夏の面接でも、企業から指示がある場合は指示に沿った服装を着ていきましょう。
この記事では、夏の面接に適した服装の考え方や着こなしのポイントなどを紹介します。「半袖シャツはあり?」「ジャケットは不要?」といったよくある疑問への回答や、夏の面接に向けた暑さ対策方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- クールビズ指定の場合、基本的にはジャケットやネクタイは不要
- ジャケットを羽織る場合は長袖シャツの着用がおすすめ
- 移動中はジャケットやネクタイを着用しなくても問題ない
夏の面接で適した服装【指定内容別】
夏に限らず、面接時の服装は企業からの指示に従う必要があります。そのため、まずは企業からの面接案内に服装に関する指定がないかを確認してみましょう。
ここでは、夏の面接における服装のポイントを次の3パターンに分けて紹介します。
指定がない場合はスーツがおすすめ
企業側から服装に関する指定がない場合は、スーツの着用がおすすめです。夏以外に着用しているスーツでも問題ありませんが、夏向けのアイテムを選ぶことで快適さが高まります。
夏向けのスーツの選び方や着こなしのポイントを見ていきましょう。
スーツの色 | ・ブラックやネイビーなどの 落ち着いた色 ・企業や業界によっては ブラウンやグレーを選んでもよい |
スーツの素材 | ・春夏用の通気性のよい 素材のものがおすすめ |
スーツのサイズ | ・体に合うサイズを選ぶ |
ジャケット | ・指定がない限り着用する ・移動中は着用しなくても問題ない |
シャツ | ・シンプルな色柄で清潔感のある ものがおすすめ ・接触冷感機能付きのものを選べば 暑さを軽減できる |
ネクタイ | ・指定がない限り着用する ・移動中は着用しなくても問題ない |
靴下 | ・スーツやシューズの色に合う色を選ぶ ・座ったときに素肌が見えない 丈のものを選ぶ |
ストッキング (着用する場合) | ・パンツスタイルの場合、 膝下タイプを選ぶと蒸れにくい ・UV加工されているタイプを 選べば紫外線対策ができる |
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クールビズ指定ならノージャケット・ノーネクタイ
企業からの面接案内に「クールビズ可」「クールビズでお越しください」などの指定がある場合、基本的にはジャケットやネクタイを着用する必要はありません。
ただし、クールビズに明確な定義はなく、許容範囲は企業によって異なります。面接案内に「クールビズでお越しください(ジャケットなし、ネクタイなし)」や「クールビズ推奨(ネクタイなし)」といった具体的な指示が記載されている場合は、その内容に従いましょう。
面接案内が不明瞭な場合や、指示がなく不安を感じる場合は、念のためジャケットやネクタイを持参しておくと安心です。
クールビズの服装・着こなしについて、詳しくは「夏の面接でクールビズ指定された場合の服装」で紹介しています。
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私服指定ならビジネスカジュアルを意識しよう
私服指定の面接では、ビジネスカジュアルを意識した服装がおすすめです。ビジネスカジュアルとは、ビジネスシーンにふさわしいカジュアルな服装を指します。
注意点として、就活における私服は普段着とは異なります。プライベートで着るような「Tシャツにデニム」「大きなロゴ」「派手な色や装飾」などのカジュアル過ぎる服装は避け、ビジネスシーンに馴染みやすい装いを意識してみましょう。
私服指定の場合の服装・着こなしについて、詳しくは「夏の面接で私服指定された場合の服装」で紹介しています。
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夏の面接で悩みやすい服装に関する疑問
ここでは、夏の面接で悩みやすい服装に関する疑問に回答していきます。
夏の面接で半袖シャツはダメですか?
夏の面接でクールビズを指定された場合は、半袖シャツを選んでも問題ありません。
ただし、メンズスタイルでは、シャツの袖はジャケットから1〜2cmほど見える状態の着こなしが望ましいとされています。半袖シャツの上にジャケットを着用すると着心地に違和感があったり、素肌が触れてスーツの裏地が傷みやすくなったりするため、ジャケットを羽織る場合は長袖シャツがおすすめです。
夏の面接ではジャケットを着なくてもいいですか?
面接では、特に指定がない限りジャケットを羽織ることが推奨されています。
ただし、あらかじめ「クールビズ」「ノージャケット・ノーネクタイ」などの指示があった場合はジャケットを羽織らなくても問題ありません。面接官から「ジャケットを脱いでもかまいませんよ」などといわれた場合は、「失礼します」などと一言かけてから脱ぐようにしましょう。
また、移動中はジャケットを着用しなくても問題ありません。ジャケットを着用しない間は、シワにならないように丁寧にたたんで持ち歩きましょう。
夏の面接ではネクタイをつけなくていいですか?
スーツのジャケットを着て面接に臨む場合は、ネクタイの着用が必要です。
企業から送られてくる面接案内で「クールビズ指定」「ノージャケット・ノーネクタイ」「私服可」などと記載されている場合、ネクタイを着用する必要はありません。
夏の面接でクールビズ指定された場合の服装
クールビズは、一般的に「ノージャケット・ノーネクタイ」のスタイルを指します。シャツは長袖・半袖のどちらでも問題ありませんが、ジャケットを羽織る場合は、シャツの袖がジャケットから1〜2cmほど見える着こなしがおすすめです。
長袖シャツを着る場合、腕まくりをするとラフな印象になる場合があります。シワがよったり、シルエットが崩れたりすることもあるので、シーンに合った着こなし方を心がけましょう。
レディーススタイルで第一ボタンがないスキッパーカラーシャツを着用する場合は、首元が開いていても問題ありません。
クールビズで半袖シャツの着用が許容されるかどうかは、企業によって異なります。面接前に、企業のWebサイトや面接案内のメールを見て、半袖シャツで問題ないか確認してみましょう。
夏の面接で私服指定された場合の服装
夏の面接で私服を指定された場合は、面接の場に合いやすい清潔感を意識した服装がおすすめです。
面接における私服は、プライベートで着用するような服装とは異なります。あくまで「面接」であることを意識したうえで服装を選ぶことが大切です。
次のような装いは面接には不向きのため注意しましょう。
面接に適さない服装の例
- 派手な柄や色の服装
- 露出の多い服装
- サンダル
- 派手なアクセサリー
企業のWebサイトで社員の服装をチェックしておくと、企業の雰囲気に合う私服を選びやすくなります。
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夏の面接に向けてできる暑さ対策
夏の面接では暑さ対策を行っておくことで、面接時に汗だくになることを防ぎやすくなります。具体的には、次の4つの暑さ対策を検討してみましょう。
シャツの中に着るインナーを工夫する
夏の面接では、シャツの汗染みが目立たないようにインナーを着用するのがおすすめです。速乾性のある素材のインナーは汗をかいてもすぐに乾くため、一日中快適に過ごしやすくなります。
なかには、汗のニオイを抑える「抗菌防臭機能」や涼しさを感じやすくなる「接触冷感機能」などの機能性を備えたインナーもあります。
汗染みが目立ちにくくするなら、白色やベージュのインナーがおすすめです。脇汗が気になる場合は、インナーに脇汗パッドの使用も検討してみましょう。
【メンズスタイル向けインナー】
【レディーススタイル向けインナー】
制汗剤を使う
汗が気になる場合は、制汗剤を使って汗を抑えることも効果的です。ロールオンタイプやスプレータイプ、ボディーシートなど、自分にとって使いやすいものを選んでみましょう。
香り付きの制汗剤は、香りの強さによっては不快に感じる人がいる可能性があるため、無香料のものがおすすめです。
移動中はジャケットを脱ぐ
面接会場までの移動中は、ジャケットを脱いでおくこともおすすめです。ジャケットを脱いで移動すれば汗をかきにくく、汗の染み込みも防ぎやすくなります。
ジャケットを手に持って持ち運ぶ場合は、できるだけシワやホコリがつかないように、丁寧にたたんだ状態で持ち運びましょう。
シワになりにくいジャケットのたたみ方
- 背中部分を縦に谷折りし、左右の肩部分を合わせる
- 両肩を合わせて裏返す
- ジャケットを半分に折りたたんで腕にかける
ジャケット専用のハンガーや袋に入れて持ち運ぶこともおすすめです。面接会場に到着する頃にジャケットを着用し、専用のハンガーや袋はバッグにしまっておきましょう。
夏用のスーツを着る
「春夏用」「秋冬用」「オールシーズン用」のように、季節に合うスーツも販売されています。
春夏用のスーツは、通気性のよい素材で作られていたり、自宅で洗えたりなど、夏に適した作りになっています。特に、接触冷感素材のスーツは汗ばむ時期でも快適に過ごしやすくおすすめです。
【メンズスタイル向け春夏スーツ】
【レディーススタイル向け春夏スーツ】
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よくある質問
夏の面接でスーツを着る場合、ジャケットは必要ですか?
企業から「ジャケット不要」「クールビズ可」などの指定がない限り、面接中はジャケットを着用するのが望ましいです。ただし、移動中は着用しなくても問題ありません。
夏の面接で「クールビズ可」と指定されました。何を着ればいいですか?
クールビズではノージャケット・ノーネクタイが一般的ですが、企業によって認識が異なる場合があります。企業から送られてくる面接案内に「クールビズでお越しください(ジャケットなし、ネクタイなし)」や「クールビズ推奨(ネクタイなし)」などの指示が記載されている場合は、その内容に従いましょう。
夏のオンライン面接では、どんな服装をすればいいですか?
オンライン面接でも、基本的には対面面接と同じ服装で考え方です。企業から服装に関する指定がなければ、ジャケットを着用したスーツスタイルで臨みましょう。