独自ブランド飲料で マーケットを拡大中。 企業の顔として、 装いで重視するのは誠実さ

Leader

35

Daisuke
Komoto

2024.10.30

SHITATE 60 LEADERSは、
洋服の青山60周年を記念した
オーダースーツ企画です。

Profile

アシードホールディングス株式会社
代表取締役社長

河本 大輔

1992年東京大学 経済学部卒業後、住友商事入社。1996年にグループのアシード情報システム(2006年アシードブリューに吸収合併)設立と同時に、社長として入社。東日本支社、事業本部長などを経て、2013年から現職を務めている。

河本 大輔 profile

フォーマル度 : ★★★★★

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About Work

仕事について教えてください

河本 大輔 インタビュー01

こだわり飲料で市場に新たな種をまく

私たちは、「ASEEDING THE FUTURE(明日に向けて種をまく)」をグループビジョンに掲げ、良い種まきが良い結果を生むという、因果律を基本として道義と知行合一の経営に努めています。
当グループでは自販機運営リテイル事業、飲料製造事業を主軸とし、自販機運営リテイル事業では、現在、青森から沖縄まで全国42拠点で展開。飲料製造事業では、栃木県と広島県に工場を構え、OEM/ODM受託製造や自社ブランドの清涼飲料・低アルコール飲料の製造を行っています。また、静岡県と大分県の工場では、茶葉の製造・加工を行うなど、プライベートブランドの飲料製造・販売にも力を入れています。また海外ではベトナムの持ち分法適用会社であるハロンビール社に出資。先にご紹介したもの以外に物流事業も手掛けています。

河本 大輔 インタビュー02

近年、当グループで強化しているのは、自社ブランド飲料の開発・販売です。中でも缶チューハイのアスターシリーズは、国産のストレート果汁を使用。高品質かつ旬のストレート果汁を使うことで、他に類を見ない自信を持っておすすめできる缶チューハイが完成しました。このアスターシリーズは5年ほど前に立ち上げたブランドで、瀬戸内レモンをはじめ、沖縄シークワーサー、福島もも、愛南ゴールド、有田みかん、山梨県産 太陽すももなど各地の名産を取り入れたラインアップを展開。直近では広島はっさくを新たに発売するなど、市場拡大を進めています。

河本 大輔 インタビュー03 河本 大輔 インタビュー04

※第61回2023年3月ジャパン・フード・セレクションで、最高賞である「グランプリ」を受賞した。

ちなみに私は大学を卒業し、しばらく商社で勤めた後、1996年に東日本エリアで販路を拡大するためにアシード情報システム(2006年アシードブリューに吸収合併)設立と同時に社長として入社しました。本社は広島県福山市で、当時の営業活動エリアは西日本が中心。全国へ販売エリアを拡大することを目標に掲げ、東京に新たな拠点を構え、走りだしました。20代後半で社長になったときには積極的に飛び込み営業を行い、毎日、スーツも靴もクタクタになるくらい全力で営業活動。今では青森から沖縄まで全国に営業範囲を広げ、さらなる明日に向けて、多様な自社ブランドを開発しているところです。

河本 大輔 インタビュー05

About Suits

あなたにとってスーツとは?

お客様に対し、仕事に対し、誠実さを表現する手段

河本 大輔 インタビュー06

先代もそうでしたが、私自身、社会人になってから今に至るまでスーツ一筋です。20代、30代のころは自ら営業活動を行っていたのですが、そのときから当社はもちろん、自分自身がお客様に対して向き合う姿勢を示すために、常に誠実な装いを心掛けてきました。誠実さを重んじてきたので、色は派手なものでなく、シックな色を好んでチョイス。 “ここぞ!”という勝負時には青を選ぶことが多いです。今日も青のシャツにネクタイと、青でそろえるとなんとなく自分自身、安心感もあるから不思議ですね。

河本 大輔 インタビュー07

若いころは海外ブランドなど、知名度だけでスーツを選んでいた時期もありましたが、年齢を重ね、グループの代表取締役という立場になった今では素材の良さや自分にフィットしているかどうかでスーツを選ぶようになりました。また、健康維持のためには週1回のジム通いで体型維持することが欠かせません。健康管理の意味もありますが、体型を維持していれば、スーツをキレイに着られるというのもジム通いの目的の一つです。昔から身体の線が細めだったので、既製品のスーツで裾上げと腰のあたりの調整で何の問題もありませんでしたが、今回、仕立てる機会をいただき、内心、「どれくらい違うのだろう」と思い、ワクワクしています。

Trying On

試着

河本 大輔 オーダースーツ試着01 河本 大輔 オーダースーツ試着02

About SHITATE

SHITATEの感想は?

河本 大輔 試着ディティール 河本 大輔 試着ディティール

腰回りの快適さ、心地よさがまるで違う

河本 大輔 インタビュー08

これまで既製品でも問題はありませんでしたが、今回、仕立てていただいたスーツを着た瞬間、腰回りが快適なのには驚きましたね。快適さや心地よさがこれほど違うのなら、もっと早くから仕立てをしておけば良かったと後悔。今まで味わったことがない感覚です。正直、つるしのスーツでも十分でしたし、それほど差がないと思っていたのですが、フィット感がいい意味で段違いでした。

河本 大輔 インタビュー09

色については誠実さを重視すると、紺色などを選ぶことが多く、今回も残念ながら派手な生地を選ぶという冒険はできませんでした。でも裏地には、少し遊び心を加えたものをチョイス。つるしのスーツですと、ありきたりの裏地になりますが、仕立てではカンパニーカラーのものを選びました。羽織ったときにちらっと見えるのがわかり、“これはいい!”と気に入りました。仕立ててみると、誠実さを表現しながら、遊び心を加えられるのがわかったので良かったです。実は今回、SHITATEが気に入ったので、さらに1着購入させていただきました。

河本 大輔 インタビュー10

独自ブランド飲料で マーケットを拡大中。
企業の顔として、 装いで重視するのは誠実さ

河本 大輔 SHITATE着用01 河本 大輔 SHITATE着用02

フォーマル度 : ★★★★★

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洋服の青山の印象を教えてください

Aoyama
impression

地元の店舗には中高時代からなじみがあった

私は福山市出身で東京大学に進学するまでは、地元で過ごしていました。青山商事といえば、中学、高校時代からなじみのある会社でした。上京してからも「洋服の青山」の店舗は都内のいたるところにありますし、仕事で出張した際にも必ずといっていいほど、看板を見かけ、全国に店舗があることを知ったときには驚きました。
福山出身の企業として全国展開され、紳士服業界のトップを走って来られたことを同じ地元出身者としてはとても誇らしいです。当社は自社ブランドを展開しているとはいえ、全国での認知度はまだまだ不十分。福山市が本社の会社として、「洋服の青山」のように全国でブランドを認知してもらえるような会社を目指して今後もまい進していきたいです。

インタビュー:尚 貴範 採寸スタッフ:小山 史
撮影:本永 創太 構成・文:松葉 紀子
CD:ジャン 光栄

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