情報番組から報道ニュースまで 伝えることの喜びと アナウンサーの矜持が 詰まったスーツ

Leader

37

Yuriko
Yamauchi

2024.12.04

SHITATE 60 LEADERSは、
洋服の青山60周年を記念した
オーダースーツ企画です。

Profile

フリーアナウンサー
株式会社キャラOKINAWA所属

山内 佑利子

兵庫県芦屋市出身、那覇市在住。夏の高校野球・開会式で初代高校生司会者を経験、現在もマスターズ甲子園で21年連続司会を担当。関西を中心に活動し、2012年に沖縄へ移住。現在はQAB琉球朝日放送の休日ニュースや経済情報番組MCなどを務める。様々なイベントの司会や、各種企業のCM/VP、館内放送や映画音声ガイドなど、ナレーターとしても活躍中。25年のキャリアを持ち、所属事務所で若手育成の講師を担っている。防災士。

山内 佑利子 profile

About Work

仕事について教えてください

伝えることの喜びと責任感を胸に、フリーアナウンサーとして25年

私の仕事は、フリーアナウンサーとしてテレビニュースをはじめ、テレビ・ラジオの番組出演、イベントや式典での司会、CMやVPのナレーションを行っていて、キャリアは今年で25年目を迎えます。
この道に進んだきっかけは、中学から大学までの放送部での経験です。アナウンスの練習だけでなく、多様な取材や番組制作を通じて、コミュニケーションの重要性や情報の伝え方を学びました。特に高校3年時は転機でした。まずアナウンスの方では、NHK杯全国高校放送コンクールの兵庫県大会で優勝したことで、夏の甲子園、全国高校野球選手権大会の開会式で、高校生としては初代で司会を務めさせていただいたのです。高校野球が大好きな私にとって、その感動は今でも覚えています。また番組制作では、同コンクールの全国大会で、阪神・淡路大震災の仮設住宅を取材制作したラジオドキュメンタリー番組が、最優秀賞・文部大臣賞を受賞し、作品はNHKラジオで全国放送されました。このような経験を通じて、伝えることの喜びと同時に、その責任の重さを強く感じるようになりました。それが、私のアナウンサーとしての原点であり、今もなおその思いを胸に仕事に取り組んでいます。今では防災士の資格を取得していて、今後はさらに、防災の大切さや災害時に的確な発信ができる伝え手でありたいです。

山内 佑利子 インタビュー01

学生時代からタレント活動をしていましたが、大学卒業後は地元関西で、タレント活動だけでなく、メディア事業などを行う企業に就職し、制作業務を徹底的に学びましたね。そして、30代に入った頃、新しいことにチャレンジする時だ!と強く感じたんです。親友の所属するナレーター事務所が沖縄にもあることを知り、13年前、ひらめきに近い感覚で移住を決意しました。沖縄に来た当初はテレビ局の契約アナウンサーを務め、現在はフリーアナウンサーとして活動しています。

山内 佑利子 インタビュー02

私が特にありがたく思うのは、フリーランスでありながら、ニュースのアナウンスを担わせていただいているという点です。QABからは10年近く任せていただいていますが、報道ニュースは、他の仕事では必要となる山内佑利子という“個”を消し、使命感を持って勤めています。けれど、ニュース制作って、記者さんやカメラマンさんをはじめ、助け合いながらチームで作り上げるものなんです。だから、いつもその感謝は伝えるようにしています。特に沖縄はそういう文化かもしれません。それが私には合っていて、とても生きやすいです。好きな言葉に「不逆不流」があります。これは造語ですが、逆らわず流されず、肩肘を張ったり主張するのではなく、自然体でやりながら、立ち位置をしっかり把握すること。その連続で、有難いことに今の場所に立っているのかなと思います。

山内 佑利子 インタビュー03

今でも甲子園の司会を続けていて、毎年秋に行われるマスターズ甲子園では、プロアマ問わず元高校球児たちと共に青春を再体験しています。これまで21回司会を務めていて、引退を考えることもありますが、ここまできたらおばちゃんになってもずっと続けていきたいというのが、夢のひとつです。これからも伝え手としての道を進み、周囲と助け合いながら豊かな社会を創造していきたいと思います。

山内 佑利子 インタビュー04 山内 佑利子 インタビュー05 山内 佑利子 インタビュー06

About Suits

あなたにとってスーツとは?

主役はニュース。視聴者に安心感を与え、スタッフに敬意を表すためのスーツ

山内 佑利子 インタビュー07

私自身がアナウンサーとしてだけでなく、タレント業や司会業もしているので、ニュースを読む際にはスーツを着用することがマイルールです。スーツは自分のモチベーションを高めるだけでなく、視聴者に安心感や信頼感を与える重要な要素だと考えています。スーツを着ることで、自分の個性を抑えるとともに自身のマインドを換え、ニュースの主役である情報を際立たせることができます。

山内 佑利子 インタビュー08

そして、スーツには信頼性を高める力があり、様々なニュースに対応できる柔軟性も持っていると思います。ニュースの内容によっては、インナーの色を変えることで配慮することもありますが、基本的にはフラットにバランスをとれるスーツのシンプルさを重視しています。
また、ニュース制作には多くの人が関わっていて、チームへの敬意を表す意味でもスーツを着ています。チームが一生懸命した仕事(ニュース)の質を落とさず、そこで自分があるべきポジションは何なのかということを常に考えて仕事をしています。視聴者の方から、安心してニュースを聞くことができると言ってくださることがあります、恐れ多くも。それは10年近くスーツスタイルを崩さず貫いてきたことが要因だと確信しています。特に働く女性からの支持が高く、改めてスーツの持つチカラを実感しています。

山内 佑利子 インタビュー09

Trying On

試着

山内 佑利子 オーダースーツ試着01

About SHITATE

SHITATEの感想は?

山内 佑利子 試着ディティール 山内 佑利子 試着ディティール

美しさと快適さを備えたオールマイティーな一着

山内 佑利子 インタビュー10

ジャケットの肩から胸の空き具合が絶妙で、既製品だとすこしもたついた感じになる袖丈も完璧で、原稿を読むときに邪魔にならないので、ストレスを感じずに仕事に集中できますね。身体にジャストフィットした形が動きやすさを引き出し、窮屈さを全く感じないのも魅力です。白蝶貝ボタンも素敵で、派手すぎないチョークストライプの柔らかさもいいですね!ニュース番組やセレモニーの司会にも対応できるオールマイティーな一着として常用できそうです。凛とした美しさと快適さを備えたスーツに仕上げてくださって、とても嬉しいです。

山内 佑利子 インタビュー11

今回のSHITATE体験を通じて、自分の体型に合ったスーツを作ることで、女性なら誰しもが感じる年齢や体型の変化に対する不安を減らすことができました。オーダースーツは、自分という存在をまるごと包み込んでくれるように感じます。年齢を重ねても、自分に合うものを着ることで自信が持て、今の体型を好きになれる、つまり自分を好きになれる存在だと思います。

山内 佑利子 インタビュー12

情報番組から報道ニュースまで 伝えることの喜びと
アナウンサーの矜持が詰まったスーツ

山内 佑利子 SHITATE着用01 山内 佑利子 SHITATE着用02

フォーマル度 : ★★★☆☆

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※撮影協力:QAB 琉球朝日放送株式会社

洋服の青山の印象を教えてください

Aoyama
impression

じっくり見ることで、今の自分にぴったりのモノと心の出合いがありました

今回、SHITATEをきっかけに店舗に伺う頻度が増えました。これまで靴や小物をじっくり見る機会がなかったのですが、実際に見てみると欲しい靴が何足もあって(笑)。スーツに合わせて購入した靴も非常に履きやすく、ヘビロテしています。
スーツを着用してニュースの現場に立ち続けてきたことが、今回のSHITATE企画に声をかけていただけた理由のひとつだと思っています。何事にも自分の信念を持って取り組むことは、いつか必ず実を結ぶと再認識する貴重な機会でした。どうもありがとうございます。

インタビュー:村上 朋之
撮影:KIMU 構成・文:大塚 綾
CD:ジャン 光栄

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