農業界の未来を担う リーディングカンパニー代表の アスリートモデルスーツ

Leader

29

Shuichiro
Kato

2024.08.16

SHITATE 60 LEADERSは、
洋服の青山60周年を記念した
オーダースーツ企画です。

Profile

株式会社 加藤えのき 代表取締役
加藤 修一郎

加藤 修一郎

1975年宮崎県生まれ。高校卒業後、イギリス・オーストラリアへ語学留学。帰国後、福岡市にあるアパレル会社での会社員経験を経て、家業を受け継ぐために「加藤えのき」に入社。2005年、代表取締役に就任。地元の農業法人の若手経営者たちと新会社「アグリデザイン高岡」を設立。2019年、道の駅の指定管理者に選任され、「道の駅ビタミン館」をリニューアルオープンさせ、地域に密着した取り組みを行う。2021年新社屋を建設、より働きやすい環境を整備する。“食とバイオ”をテーマに、海外事業展開を予定。

加藤 修一郎 profile

About Work

仕事について教えてください

えのき業界を生き残れ!国内最大級の生産企業へ

「加藤えのき」は1973年に創業者である父がミカン生産からえのき生産に事業を切り替えたことから始まりました。以来、えのきの生産に特化し、多くの人々の支えによって国内最大級のえのき生産企業に成長しました。 えのき業界では分業が主流ですが、当社は一切農薬を使用しない独自の原料配合から、培養・栽培・収穫までの一貫生産体制により、安心・安全で高品質かつ低コストなえのきを消費者に提供し続けています。

加藤 修一郎 インタビュー01

私が2005年に代表取締役に就任してからは、業界での生き残りと生産性向上を目指し、新しい栽培システムの導入(日本一大きなえのきを栽培できる独自の栽培ボトルを開発)、工場の増設、JGAP認証の取得など、積極的な事業拡大に取り組んできました。当時、当社の業績は業界内でも低い水準でしたが、"ナンバーワンを目指す"という目標を掲げ、国内外の農家の視察や業界関係者との対話、食材の試食など、徹底的な現場主義の学習を重ねてきました。その実体験から、様々な発見や具体的な改善策、そして将来に向けた糸口が見えてきたように思います。

加藤 修一郎 インタビュー02

えのきを使ったユニークな商品開発にも力を入れています。パスタ麺のように長いえのきや、肉の代替として調理できる「ステーキえのき」などの新商品を開発し、販売しています。

加藤 修一郎 インタビュー03

2023年の創業50周年を記念して、昔からえのき農家でよく作られていた「なめ茸」をアレンジし、「無限なめ茸」として商品化しました。これらの自社開発の加藤えのき商品を使った、多様なレシピも好評を得ています。単なるえのきの生産にとどまらず、えのきを活用したオリジナリティのある商品開発にも注力し、消費者の皆様に新しい食体験を提供し続けたいと思います。

加藤 修一郎 インタビュー04

もうひとつに、取引先が求める多様な規格でえのきを包装・出荷する体制を構築しています。消費者のライフスタイルが変われば、店頭に並べるサイズ、量も変化します。そのニーズに合わせて、他がやらない“面倒くさい”ことをやれる会社でありたい。
私の目指す社風は、社員一人一人が地道に一生懸命、シンプルながらも「明るく元気に」仕事をすることです。そして、この一見美術館にも見える新社屋の建設は、長年勤めている社員たちをはじめ、若い人や外国人就労者など、社内外の人々にとって魅力的な職場環境を実現したいという思いからでした。実際、新たな人材が入ってきて、次なるチャレンジをスタートしているところです。

加藤 修一郎 インタビュー05 加藤 修一郎 インタビュー06 加藤 修一郎 インタビュー07

「加藤えのき」は消費者の皆さまが美味しく、健康的な食生活を送れるように、安心・安全な食材というのはもちろんのこと、鮮度、品質、使いやすさ、さらに食の楽しさについても追及し続け、皆さまから必要とされる企業として邁進していきたいと思います。

About Suits

あなたにとってスーツとは?

加藤 修一郎 インタビュー08

スーツの似合う男になりたい、長年持ち続けた願望の成就

私自身は、普段はスーツを着ることが少ないです。いつも会社にいる時は農場を巡回することも多いため、動きやすいカジュアルな服装でいることが多いです。出張に行く際にも農業関連のことがほとんどなので、カチッとしすぎず相手に気遣いをさせないように、相手や場所を考慮して服装を変えています。その分、スーツを着る時は業界関係なくフォーマルな環境なので特別に気合が入って、身が引き締まりますが、そのようなシーンでも親しみを失わず、メリハリのあるスタイルを持った社長でありたいと思っています。

加藤 修一郎 インタビュー09

子供の頃から家が農家であったこともあり、親がスーツを着ている姿を見るときは入学式や卒業式程度だったので、今でもスーツを着ている人は大人っぽい印象を受けます。私も50歳近くになって大人になりましたが、気持ちは子どもの頃と変わらないのかもしれません。でも、若い頃からスーツの似合う男になりたいという願望は強くありますので、見た目も中身も魅力的な生き方をしたいと思っています。

加藤 修一郎 インタビュー10

Trying On

試着

加藤 修一郎 オーダースーツ試着01 加藤 修一郎 オーダースーツ試着02 加藤 修一郎 オーダースーツ試着03

About SHITATE

SHITATEの感想は?

加藤 修一郎 試着ディティール 加藤 修一郎 試着ディティール

筋肉質な体型に合わせたアスリートモデルスーツ

加藤 修一郎 インタビュー11

オーダースーツを作るのは私にとって初めての経験でした。洋服の青山さんには、たくさんの生地やデザインがあって、ワクワクしましたが、どのように選べばいいのか迷うこともありました。しかし、スタッフの方々が丁寧に説明してくれ、私の体型や雰囲気に合った提案をしてくれたおかげで、完成品を楽しみにしていました。
出来上がりを試着した感想は、細部まで採寸していただいたことで、既製品のスーツを購入した際に感じていた窮屈さや緩い所もなくとても満足しています。運動が好きな私の体型に合うアスリートモデルのシルエットもとてもいいです!

加藤 修一郎 インタビュー12

ゼニアの生地は素材の質感や風合いが素晴らしく、グレンチェックの柄使いが洗練されていたので、この生地を選びました。ブラウンの裏地に合わせて同色ネクタイをチョイス、シャツとチーフをブルー系でまとめてみました。全体のバランスが非常に良く、ジャケットにジーンズを合わせるなど、様々なコーディネートを楽しめそうです。高級感と機能性もあるので、これからさまざまなシーンで活躍してくれると思います。

加藤 修一郎 インタビュー13
加藤 修一郎 SHITATE着用03

加藤えのき営業本部長と商談の前に

農業界の未来を担うリーディングカンパニー代表のアスリートモデルスーツ

加藤 修一郎 SHITATE着用01 加藤 修一郎 SHITATE着用02

フォーマル度 : ★★★★☆

ビジネスウェアガイドマップはこちら

洋服の青山の印象を教えてください

Aoyama
impression

50歳から始める「洋服の青山SHITATE」でのスーツライフ

私自身は、これまでスーツを着る仕事に就いたことがなかったため、青山さんにお世話になったことがありませんでした。しかしCMが印象的で、就職活動をする学生さんや若い新入社員の方がよく利用するお店で、高価な印象のあるスーツを手軽に購入できると思っていました。今回、実際SHITATEを体験して、新たな発見がありました。50代、60代と年齢を重ねても、その時々に合ったスタイルのスーツを作っていただけるということです。これからも自分に合ったスーツを作って、楽しみたいと思います。

Material

今回チョイスした生地

Brand

加藤 修一郎着用ブランド

ゼニア(イタリア)

1910年、イタリアにて生地メーカーとして誕生。その後スーツを中心にジャケットやシャツ、レザー製品も手がけるラグジュアリーブランドとして世界中で絶大な支持を受けています。「最高のスーツは上質な生地があってこそ」という信条のもと、最高峰の生地作りを探求し続けています。

適度なハリコシと光沢感がある素材

TRAVELLER

加藤 修一郎 生地

ブランド:E.Zegna
着用シーズン:オールシーズン
色:ミディアム・グレー
柄:チェック
素材:W100%

E.ZEGNAのTRAVELLERは たて糸に強撚双糸を用いることで適度なハリコシと光沢感があり、お洒落なビジネスマンには最適な素材です。

インタビュー:尚 貴範 採寸スタッフ:安田 武司
撮影:KIMU 構成・文:大塚 綾
CD:ジャン 光栄

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