【男女別】転職面接での服装選びの注意点。「服装自由」はどんな服ならOK?
2022.12.14
この記事の所要時間:約7分
転職活動の面接って、何を着ていけばいいのか悩みますよね。
学生の頃はリクルートスーツが一般的でしたが、転職活動においては特にこれといったルールがありません。
服装や身だしなみによる第一印象は評価に大きく影響を及ぼすため、服装次第で合否を左右し兼ねません。
採用担当者に好印象を与え、就職成功率をあげるための服装とはどんなものでしょうか。
ここでは、転職面接で好印象を与える服装選びや注意点について男女別に詳しく解説していきます。
1. 面接で何を見ている?服装からわかること
面接官が最初に目にする「身だしなみ」は、第一印象を決める重要なポイントです。
転職面接時の服装は、社会人として必要な身だしなみやビジネスマナーが守られているかどうかの判断材料になります。
1-1. 清潔感
スーツの着こなし、髪形やメイク、靴、バッグなどパッと見た第一印象から評価は始まります。
面接でなにより大事なことは「清潔感のある身だしなみ」であるかどうかです。
必ず清潔感のある装いで臨みましょう!
面接前には鏡の前で以下のポイントを確認して、失礼のないよう注意してください。
★チェックポイント
- スーツがシワでよれていないか、汚れていないか
- シャツの襟や袖口が黄ばんでいないか、汚れていないか
- ネクタイが緩んだり曲がったりしていないか
- 髪が伸びすぎていないか、寝癖はないか、ヒゲはきちんと剃れているか
- 靴やビジネスバッグは汚れていないか
- タバコの臭いや口臭はケアできているか
1-2. ビジネスマナー
ビジネスマナーとしてTPO:時(time)・所(place)・場合(occasion)に応じた服装の使い分けをしましょう。
面接の場では社会人として、「ビジネスマナーが身についている」「TPOをわきまえた行動ができる」といった信頼感や安心感を与えられるような服装選びをすることが大切です。
服装で自分らしさや個性を出したいという方もいるかもしれませんが、ビジネスの場にふさわしいかという視点をもって服装を選びましょう。
当然、カジュアルすぎるものは除外してくださいね。
ビジネスの場ということを忘れず、清潔感のあるシンプルな服装が好印象へと繋がります。
1-3. 転職面接ではリクルートスーツはOK?NG?
第二新卒(新卒で入社しておおむね1年~3年以内に求職している人)であればリクルートスーツでもOKです。
普段仕事でビジネススーツを着るようであれば着なれたスーツでも、どちらでも問題ありません。
2. 面接で良い印象を与える服装とは?
ここでは、採用担当者に好印象を与える着こなしをアイテム別に詳しくご紹介します。
2-1. 転職面接に適した服装(男性編)
★着こなしPOINT
①スーツ
ビジネススーツの定番色である「ネイビー」がおすすめ。
誠実で真面目な印象を与えることができます。
もちろん黒やチャコールグレーなどダークカラースーツでもOK。
堅い業種なら濃色、緩い業種なら淡色と業界によって使い分けると◎
お洒落よりもビジネスマナーを優先してください。
②シャツ
”清潔感”をアピールするには、シャツの色は「白」がベストです。
爽やかな装いになる「サックスブルー」もOK。
襟は定番のレギュラーカラーを選んでください。
ボタンダウンだとカジュアルな印象になるので面接ではNGとされているので注意。
③ネクタイ
ネクタイは、色によって相手に与える印象が変わります。
ネイビーや青系は落ち着いた印象になり、エンジや赤系はエネルギッシュな印象を与えます。
志望する職種や与えたいイメージによって選びましょう。
柄はストライプや小紋柄などシンプルなデザインが基本です。
④シューズ
黒かこげ茶の革靴が基本です。
革靴でも紐のないローファーやスリッポンは避けましょう。
靴とベルトの色を合わせるのがスーツを着用する際のマナーになりますので、必ず色を揃えてください。
⑤バッグ
A4サイズの書類を折らずに、余裕をもって入れられるサイズでシンプルなデザインのものを選びましょう。
面接中は足元に立てた状態でカバンを置くので、床に置いたときに手を放しても倒れない自立式がおすすめ。
肩掛けやトートバッグ、リュックはカジュアルな印象を与えるので面接ではNGです。
⑥髪形
清潔感があって爽やかなヘアスタイルが好印象を持たれます。
眉毛や耳が隠れないよう短く整えましょう。
2-2. 転職面接に適した服装(女性編)
★着こなしPOINT
①スーツ
黒・ネイビー・グレーなど落ち着いた色味のセットアップスーツがおすすめです。
ボトムは、スカートでもパンツでも、どちらでも問題ありません。
スカートは柔らかい印象に、パンツは活発的なアクティブな印象を与えます。
与えたい印象によってスカートスーツとパンツスーツを使い分けるといいでしょう。
スーツの柄は無地やストライプが基本ですが、派手でなければOKです。
②インナー(トップス)
スーツのジャケットに合せるインナーは、シャツ・ブラウス・カットソーのいずれも問題ありません。
顔色が明るく見える、「白」や「パステルカラー」がおすすめです。
花柄やドッド・フリルなどはカジュアルな印象を与えるため、控えた方がいいでしょう。
シンプルなデザインのものを選びましょう。
③パンプス
革素材の黒のシンプルなデザインのものを選びましょう。
エナメルやベロアなどの素材、装飾がついたデザインはNGです。
ヒールが細いと、歩くときにカツカツと音を立ててしまうことがあるので
できればヒールの太く歩いやすいものを選ぶといいでしょう。
④バッグ
A4サイズの書類を折らずに、余裕をもって入れられるサイズでシンプルなデザインのものを選びましょう。
面接中は足元に立てた状態でカバンを置くので、床に置いたときに手を放しても倒れない自立式がおすすめ。
肩掛けやトートバッグ、リュックサックはカジュアルな印象を与えるので面接ではNGです。
⑤髪形
清潔感のあるヘアスタイルが好印象を持たれます。
肩以上の長い髪は、ハーフアップや低めのポニーテールなどにすると、スッキリまとまって見えます。
目にかかる前髪は暗い印象を与える恐れがあるので、横に流すかピンで留めるといいでしょう。
⑥アクセサリー
ネックレスやピアスなどアクセサリーを付ける場合はシンプルなデザインの上品で清楚なものを選びましょう。
派手な色や華美なデザインはNGです。
⑦メイク
面接メイクは、「盛る」というより「明るい表情をつくる」を意識しましょう。
メイクは顔色を整え、きちんとした印象にしてくれます。
⑧ネイル
ネイルをするならば、色はクリア、ごく薄いピンク、ベージュなど馴染む色であればOK。
清潔感とナチュラルさを心掛けてください。
派手な色のネイルは面接には不向きなので落としましょう。
3.「服装自由」はどこまでOK?
最近では、ビジネスカジュアルを採用している企業も増えているため「服装自由」と言われることもあるようです。
「かっちりスーツでいけばいいのか」「ビジネスカジュアルにするのか」と指定がないからこそ、どんな服装にすればいいのか困りますよね。
3-1. 転職先の業界・社風を考慮する
「清潔感がある」「ビジネスマナーから外れていない」の2つを軸に、業界や社風を考慮して服装を選びましょう。
堅い職種といわれる銀行や証券など金融業界やメーカー、公務員など公的機関へは、スーツスタイルが望ましいです。
反対に、ITやアパレル・広告など比較的緩い業界であれば、スーツでビシッと決めるよりはビジネスカジュアルの方がいいと言われています。
自分が実際に働く姿をイメージして、その企業のイメージに合っているかが重要なポイントです。
堅いとも緩いとも言えない業界へ転職を考えているのなら、企業研究をした上で企業の風土にあった服装をしましょう。
3-2. 服装に迷ったら?スーツでOK
もし服装に迷ったら、ほとんどの業界で失礼に当たらないスーツを着用しましょう。
ビジネスの場において、スーツを着ていって間違いということはありません。
ただし例外として、アパレルやクリエイティブな職種の場合、その人のセンスを問われることもあるため自己アピールできる服装の方が良いでしょう。
3-3. カジュアルすぎるラフな格好はNG
「服装自由」だからといって、意味をはき違えないよう注意してください。
Tシャツにデニム、サンダルなどカジュアルすぎる普段着の恰好はNGです。
「私服でお越しください」と言われた場合も「私服=ビジネスカジュアル」を指していると認識しましょう。
4. まとめ
いかがでしたか?
転職面接の服装は、基本的にスーツでいけば間違いないでしょう。
身だしなみを整え、清潔感のある装いを心掛けてください。
当日になってあわてることがないように早めにチェックしておくと安心です。