新時代の働き方を 提案するビジネスリーダー。 スーツも服装も、 個を尊重すべき時代。

Leader

50

Ryo
Ogawa

2025.03.28

SHITATE 60 LEADERSは、
洋服の青山60周年を記念した
オーダースーツ企画です。

Profile

株式会社タイミー
代表取締役

小川 嶺

高校生のときに尊敬していた祖父の死去をきっかけに起業に関心を持ち、株式会社リクルートや株式会社サイバーエージェントでのインターンを経験。2017年8月にアパレル関連事業の『Recolle』を立ち上げるも、1年で事業転換を決意。2018年8月10日よりスキマバイトアプリ「タイミー」のサービスを開始した。「一人ひとりの時間を豊かに」というビジョンのもと、さまざまな業種・職種で手軽に働くことができるプラットフォームを目指している。

小川 嶺profile

About Work

仕事について教えてください

スキマ時間で自由に働く、今の時代にフィットする新常識を提案。

小川 嶺インタビュー01 小川 嶺インタビュー02 小川 嶺インタビュー03

「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングする、スキマバイトサービス「タイミー」を運営しています。働き手は、働きたい仕事を選ぶだけで、手間のかかる履歴書の送付や面接なしですぐに働くことができ、勤務後すぐにお金を受け取ることができます。一方で事業者は、来てほしい時間や求めるスキルを設定するだけで、条件に合った働き手が自動的にマッチングされるという仕組みです。現在、「タイミー」には1,000万人以上のワーカーがいて、15万6000社以上の事業者にご利用いただいています。 ※2024年12月時点
物流や小売業、飲食業界が売り上げの90%を占めていますが、保育、看護、製造業などと幅広い業界に広がっているところです。

小川 嶺インタビュー04

起業するきっかけになったのは、尊敬する祖父の影響です。私が18歳、高校3年生のときに尊敬していた祖父が亡くなり、実業家だったことを知り、実業家を目指すようになりました。祖父の死をきっかけに時間が有限であることを意識するようになったことから、タイミーの事業につながったのです。
そのときの想いがベースとなり、当社が掲げるビジョンは「一人ひとりの時間を豊かに」、ミッションは「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」としています。それらを実現するために「理想ファースト」「オールスクラム」「バトンツナギ」「やっていき」の4つのバリューのもとで、日々活動しています。また、2023年11月にはタグラインとして「はたらくに"彩り"を。」を策定。いつでも、どこでも、人生のどんなフェーズにおいてもその人らしい「はたらく」に手を伸ばせる「ワークバリアフリー」な社会の実現を目指しています。

小川 嶺インタビュー05

現在、「タイミー」は順調に成長を続けていますが、壁にぶつかったときもありました。2019年11月から有名タレントを起用し、テレビCMを放映し、サービスの知名度が一気に上がった直後、コロナ禍となったときには売り上げが激減。就活活動をいったん止めたうえで、コストカットしなければならなかった時期は非常に厳しかったですし、つらかったです。ただ、当時売り上げの9割が飲食業界だったのですが、物流や小売りなどさまざまな業界に広げるきっかけにつながったのは良かったです。
2024年2月には新規事業としてワーカーのキャリア形成や正社員としての長期就業を支援する「タイミーキャリアプラス」も開始しました。タイミーは、「働き方」を時代に合わせてアップデートしていくことで、潜在労働力を喚起し、社会課題の解決を実現していきます。

About Suits

あなたにとってスーツとは?

着るものに制限は不要。働き方と同じく、個性を尊重し、自由に選ぶ時代。

タイミーの従業員は1316人(2024年10月時点)で、そのうち約600人が営業です。ですから基本的に大半の従業員は、スーツを1着以上持っているのではないかと思います。お客様を訪問する際には、もちろんお客様に応じてですが、初対面であればスーツを推奨しています。なぜ初対面でスーツを推奨しているのかというと、相手が悪い印象を抱くリスクが少ないからです。初対面であれば、まずはネクタイをしっかりとして相手と向き合い、話を進めていく。やがてトークを重ねていくなかで自分らしさを出しつつ、次にお会いするときには自分らしい服装に少しシフトしていくのがいいのではないかと…。私自身、営業される機会が多いのですが、その立場でいうと、カチッとスーツを着ている人は信頼感があります。ですから、あえて初対面でカジュアルな服装をしてマイナスポイントを作る必要はないのでは、と思うのです。

小川 嶺インタビュー06

それにイベントやパーティーなどに出席したとき、オーラというのでしょうか。服装からくる貫禄みたいなものがあると思うのです。大人でかっこいいという印象を受ける人は、服装から生まれる見えないオーラをまとっているような気がします。ただ当社では、服装規定は設けていません。というのも、スーツを含めて服装は強制されるものではなく、個を尊重して選んでもらいたいからです。もちろん、風紀を乱さない常識の範囲内で、というのはありますが…。

Trying On

試着

小川 嶺オーダースーツ試着01 小川 嶺オーダースーツ試着02 小川 嶺オーダースーツ試着03

About SHITATE

SHITATEの感想は?

小川 嶺試着ディティール 小川 嶺試着ディティール

細部までこだわり抜いた、納得の一着。

小川 嶺インタビュー07

オーダースーツといえば、仕立てる前、そして届くまでにかなりの時間がかかるという印象がありました。でもSHITATEでは、ポイントをおさえながら効率よく決めていくので打ち合わせの時間も短いうえ、スーツが完成するまでの時間も最短で2週間と短いのは良かったですね。まさにSHITATEもタイミーが掲げる「一人ひとりの時間を豊かに」というビジョンにもつながるサービスではないかと思いました。

小川 嶺インタビュー08

これまでブラックやネイビーの色のスーツを着ることが多かったので、今回、あえていつもとは違う印象の生地を選んでみました。仕上がりを見てみると、自分が思い描いていた以上の出来栄えだったのでうれしいです。本日、これからイベントに登壇する予定なのですが、そこで早速、SHITATEのスーツを着てみたいです。

小川 嶺インタビュー09

これまでのオーダースーツと違ったのは、いろいろと対話をしながら選べたことですね。例えば、「今持っているスーツはどういうものがありますか」や「これから使いたいシチュエーションを教えてください」のように、意思決定をする際に丁寧なヒアリングをしていただいたのが良かったです。このように一緒に絞り込みを手伝っていただいたのはもちろん、これが似合うというような提案など、ずっと寄り添っていただきました。そのおかげで最終的に理想的なスーツに近づけたのかもしれません。

新時代の働き方を提案するビジネスリーダー。 スーツも服装も、個を尊重すべき時代。

小川 嶺SHITATE着用01 小川 嶺SHITATE着用02

フォーマル度 : ★★★★★

ビジネスウェアガイドマップはこちら

洋服の青山の印象を教えてください

Aoyama
impression

リクルートスーツだけでない。「洋服の青山」の新たな側面

「洋服の青山」といえば、就職活動のときにスーツを購入した場所というイメージがありました。それに先日、北海道に出張したときにも「洋服の青山」の看板を見かけました。どこに行っても必ず見かけることから全国のインフラのような存在で安心感がありますよね。 もし出張先で忘れものがあったとしても、「洋服の青山」に行けば大丈夫ですから。
これまでは「洋服の青山」といえば値段が張らないリクルートスーツを売っているお店という印象が強かったのですが、今回、SHITATEのオーダースーツを知り、青山商事さんのサービスの幅広さに気づけました。手の届きにくい高級ラインというイメージでしたが、SHITATEが登場したことでいろいろな人が手軽に楽しめ、個性を表現できるということで需要は今後も伸びていくのではないでしょうか。

Material

今回チョイスした生地

Brand

鈴木貴博着用ブランド

ドーメル(フランス)

1842年、フランスにて繊維商として創業したブランド。英国の伝統と格式に、フランスのエスプリとエレガンスを融合させたコレクションは、世界中のテーラーから愛されています。

DORMEUIL社のアーカイブからデザインのインスピレーションを得たモダンで軽い素材

SPORTEX LITE

ドーメル

ブランド:DORMEUIL
着用シーズン:秋冬
色:チャコールグレー
柄:組織柄
素材:W100%

DORMEUIL社のアーカイブからデザインのインスピレーションを得たモダンで軽い素材が特徴です。杢糸(ムリネ糸)を使用することで、色の表現に深みと遊び感が出ています。

インタビュー:小野 一樹
撮影:KIMU 構成・文:松葉 紀子
CD:ジャン 光栄

Index