メタバース界の先駆者を 応援する相棒スーツ

Leader

02

Yasushi
Funakoshi

舟越靖スーツ姿 舟越靖仕事風景 舟越靖インタビュー風景
舟越靖スーツ姿 舟越靖仕事風景 舟越靖インタビュー風景

2023.12.27

SHITATE 60 LEADERSは、
洋服の青山60周年を記念した
オーダースーツ企画です。

Profile

株式会社HIKKY
CEO

舟越 靖

学生時代に起業し、複数の事業を展開。大企業の組織の仕組みを学ぶべく大手通信会社勤務を経て、自身が最もやりたかったクリエイティブ分野へ進出。数多くのクリエイターを組織化し、コンテンツ制作・開発を行う会社を立ち上げたのち、2018年「株式会社HIKKY」を設立。世界で需要が高まるVR市場で、メタバースソリューションの提供、メタバース参入コンサルティングを行う、メタバース事業における先駆者。

舟越靖profile

フォーマル度 : ★★☆☆☆

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About Work

仕事について教えてください

舟越靖インタビュー01

世界最大級のメタバースイベントを主催

僕らの仕事は、ひとことで言うと「メタバースサービスの開発ソリューション」を提供する会社です。例で言うと、当社が主催している世界最大級のメタバースイベント『バーチャルマーケット』はギネス世界記録™を3つ取得していて、今年で5周年(通算11回開催)を迎え、累計で5500を超える一般サークル、大企業を含む500企業がご出展、述べ822万人以上の方(10回目までの実績)に参加していただきました。このイベント企画運用や、独自のメタバースエンジン開発・提供、コンテンツ制作などを行っています。

舟越靖インタビュー02

まだ“メタバース”という言葉も一般的ではない時にHIKKYを設立した理由は、人の創造性をかき立てるような体験を味わえる、新しい価値観が生まれるようなモノを創り出したい。そして、それを創る人たちがもっともっと活躍できる環境を作りたいという想いからです。会社名の“HIKKIY(ヒッキー)”、これはご想像の通り“ひきこもり”というキーワードに由来します。でも、ひきこもっていてもアイデアが豊富で高レベルな技術や表現力で認められるクリエイターたちがいます。社会的にはネガティブに捉えられる言葉ですが、近年はそういう仲間たちの活躍が国内外のデジタル領域で正当に評価されるようになってきました。AIが出てきたこともありますが、今まで何十人の手で作っていた映像をひとりで制作出来たりと、ひとりのパフォーマンスが企業を上回り始めているんです。
そんなクリエイターたちと一緒に僕が目指すのは、「パラリアル(リアル×パラレルワールドを合わせた造語)」な社会の実現です。現実の良さとメタバースならではの表現を両立させ、今を生きる多種多様な人々の想像力と、多くの人にとって可能性が広がるモノを、引き続き生み出していきたいですね。

HIKKY事業1 HIKKY事業2 HIKKY事業3

About Suits

あなたにとってスーツとは?

舟越靖インタビュー03

ビジネス環境の変化とスーツへの回帰

企業で働き、独立してインフラ開発運用の会社をしていた時は、スーツばかりでネクタイを500本も持っていたほど。けれどクリエイティブ事業をやり始めてからは、周囲のクリエイターに合わせて金髪でパステルトーンの洋服を着ていて、ここ数年はジョブズスタイル一辺倒でした(笑)でも最近、公的なビジネスの場やパーティーなど、改まったシーンに呼ばれるようになって、ふと気が付くとフォーマルな場に耐えうる洋服を持っていなかった。

舟越靖インタビュー04

過去にスーツをオーダーしたこともあるんですよ。体を鍛えてかなり筋肉がついていたこともあり、どの店に行っても合う既製スーツがなくて、海外ブランドでオーダーしたりして大変でした。確かに体にフィットしましたが、仕事がどんどん忙しくなり、わざわざ作りに行く暇もなくなったことも、スーツを着なくなった理由のひとつですかね。
でも、現実世界だけでなくメタバース内においても、ファッションはコミュニケーションツールでもあるので、周囲の雰囲気を壊さないようにトンマナを合わせるのは重要です。HIKKYが国内だけでなく海外からも求められるほどの成長を遂げたとともに、ビジネス環境や出会う人が変わったことで、再びスーツスタイルを意識していたタイミングだったので今回のSHITATE企画は嬉しかったですね。

※トーン〈色の調子〉とマナーのこと

Trying On

試着

舟越靖オーダースーツ試着01 舟越靖オーダースーツ試着02

About SHITATE

SHITATEの感想は?

舟越靖試着ディティール 舟越靖試着ディティール

パフォーマンスを上げてくれる “相棒”

SHITATEは20年ぶりのオーダースーツですが、オススメしていただいた生地ゼニアの肌触りがものすごく心地いい! あと、スーツってTシャツなどと比べると物理的に硬いと思うし、筋肉で肩が張っているので既製スーツは肩回りにシワがよって窮屈に感じていたんですが、そのあたりに違和感がなく、窮屈さがゼロのスーツを久しぶりに着ましたね。この着心地はすごいです。とてもいい気分(笑)やっぱりテンションが上がりますね!
「心地良さ」というのは、人が無意識に感じる部分の積み重ねが大きく、そのトータル的なものだと思っているんです。だから、採寸時のヒアリングで肩パットが入らない型で、肩幅に合わせて細かく見て作っていただいたからこその、心地良さだと感じました。

舟越靖インタビュー09

着心地がいいというのにも通ずると思いますが、僕がビジネスの上で大切にしていることは、「人が生きていく中で心地いいと感じる細部」。前例がないイベントやソリューションをやってきたので、よくダイナミックだと言われるんですけど、人が感動する時って大枠ではなくて、ストーリーの一番端っこの部分を見ていて、細部が作り込まれているほど心を打つんです。多種多彩なコンテンツ開発に20年以上も携わり、それを生み出すクリエイターの思考はやっぱり、“細部”へといきつくんですよ。僕は仕事っていうモノも、ひとつの物語(ストーリー)だと思っています。
これからも誰もやったことのない挑戦を続けていきます。それに向かうモチベーションを上げていくのは自分自身。それには心地いい気分にしてくれるモノを身にまとってコンディションを整え、テンションをキープしながら高いパフォーマンスを維持していかなければなりません。このSHITATEスーツは、ビジネスや自分自身との戦いを応援してくれる、いわば“仕事の相棒”ですかね。

メタバース界の先駆者を
応援する相棒スーツ

舟越靖インタビュー08

フォーマル度 : ★★★★★

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洋服の青山の印象を教えてください

Aoyama
impression

昔からスーツといえば青山

僕自身は昔からスーツといえば青山というイメージがあったので店舗に行ったりしましたね。でも今はスーツを着ない若者や、子どもの学校行事用スーツもメルカリで買うお母さん、お洒落を諦めているお父さん達も一定層いるので、それぞれその人達が興味を持ってフランクに店へ行ける企画さえあれば、そこからスーツを知るきっかけになると思います。一案ですがどうですか?オタクが喜ぶコラボ企画とか(笑)流行るハズ!

Material

今回チョイスした生地

Brand

舟越靖着用ブランド

ゼニア(イタリア)

1910年、イタリアにて生地メーカーとして誕生。その後スーツを中心にジャケットやシャツ、レザー製品も手がけるラグジュアリーブランドとして世界中で絶大な支持を受けています。「最高のスーツは上質な生地があってこそ」という信条のもと、最高峰の生地作りを探求し続けています。

適度なハリコシと光沢感がある素材

TRAVELLER

舟越靖生地

着用シーズン : 秋冬
色 : チャコール・グレー
柄 : 無地
素材 : W100%

E.ZEGNAのTRAVELLERは たて糸に強撚双糸を用いることで適度なハリコシと光沢感があり、お洒落なビジネスマンには最適な素材。

インタビュー:小野 一樹 採寸スタッフ:星野 貴俊
撮影:KIMU 構成・文:大塚 綾
CD:ジャン 光栄

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