【結婚式での靴マナー】男性ゲストが履いて良い靴・悪い靴
2023.06.06
この記事の所要時間:約5分
お洒落は足元からといいますが、結婚式に履く靴にはマナーがあります。
「ビジネス用の革靴でも大丈夫」と思いがちですが、黒の革靴なら何でも良いというわけではありません。
ここでは、あまり知られていない結婚式での男性ゲストの靴のマナーと選び方のポイントをご紹介します。
結婚式・披露宴の服装について知りたい方はこちら「【結婚式】男性ゲストの服装マナーと着こなしのポイントを徹底解説!」をご覧ください。
1. 結婚式での靴選びのポイント
男性ゲストが結婚式に履くフォーマルな靴は、「紐靴」です。
ただしそれだけではなく、
- 靴の色
- デザイン
- 靴紐を通す部分の羽根
によってフォーマル度が変わります。
結婚式にふさわしい靴選びのポイントについてしっかり押さえておきましょう。
1-1. 靴の色は?黒が正解
結婚式に履く靴の色は基本的にスーツの色と合せるのがマナー。
結婚式や披露宴の場合、一般的に色は「黒」になります。
カジュアルなパーティーや二次会で明るめのスーツを着る場合は、「茶色」の革靴を選んでも問題ありません。
1-2. 靴のデザインは?ストレートチップがおすすめ
結婚式に履く靴のデザインは、ストレートチップがおすすめです。
つま先に一文字の切り替えが入った靴で、最もフォーマル度が高いとされています。
結婚式に礼服ではなく、ダークスーツを着る場合は、プレーントゥでも良いでしょう。
穴飾りが施されたウィングチップはカジュアル度が高く、パーティーや二次会でジャケパンスタイルをする場合は問題ありませんが、結婚式や披露宴では控えましょう。
1-3. 靴の羽根のデザインは?内羽根式がフォーマル
靴の「羽根」ってなかなか聞きなれない言葉ですよね。
「羽根」とは、靴紐を通す部分のことを指します。
似ているので違いが分かりずらいですが、
- 内羽根式
- 外羽根式
の2種類があります。
この羽根の違いによってもフォーマル度が変わり、
「内羽根式」がフォーマル、「外羽根式」がカジュアルとされています。
内羽根式
紐を通す羽根の部分が内側に縫い付けられたデザインを指します。
品格や落ち着き、スマートといったきちんとした印象を与え、フォーマル度の高い仕様です。
外羽根式
紐を通す羽根の部分が外側に縫い付けられたデザインを指します。
特徴は、羽根の部分が全開するので、着脱がしやすくフィット感の調節も容易にできるため、ビジネスシーンや普段使いに適しています。
1-4. 結論!結婚式にふさわしい靴は「内羽根式のストレートチップ」
結婚式にふさわしい靴は、黒の内羽根式のストレートチップ。
組み合わせが最もフォーマルなデザインになります。
マナーが最優先される場は、これで間違いありません。
冠婚葬祭すべてに使えて汎用性が高い靴なので、まず最初に1足揃えておきたいマストアイテムです。
2. 結婚式ではNG!避けたいデザインや色とは
結婚式に履く靴には、いくつかNGとなるものがあります。
おめでたい席にふさわしい装いとして、マナーを守った靴選びを心がけましょう。
2-1. カジュアルな靴(ブーツやスニーカーなど)
ビジネスでは、スーツにスニーカーを合わせるスタイルが流行りつつありますが、結婚式はフォーマルな場になりますので、スニーカーやブーツ、サンダルなどのカジュアルなものはNGです。
カジュアルなパーティーや二次会などの場面でも、砕けすぎた印象となるため避けた方が無難です。
2-2. 殺生を連想させる素材やアニマル柄
ワニ革や動物の毛皮など殺生をイメージさせるものは、縁起が悪いので結婚式にふさわしくありません。
アニマル柄など明らかに動物をイメージさせるものはNGです。
また、秋冬シーズンに合うスエード素材も、子牛や子羊の皮を使った生地なので避けましょう。
2-3. デザイン性の高い靴(二次会ではOK)
ローファーやタッセルシューズ、メダリオンデザイン(つま先にたくさんの小さな穴を空けたデザイン)のようなデザイン性の高い靴は、カジュアルな印象を与えるのでNGです。
お洒落ではありますが、マナーとして控えましょう。
カジュアルなパーティーや二次会などの場合はOKですが、TPOに合せて選ぶよう気を付けましょう。
3. まとめ
いかがでしたか?
一般ゲストが結婚式に履く靴は、「黒の内羽根式のストレートチップ」が基本です。
お洒落であることよりも、まずは社会人としてマナーを守り、おめでたい席にふさわしい靴を選びましょう。
では、素敵な日をお過ごしください♪