新たな挑戦、 スーツが導く発見の旅

Leader

08

Kentaro
Okuda

奥田 健太郎スーツ姿 奥田 健太郎仕事風景 奥田 健太郎インタビュー風景
奥田 健太郎スーツ姿 奥田 健太郎仕事風景 奥田 健太郎インタビュー風景

2024.02.28

SHITATE 60 LEADERSは、
洋服の青山60周年を記念した
オーダースーツ企画です。

Profile

野村ホールディングス株式会社 代表執行役社長 グループCEO
野村證券株式会社 代表取締役社長

奥田 健太郎

1987年、野村證券株式会社に入社。ホールセール部門のインベストメント・バンキング・ビジネスを中心に携わり、M&Aグローバルヘッド、インベストメント・バンキング・ヘッド、ホールセール共同部門長などの要職を歴任。
2017年から2019年まで米州地域ヘッドとしてニューヨークに駐在、ノムラ・ホールディング・アメリカ社長兼CEOを務める。2018年4月より野村ホールディングス株式会社 グループCo-COOおよび野村證券株式会社 取締役兼執行役副社長を歴任。2020年4月、野村ホールディングス株式会社 代表執行役社長 グループCEO、2021年6月、野村ホールディングス株式会社 取締役兼代表執行役社長 グループCEO、野村證券株式会社代表取締役社長に就任。

奥田 健太郎profile

フォーマル度 : ★★★★★

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About Work

仕事について教えてください

奥田 健太郎インタビュー01

多様性を認め、活躍できるプラットフォームづくりを目指す

野村グループは、グローバル金融サービス・グループとして、約30の国と地域にネットワークを有しています。約4割の社員が海外で働いており、その国籍はおよそ90にものぼります。ホールセール部門の収益は、海外が約3分の2を占め、残りが日本関連のビジネスとなっています。私のように新卒から野村グループで働く人たちの割合は減り続ける一方で、働く人たちの文化や背景は多様になり、仕事の幅が広がっています。
国籍も文化も異なる幅広い背景を持った人たちが仲間となり、すぐに力を発揮していただくためにはプラットフォームが重要です。男女というジェンダーだけでなく、誰にでも公平にチャンスが与えられ、キャリアを積むことができるように、フェアに評価されるような仕組みづくりにも取り組んでいます。

奥田 健太郎インタビュー02

私は野村グループのCEOに就任して4年目ですが、就任以来、継続して社員の皆さんに伝えていることが2つあります。1つ目は、「新しいことにチャレンジしよう」ということで、2つ目は、「変化していこう」です。3年前から何でもいいので新しいことに挑戦するように目標を立てていただくようにしており、毎年、社員の皆さんはグローバルレベルで課題設定をしています。まだまだ改革は必要ですが、少しずつ挑戦しよう、変化しようという風土が浸透してきているのを実感できるようになりました。
「洋服の青山」がオーダースーツ「SHITATE」の取り扱いを新たに始められたように、私たちもどんどん新たなことに挑戦していきたいです。例えば、昔、野村では中国ファンドやREIT(不動産投資信託)など、先駆けとなる商品を次々と出してきた実績があります。挑戦こそ野村のDNAなので、これからも新商品をマーケットにどんどん展開してきたいですね。

奥田 健太郎インタビュー03

グループCEO就任以来、大切にしていることは他にもあります。それは「コミュニケーションをしっかりと取ること」です。日々のコミュニケーションを通じてお客さまを理解することで、よりよい提案につなげる。同僚の考えを理解して、相手の立場に立ったコミュニケーションを取り、モチベーションを高め合うようにする。お客さまはもちろん、関わるすべての人とのコミュニケーションを丁寧に行うよう努めています。社員との距離を少しでも縮めたいとの思いから、社内のイントラネットで「CEOコーナー」を用意し、私自身の状況や最近の気になることを発信したり、社員からの質問に答えたりしています。うれしいことに、質問コーナーには世界中の社員からたくさんのメッセージが届くようになりました。「好きな本」に関する質問や制度に対する不満など、いろいろな意見が届きますが、時間があるときにまとめて回答することでオープンな風土を醸成しようと努めているところです。

奥田 健太郎インタビュー04

About Suits

あなたにとってスーツとは?

奥田 健太郎インタビュー05

スーツを着ると、気持ちのスイッチがオンになる

今では当グループでもカジュアルスタイルがOKとなり、ポロシャツ姿の社員を数多く見かけるようになりました。でも私は入社以来、仕事をするときにはいつもスーツ姿が基本です。
スーツを着ると気持ちがピリッと引き締まります。スーツは気分をオンに切り替えるのに最適なアイテムです。初めてオーダースーツを仕立てたのは、35歳で課長に昇進したとき。あのときのワクワクした気持ちは今でも忘れられません。スーツやタキシードなどフォーマルウェアを購入するときには生地や裏地などを自分で選ぶのですが、そのプロセスが楽しいです。

奥田 健太郎採寸01

私の場合、どんな服装をするにしてもTPOを重視しているのですが、お客さまにお会いするときにはネクタイを締める、社内メンバーだけの会議ではノーネクタイにするなど、そのシーンに応じて柔軟に変えるようにしています。ただスーツのときには基本的にジャケットを羽織るのがこだわりですね。

Trying On

試着

奥田 健太郎オーダースーツ試着01 奥田 健太郎オーダースーツ試着02

About SHITATE

SHITATEの感想は?

奥田健太郎スーツディティール 奥田健太郎スーツディティール

これまでにない新たな挑戦をして発見があった

奥田 健太郎インタビュー06

「SHITATE」の担当の方に採寸をしていただいた際、生地や裏地などを選ぶときにチェンジポケットをおすすめしていただき、選んでみました。これまではあまり選んだことのないもので、私にとって挑戦でしたが、実際、こうして羽織ってみて、鏡越しに眺めてみるといいアクセントになり、気に入りました。ジャケットの裏地はエメラルドグリーンに決めました。後で気が付いたのですが、裏地は明るくてキレイなものを選ぶことが多いかもしれませんね。こういう風に裏地を選べるのもオーダースーツの楽しみなところです。

奥田 健太郎インタビュー07

2024年1月にはメディアへの露出も増えるので、そうしたときにぜひ仕立てていただいたスーツを着たいと思っているので、今から楽しみにしています。

奥田 健太郎インタビュー08 奥田 健太郎インタビュー09

新たな挑戦、
スーツが導く発見の旅

奥田 健太郎オーダースーツ姿01

フォーマル度 : ★★★★★

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洋服の青山の印象を教えてください

Aoyama
impression

若い世代への訴求を強化し、ファンを広げている

私たちの世代に比べて、今の若い世代の人たちがオーダースーツを仕立てるのは昔よりハードルが低くなったような気がしています。「洋服の青山」といえば、CMで流れる音楽が強く印象的に残っているのですが、最近では若い世代の方をイメージキャラクターに採用され、若い世代に対する商品訴求を強化されているのでしょうか。
それに今回スーツを仕立てていただいたオーダースーツ「SHITATE」など、新たなことにもどんどん挑戦されている前向きなイメージです。一着目が気に入ったのでもう一着グレーでもオーダーをさせて頂きました。私の同世代はもちろんですが、多くの若い人たちにも「SHITATE」でオーダースーツの良さを実感してもらいたいです。

Material

今回チョイスした生地

Brand

奥田 健太郎着用ブランド

ロロ・ピアーナ(イタリア)

1924年、イタリアにて誕生したテキスタイルブランド。最高級の原料確保に強いこだわりを持っており、現在では生地ブランドとしてだけではなく、オリジナルのスーツやジャケットを展開するファッションブランドとして世界中のセレブリティを虜にしています。

インタビュー:山根 康一 採寸スタッフ:小山 史
撮影:BrightEN photo 構成・文:松葉 紀子
CD:ジャン 光栄

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