韓国のエンターテインメントを 世界へ 文化の架け橋としての役割を担う リーディングカンパニーの精神

Leader

45

GI-YOUNG
CHOI

2025.02.07

SHITATE 60 LEADERSは、
洋服の青山60周年を記念した
オーダースーツ企画です。

Profile

CJ ENM Japan株式会社
代表取締役

崔 起容
(チェ・ギヨン)

1999年、大韓民国企業の「CJグループ」に入社。グループの主要事業である食品サービス、バイオテクノロジー、新流通などを手掛けるCJ系列会社を経て、2011年に来日。2014年より同グループのエンターテイメント事業を展開する「CJ ENM」の日本法人として設立された「CJ ENM Japan株式会社」に携わり、2020年、代表取締役に就任。

崔 起容profile

About Work

仕事について教えてください

崔 起容インタビュー01

韓国エンターテインメントビジネスのリーディングカンパニー

CJ ENMは、韓国の大手総合企業CJグループに属するエンターテインメント企業であり、放送、映画、音楽、デジタルビジネス、公演、アニメ、広告の7つの事業を展開しています。多彩なメディアコンテンツとプラットフォームサービスを通じて、文化トレンドを発信しています。

崔 起容インタビュー02

アカデミー賞で作品賞を受賞した映画「パラサイト 半地下の家族」や、世界中で大ヒットを生んだドラマ「愛の不時着」、さらにK-カルチャーを発信するK-POPフェスティバル「KCON」や世界最大級の音楽授賞式「MAMA AWARDS」など、グローバルに人気のあるコンテンツを提供するアジアNo.1のエンターテインメントメディア会社です。
2005年、日本法人として設立された「CJ ENM Japan株式会社」は放送事業からスタートし、OTT事業や音楽事業などの領域を拡大してきました。韓国エンターテインメント業界をリードする企業としてK-カルチャーの魅力を広めています。

崔 起容インタビュー03 崔 起容インタビュー04

私は学生時代、映画監督を目指してカナダに留学していたこともあり、エンターテインメント部門もあるCJグループに新卒で入社しました。映画を撮ることだけでなく、映画自体を作り上げる制作会社で、世界で評価される仕事をしたいと思ったのです。
私が日本に来た時、韓国のドラマや音楽は一部のファン層を獲得していましたが、大きなブームには至っていませんでした。しかし、徐々に注目を集め、今では日本だけでなく、世界中で熱狂的に受け入れられています。たとえば、ドラマ「愛の不時着」や音楽グループBTSの成功はその象徴です。
現在、日本ではTBSと戦略的パートナーシップ協定を結び、日韓のクリエイターが共同でドラマや映画の制作をスタートしています。このような取り組みを通じて、両国の文化を融合させた、新たな作品が生まれることを期待しています。

崔 起容インタビュー05

私が世界中を訪れる中で感じるのは、日本と韓国が非常に多くの共通点を持っているということです。もちろん、歴史や文化は異なりますが、その違いを認め合うことで、一緒にものを作っていく上での問題は解決できると信じています。
当社が常に大切にしているのは、分野の境界を越え、異なる視点で新たなシナジー効果を生み出すことです。それは「真のオリジナル性を探し続ける」という精神に基づいています。日本にも素晴らしいものがあり、韓国にも素晴らしいものがあります。お互いにタッグを組んで協力すれば、世界に発信できる作品が生まれ、それを増やしていくことができると信じています。

About Suits

あなたにとってスーツとは?

崔 起容インタビュー06

エンタメ業界においても欠かせない、心を整える必需品

正直、普段の仕事着はカジュアルな服装が多く、何年かぶりにしっかりとスーツを着た気がします。新卒でCJグループに入社した頃は、社内ルールによりスーツスタイルが基本でした。ただ、時代の流れもあったのか、その後エンターテイメント&メディア事業に携わるようになったあたりから、仕事着はカジュアルスタイルが基本となっていきました。

崔 起容インタビュー07

とはいえ、最近では企業トップとの商談や会議、大事なイベント、さらにはグループ内の取締役会など、公的なシーンではビジネスに相応しい印象を与えるためにスーツが必要だと感じています。ビジネス上で重要な決定を行う際には、きちんとスーツを着てネクタイを締めることで、自然と気が引き締まり、「しっかりやるぞ!」という心構えになります。やはり、エンターテイメント業界においてもスーツは必要不可欠な存在ですね。

Trying On

試着

崔 起容オーダースーツ試着01 崔 起容オーダースーツ試着02 崔 起容オーダースーツ試着03

About SHITATE

SHITATEの感想は?

崔 起容試着ディティール 崔 起容試着ディティール

私の買い物の仕方を変えてくれるオーダーサービスです

崔 起容インタビュー08

今回、久しぶりに新橋店でSHITATEオーダーをしたときのことを振り返ると、色々な生地や部位を選ぶ過程がとても楽しかったです。普段はあまり長い時間をかけて買い物をしないのですが、今回は短時間のなかで、自分の好きなものをスムーズに選び、自分に合ったスーツを作ることができたのは、新しい体験でした。
洋服が好きなのに、外に買い物に行く時間がないのでウエストサイズだけ合わせてネットで購入することが多いのですが、水泳をしていたこともあり、一般的なサイズよりも足が太めでパンツが入らないことが多く、合わないものは捨てることもありました。

崔 起容インタビュー09

けれどSHITATEは、サイズがぴったりでしっかりとフィット感が得られ、やはりオーダーメイドならではですね。SHITATEで今回採寸した僕のサイズデータが登録されてるから、次からはオンラインで簡単にオーダーできると聞いて、面倒くさがりな自分にとって非常に嬉しいサービスです。

崔 起容インタビュー10

今回、生地は昔から好きなネイビー色と、裏地の色も赤にしました。風水では赤が最もパワーがある色とされ、仕事運・健康運・人気運をアップさせるといわれています。このスーツを着て、ビジネスの場で運気を上げていきたいという思いを込めました。とても素敵なスーツを仕立てていただいたので、公的なシーンでぜひ着ようと思っています。

崔 起容インタビュー11 崔 起容インタビュー12

韓国のエンターテインメントを世界へ 文化の架け橋としての役割を担う リーディングカンパニーの精神

崔 起容SHITATE着用01

フォーマル度 : ★★★☆☆

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洋服の青山の印象を教えてください

Aoyama
impression

韓国では珍しいスーツ専門店のオーダーメイドサービスに驚きました

約10年前、日本人の妻に勧められて初めて「洋服の青山」を訪れた際、スーツの豊富さとリーズナブルな価格に驚き、何着か購入したことを覚えています。韓国ではスーツ専門店が少なく、特におじさん向けのものが多いため、幅広いスタイルの既製スーツが手頃な価格で購入できるお店という印象が強いです。オーダーメイドスーツも始まり、今回のSHITATE体験を通じ、手頃な生地から最高級のイタリアやイギリスの生地まで選べることも知りました。自分の体型にぴったりのスーツをオンラインで、また作ってみたいと思っています。

Material

今回チョイスした生地

Brand

加藤 修一郎着用ブランド

ゼニア(イタリア)

1910年、イタリアにて生地メーカーとして誕生。その後スーツを中心にジャケットやシャツ、レザー製品も手がけるラグジュアリーブランドとして世界中で絶大な支持を受けています。「最高のスーツは上質な生地があってこそ」という信条のもと、最高峰の生地作りを探求し続けています。

たて糸に強撚双糸を用い、ハリコシと光沢感が魅力の素材

TRAVELLER

崔 起容生地

ブランド:E.Zegna
着用シーズン:オールシーズン
色:ネイビー
柄:無地
素材:W100%

E.ZEGNAのTRAVELLERは たて糸に強撚双糸を用いることで適度なハリコシと光沢感があり、お洒落なビジネスマンには最適な素材です。

インタビュー:小山 史 採寸スタッフ:丸山 陽一
撮影:KIMU 構成・文:大塚 綾
CD:ジャン 光栄

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