就活で着るスーツの色で悩んだときは、シンプルで落ち着いた色、または業界や企業に合う色を選択するのがおすすめです。「必ずブラックを着る」というルールはなく、ネイビーやグレーなどの選択肢もあります。
スーツは具体的にどんな色を選べばいいのか、ジャケットやボトムス以外のアイテムはどんな色が似合うのかを見ていきましょう。
この記事でわかること
- 就活のスーツでは、ブラックやネイビーなど濃く落ち着いた色が多い
- 業界や企業によっては、ライトグレーやベージュといった明るい色の着用もできる
- スーツ以外にも、バッグやシューズなどのアイテムとのバランスも重要である
就活スーツの色は何色がいい?就活に適したスーツの色
新卒の就活で着用するスーツは、社会人になってから着るスーツよりも、落ち着いた色や無地のアイテムが多いことが特徴です。スーツの色に関する明確なルールはないため、何を着るのか迷う方もいるでしょう。
無地のブラックが主流
新卒の就活で着るスーツは、無地のブラックが多い傾向です。ブラックなどのダーク系カラーは幅広い就活シーンに馴染みやすいため、応募する業界・企業を問わず着用できるでしょう。ただしファッション・デザイン・美容などを扱う業界や企業によっては、ブラック以外の色のスーツを選ぶケースもあります。
まずは、参加するインターン先や面接を受ける企業の服装規定や雰囲気を参考にしてみましょう。
■メンズスタイルのブラック系スーツ
■レディーススタイルのブラック系スーツ
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落ち着きのあるネイビーも就活に適している
就活スーツでは、ネイビーも選択肢に入ります。
ネイビーも落ち着きのあるフォーマルな色であり、堅実さや信頼性をイメージしています。ブラック同様に、業界や企業を問わず、着用しやすいスーツであることが特徴です。
新卒の就活で着用する際は、濃いめの色で柄も控えめなネイビーのスーツが就活シーンに馴染みやすくおすすめです。
■メンズスタイルのネイビー系スーツ
■レディーススタイルのネイビー系スーツ
カジュアルなグレー系やブラウン系なども選択肢になる
業界や企業によっては、ダークグレーやライトグレー、チャコールグレー、ダークブラウン、ベージュなどのややカジュアルなイメージのあるスーツを着用してもよいケースがあります。グレー系やブラウン系のスーツは、ほかの色やアクセサリーとの相性がよく、ネクタイやポケットチーフといった選択する小物類によっては、個性を表現しやすいことが特徴です。
ファッション・デザイン・美容などを扱う企業のように、服装による個性やセンスの表現を重視している企業に応募するときは、グレー系やブラウン系のスーツも選択肢に入れてみましょう。
自分の好みや似合う色を選択するのも大切ですが、就活では、目的や環境に合わせた衣服の着用を意識してみてください。
グレー系やブラウン系のスーツを選びたいときは、どんな業界や企業に応募するか考慮しましょう!
■メンズスタイルのグレー系スーツ
■レディーススタイルのグレー系スーツ
■メンズスタイルのブラウン系スーツ
■レディーススタイルのブラウン系スーツ
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業界・企業によってスーツの色を選ぶなら?
スーツの色やデザインで迷ったときは、企業の公式サイトや公式SNS、就活情報サイトなどを見て、業界や企業のスタイルを選択してみましょう。ときには、自分の個性や好みを尊重しながら、フォーマルと個性の適切なバランスを見つけ取り入れることも大切です。
業界や企業によっておすすめのスーツの色を紹介します!
厳格で保守的な業界・企業:無地ブラックなどシンプルなスーツが望ましい
金融、法律、会計といった業界では、無地のブラックといったシンプルなダーク系スーツを着用し、伝統や堅実さを重視する傾向があります。
厳格で保守的な業界のインターンや面接では、明るい色や派手な柄は避け、ブラック、ダークネイビーなどを選ぶのがおすすめです。
創造的な業界・企業:色や柄の自由度が高い
ファッション・デザイン・美容などを扱う企業では、学生の個性や柔軟性を特に重視する傾向があると考えられます。そのため、スーツを着用するのであれば色もグレーやベージュ、ミッドナイトブルー(濃いめの青)といった、少しカジュアルに寄った色を服装の候補に入れてもいいでしょう。
具体的にどんな色を選択するか決めるときは、企業のブランディングやイメージカラーに合うものを選んでみてください。
クリエイティブな業界の場合、私服やビジネスカジュアルなど、スーツだけでなく服装自由の企業も多くなってきています。
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スーツの色別!与える印象の違い
服の色は、着る人の印象を変える要素になります。企業の雰囲気に合わせたいときや、自分の内面を伝えたいときに、適切な色を選択してみましょう。
ブラック
ブラックの印象
- 堅実
- 信頼
- 清潔
- フォーマル
ブラックは、一般的に堅実さや信頼性をイメージする色だといわれています。企業に自分の信頼性を伝えるためには、ブラックを選択するのがおすすめです。
ブラックのスーツは新卒の就活以外にも、ビジネスやフォーマルなシーンでも活躍します。
ネイビー
ネイビーの印象
- 知性
- 誠実
- 爽やか
- フォーマル
ネイビーは、ブラック同様にフォーマルな印象になります。ただ、ブラックほど厳格な雰囲気はなく、知性や洗練された印象になることが特徴です。
ネイビーは、さまざまな業界や企業に向いており、社会人として働くようになってからも取り入れやすい色です。
グレー
グレーの印象
- 上品
- 知性
- 柔軟性
グレーは、上品で落ち着いた印象があります。ブラックやネイビーと比較して、厳格な印象よりも上品さを高めた着こなしができることが特徴です。
就活でグレーのスーツを選ぶときは、明るすぎない深く濃いめのトーンのものを選ぶのがおすすめです。
ブラウン
ブラウンの印象
- あたたかみ
- 軽やかさ
- 親しみやすさ
ブラウンは、グレーよりもややカジュアルな着こなしができるスーツです。
ダークブラウンにはあたたかみがあり、ベージュは明るさや軽やかさを感じさせることで、親しみやすさを表現できます。一方で、ブラックやネイビーと比較すると、フォーマル度はやや欠けてしまいますので、TPOに合わせて着用しましょう。
スーツと合わせる衣類・アイテムの選び方
スーツを着用する際は、スーツの色だけではなく、シャツやブラウスなどのトップス、シューズ、ネクタイなども合わせて全体的なバランスを意識してみましょう。
ジャケットとボトムスの色に合わせ、シンプルな色・柄のアイテムを選ぶとコーディネートをしやすく、失敗しにくくなります。
シャツ・ブラウス:ホワイト無地が無難
ジャケットの中に着るトップスは、シンプルな色柄のアイテムがおすすめです。なかでもホワイトは顔色が映える色であり、清潔感や明るい印象をもたせるため、ジャケットやボトムスの色を問わず着こなせるでしょう。
シャツは、ボタンを留めたときに襟と首の間に指が1本入り、ボタンを留めてもシワが入らないサイズを選びましょう。
トップスは、シャツ以外にもブラウスやカットソーを着用してもよいケースがあります。
■メンズスタイルのシャツ
■レディーススタイルのブラウス
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シューズ:シンプルで履き慣れたもの
スーツに合わせるシューズは、ブラックやダークブラウンのように、シンプルで落ち着いた色がおすすめです。ベルトやバッグなどをシューズの色と統一することで、全体的にバランスのとれた着こなしができます。
シューズを選ぶときは、履きやすさや動きやすさにも注目しましょう。
就活では、長時間歩いたり立ちっぱなしになったりするときもあります。履き慣れていないと、足が痛くなったり疲労が蓄積したりするため、動きやすさなど機能性も重視してみてください。
シューズを使ったあと、汚れがあれば靴磨きをして、次回も美しい状態で履けるようケアも行うことをおすすめします。
■メンズスタイルのシューズ
■レディーススタイルのシューズ
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■レディーススタイルのシューズ
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ベルト:スーツに合うシンプルなもの
ベルトはメンズスタイル、レディーススタイルを問わず、ボトムスにベルト通しがある場合は、ベルトの着用が必要です。
ベルトの素材は革製もしくは合成皮革製、色はブラックやダークブラウンなど靴に合わせた色がおすすめです。ジャケットやボトムス、バッグ、シューズといったほかのアイテムとマッチする色を選んでみましょう。
バックルはシンプルで控えめなデザインのアイテムを選ぶと、強調し過ぎず、まとまりのあるコーディネートになります。
■メンズスタイルのベルト
■レディーススタイルのベルト
バッグ:シンプルで無地のビジネスバッグ
就活では、ビジネスバッグがおすすめです。ブラックでシンプルなビジネスバッグであれば、ビジネスシーンにマッチし、さまざまなスーツにも似合います。
ビジネスバッグは、A4サイズの書類やファイルが入る大きさで、床に置いたとき自立するものが便利です。
キャンバス地のトートバッグや、ロゴやキャラクターがあしらわれたバッグはビジネスシーンにはマッチしづらいため、スーツに合わせるときにはシンプルなバッグを選択してみてください。
■メンズスタイルのビジネスバッグ
■レディーススタイルのビジネスバッグ
ネクタイ:落ち着いた色・柄のもの
メンズスタイルでは、クールビズを除きネクタイをつけることが一般的です。
ネクタイの色や柄は、好みや与えたい印象に合うものを選択してみてください。柄は、レジメンタルストライプ(斜めのストライプ柄)や小紋、無地がおすすめです。
就活をはじめとする、ビジネスシーンで利用する色と印象はこちらのとおりです。
ネクタイの色 | 与える印象 |
レッド系 | 情熱・やる気 |
ブルー系 | 冷静・知的 |
イエロー系 | 明るさ・親近感 |
グレー系 | 上品・穏やか |
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就活スーツの着こなし・身だしなみのポイント
就活スーツの着こなしは、色だけでなく体へのフィット感や身だしなみなど、着心地や全体のバランスも意識しましょう。
自分の体に合ったサイズのスーツを着用する
スーツを購入する際は、採寸や試着をして自分の体に合うサイズのアイテムを購入しましょう。
ジャケットであれば肩幅や袖丈が合っているか、腕を動かしにくくないかを確認します。パンツであれば、シューズを履いたときの丈や歩きやすさも確かめられると安心です。
初めてスーツを購入する方であれば、スーツの専門店で選ぶのがおすすめです。
スーツの専門店であれば、スタッフに採寸してもらったり、就活に適したアイテムを教えてもらったりと、悩みがちなスーツ選びをスムーズに進められます。
スーツやシャツなどの正しい着こなしを知る
スーツの正しい着こなしは、社会人として必要な知識を理解していることや清潔感をアピールできます。
メンズスタイル、レディーススタイルの着こなし・身だしなみは、こちらのとおりです。
メンズスタイルの着こなし
■ジャケット
- 2つボタンの場合は一番上のボタンだけ留める
- ポケットに物を入れすぎない
■シャツ
- シンプルな色柄で清潔感のあるもの
- インナーは透けにくいホワイトかベージュのVネックがおすすめ
■パンツの長さ
- シューズを履いた状態でくるぶしが隠れる長さからシューズの履き口に裾がかかる程度を目安にする
レディーススタイルの着こなし
■ジャケット
- ボタンはすべて留める
- ポケットに物を入れすぎない
■ブラウス
- シンプルな色柄で清潔感のあるもの
- ブラウスは与えたい印象で決める
- レギュラーカラー:かちっとした印象。
- スキッパーカラー:すっきりした印象。
- インナーは透けにくいベージュがおすすめ
■スカートの長さ
- 起立時は少し膝にかかるくらい、着席時は膝上5cm程度
■パンツの長さ
- 足の甲にかかる長さからくるぶし程度が目安。パンツのシルエットやシューズの種類によって最適な裾の長さにする
衣類のホコリや汚れを取り除く
清潔感は、第一印象をさわやかに見せる大切な要素です。衣類のホコリや汚れは清潔感に欠けた印象を与えてしまう可能性があります。
外出する前に、衣類専用のブラシでホコリをとったり、汚れが目立ったらクリーニングに出したりするなど、いつでも清潔感があるスタイルを意識しましょう。
ビジネスバッグに入れておける、コンパクトなエチケットブラシを持ち歩いていれば、外出先でもホコリをとることができます!
スーツだけではなく、シューズも清潔感を左右するポイントです。キズや汚れがないかを確認し、必要に応じて靴磨きを行いましょう。シューズを保管するときはシューキーパーを入れ、形が崩れないよう対策をしておくのもおすすめです。
清潔感のある髪型・髪色にする
就活では、ヘアスタイルやヘアカラーの清潔感も意識しましょう。
髪の毛が長い方や、毛量が多い方は整髪料でまとめたり、結んだりして、清潔感が出るように工夫してみてください。毛先が顔にかからないようにすると、表情が見えやすくなります。
ヘアカラーは、自然な色を選んでみましょう。
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よくある質問
就活スーツの色は何色がいいですか?
就活スーツの色は、ブラックやネイビーが選ばれる傾向があります。業界や企業により適したスーツの色は異なるため、事前に確認しておくと安心です。
詳しくは「就活スーツの色は何色がいい?就活に適したスーツの色」で解説しています。
リクルートスーツはブラックじゃないとダメですか?
就活で着用するリクルートスーツは、「必ずブラックを着用する」というルールはありません。ネイビーやダークグレーといったカラーも、選択肢に入ります。
どの色のスーツを着用するか決めるときは、業界や企業の雰囲気を確かめたり、企業のイメージカラーなどを参考にしたりしてみてください。
就活スーツで避けたほうがいい色はありますか?
スーツ指定の場合は、ブラックネイビーなどのダーク系のスーツが望ましいため、明るいグレーやベージュは避けた方がよいでしょう。
カジュアルな服装でもよい業界や企業であれば、避けるべき色はほとんどないでしょう。
就活スーツでストライプなどの柄が入っていてもいいですか?
金融・法律・会計といった、伝統や堅実さを重視する業界の場合、シンプルな印象を重視する傾向があります。
ファッション・デザイン・美容などを扱う企業では、極端に派手な柄でなければ着用しても問題ないでしょう。