インターンや会社説明会、本選考など、さまざまなシーンで着用するワイシャツには、色や柄、襟の種類などさまざまな種類があります。就活ではどんな商品を選べばいいのか、どんな着こなしをすればよいのか悩むこともあるでしょう。
服装の面からも自信をもって就活に臨むために、自分にあうワイシャツ選びのポイントを紹介します。
この記事でわかること
- 就活ではフォーマルな印象になるホワイト、無地のワイシャツが選ばれることが多い
- シミ、汚れ、シワなどがない状態にすることで、清潔感を高められる
- 自分の体にあうサイズを選ぶことで、快適に着用できる
就活で着るワイシャツの選び方
就活で着るワイシャツの選び方は、次のとおりです。
色:ホワイトなど
就活で着るワイシャツ(カッターシャツ)の色は、ホワイトがよく選ばれています。
ホワイトは顔色が映え、全体的に清潔感があり明るい印象になることが特徴です。
柄:無地などシンプルなもの
ワイシャツの柄は、フォーマルな印象になる無地がよく選ばれています。
薄いストライプなど、柄のあるシャツで問題ない企業もあります。ポケットに柄があるもの、ステッチが色糸の場合は、カジュアルな印象になるでしょう。
ワイシャツの規定は企業ごとに異なるため、応募先企業の服装指定を一度確認し、雰囲気を考慮したうえで選んでみてください。
襟:スタイルによって選ぶ
襟の種類は、複数存在します。着用する服のスタイルによって選択してみましょう。
メンズスタイルの場合
きっちりとした印象を与えられる「レギュラーカラー」または「ワイドカラー」がフォーマルシーンに適しています。

ボタンダウンは、比較的カジュアルな場で着用される傾向があるので、TPOに合わせて選ぶのがおすすめです。カジュアルな服装が受け入れられている企業や私服指定の場合など、就活で着用しても問題ないケースもあるため、企業の雰囲気や規定にあわせて選びましょう。
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レディーススタイルの場合
レディーススタイルの場合は、ベーシックな「レギュラーカラー」、もしくは襟元にボタンがない「スキッパーカラー」が選択肢になります。

レギュラーカラーはベーシックなデザインで、まじめなイメージを与えられます。スキッパーカラーは首元に余裕があるため、明るくすっきりした印象になるでしょう。
素材:季節にあわせて選ぶ
ワイシャツに使用される素材で多いのは「綿」です。
機能性を重視したワイシャツの場合、綿以外にも、通気性や吸湿性、保温性に優れている素材、静電気を軽減する素材を使用している商品もあります。
特に夏は、汗をかいて蒸れたり、ニオイが気になったりすることもあるでしょう。季節にあわせた素材のワイシャツを選択することで、快適に過ごしやすくなります。
ボタン:ワイシャツと同じ色のボタン・ステッチがフォーマルに見える
ボタンやステッチは、ワイシャツと同じ色、または近い色のものを選ぶことで、フォーマルな印象になります。
スーツにあわせる場合、ホワイトのワイシャツであれば、ホワイトのボタンやステッチの商品を選んでみましょう。
サイズ:体にフィットするもの
ジャケットの下に着るワイシャツも、自分の体にあったサイズにも注目して選ぶことが大切です。サイズが小さいと襟が首に食い込んだり、サイズが大きいとジャケットの袖から出るワイシャツのバランスに違和感が出たりします。
自分の体にあうワイシャツのサイズを選ぶポイントは、次のとおりです。

首回りのサイズは、シャツのサイズ選びのなかで特に重要です。サイズ感は第1ボタンまで留めたときの首回りにどのくらい余裕があるか確認してみましょう。ジャストサイズが好みの場合は指1本分、ゆったり目が好みの場合は指2本分を目安にしてみてください。
袖の長さ:夏でも長袖がおすすめ
就活では、夏も長袖のシャツを着用するのがおすすめです。半袖のワイシャツは、上からジャケットを着たときに肌が直接ジャケットに触れて汗や皮脂がついてしまい、ジャケットの裏地が痛む原因になるためです。
夏は通気性や吸湿性が高いインナーを着用することで、快適に過ごしやすくなります。
企業によってビジネスカジュアルやクールビズの考え方は異なります。服装選びに迷う場合は企業に問い合わせてみたり、先輩に聞いてみたりするのがおすすめです。
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ワイシャツの下に着るインナーの選び方
ワイシャツの下に着るインナーの選び方は、次のとおりです。

インナーを着用しないと、汗染みの原因になります。ワイシャツの見え方も変わるので、インナー選びも重要です!
柄がないインナーを選ぶ
柄のあるインナーは、ワイシャツから透けてデザインが見える可能性があります。
特にホワイトのワイシャツはインナーの柄が透けやすいため、無地のインナーを選ぶのがおすすめです。
透けにくい色のインナーを選ぶ
ホワイトやベージュのインナーは、シンプルな色柄のワイシャツでも透けにくいことが特徴です。
ダークカラーのインナーはホワイトのワイシャツでは透けやすいため、インナーの色にも注目してみましょう。
機能性を意識したインナーを選ぶ
ワイシャツ同様、インナーも季節にあわせて機能性を重視して選ぶのもおすすめです。
夏向けは速乾性がある、冷感素材のもの、冬向けは防寒対策のために保温機能があるインナーも販売されています。
ワイシャツの着こなし
ワイシャツを着用する際は、次のポイントを意識してみましょう。
ボタンはすべて留める
ワイシャツの第1ボタンや袖など、ボタンはすべて留めるようにしましょう。第1ボタンはネクタイをすると隠れて気づきにくい部分ですが、面接官は学生を見るプロでもあるため、細かな身だしなみの乱れに気づくことも考えられます。
面接会場までの移動中などは、首元が苦しくて第1ボタンを外したくなるかもしれません。移動中は外してもかまいませんが、本番で第1ボタンを留め忘れることがないように、面接前に身だしなみの最終確認をしましょう。
レディーススタイルの場合、レギュラーカラーであれば襟元のボタンまで留めますが、スキッパーカラーは襟が開いた状態で問題ありません。
袖まくりをしない
クールビズを取り入れている企業では、ジャケットなしで問題ない場合や、面接などでジャケットを脱いでよいと指示されることがあります。
ジャケットを脱いだとしても、長袖シャツは袖をまくらず、袖のボタンをすべて留めましょう。袖をまくると、ワイシャツの形が崩れたり、シワがついたりして、清潔感が損なわれる可能性があります。
暑さが不安な場合は、速乾性が高く冷感素材を使用したインナーを選ぶこともおすすめです。

クールビズを取り入れている企業の場合、半袖のワイシャツやポロシャツで問題ないケースもあります。企業の雰囲気にあわせて服装を選びましょう。
ワイシャツを清潔に保つ保管のコツ
社会人としての身だしなみで大切なのは、清潔感です。ワイシャツを清潔に保ちながら保管する方法は、次のとおりです。

遠い場所へインターン、面接へ行く際は、衣類をきれいにたたんで持ち運ぶことも意識してみましょう。
シミ・汚れはクリーニングで除去する
ホワイト系で無地のワイシャツは、シミや汚れ、黄ばみが目立ちやすいので注意が必要です。特に、首や袖口周りの黄ばみがあると、清潔感が損なわれます。シミや汚れがないか確認し、見つけたら洗濯あるいはクリーニングに出してきれいにしておきましょう。
着用後は早めに洗濯やクリーニングに出すなどして、汚れや黄ばみがつかないように普段から工夫をすることも大切です。シミや汚れ、ニオイの対策がしやすいように、防汚加工や制菌加工が施されているシャツを選ぶのもおすすめです。
オンライン面接の場合でも、上半身の着こなしや汚れなどは見えることがあります。対面と同じように気を配りましょう。
自宅の洗濯機で洗えるワイシャツもある
ワイシャツのシミ、汚れは、クリーニングできれいにできますが、着用する頻度が高くなるとクリーニング代も増えます。ワイシャツのなかには自宅で洗濯できる商品もあるため、クリーニング代を抑えたい場合は自宅での洗濯が可能なものを選んでみましょう。
ワイシャツを自宅の洗濯機で洗う際は、型崩れ防止のために洗濯ネットに入れるのがおすすめです。
漂白剤を使うことで、襟や袖の黄ばみを落としやすくなります。ただし、ワイシャツの素材によっては漂白剤が利用できないものもあるため、洗濯マークを確認しておきましょう。
脱水後は素早く取り出し、ハンガーにかけて干します。
アイロンをかけてシワをとる
ワイシャツはシワができやすいため、着用前にはアイロンをかけて、きれいな状態にしておきましょう。スーツのようなフォーマルな装いでは、少しのシワでも目立つ可能性があるので、念入りな確認が必要です。
小まめにアイロンがけをするのが苦手な方には、シワになりにくい形態安定シャツやノンアイロンシャツがおすすめです。このようなシャツはアイロンがけの必要がないだけでなく、着用していてもシワがつきにくいメリットがあります。
多少シワがつくこともありますが、軽くアイロンをかけるだけできれいな状態になるので、メンテナンスが苦手な方でも安心です。

襟、胴回り、袖口といった人目につきやすい部分は、念入りにアイロンがけをしておきましょう。
ワイシャツのサイズにあうハンガーにかける
ワイシャツを保管する際は、ハンガーにかけておきましょう。ハンガーにかけておくことで、型崩れをしにくく、シワもつきにくくなります。
ハンガーは、ワイシャツの肩幅にあうサイズを選びましょう。大きすぎると袖部分に、小さいと肩から首の中間部分にハンガーの跡がついてしまうためです。
たたむ場合はボタンを留める
たたんで保管する場合やスーツケースなどに入れて持ち運ぶ際は、ボタンを留めてたたむことでシワができにくくなります。
ワイシャツ同士を重ねるときは、襟部分が重ならないよう、上下を交互にして重ねることで襟がつぶれにくく、清潔感を保てるでしょう。
就活でスーツを着る頻度が高くなったらワイシャツは2枚以上あると便利
週1回程度着用するのであれば、クリーニングや自宅での洗濯で問題ありませんが、週に何度も説明会や選考があれば、ワイシャツ1枚では洗濯が間に合わなくなります。
清潔感を保つためには洗濯をする必要があるため、ワイシャツは2枚以上用意しておくと安心です。

連日でスーツを着用する場合は、複数枚あると便利です。
スーツを着る頻度にあわせてワイシャツを揃えておけば、急いで洗濯をしたり、頻繁にアイロンをしたりすることがなくなります。
就活で着るワイシャツはどこで買うのがおすすめ?
就活で着るワイシャツは、スーツ専門店やファストファッションの店舗などで購入できます。それぞれメリットがあるため、店舗や商品で使い分けることも可能です。
スーツ専門店は種類が豊富
スーツ専門店では、ワイシャツの色や柄、サイズ展開などが豊富で、フォーマルからカジュアルまでさまざまな商品がそろっています。
専門店であれば、ワイシャツはもちろん、就活を意識したジャケットやボトムス、シューズなどを含めたトータルコーディネートの相談もできます。スタッフと相談することでサイズ感なども確かめやすく、初めてワイシャツを購入する方におすすめです。
ファストファッションはリーズナブル
ファストファッションにも、就活で利用できるワイシャツなどの衣類を購入できます。
専門店と比較するとラインナップは控えめなこともありますが、比較的購入しやすい価格帯の商品があるなどメリットもあります。
サイズ選びなどスタッフへの相談が難しいこともあるため、あらかじめ色や柄、襟などの選び方を把握したうえで購入するようにしてみてください。
【メンズスタイル】就活で便利なおすすめのワイシャツ2選
就活にも着用できる、メンズスタイルのワイシャツを紹介します。
レギュラーカラー

「ノンアイロンマックス」のワイシャツは、夜洗濯をしてシワを伸ばして干せば、翌朝ノンアイロンで着用できることが特徴です。襟、袖口には防汚加工を施しており、汚れがつきにくく、落としやすく清潔感をたもちやすいでしょう。
色 | ホワイト系 |
柄 | 無地 |
襟 | レギュラーカラー |
素材 | 綿100% |
ワイドカラー

透湿速乾性に優れたワイシャツで、夏は涼しく冬はあたたかく着用できることが特徴です。
「スーパーイージーアイロン」機能により、優れた形態安定性をもち、洗濯後のアイロンがけが簡単で便利なワイシャツです。
色 | ホワイト系 |
柄 | 無地 |
襟 | ワイドカラー |
素材 | ポリエステル100% |
【レディーススタイル】就活で便利なおすすめのシャツ2選
就活にも着用できる、レディーススタイルのシャツ・ブラウスを紹介します。
レギュラーカラー

「スーパーイージーアイロン」機能により、優れた形態安定性をもち、洗濯後のアイロンがけが簡単で便利なブラウスです。高い防透け指数を持っており、インナーが透けにくい点が特徴です。
UVカット機能も搭載されており、有害な紫外線をカットできるため、夏場の就活にも役立ちます。
色 | ホワイト系 |
柄 | 無地 |
襟 | レギュラーカラー |
素材 | ポリエステル65% 綿35% |
スキッパーカラー

「ノンアイロンマックス」のワイシャツは、夜洗濯をしてシワを伸ばして干せば、翌朝ノンアイロンで着用できることが特徴です。
ストレッチ機能によりシワができにくく、窮屈感を軽減させる素材を使用しています。
色 | ホワイト系 |
柄 | 無地 |
襟 | スキッパーカラー |
素材 | 綿100% |

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よくある質問
就活で着るワイシャツの色はどんなものがいいですか?
就活で着るワイシャツ(ブラウス)は、ホワイト、無地のものを選ぶ人が多いでしょう。
ホワイトは清潔感があり明るい印象に、無地はフォーマルなシーンにもあわせやすいことが特徴です。
シャツの規定は企業ごとに異なるため、応募先企業の服装指定を一度確認し、雰囲気を考慮したうえで選んでみてください。
就活で着るワイシャツの柄はストライプでもいいですか?
ストライプ柄のワイシャツは、カジュアルな印象に見えることがあります。
企業の雰囲気によっては、ストライプ柄のワイシャツを着用することも可能です。
就活で着るワイシャツはどこで買うことができますか?
ワイシャツは、スーツ専門店やファストファッションの店舗で購入が可能です。
スーツ専門店では、就活で着用する服のデザインやサイズ感など、衣類全般の相談もできます。ファストファッションの店舗では比較的リーズナブルなアイテムが多いですが、サイズ選びが難しい可能性があるでしょう。
就活で着るワイシャツはボタンダウンでもいいですか?
ボタンダウンのワイシャツは、比較的カジュアルな印象に見えることが特徴です。
フォーマルな印象にしたいときは、レギュラーカラーもしくはワイドカラーのワイシャツがおすすめです。
ワイシャツの第1ボタンは留めなければいけませんか?
フォーマルなシーンでは、第1ボタンを留めることが一般的です。
移動中などできつく不快に感じるときは、ボタンを外しても問題ありません。ただし、企業に到着する前には締め忘れることがないよう注意しましょう。