カーボン・オフセット

CO2などの温室効果ガスは地球温暖化の原因になります。気温が上昇すると、海面上昇による国土の消失、異常気象や生態系の変化など、さまざまな問題が引き起こされます。地球温暖化を進行させないためには、CO2発生量と吸収量を均衡にし、実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の達成が必要となります。

日本政府は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「2050年カーボンニュートラル」に挑戦し、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言しました。

しかし政府や企業、個人などで努力をしても、温室効果ガスを削減しきれない部分が出てきます。そこで削減しきれなかった分を植林や森林の保護などで排出量を削減・吸収活動を行ったり、他者が実現した温室効果ガスの削減量をクレジットとして購入したりすることで埋め合わせて、実質ゼロにすることを目指しています。

企業が環境保全の取り組みを積極的に行うと、株主や取引先、従業員、就職や転職をする人に向けてのイメージアップにもつながるため、積極的に取り入れる企業が増えています。

※この記事は、AOYAMACTION編集部の企画編集により制作しています。

カーボン・オフセットとは、自身で削減しきれなかった温室効果ガスの排出量を、他の場所で実現した排出削減分で埋め合わせる（オフセット）という考え方です。

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