人とアイデアが交わる場所、 渋谷の未来をひらくキーパーソン。 スーツで新たな自分を表現したい

Leader

32

Shinko
Osada

2024.10.09

SHITATE 60 LEADERSは、
洋服の青山60周年を記念した
オーダースーツ企画です。

Profile

一般社団法人渋谷未来デザイン 理事・事務局長、
NEW KIDS株式会社 代表

長田 新子

AT&T、ノキアにて通信・企業システムの営業、マーケティングおよび広報責任者を経て、2007年レッドブル・ジャパンに入社。コミュニケーション統括責任者およびマーケティング本部長(CMO)として10年半、エナジードリンクのカテゴリー確立およびブランド・製品を市場に浸透させるべく従事し、2017年に退社。2018年から渋谷未来デザイン理事・事務局長として、都市の多様な可能性をデザインするプロジェクト活動を推進。NEW KIDS株式会社の代表としてブランド、コミュニティ・アスリート・イベント関連のアドバイザーや講演活動等を行いながら、Metaverse Japan代表理事、日本ダンススポーツ連盟理事やマーケターキャリア協会理事等で活動を⾏っている。著書に「アスリート×ブランド 感動と興奮を分かち合うスポーツシーンのつくり方」(宣伝会議/2020年)、渋谷未来デザイン編・著書として「変わり続ける! シブヤ系まちづくり」(工作舎/2021年)を出版

長田 新子 profile

About Work

仕事について教えてください

長田 新子 インタビュー01

人と人をつなげる力で、社会課題の解決を目指す

一般社団法人渋谷未来デザインは、渋谷に集まる多様な人々のアイデアや才能を収集。オープンイノベーションによって、2018年に社会的課題の解決策と可能性をデザインする産官学民連携組織として設立されました。現在、私たちは多様性あふれる未来に向け、世界最前線の実験都市「渋谷区」を作ろうとしているところです。キーワードは、「Create Culture, Drive Diversity & Social Innovation.」。社会の在り方が変化し、1企業や自治体だけで社会課題を解決することが難しくなり、私たちは、渋谷区が初めて立ち上げた一般社団法人として、THINK -> ACTIONをスローガンに掲げ、渋谷の可能性が都市の可能性を広げると信じています。そして新しいことに対して外部リソースを組み合わせ、イノベーションを起こすことをミッションにしています。

長田 新子 インタビュー02

渋谷区は課題満載の場所で、コロナ禍には人が一気にいなくなったり、現在では路上飲酒やゴミの課題、さらにはオーバーツーリズムが問題になったりしています。来街者が多いイメージですが、住宅地域もあり、子育て世代も多い中、私たちは多種多様な人々が共存できるべく、いろいろな課題を共創して解決する取り組みを行っているところです。
具体的な取り組みを紹介すると、一番、皆さんが参加しやすいのはゴミ拾いの活動でしょうか。ニュースにも取り上げられるのでご存じだと思いますが、渋谷ではハロウィーンに多くの人が訪れ、いつもの何十倍のゴミが捨てられます。ただ一方で、ゴミを掃除する人たちもたくさん訪れてくれて、365日のうちハロウィーンの翌日、渋谷の街が一番きれいになるとも言われています。ほかにもZ世代の皆さんと公園のような公共空間をどう利活用するのか?ということを議論したり実験的な試みをするなど、公共の場をどう解放して、どう人にとっていい空間にしていくのか、というトピックスに向き合うことも増えています。

長田 新子 インタビュー03 長田 新子 インタビュー04

渋谷区民は23万人と、そこまで住民は多くありませんが、学ぶ人や遊びに来る人、働く人など、外から流入する人が多く、多様性に満ちあふれています。私は関係人口のような関わり方をしている人たちのことを“渋谷民”と呼んでいるのですが、渋谷区民はもちろん、渋谷民の人たちに渋谷ならではの唯一無二の価値をどう届けるか?を考え、いろいろな取り組みをしています。最近はメタバースの活用や防災の取り組みなど、活動の幅を広げているのですが、これからも人や企業、都市をつなぐイノベーションハブとして、都市や地域の可能性を開拓するパイオニアを目指していきます。

長田 新子 インタビュー05 長田 新子 インタビュー06

About Suits

あなたにとってスーツとは?

長田 新子 インタビュー07

夫の誕生日や海外出張など特別なときに仕立てるもの

以前、広報の仕事に就いていたときにはスーツを着る機会がたくさんありました。ただ前職や現在の組織で渋谷で働くようになり、さらにコロナ禍を経て、スーツを着ることは随分と減ったというのが正直なところです。職業柄、渋谷に出て歩き回ることが多く、スニーカーを履いて活動していることもあり、服装もカジュアルになってきました。ただ一方で、商店街や区役所の方たちとの仕事も多く、新年会や定期的な会合があるので、そのときに着ていけるようなスーツがあればうれしいと思っていました。
いつもはカジュアルなのでスーツを着ていけば、ちょっと新しい自分を見せられるかもしれませんから。ちなみに海外でオーダースーツを作ったことがあり、色や素材、形を相談しながら選び、仕立てられたスーツが手元に届いたときにとても感動した記憶があります。また、最近では夫がかなり身長が高いということもあり、合うスーツがなかなかないので誕生日祝いにオーダースーツを作りに行ったところ、本人がとても喜んでいたのを見たときにはとてもうれしかったです。オーダースーツは自分だけの唯一無二のものなので、さらに服を大事にするという気持ちも強くなるのではないでしょうか。自分で私らしいものを選びながら作ったSHITATEスーツ、どういう風にできるか楽しみです。

長田 新子 インタビュー08

Trying On

試着

長田 新子 オーダースーツ試着01

About SHITATE

SHITATEの感想は?

長田 新子 試着ディティール 長田 新子 試着ディティール

自分で選んでいくことでストーリーが生まれ、新たな自分に出会える

長田 新子 インタビュー09

私としては、必ずこうしなければいけないと決めつけられて服装を選ぶことはしたくありません。そんな風にスーツを着るのはもったいないじゃないですか。でもスーツを着ることで、いつもと違う自分を表現する機会にするのはいいのではないかと思うのです。

長田 新子 インタビュー10

“絶対この服装で”と押し付けるのではなく、今の時代、自分で選んだものを着る選択肢の一つとして、オーダースーツはありだと思いました。特にオーダースーツなら自分で生地や色、ボタンを選ぶなかでこういう風にしたいというのを決められます。それがSHITATEならではのポイントだと思っていて、自分で選んでいくことでスーツに愛着がわくし、選ぶプロセスでストーリーも生まれてきます。全部自分でカスタマイズできるということで、これまで既製品のスーツを買うときの感覚とはまったく違いましたし、想像していなかったものに出会えるという実感が持てました。

長田 新子 インタビュー11

人とアイデアが交わる場所、 渋谷の未来をひらくキーパーソン。スーツで新たな自分を表現したい

長田 新子 SHITATE着用03

「日本都市計画学会授賞式」にて

長田 新子 SHITATE着用01 長田 新子 SHITATE着用02

フォーマル度 : ★★★☆☆

ビジネスウェアガイドマップはこちら

洋服の青山の印象を教えてください

Aoyama
impression

次世代と向き合う取り組みを知り、イメージが一新した

SOCIAL INNOVATION WEEK(SIW)で連携させていただくなかで、青山商事が“シゴト服”という切り口から、仕事で着る服を時代にどう重ねていくか、進化させるかを真剣に考えている会社だと知りました。シゴト服の多様性、シゴト服のサステナビリティ、就活での服装などを学生やZ世代と真剣に議論し、会社の次なる戦略に生かすことなど、伝統的な企業が積極的に渋谷のようなダイバーシティな街から新しいことを生み出そうとしている姿勢を通して、これまで抱いていたイメージがとても変化しました。自分らしいものを選べるような取り組みをされていて、私たちもダイバーシティを重視していることから、これからどういうことをされるのだろうと、とても楽しみになりました。

インタビュー:小野 一樹
撮影:KIMU 構成・文:松葉 紀子
CD:ジャン 光栄

Index