女性が結婚式にスーツを着てもいいの？マナーやスーツの種類を紹介

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男性が結婚式に出席する際にはスーツの着用が一般的。

一方、女性が着用するのは、目立ちすぎない程度に華やかさやフォーマルさのあるドレスやワンピースが定番で、女性がスーツを着て結婚式に出るイメージはあまりないかもしれません。

ここでは、女性がスーツを着て結婚式に出てもよいのか、また、結婚式できる場合のおすすめのスーツの特徴や、避けたほうがよいスーツをご紹介します。

1.「女性が結婚式にスーツを着用してもいいの？」

結論からいうと、女性が結婚式にスーツを着用しても問題ありません。

まず、結婚式の基本的なマナーとして、参加するゲストの服装はセミフォーマルが一般的です。

しかし近年は、セミフォーマルよりカジュアルなインフォーマルの着用をOKとする結婚式も増えてきています。

インフォーマルとは、セミフォーマルを少しカジュアルにした装いのこと。

スーツはフォーマル全般に属するため、女性ゲストが結婚式に着用しても問題ありません。

結婚式でスーツを着用するポイントは、主に以下の3つです。

• 適切な色
• 華やかさを演出するアイテム
• 露出が多すぎない

結婚式でスーツを着用する場合は、普段はあまり選ばないような特別感のあるコーディネートがおすすめです。

決められたマナーを守りつつ、華やかなコーディネートで祝福の気持ちを表現しましょう。

2.結婚式にふさわしい女性のスーツ【種類別】

結婚式に着ていける女性のスーツは、以下の3タイプに分けられます。

• パンツスタイル
• セパレートタイプ
• ワンピースタイプ

それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

2-1.パンツスタイルのスーツ

パンツスタイルとは、男性用と同じように、上がジャケット、下がパンツに分かれているスーツのことです。

スカートより動きやすく、クールで大人っぽい印象を与えられる点が魅力です。

ボディラインに適度に沿っているためシルエットがすっきりと見え、スタイルアップも期待できます。

パンツスタイルを華やかに着用するポイントは、インナーに差し色を加えることです。

インナーがホワイトだとビジネススーツと似た印象になってしまい、華やかさに欠けてしまう場合があります。

そのため結婚式では、ブルーやピンクのインナーにあえて挑戦することで、祝いの場により適した装いに仕上がります。

また、パンツスーツのなかでも、9分丈とフレアパンツでは相手に与える印象がガラッと変わります。

9分丈はよりカジュアルな印象に、フレアパンツはより華やかな印象になるでしょう。

結婚式の格式に合わせてパンツの種類を変えると、よりその場にふさわしいスタイルになります。

2-2.セパレートタイプのスーツ

上がジャケット、下がスカートのセパレートタイプは、女性が結婚式に着用するスーツの定番で、インナーを変えてさまざまな印象にアレンジできます。

また、スカートの種類が豊富な点もセパレートタイプの魅力。

シルエットをすっきり見せられるタイトスカートなら、クールで大人っぽい印象になります。

ふんわり女性らしいフレアスカートなら、愛らしいフェミニンな印象に仕上がります。

2-3.ワンピースタイプのスーツ

ワンピースタイプは、他の2タイプと違い、上下が分かれていないワンピース型のスーツのことです。

1着で基本のコーディネートが完成するので、上下の組み合わせやインナーを考えるのが苦手な方におすすめです。

袖がついているデザインのワンピースなら、上からジャケットを羽織らなくてもOK。

ジャケットの代わりに華やかな羽織をプラスすると、より結婚式にふさわしい華やかな装いになります。

ワンピースタイプは汎用性が高く、子どもの入学式、卒業式、同窓会などにも着用可能。1着持っておくと安心です。

女性らしいフェミニンな印象にしたい場合はレース素材、クールで大人っぽい印象にしたい場合はシルクやサテンなど、素材によってイメージも大きく変わります。

3.結婚式に女性が避けたほうがよいスーツは？

ここからは、結婚式ではなるべく避けたほうがよいスーツの特徴を3つご紹介します。

3-1.ホワイト・ブラックのスーツ

結婚式では、ホワイト、またはブラックのスーツは着用を避けましょう。

ホワイトはウェディングドレスを連想させ、新婦と服装の色が被り失礼にあたります。

コーディネートを華やかに整えることも大切ですが、新婦の気持ちに寄り添う気持ちも同じぐらい大切です。

また、ブラックのスーツは一般的に喪服を連想させます。

ドレスなら結婚式に適した華やかさを演出できますが、スーツの場合はどうしても喪服感が拭えません。

もし、ホワイトやブラックのスーツを着用したい場合は、羽織や小物で色味を調節しましょう。

例えば、ホワイトのスーツの際は、ブラックのバッグやインナーを合わせることで真っ白な印象を軽減できます。

ブラックのスーツなら、上からシャンパンゴールドの羽織を合わせると、結婚式にふさわしい華やかさをプラスできます。

3-2.シルバーやクリーム系などホワイトに近い色

ホワイトに近いシルバーやクリーム系のスーツも、光の当たり具合によってホワイトに見えてしまう場合があるため、結婚式では着用を避けたい色味です。

どうしてもシルバーやクリーム色のスーツを着用したい場合は、ホワイトのスーツと同様の配慮が必要です。

バッグやインナーにブラックを合わせる、華やかなラメが入ったネイビーの羽織を合わせるなどしましょう。

どのような服装を選ぶにせよ、結婚式の主役はあくまで新郎新婦です。

お祝いムードに水を差さないよう、結婚式にふさわしいマナーを守った服装選びを心がけましょう。

3-3.丈が短いスーツ

丈が短いスーツとは、ミニスカートのような露出度の高い装いのことです。

そうした服装を結婚式に選ぶのは、大人のマナーとして適切とはいえません。ひざ丈を意識してスカートを選びましょう。

また、意外と見落としがちなのが、スカートに入っているスリットです。

膝丈ジャストのスカートでも、ざっくり大きめのスリットが入っているものは、露出が多い印象を与えてしまいます。深いスリットが入ったスーツは避けるようにしましょう。

スカートの丈だけでなく、ブラウスの袖の長さにも注意が必要です。

オフショルダーやノースリーブなど肩が出るデザインの場合は、上からジャケットや羽織を着用して露出をおさえましょう。

レース素材やラメ入りの羽織を取り入れると、結婚式にぴったりの華やかな印象に仕上がります。

4.結婚式にふさわしい女性のスーツの特徴

最後に、結婚式にふさわしい女性用スーツの特徴を2つご紹介します。

4-1.光沢のある明るめなカラーのスーツ

ゲストにも華やかさが求められる結婚式では、光沢のある素材を使用したスーツがおすすめです。

光沢のあるスーツは、華やかさ、大人っぽさ、高級感をまとめて演出できます。

例えば、サテン、シルク、シャンタンなどの素材を使用したスーツは、高級感のあるラグジュアリーな印象になります。

光沢のある素材のパンツスタイルなら、クールな印象を与えながら軽やかな女性らしさも演出できます。

また、ワンピースやセパレートタイプのスカートなら、ふんわり広がる可愛らしさで明るく華やかな印象になります。

自分の見せたいイメージに合わせて、スーツに華やかさを足していきましょう。

4-2.レース付きのスーツ

光沢のある素材を着こなせるか不安な方は、レース付きのスーツがおすすめです。

レースのデザインが施されているスーツなら、普段使いとは違う、結婚式にぴったりの華やかさを演出できます。

「着まわししやすいよう、スーツはベーシックなものを選びたい」という方もいらっしゃるかと思います。

そのような場合は、インナーやショールなどでレースを取り入れるのもおすすめです。

結婚式では、上品さや華やかさがコーディネートのポイントです。

せっかくのお祝いの席ですから、ぜひ普段とは違うおしゃれを楽しんでみてください。

5.まとめ

女性が結婚式でスーツを着ても、おかしいことはまったくありません。

ホワイト・ブラックは避ける、光沢やレースなど華やかな素材を選ぶ、過度な露出は控えるなどのポイントをしっかり押さえれば、結婚式にふさわしい装いに仕上げることができます。

ここでご紹介したポイントやマナーを守って、思い出に残る祝福の1日を心から楽しんでください。