多様性を力に、 未来を切り拓く若手リーダー。 選んだのは、自分らしさが光る、 唯一無二のスーツ。

Leader

57

Naomi
Kinoshita

2025.03.31

SHITATE 60 LEADERSは、
洋服の青山60周年を記念した
オーダースーツ企画です。

Profile

Givin' Back株式会社
代表取締役CEO

木下 直美

台湾生まれ。台湾と日本というバックグラウンドを活かし、異なる価値観をつなぐハイブリッドな視点を培う。新卒で住友不動産販売株式会社に入社し、不動産仲介営業に従事。その後、株式会社リクルートにて、美容業界の店舗経営支援をはじめ、人材育成やマネジメント支援に携わる。また、中小企業の経営支援や組織づくりにも取り組み、多様な現場での成長支援を行ってきた。
2022年、「自らの可能性を信じ、成長を楽しめる社会を創る」というビジョンのもと、Givin' Back株式会社を創業。台湾と日本のハイブリッドな視点と現場での実践知を強みに、企業変革を推進している。人的資本経営に基づく伴走型支援を通じて、企業と個人の持続的な成長を支援している。 現在、『人的資本経営コンソーシアム』に参画し、さらに影響力を拡大中。

木下 直美profile

About Work

仕事について教えてください

木下 直美インタビュー01

原体験を糧に、次世代支援で「恩返し、恩送り」

Givin' Back株式会社では、人的資本経営に基づく伴走型支援を軸に、以下3つの領域に注力しています。

●キャリア自律支援
●生成AIを活用した新規事業創出
●次世代リーダーの育成支援

多様な人材が“自分らしさ”を活かして活躍できる環境構築を軸に、人材戦略の立案から実行支援までをワンストップで伴走。 一人ひとりがオーナーシップを発揮し、自律的に行動できる組織づくりを目指しています。

木下 直美インタビュー02

現在注力しているのは、私自身の原体験にも重なる、組織運営における「三重苦」――稼働ロス・育成の属人化・心理的負担の解消。これらは現場レベルの悩みにとどまらず、日本全体の組織課題であると捉えています。
この課題に対し、Givin' Backでは、独自に開発した変革スキームと、個人の内発的動機に基づいた自己成長ステップを掛け合わせ、マネジメントに依存せず、メンバーが早期に立ち上がり、自律的に成長できる自走型組織への転換を支援しています。
“自分らしさ”を起点としたこの自律支援の仕組みは、組織にシンプルさ・スピード・持続性の3つの価値をもたらし、人と組織の可能性を引き出す 新しいマネジメントのかたちとして進化を続けています。今後も実践を重ねながら、エンゲージメントを高め、“攻めの経営”を支える確かな基盤を築いていきます。

木下 直美インタビュー03

社名に込めた想いと、事業の原点

「Givin' Back」という社名は、恩返しと恩送りの精神を象徴しています。
私自身、多くの方々の支えで成長の機会を得てきました。その感謝の気持ちを、次の世代に還元したいという想いから、この会社を立ち上げました。
掲げているビジョンは「自らの可能性を信じ、成長を楽しめる社会を創る」。
つまり、自信の構築や、個々の強み・ポテンシャルを引き出しながら、誰もが自分らしく輝ける社会を目指しています。
こうした想いの根底には、自らの原体験があります。

── 幼少期、台湾人の母を持つことでルーツの違いから周囲に受け入れられず 、つらい経験。
── 新卒時代、年齢やジェンダーによって自分の力を発揮できなかった悔しさ。
──マネジメントの現場で直面した孤独や挫折。

木下 直美インタビュー04

こうした経験が今の、「一人ひとりの“あり方”が尊重され、組織もスムーズに動くにはどうすればよいか」という問いへの取り組みに繋がっています。人的資本経営が注目される今、私たちは、過去の経験を活かしながら、個と組織の持続的な成長を支援する存在でありたいと考えています。

About Suits

あなたにとってスーツとは?

木下 直美インタビュー05

自己表現の手段。型にはまらず、自分らしく。

これまで会食などの場で、目上の方から「スカートの丈が短いから、TPOに合わせたほうがいいんじゃない?」といった服装に関する指摘を受けたことがありました。
もちろん、良かれと思って言ってくださったのだと思いますし、礼節を重んじる日本の文化も尊重しています。
けれど私にとってファッションは、単なる服装ではなく、自分らしさを表現する手段であり、自分を知ってもらうきっかけでもあります。

木下 直美インタビュー06

海外では、ファッションが“アイデンティティの一部”として認識されているように、日本と台湾という2つの文化のあいだで育った私は、服を通してフラットな関係性をつくることや、オープンな雰囲気を生み出すことを大切にしています。
ビジネスウェアも含め、ファッションはその人の“あり方”や価値観を映すもの。自己表現のバリエーションが広がるほど、社会はもっと自由で豊かになるはずです。だからこそ、「こうあるべき」と誰かの装いを否定するのではなく、多様な“らしさ”を尊重し合える社会でありたいと、私は願っています。

Trying On

試着

木下 直美オーダースーツ試着01

About SHITATE

SHITATEの感想は?

木下 直美試着ディティール 木下 直美試着ディティール

普段はあまり着ない。でもSHITATEはなぜか、着たくなる

木下 直美インタビュー07

これまでスーツを着る機会はあまりありませんでした。でもSHITATEのスーツは、着心地が良くて思わず着たくなりますね。どういうスーツにするか、打ち合わせをしている段階で、ある程度、形が決まっている部分はありましたが、オリジナリティーのあるものを1つ1つ選んでいく。そのプロセスがすごく楽しくて、今までにない唯一無二の洋服を作る貴重な体験になりました。今回、お話をいただいたとき、スーツというモノを買う経験だと思っていたのですが、実は“コト体験”でしたね。

木下 直美インタビュー08

一般的にスーツをオーダーする人たちはあらかじめ仕上がりのイメージを持ち、自分なりのシナリオがあって臨むのかもしれません。今回の私のように、初めてオーダーする人にとってはハードルが高いと感じられます。でもSHITATEはオーダーのなかでも認知度があって安心な「洋服の青山」が仕立てのスーツを比較的低コストで提供してくれる。私ぐらいの世代はオーダースーツには手が出しづらいのですが、SHITATEならスーツを遊び心で着ることができ楽しめそうです。パンツの丈も短めにし、好きなボタンを選ぶなど、自分らしさを表現できました。

木下 直美インタビュー09

スーツのボタンを変更しましたが、打ち合わせから仕上がりまで短期間だったことにも驚きました。それは長年培ったノウハウがある「洋服の青山」だからこそ、できるサービスなのではないかと実感しました。会社を設立していろいろなところで人から見られる立場になったということもあり、60年の歴史のある会社にスーツの仕立てをお願いできるということは、自分が人からどう見られるか、というブランディングにもつながります。そういう意味でも今回、SHITATEを経験させていただいて良かったです。

木下 直美インタビュー10 木下 直美インタビュー11

多様性を力に、未来を切り拓く若手リーダー。 選んだのは、自分らしさが光る、唯一無二のスーツ。

木下 直美SHITATE着用01 木下 直美SHITATE着用02

フォーマル度 : ★★★☆☆

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洋服の青山の印象を教えてください

Aoyama
impression

持続可能な活動についての発信や社会貢献活動に積極的

「洋服の青山」といえば、高品質でスタイリッシュなスーツを提供するお店として深い敬意と信頼を寄せています。SHITATEのスーツは、プロフェッショナルな印象を与えるのはもちろん、個々のスタイルや自分らしさを尊重する多様な選択肢を提供してくれます。
それに持続可能な活動についての発信や社会貢献活動にも力を入れておられるというのが印象的です。これらの理念は、多様性と包括性を重んじ、持続可能な成長を目指す私たちの目標とも一致しているので、今後とも関係性を大切にしながらお付き合いさせていただきたいです。

インタビュー:小野 一樹
撮影:KIMU 構成・文:松葉 紀子
CD:ジャン 光栄

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