環境配慮型生地

環境配慮型生地とは
環境配慮型生地とは、自然環境や動物福祉などに配慮した素材のことです。世界的にSDGsへの注目度が高まり、持続可能な社会の実現が求められる今、サステナブルな素材を使った衣服やファッションアイテムが多数登場しています。主な環境配慮型生地は以下の3種類です。
種類 | 特徴 |
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リサイクル素材 | 使用済みペットボトルやポリエステル生地、裁断くずなどを原料にした素材 |
バイオマス素材 | 種子や糖など、植物由来の再生可能な資源を原料にした素材 |
アニマルフリー素材 | 毛皮や羽毛、皮革といった動物素材を使わない、非動物性の素材 |
衣服やファッションアイテムの製造は原材料の調達から始まり、紡績や染色、裁断・縫製と、複数の工程を経て完成へと向かいます。環境省によると、1着の服が作られるまでに約25.5キロのCO2が排出され、約2,300リットルの水が消費されるそうです(※)。
ファッションにかかわる環境問題の解決には、個人の取り組みも欠かせません。手持ちの服を大切に使いつつ、新たに購入する際は衣服に使われている素材や環境への影響を考えてみることも、サステナブルな取り組みの一つと言えます。
※出典:環境省「ファッションと環境」
青山商事の取り組み
青山商事では、スーツの一部のモデルに環境配慮型生地を使用しています。生地は社会的にも環境的にもサステナビリティを重視するグアベロ社製です。デザイン性と機能性を兼ね備えたウール100%の生地は、フッ素化合物を使用しない撥水機能があります。生地を生産する際に使用する水は通常の1/3と少量で、洗剤にいたっては使用量を最大90%まで削減しています。
※この記事は、AOYAMACTION編集部の企画編集により制作しています。