大柄な方ほどスーツはカッコいい?大きめスーツを着こなすポイント
2022.11.23
この記事の所要時間:約7分
大柄な方は理想のスーツがなかなか見つからず、悩むことが多いのではないでしょうか。
しかし、適切にスーツを選べば、大柄な方でもスタイリッシュにかっこよく着こなすことができます。
ここでは、大柄な方が最適なサイズのスーツを見つける方法や、スーツを着こなすためのポイントを解説します。
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1. 大きめサイズを取り扱っているお店を探す
大きめサイズのスーツは取り扱っているお店が限られます。
では、どこへ行けば大きめのスーツを購入できるのでしょうか。
紳士服専門店
洋服の青山をはじめ一般的な紳士服専門店では、「BE体」「E体」「K体」「8号」「9号」「10号」など、大柄な方向けのスーツも取り扱っています。
紳士服専門店ならではのコストパフォーマンスに優れたスーツを購入できるのがメリットです。
オーダースーツ専門店
オーダースーツ専門店であれば、大柄な方でも自分の体型に合ったスーツを作れます。
ひと口に大柄な体型といっても、身体のどの部分が大きいのかは人によりさまざまです。
上半身が大きい・肩幅が広いなど、その方の体型に合わせてスーツを調整する必要があります。
スーツはジャストフィットで着用してこそ様になるものです。
これまでサイズ感に悩んできたという方はぜひオーダースーツを試してみましょう。
「洋服の青山」Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)では、56種類・2スタイルの豊富なサイズ展開をご用意しています。
大柄な方のオーダースーツにも対応可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
大きいサイズのファッション専門店
大きいサイズを専門に扱っているファッション専門店でもスーツを購入できます。
ただし、スーツを専門に扱っているわけではないためラインナップが少ない可能性があります。
2. 大柄な方のスーツ選び方
続いて、大柄な方が上手にスーツを選ぶ方法を解説します。
2-1. 機能性スーツ
スーツを着用していると、汗や窮屈感で不快に感じることがあります。
そのような場合は機能性スーツを活用しましょう。機能性スーツには以下のようなものがあります。
●窮屈感を減らすストレッチ素材
ストレッチ素材を使用したスーツは生地が伸縮するため、自転車での通勤や荷物の持ち運び、電車でつり革を持つ際にも窮屈さを感じにくいのが魅力です。
ストレッチが効いていれば、細身のシルエットでも締め付けられる感じがあまりありません。
●自宅で洗濯可能なウォッシャブル素材
汗をかきやすい方は夏場になると臭いや汚れが気になると思います。
しかし、頻繁にクリーニングをすると費用がかかります。
汗をかきやすい方は、自宅で洗濯ができるウォッシャブル素材がおすすめです。
高い頻度で着用するスーツは、見た目にはわからなくても皮脂や汗によって黄ばみやシミの原因になります。
その点、ウォッシャブル素材のスーツは自宅で洗濯ができるので、早い段階で汚れを落とせることが特徴。
汗の汚れや臭いに悩んでいる方におすすめです。
●汗をかいても快適な吸汗速乾素材
汗をかくと肌に生地がぴったりと張り付き不快な思いをします。
しかし、吸汗速乾素材を使用したスーツなら汗をかいてもすぐに乾くので、いつでもサラッと快適な着心地をキープします。
また、外回りで汗をかいた状態で冷房の効いたオフィスに戻ると体が冷えて体調を崩してしまうことがあります。
その点、吸汗速乾素材は汗を素早く乾かすので、体の熱が奪われることを防ぎます。
これら機能性素材のスーツを選ぶと、オールシーズン快適に過ごすことができるようになります。
スーツだけでなく、シワが付きにくく冷感素材のシャツやインナーもあるので、スーツと組み合わせて使用するとよいでしょう。
2-2. 柄物
スタイルアップ効果を狙う場合は、縦のラインを強調できるストライプ柄を活用する方法があります。
ストライプには数多くの種類がありますが、一般的に細い線かつ狭い間隔のストライプのほうがスタイルアップ効果があるとされています。
しかし、大柄な方の場合、間隔が広めのストライプのほうが似合う場合があるため、試着をして自分に合うストライプを見つけてみましょう。
また、高身長の方の場合は、ウィンドウペーンのようなチェック柄もとても似合うためおすすめです。
3. 大柄な方のスーツの着こなしポイント
最後に、大柄の方がスーツを上手に着こなすポイントを解説します。
3-1. ジャケットのサイズ
大柄な方でも小柄な方でも、スーツはジャストサイズでの着用が基本です。
適正よりも大きなサイズを着用してしまうと、丈や袖が長くなり、だらしなく見えます。
また、スーツに着られている感じも出てしまいます。逆に適正よりも小さなサイズを着用すると窮屈な見た目になります。
ジャストサイズかどうかを判断するには、以下のポイントに注意しましょう。
①肩幅
「スーツは肩で着る」といわれるくらい肩幅は重要なポイントです。
肩幅は、肩と袖が縫い合わされている部分を指でひとつまみできる余裕があるサイズがベストです。
この余裕がないと、着用した際にシワができ、カジュアルな印象になってしまいます。
反対に余裕がありすぎると、肩のラインが落ちてだらしない印象になります。
②胸回り
胸回りは、フロントボタンを留めた際にこぶし一つが入るサイズがベストです。
胸回りのサイズに余裕がないと、襟が浮いてラインが崩れます。
また、胸回りに余裕がありすぎると生地が余るため、胸板が薄くか弱い印象になってしまいます。
③着丈
着丈の長さは流行により多少変化しますが、お尻がちょうど隠れるくらいが適正なサイズです。
着丈が短いとスタイリッシュに見えますが、カジュアルな印象になるのでビジネスシーンには不向きです。
逆に着丈が長いと胴体が長く見え、スタイリッシュさがなくなってしまいます。
④袖丈
スーツの袖丈は、親指の先から11~12cmに位置することがベストです。
このとき、ワイシャツの袖が1cmくらい見えるようにしましょう。
袖丈が短いと軽やかにはなりますが、カジュアルな印象になります。逆に袖丈が長いとだらしない印象になります。
街着として着用するジャケットであれば多少袖丈が長くても短くても問題ありませんが、ビジネスシーンでは適切な長さに合わせるようにしましょう。
3-2. スラックスのサイズ
スラックスを快適に着用したい場合は以下の点をチェックしてください。
- しゃがんだ際にウエストがきつくない
- ベルトをしなくてもスラックスが落ちない
- ヒップはピッタリすぎず適度なゆとりがある
試着をする際、立ったままだとサイズ感を把握できないので、座ってみたり脚を上げてみたりして窮屈にならないかどうかを確認してみましょう。
3-3. ダークカラーがおすすめ
引き締まった印象を与えたいのであれば、収縮色であるダークカラーがおすすめです。
ダークカラーには、ブラック、ネイビー、ダークブラウンなどがあります。
レッドやイエロー、ホワイトなどの膨張色はそもそもビジネススーツに使われることは少ないですが、体型が大きく見えるので避けたほうがよいでしょう。
4. まとめ
ここまで、大柄な方がスーツを着こなすためのお店選びや着こなしポイントをご紹介しました。
大柄な方向けのスーツは、紳士服専門店、オーダースーツ専門店、大きいサイズのファッション専門店で購入できますが、紳士服の知識が豊富な専門店で購入をおすすめします。
ストレッチや吸汗速乾といった機能性素材のスーツを選ぶなどして、快適にスーツを着こなしましょう。