スーツのサイズ直しはどこまでできる?アイテム別にサイズ直しができる範囲を解説
2022.12.21
この記事の所要時間:約6分
スーツのお悩みで多いものの一つがサイズ感の問題です。
たとえ気に入っているスーツでも、何年も着用していると体型の変化で似合わなくなってしまうこともあります。
そこでおすすめしたいのが、スーツの「お直し」です。
あまり馴染みのない方も多いかと思いますが、サイズ直しのプロに相談することでよみがえるスーツもきっとあるでしょう。
大切なスーツ、思い出の詰まったスーツを捨ててしまう前に、ぜひ一度サイズ直しを検討してみましょう。
※こちらの記事では、サイズ直しの一般的な費用と期間の目安をご紹介いたします。
※洋服の青山で対応可能な箇所・料金の紹介ではありません。詳細はこちらをご確認いただき、最寄店舗へ問い合わせをお願いいたします。
1. スーツを着こなすためには、体型に合っていることが大事
いろいろな種類の服のなかでも、スーツは特にサイズにこだわるべき服装であるといえます。
フォーマルな服装であるため、身体に合っていないとその魅力が大きく損なわれてしまいます。
スーツはシワなくビシッと着こなすことで相手によい印象を与えるので、体型に対してジャストサイズが求められます。
もし現在着用しているスーツが体型に合っていないのであれば、ぜひサイズ直しを検討してください。
2. ジャケットの調節可能範囲
ここでは、ジャケットのサイズ直しで調節可能な範囲を解説します。
基本的にジャケットは、袖丈や着丈を詰めることができます。
2-1. 袖丈
スーツの袖丈が長すぎると「スーツに着られている」ような印象になってしまいます。
逆に着丈が短すぎると幼く見えてしまいます。ジャストサイズになっていなければサイズ直しを検討しましょう。
スーツの袖丈は手首のくるぶしが袖口で隠れる程度が適切です。
なお、袖は短く詰められても長くするのは難しいので、基本的に袖丈は詰めるだけだと覚えておきましょう。
※一般的なお直しの解説をしています。
※詳細はこちらをご確認いただき、最寄店舗へ問い合わせをお願いいたします。
2-2. 着丈
着丈とは、ジャケットの襟から裾の先までの長さのことです。
着丈が長い場合はヒップトップにかかるくらいの長さに調整しましょう。後ろ姿がすっきりします。
袖丈同様、着丈を長くすることは難しいので覚えておきましょう。
※一般的なお直しの解説をしています。
※詳細はこちらをご確認いただき、最寄店舗へ問い合わせをお願いいたします。
2-3. 脇
既製品の場合、肩に合わせてスーツを選ぶとウエスト周りが余ってしまうことも。
そんな時は脇部分を詰める補正をお願いしましょう。
既製品で大幅なお直しをする場合、ジャケットのシルエットがかなり崩れてしまうことも……。
思い切ってオーダースーツに挑戦することも視野に入れましょう。
※一般的なお直しの解説をしています。
※詳細はこちらをご確認いただき、最寄店舗へ問い合わせをお願いいたします。
3. パンツの調節可能範囲
次はパンツのサイズ直しについて調節可能な範囲を見てみましょう。
3-1. 裾上げ
パンツはハーフクッションかノークッションが基本です。
クッションとは、パンツの裾がシューズに当たりポコッと膨らんだ部分のこと。
クッションが大きいとダボっとしただらしない印象に見えてしまいますので、長さの調整は欠かせません。
なお、裾上げにはシングルとダブルの2つのタイプがあります。
パンツの裾を折り返さない「シングル」タイプはシルエットがすっきりするのでスタイリッシュでスマートな印象になります。
パンツの裾を折り返すタイプが「ダブル」です。クラシカルな印象を与えます。
※一般的なお直しの解説をしています。
※詳細はこちらをご確認いただき、最寄店舗へ問い合わせをお願いいたします。
3-2. ウエスト
ウエストが大きすぎる場合はベルトを締めた際にシワが出ますし、小さすぎると座ったときにお腹が締め付けられて窮屈に感じるでしょう。
「ウエストがきつい……」という場合はパンツのウエストを少し広げることができます。
多くのスラックスには、余分な生地を縫い合わせた「縫い代」という部分があります。
この縫い代を調整することでウエストの幅を広げます。ただし、縫い代には限度があるため、お直しに出すお店に確認しましょう。
反対にウエストを詰めることも可能です。
縫い代の糸をほどいて左右均等に生地を詰めます。
ウエスト詰めが可能な長さは多くの場合、5cm程度です。技術的には5cm以上詰めることも可能ですが、詰め過ぎるとシルエットが崩れてしまいます。
※一般的なお直しの解説をしています。
※詳細はこちらをご確認いただき、最寄店舗へ問い合わせをお願いいたします。
3-3. 太もも
脚のラインに大きなシワやたるみが出ないよう、太ももを詰めることが可能です。
膝の辺りから裾に向かって徐々に細くする「幅詰め」。パンツ全体を細くする「渡り詰め」があります。
お直しすると全体的にすっきりとした印象になります。
※一般的なお直しの解説をしています。
※詳細はこちらをご確認いただき、最寄店舗へ問い合わせをお願いいたします。
3-4. ヒップ
体重の変化があった場合、ヒップは最も影響を受けやすい場所の一つです。
生地が余ってしまうと、シルエットが崩れる原因にもなります。
ウエストのサイズ直しでご紹介した「縫い代」の調整や、太もものサイズ直しでご紹介した「渡り詰め」などで対応することができるかもしれません。お直しに出すお店に確認をしてみましょう。
※一般的なお直しの解説をしています。
※詳細はこちらをご確認いただき、最寄店舗へ問い合わせをお願いいたします。
4. サイズ直しにかかる費用と期間
毎日使うスーツですから、サイズ直しに時間がかかったり新品より高くなったりするのは避けたいところです。
ここでは、サイズ直しの一般的な費用と期間の目安を解説します。
4-1. ジャケット
お直し箇所 | 料金目安 |
袖丈 | 2,750円~ |
着丈 | 4,500円~ |
脇幅 | 5,500円~ |
※こちらはサイズ直しの一般的な費用と期間の目安です。
※洋服の青山で対応可能な箇所・料金表ではありません。詳細はこちらをご確認いただき、最寄店舗へ問い合わせをお願いいたします。
4-2. パンツ
お直し箇所 | 料金目安 |
裾丈 | 1,000円~ |
ウエスト | 2,200円~ |
もも | 3,300円~ |
渡り詰め | 4,950円~ |
幅詰め | 4,950円~ |
※こちらはサイズ直しの一般的な費用と期間の目安です。
※洋服の青山で対応可能な箇所・料金表ではありません。詳細はこちらをご確認いただき、最寄店舗へ問い合わせをお願いいたします。
5. まとめ
体型の変化でシルエットが崩れてしまったスーツであっても、お直しをすることで長く愛用することができます。
お直しの専門店での依頼はもちろん、購入した店舗でお直しができるか確認してみましょう。
洋服の青山では、当社以外での購入品のお直しも承っております。
お直しをご検討の方はぜひ当社各店舗にご用命ください。
<お持ち込みの際の注意点>
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