象に残りやすく、結果的に採用にプラスに働く可能性があります。

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