物語のあるモノをお届けする 通販会社リーダーの 凛とした勝負スーツ

Leader

15

Saori
Wakana

2024.04.24

SHITATE 60 LEADERSは、
洋服の青山60周年を記念した
オーダースーツ企画です。

Profile

株式会社ライトアップショッピングクラブ
代表取締役 執行役員社長

若菜 さおり

1989年、株式会社CBS・ソニーファミリークラブ(現 株式会社ライトアップショッピングクラブ)入社。直営1号店である銀座店で販売職を経た後、多数の商品開発を担当。2009年、商品開発部 部長。2012年、商品開発グループ本部長として商品開発部と広告制作部を統括。2014年執行役員常務、2017年執行役員副社長を歴任。2018年、代表取締役 執行役員社長に就任。

若菜さおりprofile

フォーマル度 : ★★☆☆☆

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About Work

仕事について教えてください

若菜さおりインタビュー01

お届けするのは、お客様とモノが紡ぐ「二つの物語」

ライトアップショッピングクラブは、1971年、当時のCBS・ソニーレコードのグループ企業として設立され、レコードの通信販売からスタートした会社です。以来、世界中から「お客様の暮らしを豊かに“ライトアップ”する」、選び抜いた商品を通信販売でご紹介してまいりました。現在はカタログを軸に、オンラインストア、主要都市に構える直営店舗とマルチチャネルで事業を展開し、2021年に創業50周年を迎えました。
取り扱っているのは、メンズ&レディスウェアからバッグ、シューズ、雑貨、家庭用品、グルメまで幅広いです。その内容は、伝統と革新、時代を超えて愛される名品を世界中からセレクトする『LightUp/ライトアップ』。“日本のいいもの再発見”をテーマに、全国各地から探し出した職人の技が活きる逸品をご紹介する『Zekoo/ゼクウ』。老舗料亭やレストラン監修のもと、簡単な調理で本格料理を愉しめる『食彩倶楽部』など、真に価値ある商品を選りすぐり、またオリジナル商品の開発も行っています。

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(左から)『LightUp/ライトアップ』『Zekoo/ゼクウ』『食彩倶楽部』

私たちが提供する商品は、その日なくても日常生活には困らないけれども、その商品があることで生活が華やいだり、心がうきうきするようなモノたちです。そういったモノには二つのストーリーがあると考えています。ひとつは素材や原料からはじまり職人さんの技で完成する、モノが出来上がるまでの物語。もうひとつは、それがどう使われて愛されていくか、というお客様がモノと出会ってからの物語で、お客様ごとに違う物語が紡がれていきます。その「二つの物語」を理解し大切にすることが、ひとつひとつの商品を決める時の基本であり、創業当時から変わらない理念です。

若菜さおりインタビュー05

通販はお客様の顔が見えないから難しいんじゃないですか?と言われることがあるのですが、私たちが商品選びと同じように大切にしているのは、受注からアフターサービスまでの誠実かつ丁寧な接客です。お客様からはお電話やメール、おハガキなどをたくさん頂戴します。そこには、今の時代を生きているお客様の“本当の声”があって、商品開発のヒントがたくさん詰まっているのです。その声をもとに、可能な限り商品やサービスをアップデートしてきたからこそ、長年お客様が愛してくださっているのだと考えます。これからもお客様とのご縁を大切につなげながら、真に価値あるモノをお届けしていきたいと思います。

About Suits

あなたにとってスーツとは?

若菜さおり採寸01

相手とのバランスを考えたスタイルを大切に

普段、会社ではジャケット+パンツスタイルがほとんどです。ジャケットに袖を通すと、気持ちが“本気モード”に切り替わります。その日何を着るかは、お会いする人や仕事の内容で選ぶことがほとんどです。例えば取締役会議や商談の場では、男性出席者のみなさんはダーク系スーツが多いので、それに埋没せず、かつ悪目立ちしないようなスタイルを心がけています。お相手によってはスーツにスニーカーを合わせたり、場所や状況に合わせつつ、個性を表せるバランスを大切にしています。様々な色が入っていた方がトーンのバリエーションも出るのですが、使う色は3色以内。靴や小物でカラーミックスして、すっきりと見えるようにしています。着こなしの味付けとして、巻物も愛用しています。会う人のことを考えて選んだスタイルで、相手の方と意気投合し話が盛り上がることもあるので、洋服を通してのコミュニケーションはとっても楽しいですね。

Trying On

試着

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About SHITATE

SHITATEの感想は?

若菜さおり試着ディティール 若菜さおり試着ディティール

凛とした存在感を与える勝負スーツ

若菜さおりインタビュー06

SHITATEスーツに袖を通して最初に感じたことは、本当に着心地がいいということ。電車のつり革もラクラク掴めそうなほど腕が上がります。パンツのサイズ感もピッタリで、とても動きやすいです。
オーダースーツならではの生地選びは、自分が大好きなグレーをベースに、複数の色糸を織り込んであるものを選びました。オフィシャルな会議の場でも没個性にならず、適度な主張がある生地なので、見る人が見たら分かっていただけるのではないかと。だからこそ、ピリッとしたシーンで、自分の気持ちを引き締めつつ、相手にも凛とした存在感を与えるような勝負スーツになってくれると思います。

若菜さおりインタビュー07

柄がある生地のスーツを着こなすのは勇気がいるのですが、この生地はまったく違和感がないです。グレーの濃淡、グリーン、ブラウンなど生地に複数の色がミックスされているので、その分インナーやソックスなどを単色でまとめるとすっきりと着こなせると思います。ジャケパンスタイルにも使いやすい生地なので、ベージュのパンツにモスグリーンのソックスを合わせてもかわいいですよね。どんなコーディネートにしようか?と、楽しみの幅が広がります。「モノが連れてくる歓びやワクワク」という言葉は、ライトアップショッピングクラブ50周年メッセージの一節でもあるのですが、今回のSHITATEスーツもそれがあると思います。

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物語のあるモノをお届けする
通販会社リーダーの凛とした勝負スーツ

若菜さおりSHITATE着用01 若菜さおりSHITATE着用02

フォーマル度 : ★★★★☆

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洋服の青山の印象を教えてください

Aoyama
impression

60年間、一貫した姿勢で築き上げた信頼ブランド

青山商事さんは多角経営もされていますが、60年間変わらず「スーツ屋」ということを貫いている姿勢が素晴らしいと思います。スーツを着る方々にクオリティの高いモノを提供することを、どの時代にも一貫して続けておられます。親御さんと一緒に、はじめてのスーツは「洋服の青山」で購入された方が多いと思いますが、青山だと安心で間違いない、とお客様に思われることは本当に凄いことです。これまでお客様を裏切ることがなかったという、信頼ブランドの証だと思います。なにかあっても社員の皆さんが丁寧に、真摯に対応されているからではないでしょうか。ベーシックは守りつつ、その時代時代のライフスタイルに合わせた商品開発など、見習う点も多いです。

Super 100`s の細番手の原料を使用

ANGELICO GORGOMORO

若菜さおり生地

着用シーズン:オールシーズン
色:ミディアム・グレー
柄:チェック
素材:W100%

Super 100 `s の細番手の原料を使用し、適度な伸縮性を持つトロピカル素材。イタリアの感性が感じられるチェックデザインの素材になります。

インタビュー:小野 一樹 採寸スタッフ:町田 千紘
撮影:本永 創太 構成・文:大塚 綾
CD:ジャン 光栄

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