結婚式ビジネススーツしかないときはどうする?注意点を紹介
2023.10.05
この記事の所要時間:約6分
「結婚式に招待されたけれど、ビジネススーツしか持っていない……」。
そんな焦りを感じたことがある方は、意外と多いかもしれません。
実際、結婚式はビジネススーツで出席してもよいのでしょうか。
ここでは、結婚式での正しい服装や、ビジネススーツしかないときの注意点をご紹介します。
はじめて結婚式に参列する方やフォーマルな服装がビジネススーツしかない方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.結婚式でビジネススーツしかない……大丈夫?
結論からいうと、結婚式でビジネススーツを着ても問題はありません。
ただし、ビジネススーツには、着用OKなシーンと着用を避けたほうがよいシーンがあります。
それぞれどのような点に注意すればよいのか、詳しく見ていきましょう。
1-1.友人や知り合いの結婚式なら基本的にOK
ビジネススーツとして一般的なダークスーツは略礼装にあたるため、結婚式で着てもマナー違反ではありません。
例えば、友人や知り合いの結婚式で「カジュアルな服装でご参列ください」と招待状に書いてある場合は、ビジネススーツしかない方でも問題なく参列できるケースが多いでしょう。
ちなみに略礼装とは、礼服のなかでよりカジュアルな、格式の低い装いのことです。
結婚式や急な葬儀でも昼夜を問わず着用できます。
ビジネススーツで結婚式に出る際におすすめなのは、インナーにホワイト以外の色を選ぶことです。
淡いピンクやライトブルーなど明るい色のインナーを合わせると、ビジネス感が薄れて一気に結婚式コーデになります。
1-2.親族の結婚式では避けたほうが無難
友人や知り合いのときとは反対に、親族の結婚式ではビジネススーツは避けたほうがよいでしょう。
なぜなら、親族がブラックスーツを着てきた場合、一人だけビジネススーツだと浮いてしまう可能性があるからです。
もし親族の結婚式に着ていくスーツがビジネススーツしかない場合は、あらかじめ身内の方の服装を確認しておくと安心でしょう。
また、男女に共通したポイントですが、会社に行くときと同じ着こなしで結婚式に参列するのは控えましょう。
一般的なビジネススタイルでは、華やかな結婚式の場だと浮いてしまうかもしれません。
ビジネススーツしかない場合でも、小物使いを工夫して華やかなスタイリングに変えることができます。
次の項目で紹介する2つのポイントを押さえながら、フォーマルな場に合うコーディネートを考えてみましょう。
2.結婚式でビジネススーツしかない場合に気をつけることは?
ビジネススーツしかないときは、以下2つのポイントに気をつけましょう。
- 小物に気を配る
- 目立つ色や柄は避ける
以下で詳しく解説します。
2-1.ポケットチーフ・カフリンクスなどの小物に気を配る
暗い色のビジネススーツしかないときは、合わせる小物に気を配りましょう。
例えば、ポケットチーフやカフリンクスなどの小物はフォーマルシーンには欠かせない便利なアイテムです。
ビジネス感が強いスーツを一気に華やかにし、結婚式にふさわしいコーディネートへと変えてくれます。
ポケットチーフとはスーツの胸ポケットに挿す布のことです。
一般的なハンカチとは違い、手を拭くためではなく、おしゃれな装飾品として使用します。
扱いがむずかしいと思われがちですが、適切な合わせ方や使い方を知っていれば、誰でも簡単に取り入れられます。
ポケットチーフに関しては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
カフリンクスは、シャツの袖口に付けるアクセサリーです。
高級感のあるカフリンクスは、袖口を留められるだけでなく、付けているだけでおしゃれ上級者に見えるのが大きな魅力です。
結婚式以外のビジネスシーンでも使える便利なアイテムなので、機会があれば1つは持っておくと安心でしょう。
カフリンクスに興味がある方は、ぜひ以下の記事も併せてご覧ください。
2-2.新郎より目立つ色や柄のスーツは避ける
結婚式では、新郎新婦より目立つ服装は避けましょう。
普段使用しているビジネススーツがダークカラーでない方は注意が必要です。
たとえビジネススーツでも、目立つ色や目を引く柄物のスーツは着用を控えることをおすすめします。
結婚式にビジネススーツを着ていく予定の方は、自分が持っているものが以下の3つにあてはまらないか確認しましょう。
- ホワイトのスーツではないか
- 目を引く柄が入っていないか
- カジュアルすぎる素材ではないか
また、結婚式のネクタイといえばホワイトと思う方が多いですが、実は近年、その縛りは薄れつつあり、シルバーのような華やかな色のネクタイが人気です。
結婚式でハズさないネクタイを選びたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
3.結婚式での正しい服装
ここまでの解説を踏まえ、結婚式での正しい服装をご紹介します。
ビジネススーツしかない方でも、これから紹介するポイントを押さえてコーディネートを組めば心配はいりません。
男性ゲストと女性ゲストに分けてご紹介するので、結婚式用のコーディネートにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
3-1.男性ゲストの服装
結婚式のようなフォーマルな場では、礼服の着用が一般的です。
礼服は正礼装、準礼装、略礼装の3種類に分かれており、ビジネススーツはよりカジュアルな略礼装にあたります。
礼服のチョイスは新郎新婦との関係性によって変化しますが、身につける基本的なアイテムはほとんど同じで、主に以下の6つとなります。
- シャツ
- ネクタイ
- ベルト
- ポケットチーフ
- アクセサリー
- シューズ
ビジネススーツの基本的な着こなしに加えて、ポケットチーフやカフスなどのアクセサリーで華やかさをプラスしましょう。
格式高い会場やスピーチを任されたときなどは、普通のネクタイを蝶ネクタイに変えるとよりドレッシーな印象になりおすすめです。
男性ゲストの着こなしに関しては、以下の記事でさらに詳しくご紹介しています。
3-2.女性ゲストの服装
華やかなドレスを着ることが多い結婚式は、装いに気合いが入るもの。
満足いくまでおしゃれをしたくなりますが、結婚式では新郎新婦より目立たないことがゲストとしてのマナーです。
女性ゲスト(スーツスタイル)の基本的なアイテムは、主に以下の4つです。
- シャツ(またはブラウス)
- コサージュ
- アクセサリー
- パンプス
女性も男性と同様に、結婚式でビジネススーツを着用しても問題ありません。
しかし、パンツスーツはスカートよりカジュアルな印象になるため、格式高い場には不向きな場合があります。
女性でビジネススーツしかない方は、パンツよりスカートを選んだほうが場に馴染みやすく安心でしょう。
ドレスも検討している方や、他の持ち物も気になる方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
4.まとめ
せっかくのお祝いの場への出席を「ビジネススーツしかないから……」と考えて諦める必要はありません。
華やかな小物を組み合わせれば、一気に結婚式にふさわしい装いになります。
ポケットチーフ、カフリンクス、コサージュなどをうまく使い、暗いビジネススーツを華やかなパーティーコーデに生まれ変わらせましょう。