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ガクチカの例文15選|書き方4ステップや他学生との差がつくポイントを紹介

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学生時代に力を入れたことをアピールするガクチカは、ほかの学生と差別化を図るチャンスです。応募先の企業は、ガクチカを通して学生の人柄やスキルを知ろうとしていると考えられます。

ガクチカのテーマは、学業からアルバイト・サークル活動・趣味など幅広いジャンルから選べます。自分が何に力を入れてきたのかを振り返りながら、書き方のコツや他学生との差をつけるポイントを確認して、オリジナリティのあるガクチカを作成してみましょう。

ガクチカの例文一覧はこちら

この記事でわかること

  • ガクチカはSTAR法で作成する
  • 経験したことで学んだこと、得られたスキルを記述する
  • 趣味や特技でもガクチカを作成できる

ガクチカを書くときのポイント

ガクチカは、ES(エントリーシート)や履歴書、面接などでよく聞かれる質問です。

ガクチカとは?

学生時代に力を入れたことを指す
応募者の人間性や価値観、スキル、経験、問題解決能力などを知るための参考になる

具体的なエピソードから自分の行動、結果を明確にし、その経験から得た自分の成長や学びを伝えましょう。

ガクチカの内容を応募する企業や職種と関連付けることで、自分がどのように企業に貢献できるかがアピールできます。

文字数が指定されている場合や、枠の大きさが決まっている場合などは、指示のとおりに記述します。特に指定がない場合は、400字程度を目安にまとめましょう。

まずは目標の文字数よりも多めに書き、推敲して文字数を調整したものを清書することが、客観的にわかりやすいガクチカを作成するコツです。

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ガクチカとは何かを詳しく知りたい場合は、次の記事をご覧ください。

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ガクチカの書き方4ステップ

ガクチカの書き方を、次の4つのステップに分けて解説します。

  1. テーマを選ぶ
  2. エピソードをSTAR法を使って書く
  3. 学びや成長を書く
  4. 企業と関連付けて、入社後にどう活かせるかを書く

1. テーマを選ぶ

ガクチカで何をアピールするのか、テーマを決めましょう。

企業はガクチカを通して学生の努力や人柄を知りたいと考えているため、次の内容が伝わるテーマを選ぶのがおすすめです。

テーマの例

  • 実際に自分が主体的に行動したこと
  • リーダーシップを発揮したこと
  • 重要な役割を果たしたこと

例えば「プロジェクトが成功した」「課題を克服した」「チームが改善した」など、具体的なエピソードや成果があるものであれば、自分の特徴や強みが伝えやすくなるでしょう。

ガクチカは、まず結論を伝えることが大切です。面接時の受け答えでは回答の最初にまず「自分のガクチカは何か」を簡潔に伝えましょう。

人事

企業によって「学生時代にもっとも打ち込んだことは?「学生時代に熱中したことは?」など聞き方が異なる場合があります。その質問文に合わせて回答するようにしましょう。

例文

・「私が学生時代に力を入れたことは、サッカー部での活動です」

・(「もっとも打ち込んだことは?」と質問された場合)「私が学生時代にもっとも打ち込んだことは、サッカー部での活動です」

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2. エピソードをSTAR法を使って書く

STAR法は、具体的なエピソードをわかりやすく伝えるためのフレームワークです。ガクチカのエピソードを作成するときは、STAR法にしたがって考えるとまとめやすいでしょう。

STAR法について、詳しく解説します。

Situation(状況)

まずは具体的な状況や背景を説明します。「いつ、どこで、どんな状況だった」のかを明確に伝えるように意識して作成してみましょう。
さらに、活動時の環境や関わった人、期間、規模などを盛り込むと、具体性が増して伝わりやすくなります。

例文

「大学2年生のとき、サッカー部のキャプテンを務めていました。部員数は30名で、全員が一丸となって大会での優勝を目指していました」

Task(課題)

自分が直面した課題や目標を説明します。
課題の重要性や、どんな影響を及ぼす可能性があったのかを具体的に記述してみましょう。

例文

「しかし、部員のモチベーションが低く、練習の参加率が低下していました。このままでは大会での優勝は難しいと感じ、部員全員のやる気を高める必要がありました」

Action(行動)

課題に対してどんな行動を取ったのか、具体的に説明します。
自分が取った行動、発揮したスキル、協力を得た人々などを順を追って具体的に記述しましょう。

例文

「まず、全員の意見を聞くためのミーティングを定期的に開催し、部員の意見や不満を吸いあげました。また、副キャプテンやメンバーと協力して練習メニューを見直し、より効果的で楽しい練習プランを作成しました。さらに、個別にフィードバックを行い、各自の目標設定をサポートしました」

Result(結果)

自分の行動がどんな成果につながったのかを具体的に説明します。数値や具体例を用いると説得力が増します。また、得られた教訓や成長した点についても触れるとよいでしょう。

例文

「その結果、練習の参加率は95%に向上し、部員のモチベーションも大幅に改善されました。最終的には地区大会で優勝し、全国大会への切符を手にすることができました」

3. 学びや成長を書く

エピソードを述べたら、自分がその経験から学んだことや成長した点を加えます。企業に対して成長意欲や学習能力をアピールできるでしょう。
成長した点が応募先の企業や職種に関連するものであればさらに効果的です。

例文

「この経験を通じて、リーダーシップの重要性と人と高頻度にコミュニケーションを取ることの大切さを学びました。また、困難な状況でも諦めずに挑戦し続けることで、大きな成果を得られることを実感しました」

4. 企業と関連付けて、入社後にどう活かせるかを書く

記述してきたエピソードで得られたスキルや経験が、応募する企業や職種にどのように活かせるかを説明します。

そのためには、企業や職種の求めるスキル、特徴などを事前に理解しておきましょう。企業のミッション、ビジョン、業界の特徴などを調べ、それにあわせて自分の強みをアピールします。

例文

「貴社のプロジェクトのメンバーとしても、チーム全体のモチベーションやメンバーに気を配り、目標達成に向けて効果的な戦略を立てることができると考えています」

ガクチカの例文15選【内容別】

ガクチカの具体的な例文を、内容別に15パターン紹介します。
自分に当てはまる内容を参考に、ガクチカを作成してみてください。

1. アルバイト:飲食店

飲食店でのアルバイト経験をもとに作成したガクチカをご紹介します。

例文

私が学生時代に力を入れたのは、ファミリーレストランのアルバイトです。大学2年の頃から週20時間働き、忙しい時間帯には10名の学生アルバイトをまとめることが求められました。

しかし、ランチタイムのピーク時に注文のミスや提供の遅れが頻発しており、お客様からのクレームが増えていました。このままでは店舗の評判が下がる恐れがあったため、業務改善が必要でした。

まず、スタッフ全員とミーティングを行い、オーダーの取り方やキッチンとの連携方法における問題点を共有しました。また、新人スタッフの研修プログラムを作成し、スムーズな業務運営をサポートしました。

これにより、ランチタイムのオーダーミスは50%減少し、提供時間も平均10分短縮されました。お客様からの満足度アンケートでも、「サービスが改善された」とのフィードバックが増え、店舗の売り上げも10%増加しました。

この経験を通じて、問題解決能力とリーダーシップ力を高められたと考えています。また、チーム全体の効率を向上させるためのコミュニケーションスキルも身につけました。貴社のサービス業務において、私の経験を活かしてチームの効率向上や顧客満足度の向上に貢献できると考えています。

ポイント

・オーダーミスや提供時間がどれだけ改善させたか、具体的な数値を出している

・ミスや提供の遅れを改善するためにやったことを具体的に書いている

・一連の経験から「問題解決能力」と「リーダーシップ力」をアピールしている

2. アルバイト:コンビニ

コンビニでのアルバイト経験をもとに作成したガクチカを紹介します。

例文

私が学生時代に力を入れていたのは、コンビニエンスストアのアルバイトです。

その店舗では、多くの商品が乱雑に陳列され、お客様から苦情をいただいたこともあります。新商品のアピールもうまくできず、売り上げが伸び悩んでいました。

このままでは店舗の評判が下がるおそれがあったため、業務改善が必要だと思いました。

そこで私は、スタッフ全員が同じ基準で商品が陳列できるようにマニュアルの見直しをしました。

売り上げ向上のために、POP広告を作成し店内の目立つ場所に配置したり、売れ筋商品を店内で目に入りやすい場所に移動したりしました。

その結果、お客様からの苦情がなくなり「商品が見やすくなった」と声をかけていただくようになりました。新商品の売り上げは、前月比で30%増加しました。

マニュアルの作成により、スタッフの作業効率化が図れ、在庫管理もしやすくなりました。

この経験を通じて、私は問題解決能力とリーダーシップを養うことができました。

入社後は、チームの効率向上や顧客満足度向上に貢献したいと考えています。

ポイント

  • 売り上げアップの具体的な数値を出している
  • 課題に対して行った具体的な行動が示されている
  • 一連の経験から「問題解決能力」と「リーダーシップ」をアピールしている

3. アルバイト:イベントスタッフ

イベントスタッフのアルバイト経験をもとに作成したガクチカを紹介します。

例文

私が学生時代に力を入れたことは、イベントスタッフのアルバイトです。大学3年生のとき、音楽フェスティバルのイベントスタッフとして、会場内の案内や来場者の誘導を担当していました。

イベント初日に来場者の流れが滞り、混雑や迷子が多発していました。このままでは来場者の満足度が低下し、イベント全体の評価にも影響が出ると考えました。

チームリーダーに提案し、急遽ミーティングを開催しました。来場者の導線を再度確認し、混雑するところに案内スタッフを追加しました。また、スタッフ間の連絡を円滑にするためにインカムの使用方法を再確認し、緊急時の対応マニュアルを作成しました。

その結果、来場者の混雑が大幅に緩和し、迷子も減少しました。来場者アンケートで「スタッフの対応がよかった」という評価が増え、イベント全体の満足度も向上しました。

入社後は、この経験を活かして顧客の満足感を満たす商品が開発できるよう貢献していきたいと考えています。

ポイント

  • 問題が明確化されている
  • 解決方法を具体的に記述している
  • エピソードを通じて得られたスキルが明確になっている
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【例文5選】ガクチカでアルバイト経験をアピールするには?回答のポイントを解説

アルバイト経験は、ガクチカのエピソードとして効果的です。魅力的で伝わりやすい内容にするためには、経験の具体性が欠かせません。例文とともに、ESや面接でアピールできるガクチカの作り方と注意点を見ていきましょう。

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4. ゼミ:グループでの共同研究

ゼミのグループ研究で協力した経験をもとに作成したガクチカを紹介します。

例文

私が学生時代に力を入れたことは、ゼミのグループでの共同研究です。大学4年生のとき、経済学のゼミで「地域経済の発展」というテーマのグループ研究を担当しました。5人のメンバーがそれぞれ異なる分野の調査を任されました。

グループ全員の調査結果が異なるため、情報を整理し、統一感のある報告書を作成するのが課題でした。

5人分の調査結果を統一してまとめないと、ゼミの教授に伝わらない可能性が考えられたためです。

私たちは定期的に話し合いをして、各メンバーの進捗を共有しました。全員の調査結果を一つのフォーマットにまとめるために、私が中心となって報告書の構成を提案したり、各メンバーの報告書の修正や補足を行ったりしました。

報告書の内容を見た教授からは「非常にわかりやすく、統一感のある報告書だった」と評価していただき、最高評価のAをいただきました。

入社後は、この経験を活かしてチームをまとめ役として貢献したいと考えています。

ポイント

  • 統一感のある報告書を作成するという課題を明確化している
  • 自分が中心となってメンバーの報告書をまとめたと具体的な行動が記述されている
  • 最高評価のAをもらったという成果がわかりやすく示されている

5. ゼミ:個人での論文作成

論文や参考書籍を読んで、自分の論文を作成した経験をもとに作成したガクチカを紹介します。

例文

私が学生時代に力を入れたことは、ゼミの論文作成です。大学4年生のゼミで、最終課題として「現代社会における都市問題」をテーマに個人で論文を作成することになりました。

信頼性のあるデータと先行研究を元に、独自の視点で分析を行うことが求められました。しかし、広範なテーマであったため、情報収集と分析に戸惑い、根拠のある論文作成が難しいと考えました。

そこで、大学図書館やオンラインデータベースを利用して、関連する論文や参考書籍を多数読み込みました。次に、それらの資料を整理し、自分の仮説を立てました。さらに、データ分析ソフトを使用して、統計データを整理し、グラフや表を作成しました。論文の執筆にあたっては、教授や先輩に確認してもらいながら何度も修正を重ねました。

結果、論文は優秀と評価され、優秀者だけが集められる発表会に選出されました。

入社後は、データ分析のスキルを活かし、商品開発に貢献したいと考えています。

ポイント

  • 情報収集や分析の具体的な方法が記述されている
  • 優秀者のみの発表会に選出されたという成果がわかりやすく示されている
  • この経験を通して得たデータ分析能力を入社後に活かせることが記述されている

6. ゼミ:ゼミ長の経験

複数人が在籍するゼミのリーダーを務めた経験をもとに作成したガクチカの例文を紹介します。

例文

私が学生時代に力を入れたことは、在籍するゼミでゼミ長を務めたことです。大学3年生のとき、20名以上が在籍する経済学ゼミのゼミ長を務めました。ゼミでは共同作成の論文のため、毎週ディスカッションが行われ、活発な意見交換がされていました。

各自の意見を強く主張するメンバーが多く、ゼミ論文がまとまらない可能性が考えられました。

最初に、ディスカッションを円滑に進めるために、テーマごとにファシリテーターを決めました。ゼミ論文の共同作成にあたり、各メンバーの得意分野を考慮しながら役割を割り当て、作業の進捗を管理しました。

結果、メンバー全員が各自の意見に耳を傾けるようになり、ゼミの活発なディスカッションが実現しました。また、ゼミ論文は予定どおりに完成し、教授からは最高評価をいただきました。

入社後は、チームメンバーの特徴を知り、適材適所に仕事を采配することで業務を効率よく進められるように携わっていきたいと考えています。

ポイント

  • 20名をまとめるゼミ長を務めたことから、リーダーシップ能力が優れていると伝わりやすい
  • 課題を解決するためにゼミ長としての行動が具体的に記述されている
  • 最高評価という成果が明確にわかる表現が使われている

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7. 学業:グループでのプロジェクト

グループで研究プロジェクトに取り組んだエピソードをもとに作成したガクチカを紹介します。

例文

私が学生時代に力を入れたのは、グループで取り組んだ研究プロジェクトです。

大学3年生のとき、経済学の授業で「日本経済の成長要因」をテーマにしたグループプロジェクトに取り組みました。

プロジェクトの初期段階で、データの収集方法や分析手法について意見がわかれ、進行が遅れていたため、このままでは期日までのレポート提出が難しい状況でした。

チームメンバーと話し合い、それぞれの得意分野を活かした役割分担と期日までのスケジュールを明確にしました。また、データの信頼性を高めるために複数のデータベースを活用し、統計分析ソフトを使用してデータを整理・分析しました。

その結果、プロジェクトは予定どおりに完了し、教授から高評価を得ました。私たちのレポートは、学内での優秀プロジェクトとして表彰され、学術誌にも掲載されました。

この経験を通じて、プロジェクト管理能力とデータ分析スキルを身につけられたと感じています。また、チームワークの重要性を再認識し、メンバー全員の力を引き出す方法を学びました。

貴社でのデータ分析業務において、私のプロジェクト管理能力とデータ分析スキルを活かし、効果的な戦略提案に貢献できると考えています。

ポイント

  • 学生の本業である学業に力を入れていたことがわかり、採用担当者もイメージしやすい
  • データ分析スキルが求められるエンジニア業界やマーケティング業界などにマッチしたガクチカである

8. 学業:資格取得

TOEICのスコアアップに力を入れた経験をもとに作成したガクチカを紹介します。

例文

私が学生時代に力を入れたことは、TOEICの勉強です。大学2年生のとき、TOEICスコア700点以上を目標に力を入れてきました。

私の当初のスコアは550点で、当時の状況では志望する業界へ応募できない可能性がありました。

まず、自己分析を行い、リスニングとリーディングの弱点を把握しました。次に、具体的な勉強計画を立て、毎日2時間TOEICの勉強をしました。リスニング対策として、英語のポッドキャストや映画を活用し、リーディング対策としては公式問題集を繰り返し解きました。また、英語学習のコミュニティに参加し、ほかの学習者と情報交換を行いながらモチベーションを維持しました。

結果、3カ月後のTOEICテストで800点を達成することができました。この経験を通じて、計画的な学習と継続的な努力の重要性を学びました。また、英語力の向上だけでなく、自己管理能力や目標達成のスキルも身につけることができました。

ポイント

  • TOEICのスコアが550点から800点まで向上しており、具体的な数値で表現されている
  • 海外との取引がある企業や旅行会社など、英語力が求められる企業にTOEICのガクチカがマッチしている
  • スコアのことだけではなく、目標達成に向けたプロセスが具体的に記述されている

9. 学業:実習

教育実習での経験をもとに作成したガクチカを紹介します。

例文

私が学生時代に力を入れたことは、教育実習です。大学3年生のとき、中学校で英語科の教育実習生として、授業の補助や自主授業を経験しました。

実習の一環として、自分で授業計画を立て、自主授業を3回実施することが課題でした。中学生にとって英語の学習を楽しく、かつ授業の内容が身につく工夫が求められました。

まず、授業内容を決め、生徒たちにヒアリングして、身近な話題を交えたゲームやペアワークを計画しました。また、授業後にはアンケートを実施し、生徒のフィードバックを収集して次回の授業に活かしました。指導教官からもアドバイスを受け、授業の進行や教え方を改善しました。

結果、生徒たちから「授業が楽しかった」との声が多く寄せられ、英語への興味を高めることができました。指導教官からも「非常に工夫された授業で、生徒の理解度も高まった」と評価されました。

入社後は、この経験で学んだ計画の重要性や相手の興味を引く発想力を活かして、教材作りに貢献したいと考えています。

ポイント

  • ガクチカの課題が明確になっている
  • 生徒へのヒアリングやアンケートの使用など具体的な行動が記述されている
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ガクチカで学業を効果的にアピールしよう!書き方のコツと例文を紹介

ガクチカでは学業をアピールすることも有効です。ただし、成績などの数値や結果だけでなく、目標や課題達成に向けた行動過程などを具体的に伝えることが大切です。この記事では、ガクチカで学業をアピールする際のポイントや具体的な例文を紹介します。

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10. インターン:営業職

営業職のインターンに参加した経験をもとに作成したガクチカの例文を紹介します。

例文

私が学生時代に力を入れたことは、営業職のインターンです。大学3年生の夏から半年間、コミュニケーション能力が活かせる職種を希望していたため、実務を経験したいと思い、インターンに参加しました。

目標は新規顧客を10件獲得することでした。しかし、はじめの1カ月はアポイントも取れませんでした。新規顧客の獲得に集中していたことや、ターゲットが絞り切れていないことが課題でした。

ターゲット市場のリサーチを徹底的に行い、潜在顧客リストを作成しました。アポイントを取るときは、傾聴を意識し、潜在ニーズを考えるようにしました。3カ月目で初めてアポイントが取れました。顧客に興味を持ってもらえる提案書を作成するため、リサーチしたり先輩からアドバイスをいただいたりしました。

提案内容は顧客のニーズに合っており、契約を取ることができました。

半年間のインターンで獲得できた新規顧客は7件でした。目標には届きませんでしたが、傾聴力や潜在ニーズを引き出す会話力が身に着いたと感じています。

入社後は、インターンでの経験を活かして顧客の満足度を向上させることで貢献したいと考えています。

ポイント

  • 具体的な数字で目標を表現しており採用担当者に伝わりやすい
  • 課題達成のために取り組んだことが具体的に明記されている
  • 課題達成はできなかったが何を学んだのかが明記されている

11. インターン:エンジニア

エンジニアのインターンに参加した経験をもとに作成したガクチカの例文を紹介します。

例文

私はエンジニアのインターンに参加し、新しいアプリケーションの機能追加とバグの修正に力を入れてきました。

インターンに参加した目的は、学校で学んできた知識をもとに、実践的な開発技術を身に着けることでした。

技術面では学んできたことを活かして、プロジェクトの進行に貢献できました。しかし業務に取り組むうちに、エンジニアだけでなくデザイナーやプロジェクトエンジニアなど、さまざまな職種とのコミュニケーションが必須であると実感しました。自分だけでなく、周りの進捗状況を確認しながら足並みをそろえて一つのアプリを作っていく過程が経験できました。

インターン後期には、チーム内でスムーズなコミュニケーションが図れるようになり、バグの早期発見・対処につなげることができました。

入社後はプログラミング技術の向上に加えて、プロジェクトが円滑に進むようにチームメンバーと積極的にコミュニケーションを図っていこうと考えています。

ポイント

  • インターンに参加した目的以外にも学びがあったことがわかる
  • 学んだことを入社後にどのように活かすのかが明記されている
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【例文あり】インターンの経験はガクチカでアピールできる!効果的な書き方も解説

インターンはガクチカのテーマとして活用できます。特に1カ月以上の長期インターンは、エピソードの厚みを増しやすく、頑張ったことを伝えやすいでしょう。この記事では5パターンの例文とあわせて、インターンをテーマにしたガクチカを紹介します。

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12. 海外経験:留学

1年間の海外留学経験をもとに作成したガクチカを紹介します。

例文

私が学生時代に力を入れたことは、海外留学です。大学2年生の1年間、アメリカに留学して他国の学生と意見交換し、異文化理解を深めてきました。

授業ではディスカッションが多く取り入れられ、学生同士の意見交換が盛んでした。アメリカでは情報や状況を客観的に分析して、論理的に意見を交わすことが求められました。自分の意見をしっかり持つこと、英語で相手にわかるように伝えることを自分の課題として考えました。

毎日ニュースを見たり新聞を読んだりして難しい英単語を覚えました。また、授業以外でもほかの学生と意見を交わし合って練習しました。

留学期間の後半は、自ら積極的に意見を出し、活発なディスカッションができるようになりました。

アメリカ留学を通して、根拠のある意見を持つこと、相手に伝わる表現力を身につけることができました。また異文化コミュニケーションの重要性を知ることができました。

入社後は、語学力や表現力を活かして、国際プロジェクトに参加し、貢献していきたいと考えています。

ポイント

  • 留学中の課題が明確に記述されている
  • 課題達成のための具体的な行動が記述されている
  • 行動の結果、得られた学びが分かる

13. 海外経験:海外ボランティア

夏休み期間に海外ボランティアの経験をもとに作成したガクチカを紹介します。

例文

私が学生時代に力を入れたことは、海外ボランティアです。大学2年生の夏休みを利用して、カンボジアの小学校の授業補助を行う海外ボランティアに参加しました。

言語や文化の違いにより、現地の先生や子どもたちとのコミュニケーションがうまく図れないことが課題でした。また、子どもたちのなかには、家庭の事情で毎日学校に通えない子どもも多く、授業がわからない、字が書けないなどで参加したくてもできない状況であることがわかりました。

現地の言葉を覚えるのと並行して、授業補助ではジェスチャーや絵・動画などの視覚的に情報を伝えるようにしました。すると、子どもたちのほうから私に声をかけてくれるようになり、一緒に遊んだり子どもたちが言葉を教えてくれたりするようになりました。授業にも積極的に参加してくれる子どもが増え、ボランティア開始直後よりも賑やかな授業ができました。

海外ボランティアを通じて、異文化への適応能力やコミュニケーション能力が身につきました。

入社後は、発展途上国の支援に貢献したいと考えています。

ポイント

  • コミュニケーションが困難な原因を追究し課題としている
  • 言語理解だけでなく、他のコミュニケーション方法を具体的に記述している
  • 課題解決にために行動した結果、得られた成果が明記されている

14. 趣味特技:写真撮影・画像編集

趣味や特技などに力を入れた経験をもとに、ガクチカを作成することもできます。内容はできるだけ仕事に関連のあるものがおすすめです。

例文

学生時代に力を入れたのは、写真撮影・画像編集のスキル向上です。

大学1年生から風景写真やポートレート撮影に取り組んできました。大学3年のとき、地元のアートギャラリーが主催する写真コンテストに参加することにしました。コンテストのテーマは「都市の躍動感」であり、自然風景が中心だった私にとって、新たな挑戦でした。

まず、都市の撮影スポットをリサーチし、時間帯や光の具合を考慮して撮影計画を立て、街の動きや人々の表情を捉える新しい撮影技術を学びました。また、過去の受賞作品を分析し、構図や編集方法を研究しました。

その結果、作品が入賞し、審査員からは「都市の活気を見事に捉えた作品」と評価されました。

この経験を通じて、クリエイティブな思考と多様な視点で柔軟な対応力を学びました。

これらのスキルは、ビジネスの場でも新しいアイデア創出や、課題解決に役立つと感じています。貴社のマーケティングやクリエイティブチームにおいて、魅力的なコンテンツ制作や新しいプロモーションアイデアの創出に貢献できると考えています。

ポイント

  • 自分の課題が明記されている
  • 具体的な行動や成果が分かりやすく記述されている
  • 得られたスキルを入社後にどのように活かすかがイメージしやすい

15. 趣味特技:料理

趣味の料理をもとに作成したガクチカを紹介します。

例文

私が学生時代に力をいれてきたことは料理です。大学1年生のとき、父が高血圧と糖尿病を患い、食事療法が必要となったことがきっかけです。

父の健康を考えて料理をしていましたが、医師の方から指示された塩分量ではおいしい料理を作ることがなかなかできませんでした。

そこで、父の通院先の管理栄養士の方に食事療法のポイントを教えていただきました。減塩のためには、調味料を減らすだけではなく、食材本来の味を活かすことが重要だと知り、自分なりのオリジナルのレシピを考えました。父には「おいしかった」といってもらえました。結果、父の血圧や血糖値は正常値に近づいてきています。

料理を通じて、問題が発生したときに理由を追求し、解決する能力や、オリジナルの味付けを考案する創造力が身につきました。

入社後は、問題解決能力や創造力を活かして、粘り強く課題に取り組み、オリジナリティある商品開発に貢献したいと考えています。

ポイント

  • このガクチカを選んだ理由が明確になっている
  • 行動が具体的に明記されている
  • 父親の数値が正常値に戻ってきていると成果が分かる表現で記述されている
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ガクチカとは?アピール内容の見つけ方やESへの書き方、例文を紹介

ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略です。ES(エントリーシート)や面接の定番の質問であるため、企業が求める人物像とマッチしていることが理想です。書き方・エピソードの見つけ方を紹介します。

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よくある質問

Q1.ガクチカの書き方を教えてください。

ガクチカを作成するときは、次の手順を参考に作成してみてください。

  1. テーマを選ぶ
  2. エピソードをSTAR法を使って書く
  3. 学びや成長を書く
  4. 企業と関連付けて、入社後にどう活かせるかを書く
詳しくは「ガクチカの書き方4ステップ」をご覧ください。

Q2ガクチカで具体的なエピソードを書くときの文の構成は?

「STAR法(Situation, Task, Action, Result)」に沿って書くとわかりやすくなります。
S:状況(いつ、どこで、どんな状況だったのかを記述する)
T:課題(自分の課題や目標を記述する)
A:行動(具体的に取った行動を記述する)
R:結果(自分の行動がどんな結果になったのかを記述する)

ガクチカの締めの言葉は?

ガクチカの最後には、経験を通じて学んだことや成長を示し、企業が求めるスキルなどと関連付けて入社後にどう活かせるかを書きます。

ガクチカがないときはどうすればいいですか?

大きな成果や目立った活動がなくても、経験を掘り下げることでガクチカとしてアピールできる内容が見つかることがあります。例えば、日常的なアルバイト、サークル活動、学業での取り組みなどを詳細に振り返り、具体的な課題や行動、成果を考えてみてください。

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