夏にワンピースのみ・ジャケットなしの喪服を着ても大丈夫?気を付けたいポイントからおすすめのワンピースまでを解説

2025.04.21

お悔み事

この記事の所要時間:約6分

暑い夏の日に喪服を着て過ごすのは大変です。女性の方のなかには、「できればワンピースの上にジャケットを着用したくない」と考えてしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、夏にワンピースのみの喪服着用してもマナー違反にならないのか、また、ジャケット着用時の注意点選び方について解説します。

1. ワンピースのみで夏の喪服は成立する?

お葬式

喪服を着用する際は、基本的にジャケット着用がマナーといわれています。しかし最近では、クールビズの観点からジャケットなしでもよいいわれるようになってきました

ジャケットを着用しないと、きちんと感が出せずに心配という方も多いかもしれません。そんな場合は、なるべく肌の露出が少ないワンピースを選ぶと、ブラックフォーマルらしいきちんとした印象を与えられます。

2. 夏にワンピーススタイルの喪服を着るメリット

ワンピーススタイルの喪服は、ゆったりしているので汗でベタつきにくく、暑い日でも快適に過ごせます。太め袖のデザインなら風通しもよく、さらに過ごしやすいでしょう。

また、ワンピースはボディラインをさりげなくカバーすることができます。デザインを選べば妊娠中の方でも着用できるのが魅力です。

3. 夏にワンピースのみの喪服を着る際の注意点

暑さがひどいときには、ジャケットを羽織らずワンピースのみを着用しても問題はありません。とはいえ、フォーマルシーンであることには変わりないため、マナーには従わなくてはいけません。

ここでは、ワンピースのみで葬儀や通夜に参列する場合の注意点について解説します。

3-1. 五分丈以上の袖のものを選ぶ

ワンピースの袖は、肘が隠れる程度の五分丈以上のものが適しています。露出が多いとフォーマルな場にはふさわしくないため、なるべく長めの袖を選びましょう。

3-2. 座ったときに膝が隠れる長さの丈か確認する

ワンピース

ワンピースの丈感も重要なポイントです。丈が短すぎるワンピースはカジュアルな印象を与えてしまうため、膝下よりも長いロング丈が好ましいでしょう。また、座ると丈が短くなってしまうため、椅子に座っても膝が隠れるか、試着時に確認しておくと安心です。

3-3. 胸元の露出を控える

ひとくちにワンピースといってもさまざまなデザインやシルエットがありますが、喪服用のワンピースでは胸元の露出は控えるべきでしょう。クルーネックのように首元が詰まったデザインがおすすめです。

3-4. ジャケットも準備しておく

葬儀やお通夜の会場まではジャケットを着ていく必要はありませんが、お焼香をするときや遺族と挨拶するときなど、シチュエーションによってはジャケットがあるほうがよいケースもあるでしょう。ワンピースに合わせられるジャケットは用意しておきましょう

4. 夏用の喪服選びのコツ

では、夏の喪服は具体的にどのように選べばよいのでしょうか。サイズや素材など、夏用喪服選びのコツを4つ紹介します。

4-1. 余裕あるサイズの喪服を選ぶ

身体のラインに沿ったピッタリしたデザインよりも、ゆったりしたシルエットを選ぶと、お腹周りや腰回りなど、自分では気になりやすいパーツや体型をカバーできます。また、ゆったりしたシルエットだと、風の通り道ができる分、涼しく快適に過ごせるでしょう。

4-2. 夏に適した素材の喪服を選ぶ

吸汗性や速乾性、通気性に優れたサップ生地や薄手で軽いジョーゼット生地などで仕立てられたワンピースだと、夏でもべたつかず快適に過ごせます。特に喪服は透けないように裏地付きのものが多いですが、裏地に夏に適した素材が使われていると着心地がよいでしょう。

4-3. セットアップ風の喪服を選ぶ

ジャケットを着ていないときでも、まるで着ているかのように見えるセットアップ風デザインのワンピースもおすすめです。胸元が二重になっていたり、ツーピース風の切り替えラインがあったりすると、ワンピースだけでもジャケットを着ているように見えます。「ワンピースだけでもフォーマル感をしっかり出したい」というときに違和感のないコーディネートが完成するでしょう。

4-4. 洗うことが可能な喪服を選ぶ

お線香の匂いが残りやすい喪服ですが、夏場に着用すると汗の匂いも気になってしまいます。その点、洗濯可能(ウォッシャブル)な喪服を選ぶと、1回ごとにクリーニングに出す必要がありませんし、お手入れも簡単です。

5. 夏におすすめのワンピースのみ・ジャケットなしの喪服

ワンピースだけできちんと見えする夏の喪服コーディネートを具体的にご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

5-1. ウォッシャブルなフリルボウタイサマーフォーマル

胸元にフリルボウタイがあしらわれたエレガントなサマーフォーマルワンピースです。フリルボウタイの裏にはファスナーがあり、前開きで着用できます。ロング丈・五分袖ですが、軽くて通気性もよく、夏でも快適です。また、洗濯できる製品のためご自宅で簡単にお手入れできます。

5-2. 体型もカバーできるゆったりめサマーフォーマル

全体的にゆったりめのシルエットで、体型カバーしやすいワンピースです。胸元に大きめのタックを仕込むことでジャケット風のデザインになっており、ジャケットなしでも肌見せを控えられます。上品なパールネックレスをあわせれば、フォーマル感をより演出できます。

5-3. ジャケットを羽織ったように見える前開きワンピースフォーマル

まるでノーカラージャケットを着ているかのような特徴的な前身頃のシルエット。Aラインシルエットのワンピースデザインと相まって、きちんと感の高いワンピースです。伸縮性のある布パンプスは履きやすく、法事にも最適です。長めの着丈で足もしっかり隠れます。

5-4. 重ね着風のゆったりめロングワンピースフォーマル

切り替えがなく、お腹周りや腰回りをカバーしやすいロングワンピースです。カーディガンを羽織っているかのように見える縦ラインがフォーマル感とエレガントな雰囲気を演出してくれます。さりげないスタンドカラーの首元はパールネックレスとも相性がよく、首まわりをスッキリ見せてくれます。

6. ワンピースのみの喪服は成立するが場に応じた服装を

夏の暑い時期なら、クールビズの一環としてワンピースのみの喪服で参列することも可能です。ただし、フォーマルな場であることを意識し、肌の露出が少なく透け感のない漆黒の生地で作られたワンピースを着用しましょう。

ご紹介したコーディネートを参考にしつつ、ぜひご自身にあった夏の喪服向けワンピースを探してみてください。

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