就活を効率よく進めるためには、「企業選びの軸」を決めることが重要です。軸を決めておくことで、数ある企業のなかから応募先を絞りやすくなります。
この記事では、企業選びの軸の例や、軸が決まらない場合の対処法などを詳しく紹介します。面接で企業選びの軸に関して質問された際の答え方も紹介するので、面接対策としてもぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 企業選びの軸を決めることで志望動機に説得力が生まれる
- 自己分析を行うだけでなく、企業研究や業界研究を行うなかで軸が見えてくることがある
- 企業選びの基準を質問されたら結論だけでなく根拠や応募企業との関連性を伝えることが大切
就活では企業選びの軸を決めよう!基準を定めるメリット
応募先の企業を絞るにあたって、まずは企業選びの軸を決めていきましょう。軸を決めずに就活を進めると、応募する企業選びに時間がかかったり、入社後にミスマッチに直面したりする可能性があります。
企業選びの軸を決めることには、以下のようなメリットがあります。
就活を効率よく進められる
企業選びの軸を定めると、数多くある企業のなかから自分に合った企業を見つけやすくなります。
例えば、業種だけを決めた状態では、どんな企業が自分に合うのかわからず、曖昧な基準で多くの企業にエントリーをしてしまったり、逆にエントリーする企業が少なすぎたりすることが考えられます。
自分なりの軸を持っておくことで、企業の絞り込みができるようになり、書類選考や面接の対策まで効率よく進めることができるでしょう。
志望動機が明確になり説得力が生まれる
企業選びの軸があれば、「なぜこの企業を選んだのか」という理由が明確になり、志望動機に一貫性と説得力が生まれます。企業側にとっても志望度の高さや意欲が伝わりやすくなるでしょう。
入社後のミスマッチを防げる
軸が定まらない状態で就活を進めると、入社前に抱いていた「理想の働き方」と、入社後に直面する「実際の働く環境」に差を感じる可能性が高まります。
例えば、業種や職種だけで選んだ企業で、「社風が自分には合っていなかった」「必要な待遇を受けられなかった」と気付き、早期退職につながるかもしれません。
ざっくりとした理由で応募するのではなく、企業選びの軸をもとに応募企業を選ぶことで、入社後のミスマッチを防ぎやすくなるでしょう。
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就活における企業選びの基準となる10項目
ここでは、企業選びの基準の例として、以下の10項目を紹介します。
それぞれの意味や選び方を見ていきましょう。
1.事業内容
事業内容とは、企業が取り組んでいる仕事内容のことです。応募企業を選ぶうえでは、事業内容に興味があることが重要なポイントです。
まずは、企業がどんな目的で、どんな人々に、何を提供しているのかを知ることが大切です。さらに、どのように利益を生み出しているかを考えることで、事業内容に興味を持てることもあるでしょう。
入社後に実際に行う業務は、企業の事業目標と密接に関連しています。自分がやりたいことが、企業の目標と食い違っていないかを確認することも重要です。
2.経営層や組織の方針
経営層の考え方は、仕事の進め方やプロセスに大きく影響します。例えば、「企業が目指す目標は共感できるけれど、目標を達成のためのやり方には納得がいかない」というミスマッチが起きないように注意が必要です。
仕事内容自体に興味があっても、企業の方針や進め方に共感できなければ、仕事でのやりがいを感じにくくなる可能性があります。
企業の経営理念や働き方についても理解し、自分の価値観に合っているかどうかを見極めることが大切です。
3.仕事内容(業種・職種)
企業選びにおいて、実際に行う仕事内容が自分に合っているかどうかを確かめることはとても重要です。入社後に何をするのか、それが自分がやりたいことなのか、できることなのか、といった点を確認しておきましょう。
企業や職種に対して抱いているイメージだけで選ぶと、「実際の業務内容が想像していたものと違った」というミスマッチが生じるリスクがあります。
仕事内容を確認する際には、以下のようなポイントを考慮に入れましょう。
- 入社後どんな仕事に携わるか
- キャリアを歩むにつれて、どんな業務に変化するのか
- 社内ではどう分業をしているのか
- 自身の経験やスキルとの接点はあるか
- 社内のDX化(※)の取り組み状況はどうか
※DX(デジタルトランスフォーメーション):IT・デジタル技術の活用できるよう変革し、競争力を高めること
4.企業の安定性
安定性とは、将来的にも企業が持続的に経営を続けられるかどうかを示す指標です。特に、同じ企業でできるだけ長く働きたいと考えている方にとっては、リストラや倒産の心配が少なく、長く安心して働ける環境があるかどうかが重要なポイントになります。
企業の安定性は、おもに以下のポイントで判断できます。
- 老舗企業である
- 大手企業である
- 国内外で知られている有名企業である
- 財務状況が健全である
- 発展途上にある業界・企業であり業績が伸びている
- 離職率が低い
これらに当てはまる企業が必ずしも「長く安心して働ける」「リストラや倒産の心配がない」とは限りませんが、安定性を判断するときの重要な要素となるでしょう。
5.企業の成長性
成長性とは、企業が将来にわたってどれだけ成長する可能性があるかを指します。成長性がある企業は、将来的に業績を伸ばし、事業の拡大が見込まれるため、そこで働く人自身の成長やキャリアの変化にもつながります。
企業の成長性は、以下のようなポイントから判断できます。
- 売上や利益が増加している
- 新しい市場や分野に挑戦(事業展開)している
- 新商品やサービス開発を積極的に行っている
- 従業員数が増加している
- 純資産の伸び率が増加している
成長性は、企業が公開している売上高や営業利益、純利益などで確認できます。これらの情報は企業Webサイトの「IR情報(投資家向けの情報)」や、「就職四季報」と呼ばれる書籍に掲載されているので、確認してみるのがおすすめです。
就職四季報では、選考のポイントや採用実績、待遇に関する情報なども確認できます。
6.企業風土・社風
企業風土や社風は、企業の雰囲気や価値観、文化を指します。どんな価値観や考え方を持つ人が集まっているのか、企業・社員の雰囲気が自分に合うかどうかも重要なポイントです。
社風には以下のようなものがあります。
社風の例
- 風通しのよさ
- 上下関係を重視する
- アットホームな環境
- チャレンジ精神を大切にする
- 企業の伝統を重視する
- 個人の能力を尊重する
- チームプレイを重視する
など
自分が理想とする職場のイメージと社風がマッチしていれば、より仕事をしやすく、成果を出しやすい環境を見つけることができるでしょう。
7.待遇・福利厚生
企業選びにおいて、待遇や福利厚生は確認すべき重要なポイントです。
特に、企業が任意で定める「法定外福利厚生」の内容を確認することがおすすめです。これらは企業によってさまざまですが、例として以下のような制度があります。
法定外福利厚生の例
- 通勤や住宅に関する手当
- 育児や介護における休暇や短時間勤務、
- フレックスタイムへの対応
- 資格取得のために必要な費用の補助
など
ただし、法定外福利厚生が充実していても、「キャリアを積むにつれて残業が増える」「育児や介護における休暇はあるが実際は取得しにくい」といったことが考えられます。福利厚生の内容だけでなく、休日日数や有給休暇の取得率、残業時間なども確認しておきましょう。
8.ワークライフバランス・働き方・勤務形態
ワークライフバランス・働き方・勤務形態が合っているかどうかも重要なポイントです。
リモートワークやフレックスタイムといった、柔軟な働き方ができるかどうか、仕事と日常生活のバランスを重視したい場合は、確認しておきましょう。
9.評価制度・キャリア
昇進したい、成長したいと考えている場合、評価制度や社内で歩めるキャリアも確認しておきましょう。これらは、入社後の給与や昇進の可能性に大きな影響を与えるためです。
一般的に評価制度には「実力主義」と「年功序列」の2つのタイプがあります。
実力主義の特徴
- 年齢や勤務年数に関係なく、個人の能力や実績をもとに昇進や報酬が決定する
- 成果を出せば出すほど昇進のチャンスが増える
年功序列の特徴
- 勤務年数や年齢が昇進や報酬を決める基準となる
- 経験と年数を積むことで自然と昇進の機会が訪れる
評価制度を理解したうえで、自分が理想とするキャリアや目標に合わせて、適した企業を選ぶことが大切です。
スピード感を持って成長したいなら実力主義、安定性を重視し、ゆっくりとキャリアを築きたいなら年功序列がおすすめです!
10.勤務場所・転勤
勤務地にこだわりたい方は、勤務場所と転勤の有無もチェックすることが重要です。
支社や支店が多数ある企業では、入社後に自宅から遠い場所に配属されたり、将来的に転勤が発生したりすることが考えられます。自宅の近くで働きたい場合は、地域限定のポジションや転勤のない企業を選びましょう。
転勤や異動の有無がわからない場合は、会社説明会や面接の際に質問してみましょう!
企業選びの基準がわからない!軸を見つけるためにできること
ここでは、企業選びの基準を決めるにあたって、実際にやるべきことを具体的に説明します。
- 自分の好きなことや面白い・楽しいと感じることを振り返る
- 気になる企業の企業研究をして、合う・合わないを見つける
- インターンシップを通して仕事における価値観を見つける
- OB・OG訪問で先輩の企業選びのコツを知る
自分の好きなことや面白い・楽しいと感じることを振り返る
「好きなこと」「面白いと思うこと」「楽しいと感じる瞬間」「やりがいを感じる瞬間」などを振り返ることで、自分が大事にしていることや、目指したいキャリアなど見えてきます。普段の何気ない日常や、休みの日、学業、アルバイト、サークルなどの、さまざまなシーンを思い出してみましょう。
例えば、塾講師のアルバイトで生徒に何かを教えたり、コミュニケーションをとったりすることに面白さを感じるなら、「人と密に関わるような職場が向いている」という軸が浮かび上がります。
この作業を入念に行うことで、自分に向いている業種や職種、働きたい環境が少しずつ明確になるでしょう。
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気になる企業の企業研究をして、合う・合わないを見つける
「好きなこと」「面白いと思うこと」「楽しいと感じる瞬間」「やりがいを感じる瞬間」などを振り返ることで、自分が大事にしていることや、目指したいキャリアなど見えてきます。普段の何気ない日常や、休みの日、学業、アルバイト、サークルなどの、さまざまなシーンを思い出してみましょう。
例えば、塾講師のアルバイトで生徒に何かを教えたり、コミュニケーションをとったりすることに面白さを感じるなら、「人と密に関わるような職場が向いている」という軸が浮かび上がります。
この作業を入念に行うことで、自分に向いている業種や職種、働きたい環境が少しずつ明確になるでしょう。
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オープンカンパニーとは、業界や企業に関する情報提供・PRが目的で実施されるイベントや説明会のことで、企業や業界、業務内容を把握できるプログラムが実施されています。座学による事業・業務説明をはじめ、現場社員や先輩との座談会・交流会、職場見学などを通して、企業の特徴を理解でき、自分が働きたいと思うかを判断しやすくなります。
インターンシップは、職業体験を通じて、自身の実力を発揮できる場です。実際の仕事を通して自分の価値観や得意不得意を判断できるので、企業選びの軸を決めるヒントを得ることができるでしょう。
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インターンシップとは職業体験を通じて、実力を確かめる・発揮する場所です。今あるスキルを確かめながら伸ばせる機会になるため、時間を確保できる方は積極的に参加しましょう。選考が実施されるインターンシップでは、書類作成や面接の練習も必要です。
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OB・OG訪問は、実際に業界や企業で働いている先輩や卒業生から直接話を聞ける機会です。企業のWebサイトや採用ページなどでは得られない、実際に働く人の生の意見や、仕事に対する姿勢を知ることができます。
業界や企業への理解を深めることができるだけでなく、実際に働いている人の本音を聞けたり、就活におけるあなたの悩みを相談できたりなどのメリットがあります。
「この人のような働き方がしたい」「この人のビジョンに憧れる」といったロールモデルとなる先輩や卒業生を見つけて、企業選びの軸を直接聞いてみるのもおすすめです。
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面接で企業選びの基準が聞かれたときの答え方
面接のなかで「企業選びの基準は何ですか」などと質問されることがあります。その場合は、以下の流れで答えましょう。
1.結論を伝える
まずは「企業選びの基準は◯◯です」といった形で、結論から伝えましょう。
企業選びの基準だけでなく、どんな質問でも「結論から伝える」ことが重要です。結論を先に述べることで、相手に伝わりやすくなります。
例:私の企業選びの基準は、チームワークと個人の成長が重視される環境です。
2.根拠を伝える
次に結論を裏付ける根拠を説明します。過去の経験やスキル、興味・関心などを挙げて、なぜこの基準を設定したのかを説明しましょう。
例:私は大学にて、環境問題に特化した学生団体でリーダーを務めていました。メンバー一人ひとりの意見が尊重される環境で、活発にアイデアを出し合っていました。このような環境であれば、個々の能力が発揮しやすく、団体全体としても大きな成果を上げることができると実感しました。
エピソードを交えて伝えることで納得感が増します。
3.応募企業との関連性を伝える
最後に、応募企業と自分が定めた企業選びの基準の関連性を伝えましょう。そうすることで、その企業に応募した理由が明確になり、説得力が増します。
例:チームワークと個々の成長を重視している御社なら、自分のアイデアや意見を積極的に提案し、チームの一員として大きく貢献できると確信しています。
企業選びの軸を聞かれたときの回答例
ここでは、以下の基準をもとに、企業選びの軸を聞かれた際の具体的な回答例を紹介します。
社風
例文
私の企業選びの軸は、企業風土や社風です。
大学では、さまざまなチームプロジェクトを経験し、協力的で開かれた環境の重要性を学びました。自由に意見を交換し、失敗を恐れずに挑戦できる雰囲気があることは自身の成長にとっても重要であると感じています。
従業員の意見が尊重される環境である御社であれば、私は自分のアイデアを自由に表現し、チームの成功に貢献できると確信しています。
仕事内容
例文
私の企業選びの軸は、専門性のある仕事内容です。
大学ではマーケティングを専攻し、実際の市場調査プロジェクトに参加しました。この経験から、具体的で実践的な業務に携わりたいという思いが強まりました。専門的な知識を活かし、直接ビジネスに影響を与えるような業務に関わりたいと感じています。
革新的なマーケティング戦略を行う御社であれば、私の専門性を活かし、具体的なプロジェクトに貢献できると考えています。
成長性
例文
私の企業選び軸は、企業の成長性です。
大学での学びやインターンシップを通じ、常に変化し続ける市場に適応し、新しいスキルを習得する重要性を学びました。そのため、革新的な思考と絶えず進化する環境で働くことが、長期的なキャリアを築くうえで不可欠だと考えています。
業界の最先端を行く企業として知られており、絶えず新しい挑戦を続けている御社であれば、最新の業界知識を身に付け、自身の専門性をさらに高められると考えております。
よくある質問
就活における企業選びの軸にはどんな内容がありますか?
企業選びの軸の例として、以下のような項目があります。
- 事業内容
- 経営層や組織の方針
- 仕事内容(業種・職種)
- 企業の安定性
- 企業の成長性
- 企業風土・社風
- 待遇・福利厚生
- ワークライフバランス・働き方・勤務形態
- 評価制度・キャリア
- 勤務場所・転勤
「就活における企業選びの基準となる10項目」で詳しく解説しています。
就活における企業選びで、重視される項目をランキングで教えてください。
株式会社揚羽が行ったアンケート「24卒冬就活学生調査」によると、「ビジネスの成長性」「理念やビジョンへの共感」「仕事と生活のバランス」が上位3項目と発表されています。
就活の企業選びで失敗しないために、やっておくべきことはありますか?
まず自己分析をしっかり行い、自分の強みや興味のある分野を明確にすることが大切です。インターンシップに参加して実務経験を積んだり、企業のOB・OG訪問でリアルな話を聞いたりすることも有効です。
就活の企業選びはいつまでにすればいいですか?
就活の企業選びは、できれば卒業の前年度、最終学年になる前の3月までには行っておくのが理想的です。一般的には3月頃から企業の説明会が始まるため、この時期に合わせて早めに準備をしておくことで効率よく進められます。