【ジャケパンの着こなし】定番から季節ごとのコーデまで
2022.12.14
この記事の所要時間:約7分
最近ビジネスシーンでよく見かけるようになった、上下色の違うジャッケトとパンツを組み合わせた ジャケパンスタイル。
しかし、「どう組み合わせていいか分からない」や「着こなしが難しそう…」と思ってなかなか挑戦できない方も多いはず。
そんな方のために、ここではジャケパンをお洒落に着こなすためのポイントや定番の着こなし・春夏秋冬の季節別おすすめコーディネートについてご紹介します。
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1. ジャケパンをおしゃれに着こなすには
2005年のクールビズ導入を皮切りに、ビジネスファッションのカジュアル化が進み、通勤スタイルのひとつとしてジャケパンスタイルが急速に広がっています。
いまではさまざまな企業で「オフィスカジュアル」や「ビジネスカジュアル」が取り入れられ「ある程度自由度が高い服装」を許可する企業も多くなっています。
これまでのスーツの着こなしとは異なるため、ジャケパンを着こなすに、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
1-1. ジャケパンとは
ジャケパンとは「テーラードジャケット+パンツ」を略した通称です。
具体的には、別色のジャケットとセットアップではないパンツ(スラックス)を組み合わせる装いのことを指します。
ジャケットとパンツの組み合わせによって、さまざまなバリエーションの着こなしが楽しめるのが魅力です。
スーツの堅い印象から、フォーマルすぎずカジュアルすぎず、ほどよくラフな着こなしができるため親近感がわく親しみやすい印象になります。
1-2. 着こなしの注意点
ジャケパンはスーツの着こなしとは異なり、明確なルールがありません。
組み合わせのバリエーションが豊富だからこそセンスが問われますが、重要なポイントを押さえておけばお洒落にコーディネートすることができます。
以下の点を意識してジャケパンのコーディネートを選ぶようにしましょう。
★色・柄の組み合わせ
ジャケットとパンツを組み合わせるときは、色のメリハリをつけましょう。
上下で異なる色を組み合わせることが鉄則です。
同系色など近い色にしてしまうと、全体的にぼんやりと見えてしまい野暮ったくなります。
柄物に挑戦するなら、ジャケットかパンツのどちらかにだけ取り入れましょう。
柄×無地にすることで失敗せずに簡単にコーディネートがキマります。
★サイズ感
ジャケパンの着こなしはスーツのサイズ選びとは違い、単品ずつサイズを選べるメリットがあります。
それぞれ自分の体形に合った「ジャストフィット」のものを選びましょう。
<ジャケット>
- 着丈
お尻がギリギリ隠れるか隠れないかくらいがベストバランス - 袖丈
袖口からワイシャツが1~1.5cm出るのが理想的 - ゆとり
前ボタンを留めて、握りこぶしが入るくらいが適正
<パンツ>
- ゆとり
ウエストに手のひらが入るくらいが適正 - 丈
やや短めのハーフクッションまたはノークッション
★スーツの上下を着まわす時
手持ちのスーツをジャケパンに着まわしたいという方もいますよね。
ビジネスシーンで定番のストライプや織柄だと、どうしても「スーツの上着を着ている」と思われてしまうので、あまりおすすめはできません。
ジャケパンに使っても問題ないスーツは、柄が「無地」か「チェック柄」のものです。
★季節感のある素材
ワンランク上のお洒落を目指すなら、素材選びにも注目しましょう。
春夏と秋冬でそれぞれ季節に合った素材を取り入れることがポイントです。
春夏ならリネンやシアサッカーなど涼しげな素材、秋冬ならウールやツイードなど暖かみのある素材がおすすめです。
2. ジャケパンのコーディネート例
ビジネスシーンでのジャケパンの着こなしをご紹介します。
それぞれの季節に合ったコーディネートをすることで、お洒落度はぐっと上がりますよ。
2-1. 定番の着こなし
ジャケパンスタイルといえば、「ネイビージャケット × グレーパンツ」が定番のスタイルです。
最もオーソドックな着こなしは、ビジネスシーンにおいてどこに出ても間違いのない装いといえます。
ジャケパン初心者の方は、まずこちらのコーディネートから挑戦してみましょう!
ジャケットを選ぶ際は、明るめの色より濃紺の無地のものを選ぶと汎用性が高く着まわしが効きます。
パンツも同様に無地のものがおすすめです。
2-2. 春におすすめのコーディネート
コーディネートは、春らしく軽やかな色味を取り入れましょう。
基本のベーシックカラーに加え、ホワイトやベージュ・パステルカラーがおすすめです。
リネン(麻)のベージュ系ジャケットは昨今トレンドであり、一着持っているとぐっとお洒落度がアップします。
ネイビージャケットは年中使える万能アイテムですが、合せるアイテムによって重くなりがちなので、白のパンツやデニムシャツなどで季節感を取り入れるとより春らしいコーディネートに仕上がります。
小物使いは、ネクタイをするカッチリ目の装いであれば靴は黒系、カジュアルダウンした装いであれば茶色のシューズを合わせるといいでしょう。
2-3. 夏におすすめのコーディネート
夏はクールビズを取り入れた涼しげな装いがおすすめです。
クールビズ期間は「ノーネクタイ・半袖シャツ」が基本のスタイルになります。
ノータイでシャツを着るときは、ボタンダウンのシャツを選びましょう。
襟が立つことで清潔感のある装いになります。また、ポロシャツスタイルも人気です。
ジャケットを羽織る場合は、清涼感のあるシアサッカーなどの素材がおすすめ。
通気性がよく暑い日でも快適に過ごせます。
足元は、スニーカーやスリッポンなどで抜け感をだすと、ワンランク上のお洒落なコーディネートにキマります。
2-4. 秋におすすめのコーディネート
秋は落ちつきのあるダークカラーやスモーキーカラーを取り入れた装いがトレンドです。
柄は、グレンチェックやウィンドペンなどチェック柄で英国風のクラシックな雰囲気がより秋らしさを醸し出します。
ブルーやホワイトなど春夏らしい爽やかな色味は控えるようにしましょう。
ジャケットには、肉厚感のあるツイードやコーデュロイ、フランネル素材がおすすめです。
ネクタイやパンツも起毛感のあるウール素材に変えると季節感のあるコーディネートに仕上がります。
2-5. 冬におすすめのコーディネート
冬はウォームビズを取り入れた暖かみのある装いがおすすめです。
防寒対策として、ジャケットの中にジレ(ベスト)を着たり、ニットを着こむのがいいでしょう。
特に「ハイゲージニット」、「タートルネック」、「ケーブルニット」は昨今トレンド傾向が強く、着ているだけで小洒落た印象を演出できます。
ニット選びの際は、柄物を選んでしまうとビジネスでは華美になるので、無地にするのが無難です。
色もなるべくベーシックなものにすると汎用性が高く、着まわしが効きます。
靴は、スエード素材など冬らしい暖かみのある素材にすると◎
カジュアルがOKな職場であれば、チャッカブーツを履くとより今っぽい季節感のあるコーディネートにキマります。
3. まとめ
いかがでしたか?
ジャケパンはスーツの着こなしとは違いさまざまなコーディネートでお洒落を楽しむことができる反面センスが問われるので、しっかりと着こなしのポイントを押さえておきましょう。
ぜひ、この記事を参考にジャケパンスタイルに挑戦してみてくださいね♪