【ネクタイの結び方】初めてでもわかりやすく図解と動画で解説!
2022.12.06
この記事の所要時間:約5分
社会人の身だしなみのなかでも、襟元は第一印象を大きく左右する重要なポイント。
ここではネクタイの基礎知識から、基本の結び方まで初めての方でもわかりやすく動画で解説していきます。
1. ネクタイの基礎知識
あなたは、何種類の結び方をマスターしていますか?
まずは、最も基本的な結び方であるプレーンノットをマスターしましょう。
そして、スーツのデザインやシャツのえり型によって結び方を変えることができるようになれば、着こなしの幅も広がってきます。
1-1. ネクタイの各部の名称
- ノット … ネクタイの結び目
- ディンプル … ネクタイの結び目のくぼみ
- 小剣 … ネクタイの細い方の剣先
- 大剣 … ネクタイの太い方の剣先
1-2. ネクタイの幅の違い
ネクタイは主に2つの種類があり、幅によって呼び方が変わります。
- ナロータイ
約6㎝程の細めのネクタイ - レギュラータイ
約7~9㎝程のスタンダードな太さのネクタイ
ネクタイ幅は、体型のボリュームと比例させて選ぶと、ベストバランスになると言われています。
下の値を参考にして、ネクタイ幅にも注意してみましょう。
<参考>
- 平均的な体型の方 … 7cm~9cm
- 細身の体型の方 … 6~7cm
- 大柄な体型の方 … 9cm
1-3. ネクタイの正しい長さ
正しい長さは、ネクタイの大剣がベルトのバックルにかかっているくらいの長さです。
これ以上、短すぎたり長すぎたりすると格好悪くなってしまうので気を付けましょう。
ネクタイの選び方について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
2. ネクタイの結び方
ネクタイの結び方は、80種類以上あるといわれています。
その中でも、初心者の方にまず覚えておいていただきたい結び方3種類をご紹介します。
2-1. 最も基本的な結び方(プレーンノット)
最も基本的と言われている一番簡単な結び方です。
結び目が小さくすっきりした印象に仕上がります。
ほとんどのシャツのえり型に対応できる万能型の結び方で、ビジネスから冠婚葬祭まで、あらゆるシーンに適しています。
まずこの結び方を、マスターしましょう。
【手順】
①大剣を上に小剣を下になるようにクロスさせる。
②から③のように大剣を小剣の周りで一周させる。
④大剣を右下から喉元に通しループになっていっるところの上から下へ引き通す。
⑤結び目付近に入ったくぼみ(ディンプル)を三角形に整え、小剣を引いて結び目を首元へ上げ、形を整えたら完成!
2-2. フォーマルシーンに最適なエレガントな結び方(ダブルノット)
プレーンノットの結び方からさらにひと巻き加え、結び目にボリューム感を持たせた結び方です。
細めのネクタイや少し長めのネクタイで結ぶとまとまりが良く、上品な印象に仕上がります。
大事なプレゼンや結婚式などのフォーマルシーンに適しています。
【手順】
①大剣を上に小剣を下になるようにクロスし、そのまま小剣の周りを一周する。
②さらに大剣を小剣の周りでもう一周させる。
③大剣を右下から喉元に通しループになっていっるところの上から下へ引き通す。
④結び目付近に入ったくぼみ(ディンプル)を三角形に整え、小剣を引いて結び目を首元へ上げ、形を整えたら完成!
※結び目をつくる大剣の巻きを二重にするため、あらかじめ大剣を長めにとってから結ぶとよい。
2-3. ビジネスシーンに最適なスマートな結び方(セミウィンザーノット)
三角形に近い結び目で、左右対称になるように工夫された結び方です。
結び目は大きすぎず、スマートな印象に仕上がります。
ほとんどのシャツのえり型に対応できる万能な結び方で、ビジネスシーンに適しています。
【手順】
①大剣を上に小剣を下になるようにクロスし、大剣を後ろから前に通す。
②大剣を小剣の前を横切らせる形で反対側へ。
③大剣を右下から喉元に通しループになっているところの上から下へ引き通す。
④結び目付近に入ったくぼみ(ディンプル)を三角形に整え、小剣を引いて結び目を首元へ上げ、形を整えたら完成!
※あらかじめ小剣を短めにとってから結ぶと良い。
3. まとめ
初心者の方にまず覚えておいていただきたい結び方3種類をご紹介しました。
綺麗な形で結べるようになるまでは練習あるのみなので、動画を見ながら何回か試してみてください。