信頼をまとい、共創を生む。 オープンイノベーションの 扉を開く、 自分だけのスーツ。

Leader

41

Yusuke
Doi

2025.01.24

SHITATE 60 LEADERSは、
洋服の青山60周年を記念した
オーダースーツ企画です。

Profile

株式会社ユニッジ Co-CEO
株式会社アルファドライブ 東海拠点長

土井 雄介

東京工業大学大学院卒業後、トヨタ自動車に入社。物流改善支援業務を行ったのち、役員付き特命担当に任命される。並行して、社内有志新規事業提案制度を共同立ち上げ。起案者としても2年連続で事業化採択案に選出。その後、社内初のベンチャー出向を企画し、2020年よりAlphaDriveに参画。帰任後、トヨタ社内から事業を生み出すしくみ作りを担当すると共に、社外でもUNIDGEを共同創業。2023年8月よりトヨタ初の「若手社長出向」としてUNIDGE Co-CEOに就任。同時にAlphaDrive東海拠点長を務める。累計70社以上の支援に関わり、年間60本以上のオープンイノベーションなどに関する講演や審査員としても活動する。

土井 雄介 profile

About Work

仕事について教えてください

土井 雄介 インタビュー01

出会うだけで終わらせない。本当の意味でのオープンイノベーションを

私が新卒で入社したころ、世の中では過労による自殺が問題視されるようになっていました。中には、同世代で命をなくす人たちも。自分は人と人をつなぐことが好きで、同期同士の飲み会やイベント主催などを行っていたのですが、そういう現状を知って、“世の中をよくするためにできることは何か?”を真剣に考えるように…。そこで、トヨタ自動車社員の想いを実現するきっかけを作るビジネスコンテスト「A-1コンテスト」を有志で立ち上げました。やがてA-1コンテストや社外のハッカソン(ソフトウェア開発分野の人材が集まり一定期間で集中的にシステム開発等の作業を行うイベント)といった企画を20本以上実現しているうちに、これら有志の活動が役員の目に留まったようです。その後、すぐに役員付き特命担当という少し特殊な立場として、新規事業やDX戦略の業務に携わるようになりました。

土井 雄介 インタビュー02

現在、私はトヨタ自動車から出向する形で、2023年8月1日から自身で共同創業した株式会社ユニッジのCo-CEOを務めています。ユニッジは「マッチングで終わらないオープンイノベーション」を掲げ、事業会社の新規事業開発や協業事業開発を支援しています。
複数の企業がお互いの強みを出し合い、協業するオープンイノベーションを行うとき、マッチングまではなんとか進むけれど、実際、協業し始めたときにうまくいかないという状況が多く発生しています。

土井 雄介 インタビュー03

そこで、私たちユニッジでは、国内トップレベルの社内新規事業の支援実績を誇る株式会社アルファドライブの戦略子会社として、成功確率の高い“しくみ”と“型”での支援をベースに、プログラム設計や運営、スタートアップとのマッチング、事業伴走などを一気通貫で実施。お客様の目指すものを共に実現すべく日々、取り組んでいます。

土井 雄介 インタビュー04

土井 雄介 インタビュー05

ちなみにトヨタの創業者である「豊田佐吉翁の遺志」として、「豊田綱領」というものが残されています。そのなかには「産業報国」の精神が説かれていて、織機から自動車へ事業を拡大し、現在に至る根底には、「社会や国を豊かにすることに貢献したい」という強い想いがあります。今は私も、社会人として経験を積み重ねてきたなかで、「社会や国を豊かにすることに貢献したい」という想いにシンクロするようになりました。今後もこれまで以上に、社内起業家として、組織を超えて価値発揮をする越境人材として、日本のオープンイノベーションのさらなる加速に貢献していきたいです。

About Suits

あなたにとってスーツとは?

土井 雄介 インタビュー06

自分にフィットする装いを心掛け、オーダーメードをチョイス

社会人1年目に配属された部署で、お客様にお会いするときには“自分にフィットしたスーツを着るように”と上司や先輩からアドバイスを受けました。実は、つるしのスーツを気に入って試着してみると、テニスをしていたためか、腕周りが太くて入らないケースも多々あったんです。それ以来、スーツといえばオーダーメイド品を着ています。

土井 雄介 インタビュー07

今、ユニッジのCo-CEOという立場となり、大企業や地域の中核企業などトップマネジメントの方々とお会いする機会が増えました。初対面の方が多いのでスーツを着ることも増えたのですが、一方でスタートアップの方たちとお会いするときには、あえてラフなスタイルを選ぶこともあります。出張が多く、暑がりなので、通気性がよく、持ち運びもしやすいスーツを普段使いするようにしています。

土井 雄介 インタビュー08

最近では取材や登壇の機会も増え、対外的な業務で表舞台に立たないといけないときにもスーツを選ぶようにしています。ただ、シャツを着ることはなく、セットアップに黒Tシャツが定番。フォーマルかつカジュアルに、様々な企業の方に合わせるべく、両方の空気感が取り入れられると考えてのことです。1年中、このスタイルを貫いていますね。

土井 雄介 インタビュー09

Trying On

試着

土井 雄介 オーダースーツ試着01 土井 雄介 オーダースーツ試着02

About SHITATE

SHITATEの感想は?

土井 雄介 試着ディティール 土井 雄介 試着ディティール

オーダーするプロセスがとにかく楽しかった

土井 雄介 インタビュー10

今回、初めてSHITATEを利用してみましたが、とにかくオーダーしているときが楽しかったです。ふだん、オーダースーツの担当者がいるわけではないのもあって、名古屋の栄本店の山本上席店長に対応していただき、いろいろとアドバイスを聞けたのは良い体験でした。もともと自分自身、“職人さん”が好きなのですが、山本さんはまさに職人かたぎでした。こんなに魅力あふれる店長さんがいるなら、日本中を出張で飛び回っていたとしても、名古屋へ行ったときには「栄本店で仕立てたい」という気持ちになりました。山本さんは購入する者の立場から、一緒に「どの生地がいいのか、どういうスタイルがいいのか?」などを熱心に考えてくださった。大変感動しました。

土井 雄介 インタビュー11

出来上がったのはダブルのスーツ。これまで選んだことがなかったのですが、着てみると、かっこよくてしっくりきています。私一人のチョイスでは絶対に選ばないようなスーツができて、自分の新たな一面を知れたような気がしています。友人の結婚式に着ていきましたし、行政向けに事業の提案を行う際にははフォーマルなスタイルで臨むつもりなので、このスーツを着て勝負したいです。

土井 雄介 インタビュー12

信頼をまとい、共創を生む。 オープンイノベーションの扉を開く、 自分だけのスーツ。

土井 雄介 SHITATE着用01 土井 雄介 SHITATE着用02

フォーマル度 : ★★★★★

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洋服の青山の印象を教えてください

Aoyama
impression

冠婚葬祭、フォーマルな洋服は全部「洋服の青山」

私の地元はずいぶんと田舎なのですが、スーツを買うときには、全国に店舗がある「洋服の青山」へ行っていました。幼いころ、結婚式に出席したときにフォーマルな服を買ったことがあるのを今でも覚えています。ですから、冠婚葬祭用のスーツは全部「洋服の青山」。そういう意味では長年のファンだと言えるかもしれませんね。

Material

今回チョイスした生地

極上のなめらかさ、光沢を備えた素材

60th ANNIVERSARY SPECIAL

土井 雄介 生地

ブランド:TALLIA DI DELFINO
着用シーズン:オールシーズン
色:ミディアム・グレー
柄:無地
素材:W100%

糸から手掛けて開発した青山別注ボディです。120年の歴史を持つTALLIA DI DELFINOのアーカイブから着想を得て、クラシカルかつラグジュアリーなボディが仕上がりました。TALLIA DI DELFINOの定番モデルよりもやや太番手を採用することで、仕立て栄えを計算した程良い肉感とハリコシを持たせています。かつTALLIA DI DELFINOらしい極上のなめらかさ、光沢を備えています。

インタビュー:尚 貴範 採寸スタッフ:山本 武弘
撮影:KIMU 構成・文:松葉 紀子
CD:ジャン 光栄

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