業界・企業研究

文系の就職先は多数ある! 業界・職種別の就職先一覧や後悔しない選び方

文系 就職先_アイキャッチ

文系はさまざまな業界や職種で活躍できるため、就職先の選択肢は幅広くあります

選択肢が幅広いぶん、自分にあった業界や職種を深く知ることが重要です。業界・職種別の就職先を一覧で紹介します。企業選びのポイントもあわせて確認してみましょう。

この記事でわかること

  • 文系の就活は資格や専門知識よりも人間性やポテンシャルをアピールすることが大切
  • 文系はさまざまな業界・職種で活躍できる
  • 自分にあう就職先を見つけるためには自己分析が重要である

文系の就職は難易度が高いの?文系学生の就職事情

「文系の就職先は少ない」と聞いたことがあるかもしれませんが、実際は多くの就職先や職種の選択肢があります。

「文系より理系のほうが就職に有利」といわれることもありますが、就職率に大きな差はないのが現状です。文系の就職について、正しく理解を深めましょう。

文系の就職は理系より難しいわけではない!

厚生労働省が発表した「令和6年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)」によると、文系の就職率は97.9%、理系は98.8%(※)でした。理系のほうがやや上回っていますが、その差は1%未満です。

就職率は文系・理系ともに大きな差はないといえます。

※調査対象:6,250人(大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程))
※母集団の男女構成比から短期大学は女子学生のみ、高等専門学校は男子学生のみを抽出

文系と理系の就職活動の違い

文系と理系の就職活動は、求められるスキルや働く業界の傾向に違いがあります。

スキルや業界の傾向
文系・コミュニケーション能力や対人スキルが求められる
・幅広い業界の営業、人事、マーケティングなどの職種が多い
理系・特定の分野の専門知識や資格が求められる
・医療、化学、ITなどの技術職や研究職が多い

文系は幅広い業界で活躍できるため、選択肢が広いのが特徴です。特定の分野の専門知識や資格よりも、自分が持っている強みやスキルなどの人間性を重視する傾向があります。文系の強みを活かして、自分に合った職種や業界を見つけることが重要です。

文系の就職先一覧【業界編】

文系の就職先を業界別に紹介します。

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金融業界

金融とは、お金の橋渡しをすることを表した言葉であり、お金に関わる業界を指します。おもな業種は、銀行・信託業や投資業、保険業などがあります。

個人や企業に対して資金管理や資産運用、保険などのサービスを提供することがおもな仕事であり、金融商品の知識や経済の動向を理解する能力が求められます。

金融業界のなかでも、営業やコンサルタント、企画・商品開発、リスク管理などさまざまな職種があり、自分に合った職種を理解したうえで選択する必要があります。

また、金融業界は給与水準や安定性が高い傾向があり、キャリアパスが多様であることも魅力のひとつです。

こんな人におすすめ

  • 分析力や問題解決能力が強みである
  • 継続して学習し続ける持続力がある
  • 常に新しいことを学び続けたい

商社業界

商社とは、さまざまな商品やサービスの取引を行う企業を指します。国内外のさまざまな製品やサービスを仲介・輸出入する業界です。商社業界には、ありとあらゆる商品を取り扱う総合商社や、特定の分野に特化した商品を取り扱う専門商社があります。

世界の市場やビジネスに関わる機会が多いのが魅力のひとつであり、海外出張や駐在など国際的な経験を積めることもあるのが特徴です。

商社業界のおもな仕事は、営業や商品開発、コンテンツの制作、カスタマーサービスなどが挙げられます。

こんな人におすすめ

  • 海外での仕事や国際的な取引に興味がある
  • コミュニケーション能力が強みである
  • 新しい市場やビジネスチャンスを積極的に探究したい

広告・出版・マスコミ業界

広告代理店やテレビ、ラジオ、新聞、インターネットメディアなどで、さまざまな情報を提供する業界です。それぞれの企業が持つ広告スペースを販売し、広告費として収益を得ています。また、広告の制作を受注することもあり、宣伝したい商品やサービスをターゲットに伝えるためのアイデアや企画力が求められます。

マスコミ業界は、営業や編集・制作、記者、広報などの職種があり、活躍の場が幅広いといえます。

こんな人におすすめ

  • 新しいアイデアや視点を持っている
  • トレンドや情報に敏感で、探究心が強い
  • 変化に迅速に対応できる

IT・通信業界

IT・通信業界は、スマートフォンやパソコンなどを動かすソフトウェアの開発やインフラ構築などをする業界を指します。文系の場合は、営業やマーケティング、企画などの職種で活躍しやすい傾向があります。

IT・通信業界は成長産業のひとつであり、技術が日々進歩していることから将来性の高い業界です。営業や企画などの職種でも、ITリテラシーを高めることができ、次世代のビジネスに携わる機会が多いといえます。

こんな人におすすめ

  • 新しい技術やシステムに興味がある
  • 継続的な学習ができる
  • 変化に対応できる柔軟性がある

人材業界

人材業界は、企業が必要としている人材を派遣したり紹介したりする業界です。転職支援やキャリアコンサルタントなども担っています。人材を確保したい企業と、仕事を探している人を結びつける仕事であり、営業力やコミュニケーション能力を培う必要があります

企業の採用支援や人材育成プログラムの開発など、企業の組織運営に直接関わる仕事もあります。

こんな人におすすめ

  • 相手のニーズを理解し、適切なマッチングを行う能力がある
  • さまざまな企業や人材に対し、臨機応変に対応できる
  • トラブルや課題に迅速に対応し解決方法を見つけることができる

メーカー業界(製造業)

メーカー業界は、さまざまな製品を製造する業界を指します。自動車、電機、食品、医薬品など、さまざまな分野のメーカーがあります。原材料を加工から製品の製造まで、すべての工程を自社で行う企業や、製品の製造の一部を担う企業など、仕事内容はさまざまです。

メーカー業界のおもな職種は、営業、資材調達、企画・商品開発などがあります。

こんな人におすすめ

  • 細かい部分にも気を配ることができる
  • 新しい技術や機械に興味がある
  • 長期的なプロジェクトやトラブルにも粘り強く取り組むことができる

コンサルティング業界

コンサルティング業界は、個人経営者や企業を対象に、運営上の課題や悩みに対して具体的な対策を提案する役割を担っています。

会計やシステム、業務の見直しなど、企業の運営上の課題全般を対象とした総合系コンサルティング、経営戦略に特化した戦略コンサルティング、ITや医療などの特定の分野に特化した専門系コンサルティングなどがあります。

幅広い業界や企業と関わるため、多様な経験を積むことができ、自分の成長につながる業界です。課題解決に向けたプロセスや結果に直接携わることができるのが大きな魅力です。

こんな人におすすめ

  • データを分析し、問題を探し出す能力がある
  • 複数のタスクを効率的に管理するのが得意である
  • 柔軟性やコミュニケーション能力が高い

ホテル・旅行・観光業界

ホテル・旅行・観光業界は、旅行会社、宿泊施設、航空会社など、観光ビジネスに関わる業界です。

例えば、旅行会社は旅行を検討している人を対象に、希望の旅行プランのヒアリングや旅先の提案、宿泊等の予約代行などを行います。宿泊施設は施設内で快適に過ごせるようにもてなすことが仕事になります。

この業界では、顧客に対するサービス精神やホスピタリティが特に大切です。

おもな職種は、営業、プランナー、ツアーガイド、マーケティングなどが挙げられます。

こんな人におすすめ

  • 相手の満足度を高めるために細かい部分まで配慮できる
  • 多様な相手と柔軟なコミュニケーションが図れる
  • 異文化に対して理解と興味がある

不動産業界

不動産業界は、商業施設、オフィス、個人住宅などの建物や土地を取り扱う業界です。土地の開発や販売、賃貸などをはじめ、不動産を売りたい・貸したい人と、買いたい・借りたい人をつなぐ仲介役も担っています。

おもな職種は、営業、プロパティーマネジメントなどがあります。プロパティーマネジメントとは、ビルや住宅の資産価値を高めるための運営管理を行う職種です。

こんな人におすすめ

  • 不動産市場のトレンドや動向に興味がある
  • コミュニケーション能力や交渉力がある
  • 契約書や物件情報などの重要な書類や情報を適切に扱える

教育業界

教育業界は、学校や塾・予備校、企業などでの教育や、教育に関連するサービスを行う企業や機関が該当します。公務員として働く教員をはじめ、教育関連の企業でカリキュラムの作成や教育サービスの企画に関わる仕事などさまざまです。

おもな職種は、生徒への学習指導を行う講師、広報、教材の企画・制作、教務事務などがあります。

こんな人におすすめ

  • 教育に興味・関心がある
  • 生徒の成長に情熱を持ち、学びを促進する意欲がある
  • 生徒の多様なニーズに対応できる

文系の就職先一覧【職種編】

文系の就職先を、職種別に紹介します。

営業職

営業職は、自社が取り扱う商品やサービスなどを企業にアピールし、購入を促進する職種です。業種や企業によって取り扱う商品やサービスが異なるため、同じ営業職でも仕事内容が異なります。

自社の商品やサービスを購入してもらうために、アピール方法を工夫したり、データ分析してターゲットを絞ったり、顧客との信頼関係を構築したりなど、さまざまな能力が求められます。

営業職のおもな業界は、メーカー、商社、金融、サービスなどが挙げられます。

こんな人におすすめ

  • コミュニケーション能力が高い
  • ビジネスチャンスを見つける意欲がある
  • 臨機応変に対応するのが強みである

企画・マーケティング職

企画・マーケティング職は、市場調査やデータ分析などを行い、商品やサービスを企画・立案し、実行する職種です。

創造力と論理的思考力を使って新しいアイデアを生み出す能力が求められます。また、正確なデータや情報の収集、それをもとに分析して新たな企画を立案するため、地道な作業も重要です。

企画・マーケティング職のおもな業界は、メーカー、広告、ITなどが挙げられます。

こんな人におすすめ

  • 正確な情報を収集し、分析できる
  • 創造力が豊かである
  • 市場の動向に興味・関心がある

人事・総務職

人事・総務職は、人材採用や人員配置、労務管理などの業務を担当する職種です。企業活動を円滑に行うための職種であり、企業にとって重要なポジションといえます。

企業によって、総務のなかに人事や労務が含まれていたり、それぞれ独立した部署として配置されていたりするため、仕事内容は企業によって異なります。

総務職はほとんどの企業に配置されている職種であり、さまざまな分野の企業で活躍できる職種です。

こんな人におすすめ

  • 相手をサポートする仕事がしたい
  • さまざまな人とコミュニケーションを図るのが強みである
  • 物事全体を把握し、課題を抽出して解決策を考えることができる

広報・PR職

広報・PR職は、自社の商品やサービスを多くの人に知ってもらうための活動を行う職種です。企業のイメージアップや認知度を上げるために宣伝活動を行うこともあります。

自社の商品やサービスを適切なユーザーに届けるために、商品やサービスの特徴をはじめ、企業理念や経営方針なども深く理解しておくことが重要です。

広報・PR職の業界は、広告業界やメーカー、IT業界、ファッション業界などが代表的です。

こんな人におすすめ

  • 臨機応変に対応できる柔軟性が強みである
  • 業界や社会の動向、流行などに興味・関心がある
  • データ分析や情報収集が得意である

事務職

事務職は、社内の事務処理やデータ管理、会議の調整、経理業務、秘書業務などを行います。書類の準備や管理などサポート的な業務が多く、協調性や細やかな心づかいが重要です。

また、社内・社外問わず電話や文書で対応する場面があるため、ビジネスマナーを活かせます。

事務職は、大企業・中小企業を問わず配置されているため、さまざまな分野で活躍できます。

こんな人におすすめ

  • サポートする立場として協調性や細やかな気配りができる
  • ワードやエクセル、パワーポイントなどの操作が得意である
  • 1人で集中して行う仕事がしたい

販売・サービス職

販売・サービス職は、百貨店や専門店、ホテル、スーパーなどで接客や商品提案を行う職種です。顧客の「〇〇がほしい」「〇〇してほしい」などの要望が叶う商品やサービスを提供することが重要であるため、サービス精神が旺盛な方に向いています。

顧客に提供する商品やサービスはさまざまあり、店舗での商品提案や、美容院やマッサージ店での施術、新幹線や飛行機などの客室乗務員なども含まれます。

こんな人におすすめ

  • さまざまな人とコミュニケーションが図れ、ニーズを理解することが強みである
  • サービス精神が旺盛である
  • 顧客に満足してもらえるサービスを提供する意欲がある

クリエイティブ職

クリエイティブ職は、頭のなかにあるイメージを、文字やイラスト、映像などの形にして表現する職種です。広告制作やデザイン、コンテンツの企画・制作などを行います。

特にアイデア力や発想力が求められ、マーケティングやプロモーションに関わることが多いです。独創的なイメージ力や、それを形にするスキルが役立ちます。

こんな人におすすめ

  • クリエイティブ職に興味・関心がある
  • 試行錯誤を繰り返すことができる
  • 相手のニーズを読み取るのが強みである
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文系の学生が自分にあった就職先を決めるためには、次の4つを実践してみましょう。

自己分析をして自分の興味・得意・強みを明確にする

自己分析をすると、自分の行動パターンや性格、価値観などが明確になり、就職活動にも役立ちます。自分が何に興味を持ち、どんな分野で力を発揮できるかが理解でき、業界や職種を特定することができるためです。

自己分析をして、どんな分野やテーマに興味を持っているのかを明確にしてみましょう。例えば、同じ映画を見ても、その映像や広告の表現方法・制作過程に興味を持つ人もいれば、制作費、興行収入などの数字やデータに興味を持つ人もいます。

また、自分がほかの人より得意なスキルや活動も理解しておきましょう。コミュニケーションが得意な人は営業職やコンサルタント職、データ分析が得意な人はマーケティング職やPR職に適性があるといったことがわかるかもしれません。

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自己分析は自分に適した就職先を探すための重要な作業です。自分と向き合って、興味のあること、得意なことを理解しておきましょう。

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業界や職種についてリサーチし、視野を広げる

自己分析の結果をもとに、自分の興味・関心のある業界や職種をリサーチしてみてください。業界をリサーチするには次のような方法があります。

  • インターネットや本で調べる
  • SNSや動画配信などで検索してみる
  • 就活に特化した情報誌で調べる

業界の成長性や仕事のスタイル、働き方の違いなどを調べることで視野が広がり、自分にあう業界が見えてきます。

さらに業界のなかでも営業、マーケティング、企画、人事など職種ごとの具体的な仕事内容や求められるスキル、キャリアパスを確認しておきましょう。

人事

自分の得意分野や興味に沿って、適切な業界・職種を選ぶことが重要です。

OB・OG訪問やインターンシップで実際の職場を体験する

OB・OG訪問は、インターネットや本ではわからない現場のリアルが聞けるため、業界や業種の理解を深めるのに有効です。先輩や卒業生の就職活動の経験や、実際に働いている環境について話を聞くことで、自分がその業界や職種に向いているかを判断する材料になります。

また、インターンシップに参加して実際に職場で働ことで、その業界や職種が自分に合うか確認できるため、おすすめです。職場の仕事を経験することで、適性や興味が具体的に見えてくるかもしれません。

長期的なキャリアプランを考える

就職先を選ぶときは、5年後、10年後にどうなっていたいかを考慮することも重要です。選んだ業界や職種で、自分が長期的に成長できるかを考えてみましょう。

自分のライフスタイルや将来の生活設計を考えて、職場選びをするのもおすすめです。例えば、働きやすさやワークライフバランスを重視するのか、キャリアアップを重視するのかなどを考えてみましょう。

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就活の軸の決め方|見つからないときの考え方や業界別・職種別の例を紹介

就活の軸とは、企業や業界を選ぶうえで譲れない条件を指します。就活の軸を決めることで、自分なりの思いを中心に企業を選び、選考に臨むことができます。今はまだ決められていない方も、自己分析や他己分析などをすることで見つけられるでしょう。

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【参考】文系の学生が就職先選びで重視した要素ランキング

株式会社ワンキャリアが実施した調査にて、文系の学生が就職先を選ぶときに重視することは「ワークライフバランスが確保できる」が最も多い18.8%、次に「自分のなりたい職種である」が10.3%でした。

文系の学生が就職先選びで重視した要素ランキング

参照元:株式会社ワンキャリア「2026年卒-就活実態調査」

調査期間:2024年5月31日~6月5日
調査対象:2026年卒の大学生
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:586

人事

文系はさまざまな業界や職種で活躍できるため、自分のなりたい職種を重視して就職先を選ぶ傾向があるといえるでしょう。

後悔しない!文系の企業選びで注目したいポイント

文系の就職先は、次の4つのポイントを参考に選んでみましょう。業界や職種の選択肢が幅広いため、将来のキャリアに影響する企業選びは重要です。

企業の成長性や安定性

企業選びでは、その企業が成長を続けられるか、安定した収益基盤があるかなどを確認してみましょう。業界の将来性や、企業の経営状況をリサーチし、安定して働ける環境かどうかを深く知ることが大切です。

希望する業界や職種が絞りこめたら、企業のWebサイトや会社説明会などに参加して情報を集めましょう。

自分の価値観や働き方と企業の社風が合っているか

自分の価値観や働き方が、企業の社風にあっているかを確認することも大切です。企業の社風とあっていないと、働きにくさを感じたり、自分の強みやスキルを発揮しにくくなったりするためです。

社員の声や口コミ、企業理念や経営方針などを確認して、自分がその企業で長期的に働けるかどうかを深く知るようにしてみてください。

仕事内容やキャリアパスが自分のスキルや目標に合っているか

希望する企業での仕事内容やキャリアパスが、自分のスキルや将来の目標にあっているかを確認することも大切です。自分の強みやスキルを活かせるか、成長できる機会があるかを深く知ることで、後悔のないキャリア選択ができます。

企業のキャリア支援制度や研修内容などを確認してみましょう。

働く環境や待遇、福利厚生が充実しているか

働く環境や待遇、福利厚生も企業選びにおいて重要なポイントです。オフィスの雰囲気やチーム構成、働きやすさなどが自分にあっているかを確認してましょう。

また、給料やリモートワーク制度の有無、育児支援制度などの福利厚生が充実しているかも確認しておくのがおすすめです。

働く環境や福利厚生が充実していると、日々の仕事の満足度が向上し、長期的に働きやすくなるでしょう。

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よくある質問

文系の就職先となる業界には何がありますか?

文系の学生が就職できる業界は、次のとおりです。

  • 金融業界
  • 商社業界
  • 広告・出版・マスコミ業界
  • IT・通信業界
  • 人材業界
  • メーカー業界(製造業)
  • コンサルティング業界
  • ホテル・旅行・観光業界
  • 不動産業界
  • 教育業界

各業界の詳しい内容は「文系の就職先一覧【業界編】」をご確認ください。

文系の就職先が少ないのは本当ですか?

文系の就職先が少ないとは言い切れません。文系・理系ともに就職率は同程度で、文系の就職先となる業界や職種の選択肢は幅広く存在します。

文系の就職先で、年収の高い業界はありますか?

文系でも年収が高い就職先はあります。特に金融業界(銀行・証券)、外資系企業、コンサルティングファーム、総合商社などは年収が高い傾向です。さらに、広告代理店やIT業界の一部企業も、高年収が期待できる職場といえるでしょう。

文系学生の就職難易度は高いですか?

文系の就職難易度が特別に高いわけではありませんが、理系よりも専門性が明確ではないため、志望する業界や企業に合わせた対策が必要です。また、文系の就職活動では、コミュニケーション能力やリーダーシップ、柔軟性などの総合力が重視されることがあるため、自己分析と企業研究をしっかり行いましょう。

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