【革靴の種類】基本のデザインとシーン別革靴の選び方
2022.12.16
この記事の所要時間:約5分
「革靴」といっても種類は豊富にあり、TPOに応じた靴を履くといいとされています。
冠婚葬祭やビジネスシーンなど、さまざまな用途で革靴を履く機会があり、シーンによってどの靴を履けばいいか迷ってしまいますよね。
ここでは、革靴の基本の種類からシーンに応じた靴の選び方まで詳しく解説していきます。
1. 革靴のデザイン
一見どれも同じように見える革靴でも、細部に違いがあり、それぞれに名称がついています。
また、デザインや仕様によってもフォーマル向けやビジネス向けなどシーンによって活用する革靴が異なります。
1-1. ストレートチップ
フォーマル度 ★★★
つま先に横一文字の切り替えが入った最もフォーマル度の高いデザイン。
印象としては「堅い」イメージ。冠婚葬祭から就職活動、ビジネスまで幅広いシーンに対応。
1足は持っておきたい、定番アイテムです。
1-2. プレーントゥ
フォーマル度 ★★★
トゥ部分に切り替えやデザインがなく、つるっとしたつま先が特徴。
シンプルゆえに、フォーマルからビジネス、カジュアルまで幅広いシーンで活躍する履きまわしがきく一足です。
1-3. Uチップ
フォーマル度 ★★☆
U字型にアッパーを縫い合わせたデザインが特徴。
元々はカジュアル向きだが、最近ではビジネスシーンでの利用もOK。
コーディネートの幅広さから近年では人気のデザインです。
1-4. ウィングチップ
フォーマル度 ★★☆
靴全体にメダリオンなど穴飾りを施し、トゥの部分に翼(Wing)のような切り替えしのデザインが特徴。
カジュアルな結婚式やパーティーなどドレッシーな雰囲気を演出するのに適しています。
1-5. モンクストラップ
フォーマル度 ★☆☆
靴紐がなくバックルストラップで留めるデザイン。ストラップが飾りに見られることもあり少しカジュアルな印象に。
フォーマルシーンでは紐靴がマナーになりますので、ビジネスやカジュアルなシーンに向いています。
1-6. ローファー
フォーマル度 ★☆☆
脱ぎ履きがしやすいことから「ローファー(怠け者)」と名付けられたU字のスリッポンタイプ。
学生靴の印象が強いですが、ビジネスシーンでももちろん使えます。ジャケパンスタイルなどカジュアルな服装と相性がいいデザインです。
1-7. 内羽根式
フォーマル度 ★★★
内羽根式とは、紐を通す羽根の部分が内側に縫い付けられた仕様のこと。
品格や落ち着き、スマートといったきちんとした印象を与え、フォーマル度の高い仕様です。
1-8. 外羽根式
フォーマル度 ★★★
外羽根式とは、紐を通す羽根の部分が外側に縫い付けられた仕様のこと。
羽根の部分が全開するので、着脱がしやすくフィット感の調節も容易にできるのが特徴。
ビジネスシーンや普段使いに適しています。
内羽根式より少しカジュアルな印象になります。
2. シーン別に適した革靴の選び方
「おしゃれは足元から」とよく言いますが、靴は意外と目につくものです。
社会人として恥をかかないためにも、シーンに応じたふさわしい靴を選びましょう。
コーディネートについて詳しく知りたい方はこちら「【靴のコーディネート】スーツに合う革靴の色の選び方と組み合わせ」をご覧ください。
2-1. 結婚式
出席する立場や新郎新婦との関係性によって選ぶ靴が変わります。
親族など招く立場や主賓なら、フォーマル度の高いストレートチップが基本です。
色は黒がいいでしょう。
友人知人などゲスト参加は、茶色の靴でもOK。
しかし、会場が格式の高いホテルなどの場合はカジュアルな印象はNGになるので、シンプルなデザインの黒を選ぶのが無難です。
2-2. 通夜・葬式
葬儀にふさわしい靴は、黒のストレートチップかプレーントゥです。
できれば内羽根式のものを選びましょう。
ひもを解いた場合でも羽根が全開にならないことから、見た目にも品がよくフォーマル度が高い仕様とされています。
ウィングチップなど飾りがあるものや金属の装飾などカジュアルに見えるものはNGになるので控えましょう。
2-3. ビジネスシーン
ストレートチップやプレーントゥ、Uチップ、ウィングチップなどさまざまなデザインの靴を合わせて問題ありません。
ビジネスシーンでは、ひも靴(レースアップシューズ)を選びましょう。
ビジネスマンに人気の高いデザインは、プレーントゥとUチップです。つま先がとがりすぎず、ゴツすぎないものがおすすめ。
2-4. ビジネスカジュアルシーン
ネイビージャケット×グレースラックスのような正統派ジャケパンスタイルなら、ストレートチップやプレーントゥ、Uチップなどのカチッとした革靴が合わせやすいです。
色は黒だとより固い印象に、茶色なら柔らかい印象へイメージが変わります。
クールビズ期など、よりカジュアルにポロシャツなどで着崩す格好のときは、ローファーなどスリッポンタイプの靴がおすすめ。
カジュアルテイストとマッチして、こなれた印象を演出できます。
3. まとめ
いかがでしたか?
革靴の種類はたくさんありますが、基本の種類さえ押さえておけばOKです。
意外と足元は見られているものなので、シーンに応じた靴を履きこなして
「デキるビジネスマン」になりましょう!
ぜひ、この記事を参考に靴選びをしてみてくださいね♪