業界・企業研究

法学部のおもな就職先一覧!人気の業界や職種、就活を有利に進めるポイントを解説

法学部 就職先_アイキャッチ

法学部の就職先は、法曹界や公務員をはじめ、商社やIT業界など幅広い選択肢があります。選択肢が多いため、就活の軸や将来のキャリアプランを明確にして、自分にあう就職先を見つけることが大切です。自己分析を通して価値観やスキルを明確にしたり、業界・企業研究を通じて理解を深めたりしてみましょう。

法学部生として強みを活かして、就活を有利に進めるポイントも確認してみてください。

この記事でわかること

  • 法学部の学生はさまざまな業界で活躍の場がある
  • 法学部生が持つ問題解決能力や論理的思考力はどの業界でも重宝される
  • 就職先の選択肢が幅広いため将来のキャリアプランを明確にして就活を進める

法学部のおもな就職先【業界】

法学部は法律に関する知識を豊富に持っているため、さまざまな業界で活躍できます。代表的な業界の概要や仕事内容を紹介します。

法曹界

法曹界とは、法律を専門に扱う業界を指します。「法曹三者」といわれる弁護士・検察官・裁判官が法曹界の代表的な職種です。

法曹になるまでの流れ

  • 法学部を卒業
  • ロースクール卒業もしくは予備試験合格
  • 司法試験合格
  • 司法修習(1年間)
  • 法曹になる

法曹三者以外にも、司法書士や行政書士などの資格を取得すると、企業や個人の法的手続きを支援する専門職として独立することも可能です。司法書士や行政書士の詳しい資格内容は「法学部の就職で役立つ資格」をご確認ください。

こんな人におすすめ

  • 論理を積み重ね、議論を組み立てられる
  • さまざまな立場の人とコミュニケーションが図れる
  • 法律に関するあらゆる知識を学び続けられる
人事

法曹界は法律に関する高度な専門知識が必要ですが、そのぶんやりがいと報酬も大きいのが特徴です。

公務員

公務員は、安定性と社会貢献性の高さが魅力の仕事です。国家公務員や地方公務員として、政策立案や行政運営に携わる職務や、裁判所事務官、検察事務官として法的手続きをサポートする職務などがあります。警察官や消防官として、法律を基盤とした公共の安全を守る仕事もあります。

公務員試験は、政治学、憲法、民法など法律系科目の出題があるため、法学部の学生にとって試験対策しやすいでしょう。

こんな人におすすめ

  • 法学部で学んだ知識を公共のために活用したい
  • 新しい政策や制度が導入されても迅速に適応できる柔軟性や適応力がある
  • 長期的なプロジェクトや複雑な手続きに粘り強く取り組める忍耐力と持続力がある
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公務員の志望動機を作成する際は、自己分析や仕事内容を深く理解し、オリジナルエピソードを交えると効果的です。本記事の例文を参考に、自分にしか書けない志望動機を作成してみましょう。

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金融

金融業界には、銀行や証券会社、クレジットカード会社などお金に関する商品を扱う企業や機関があります。契約管理や法務リスクの対応が重要であるため、法学部で学んだ法律の知識が活かせます。

企業によって異なりますが、安定性や福利厚生の内容が良好で、知名度が高い傾向があるため、法学部卒の学生に人気の業界です。

こんな人におすすめ

  • 厳格な法的理解と迅速な意思決定ができる論理的思考を持っている
  • 膨大なデータや数値を正確に理解し、分析できる数値処理能力がある
  • ストレスに強く、冷静に対応できる

商社・メーカー

商社とは、国内外の企業で商品やサービスの取引を仲介する業界を指します。商品やサービスの取引や契約において、法務的知識が必要となるため、法学部での学びが活かせる業界です。

メーカーとは、原材料を加工して製品をつくり、市場に提供する業界を指します。メーカーでは、知的財産管理や製品の法規制への対応がおもな業務です。

こんな人におすすめ

  • 国際的な業務に興味がある
  • プロジェクトなどチームで行う業務で協力し合う姿勢がある
  • 日常生活に密接している製品を生み出す業務に興味がある

コンサルティング

コンサルティングは、個人や経営者、企業などが抱える課題を解決するサポートを行います。コンサルティングには、ITや経営戦略、財務などさまざまな専門領域があるため、それぞれに特化した専門知識を身につけ、顧客との信頼関係を築くことが大切です。

例えば、法務コンサルタントとして、企業の法的リスクを分析したり、解決策を提案したりできます。経営コンサルタントとして、法的視点を活かした戦略構築に関わることも法学部の知識が活かせる業務です。

こんな人におすすめ

  • 問題解決のために計画を立て、物事を進められる
  • プレゼンテーション能力や交渉力が強みである
  • 顧客の成功を自分の目標とする姿勢がある

IT・テクノロジー

IT・テクノロジー業界は、システム開発やネットワークの構築などを行います。とくにIT業界では、法務部門で契約書の作成やプライバシー規制への対応も必要です。

インターネットのセキュリティ管理において、法律に基づいたリスクマネジメントが求められます。法的知識に加え、ITスキルをあわせ持つことで、キャリアアップが期待できる業界です。

こんな人におすすめ

  • 新しい技術やトレンドに対する好奇心がある
  • 複雑な問題を解決するために論理的に考えるのが得意である
  • 新しいアイデアやソリューションを考えるのが得意である

不動産

不動産業界は、土地や建物の開発、流通、管理などのビジネスに携わります。契約書の作成や法規制の調査などの業務で、法的知識が活用できます。例えば、宅地建物取引業法や建設基準法などは、不動産に関連する法律です。

住宅やオフィスなどの建物は、生きていくうえで必要であり、人々のライフラインに携われる業界といえます。

こんな人におすすめ

  • マーケティングに興味、関心がある
  • 不動産市場の動向を理解し、市場のトレンドを常に把握できる
  • 新しいビジネスチャンスを開拓できるように幅広い人脈作りができる

法学部のおもな就職先【職種】

法学部の学生が就職先として選ぶおもな職種を紹介します。

法務職

法務職とは、民間企業の法務部門で契約や法的リスクの管理を担当します。法律の知識を活かして、企業の成長を支えるのが役割です。おもな仕事内容は次のとおりです。

  • 契約書類を精査する
  • 企業の法的な手続きを管理する
  • 問題を解決するための対応など

法務部は、大手企業や従業員数の多い大企業などに設置されていることが多い傾向です。

人事

中小企業では法務部門を設けず、外部に業務委託しているケースも見られます。

企業の業種は金融業界や商社、メーカー、医薬品業界などさまざまであり、活躍の場が幅広いのが特徴です。

こんな人におすすめ

  • 細かいところに注意を払い、念入りな確認ができる
  • 物事に忍耐強く取り組める
  • 継続的に学ぶ姿勢がある

士業

士業とは、「○○士」と称される職業を指します。法学部生は士業の資格を取得して、資格を活かせる個人事務所や企業に就職するのも選択肢のひとつです。法学部生が取得する代表的な資格は、次のとおりです。

  • 社会保険労務士
  • 司法書士
  • 行政書士など

就活で役立つ資格は「法学部の就職で役立つ資格」を確認してみましょう。これらの資格は、在学中に取得する場合と、就職後に取得する場合などさまざまです。

こんな人におすすめ

  • 継続して学ぶ意欲がある
  • 物事に対して粘り強く取り組める
  • さまざまな働き方に興味がある

人事労務職

人事労務職とは、企業活動を円滑に行うために各部署をサポートする職種です。労働法や社会保障法などの法律知識を活かして、企業の人材管理や労働環境の整備に活躍できます。

業務内容は人事と労務でわかれており、それぞれ次のような役割を担っています。

  • 人事:従業員の採用、教育など行う
  • 労務:従業員の入社、退職などの手続き、労働環境の整備などを行う

人事労務職は、企業の制度設計や労働環境の整備などの仕組みづくりに深く関われるところが魅力のひとつです。テレワーク制度やフレックスタイム制など、社員が働きやすい制度を設計できます。

こんな人におすすめ

  • コミュニケーション能力がある
  • 物事を計画的に進められる
  • 細かいところに気を配れる

教育者・研究​​者

法学を専門とする教育者や研究者として、学問の発展や次世代の育成に携わる選択肢もあります。例えば、大学教員として次のような業務に携われます。

  • 法学部での講義や研究活動
  • 法律や制度に関する研究
  • 新しい理論や提言の創造など

法学研究者は、大学をはじめ公的研究機関や民間研究所などで法律に関する研究を行い、論文にまとめて学会で発表します。

こんな人におすすめ

  • 新しい発見を追求する意欲がある
  • データの分析が得意である
  • 継続して努力する忍耐力がある
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法学部生の自分にあった就職先選びのポイント

就職先を選ぶ際は、自分の興味や専門分野にあった業界や職種を選ぶことが重要です。次に紹介するポイントを確認して、自分にあった就職先を探してみましょう。

自分の価値観や興味、スキルを明確にする

自己分析を通して、自分の価値観や興味、スキルなどを明確にしてみましょう。法学部卒業後は多様なキャリアの選択肢があるため、自分にあう就職先を見つけるには自己理解が大切です。

例えば、環境問題や地域活性化に興味がある場合は、それに関わる業界や職種を選びます。安定性を重視する場合は、公務員や大手企業、挑戦や成長を求めるならベンチャー企業やコンサルティング業界が適しているといえるでしょう。

また、自分の強みを知ることで、面接やES(エントリーシート)でも自信を持ってアピールできます。例えば、論理的思考力やコミュニケーション能力は、法務職をはじめ多くのビジネスの場で活かせる強みであり、就活でアピールできるでしょう。

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専門性を活かすか、汎用的スキルを活かすかを考える

法学部は、専門性と汎用的スキルのどちらを活かすかを考えて就職先を検討してみましょう。専門性を活かす場合は、法学部で学んできた知識をもとに、より深い専門知識を身につけ仕事に活かしていくことになります。おもな職種は次のとおりです。

専門性を活かす職種

  • 法律専門職(司法書士、行政書士など)
  • 企業法務職:企業内で契約や法的リスクを管理する専門職

汎用的なスキルを活かす場合は、専門知識をはじめ幅広い業務に対応できる能力が必要です。コミュニケーション能力や問題解決能力は、幅広い業界で重要視される能力のため、自分の強みに当てはまっているか考えてみてください。汎用的なスキルを活かす職種や業界は、次のとおりです。

汎用的スキルを活かす職種・業界

  • 人事・総務
  • コンサルティング業界
  • 金融業界
  • IT業界
人事

自分の興味や将来のキャリア像などをあわせて検討してみましょう。

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業界・企業研究を通して理解を深める

自分が働きたい業界・企業が絞れてきたら詳しく調べて理解を深めてみましょう。業界・企業研究をすることで、志望する業界や企業がどんな業務で法律知識を求めているのか、どんなキャリアを歩めるのかなどが明確になります。

まずは自分が働きたいと思う業界の特徴やトレンド、成長性を調べましょう。業界が絞り込めたら、具体的に企業を調べます。企業理念や文化、おもなプロジェクトやサービスなど調べ、自分のやりたい仕事に当てはまっているか、自分に合う仕事かどうかが明確になりやすいです。

また、OB・OG訪問やインターンシップ、説明会への参加を活用して、実際に働く人の声を聞くことも有効です。企業の雰囲気や、実際の働き方を体感できます。

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中長期的なキャリアプランを考える

目先の就職だけではなく、長期的な視点でキャリアを考えることも大切です。法学部は幅広い選択肢があるため、自分の目指す方向性を早期に考えることが、就職活動を円滑に進めるポイントになります。

例えば、将来は弁護士として独立するという目標を立てた場合、法律事務所に所属し、経験を積むことが重要です。具体的には、入社後3~5年後に達成したいスキルや経験を考え、10年後にどんなポジションにいたいか、何年後までに独立するのかを考えるとキャリアプランが明確になります。

また、定期的にキャリアプランを見直し、状況の変化や自分の成長度にあわせて柔軟に調整することも大切です。

人事

就活の際に自信を持って将来像を語れるようになるため、採用担当者の印象に残りやすくなるかもしれません。

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法学部卒の学生の就職率

2023年学部系統別実就職率ランキング」を参考に、ランキング上位30校の実就職率の平均を計算すると次の結果となりました。

  • 法学系:91%
  • 国際系:92%
  • 人文・外国語系:93%

調査対象:全国749大学(うち565大学から回答を得ている)
調査時期:2023年春

法学部を卒業後、ロースクールに進学したり、研究者を目指して大学院へ進学したりする学生もいるため、実就職率はほかの学部よりも若干低めになると考えられます。就活をした学生のなかでの実就職率はほかの学部と比べて大きな差はありません。

人事

法学部は法律に関する専門知識があるため、企業や職種によっては有利になるでしょう。

法学部の就職で役立つ資格

学生のうちに次の資格の取得や、勉強をしておくと、就職に役立ちます。

専門知識を活かした職種への就職を希望する場合は、資格の取得を目指すのも選択肢のひとつです。

司法書士

司法書士とは、登記業務や法律事務を行うことができる国家資格です。不動産や商業などの登記業務や、相続関連の業務、成年後見人の受任や後見人の監督などの業務ができ、民法や商法の知識を活用できます。

司法書士の資格を取得後は、司法書士事務所や法律事務所などに就職する場合が多く、その後のキャリアとして独立して自分の事務所をかまえるケースもあります。

▼司法書士試験の概要

項目詳細
受験資格なし
受験手数料8,000円
申込期間5月上旬~5月下旬
試験方法筆記、口述
試験日・筆記:7月頃
・口述:10月頃
合格発表・筆記:9月下旬頃
・口述:11月頃

参考:法務省「令和6年度司法書士試験受験案内書

司法書士は受験資格がないため、学歴や年齢を問わず挑戦できます。学生のうちに取得しておくと就活に活用できるでしょう。

試験は筆記試験が先に行われ、合格した人は口述試験に進めます。申込時期や試験日程などは、その年によって異なるため、法務省のWebサイトを確認してみてください。

行政書士

行政書士とは、国民と行政の仲介役を担う法律の専門家といわれる国家資格です。おもな仕事は、官公署へ提出する書類作成や顧客の相談対応およびアドバイスなどです。

行政書士が作成する書類とは、権利義務に関する書類や消費賃借契約書、遺産分割協議書などが挙げられます。また、行政書士の相談業務は、書類作成とともに行われることが多く、作成する書類に関する内容がメインです。

▼行政書士の概要

項目詳細
受験資格なし
受験手数料10,400円
申込期間7月下旬~8月下旬
試験方法筆記
試験日11月頃
合格発表受験した翌年の1月頃

参考:行政書士試験研究センター「令和6年度行政書士試験のご案内

法的手続きや申請業務を行う際に有効な資格であり、法学部生が取得しやすい資格のひとつです。

ビジネス実務法務検定

ビジネス実務法務検定とは、企業法務の基礎知識や実務スキルを学べる資格です。受験対象者の習得できるレベルに応じて3級から1級まで段階があります。各級の対象レベルは次のとおりです。

  • 3級:社会人全般、学生
  • 2級:社会人、学生、管理職やその候補者
  • 1級:法務職や責任者

3級は基礎的な法律の知識を問われるため、初心者や学生でも挑戦しやすいでしょう。

▼ビジネス実務法務検定の概要

3級2級1級
試験方式IBT方式またはCBT方式IBT方式またはCBT方式CBT方式
受験料5,500円(CBT方式は+2,200円)7,700円(CBT方式は+2,200円)9,900円+CBT利用料2,200円
申込期間前期:5月中旬~5月下旬
後期:9月下旬~10月上旬
前期:5月中旬~5月下旬
後期:9月下旬~10月上旬
11月上旬~11月中旬
試験期間前期:6月下旬~7月上旬
後期:10月下旬~11月上旬
前期:6月下旬~7月上旬
後期:10月下旬~11月上旬
12月上旬
試験形式多肢選択式多肢選択式論述形式
受験場所自宅や会社などテストセンターテストセンター

参考:東京商工会議所「ビジネス実務法務検定試験要項

ビジネス実務法務検定は、1年に2回開催されています。2級から受験することや、3級と2級を併願受験することも可能です。

社会保険労務士(社労士)

社会保険労務士(社労士)は、労働法や社会保険制度に基づく手続きやコンサルティングを行う国家資格です。法学部生が学んだ労働法や、社会保障制度の知識を活かせるため、特に人事・労務分野に興味がある学生にとって取得しておくと有効です。

企業の人事部門や総務部門で、労務管理や制度設計に深く関われます。労働トラブルの対応や就業規則の改定など、実務で法律知識を発揮できる資格です。

▼社会保険労務士試験の概要

項目詳細
受験資格・所定の学校を卒業もしくは修了した者
・所定の法人や団体などで一定期間以上の実務経験がある者
・社労士試験以外の国家試験などに合格した者
上のいずれか一つを満たしていること
受験手数料15,000円
申込期間4月中旬~5月下旬
試験形式・選択式
・択一式
試験日8月頃
合格発表10月上旬

参考:厚生労働省「第56回(令和6年度)社会保険労務士試験受験案内

社会保険労務士の受験資格は、細かく分類されているため、社会保険労務士試験オフィシャルサイトで詳細を確認してみましょう。短期大学を除く大学や専門職大学などの学生の場合は、62単位以上の卒業要件単位を修得していれば受験可能です。

法学部の学生が就活を有利に進める方法

法学部の学生が就活を有利に進めるには、次の方法を実践してみてください。

早めに情報収集をし、早期選考も視野に入れる

法学部の学生は、将来のキャリアアップのために業務独占資格の取得を目指す学生が多いです。

業務独占資格とは

司法書士や行政書士のように、その資格を持っている人だけが独占的に該当する業務に携われる資格のこと

国家試験は学生の受験者が多いため、就活や学校のスケジュールにあわせて日程が組まれている場合があります。ただし、志望する就職先によってはスケジュールがあわないこともあるため、確認しておくことが重要です。特に法律事務所の選考スケジュールは異なる可能性があるため、注意しましょう。

法学部生に人気の金融業界やコンサルティング業界なども、大学3年の秋頃から選考が始まるケースがあります。そのため、選考開始に間に合うように志望業界のスケジュールを把握しておきましょう。

専門知識・スキルを強調する

法学部の学生がほかの学部生と差別化を図るためには、法律に関する専門知識やスキルをアピールすることが効果的です。契約法や労働法、民法などの知識は、法務職だけでなく人事部門や金融業界、不動産業界など多くの分野で重宝されます。

法学部で学んできた知識が、どんな場面で活かせるのかを具体的に伝えることで、企業に「即戦力」としてアピールできます。

法律の知識以外にも論理的思考力やリスク管理能力、コミュニケーション能力など、法学部で培ったスキルを強調することも重要です。例えば、契約書の作成やリスク要因の分析を通じて、問題を予防・解決する能力をアピールできます。

リーガルマインドをアピールする

法学部の学生ならではの強みとして「リーガルマインド」をアピールしてみましょう。

リーガルマインドとは

法的・論理的に物事を分析し、公平かつ公正な判断を下す力のこと。「法的思考力」ともいわれる

この力は、法律関連の職種をはじめ、あらゆる業界で求められます。例えば「ゼミで法的リスクを多角的に分析し、適切な解決策を提案した」や「法務インターンシップで契約書のリスクを指摘し、トラブル回避に貢献した」などのゼミやインターンシップでの経験を用いて、自分がリーガルマインドを発揮した具体例を伝えることが効果的です。

よくある質問

法学部のおもな就職先は?

代表的な就職先には、企業の法務部門や人事・総務、金融業界、不動産業界、公務員、法律事務所などがあります。また、司法書士などの資格を取得して法律専門職に進む人もいます。

法学部卒は就職に不利ですか?

法学部卒が就職に不利ということはありません。法律知識や論理的思考力、問題解決能力は多くの業界で重宝されています。特に法務、人事、コンサルティング業界などでは法学部生の専門性が役立つことが多く、幅広い選択肢があります。

法学部の就職先として、公務員は人気ですか?

公務員は法学部生にとって人気のある就職先のひとつです。国家公務員や地方公務員、裁判所事務官などの職種は、法律知識を活かしながら安定した職業に就ける点が魅力といえます。

法学部の就職を有利に進めるポイントは何ですか?

法学部の就職を有利に進めるには、次のポイントが大切です。

  • 早めに情報収集をし、早期選考も視野に入れる
  • 専門知識・スキルを強調する
  • リーガルマインドをアピールする

詳しい内容は「法学部の学生が就活を有利に進める方法」を確認してみましょう。

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