50代のメンズスーツ選びのポイントは?おすすめのスーツもご紹介
2022.12.02
この記事の所要時間:約7分
50代ともなると、「スーツは着こなせて当然だ」と思われることも多いでしょう。
部下に身だしなみを指導する立場にもなります。
しかし、年齢に合わせたスーツを客観的に選ぶことは意外にむずかしいものです。
そこで今回は、50代がスーツを選ぶ際のポイントやおすすめのスーツをご紹介します。
1. 50代ってどんな年齢層?
50代ともなると、組織の規模や役職に関わらず職場でのリーダーシップが求められるようになります。
また、社会人経験が長くなるとビジネスマナーやスーツの着こなし方を知っていて当然と認識されます。
社内ではもちろん、取引先からも頼りにされる存在となるでしょう。
自社の信頼やイメージを崩さないためにも、50代は身だしなみに特に気をつける必要がある世代です。
2. 50代のスーツ選びのポイント
では、50代がスーツを選ぶ際のポイントや注意点について解説します。
2-1. 持っていない柄や色を選ぶ
スーツの色は、初心者でも着こなせるブラック・ネイビー・グレーが基本です。
しかし、50代ともなるとこうした色はすでに揃っている場合がほとんどではないでしょうか。
そこで、新しくスーツを購入する際は持っていない柄や色を選ぶのがおすすめです。
たとえベーシックな色でも、素材やサイズ感でフォーマル度を高められます。
2-2. 細身すぎないスーツがおすすめ
一時期かなり細身のスーツが流行しましたが、若々しすぎる印象になってしまいます。
自身の年代やスタイルにあった着こなしをしていないと、周りの方に違和感を与えてしまう可能性があります。
体型はもちろん、なりたいスタイルにあわせてスーツを選びましょう。
2-3. 素材にこだわる
スーツの良し悪しには生地が大きく影響します。
使用するウールの細さは数値で示され、「Super80’s」「Super100’s」と、数字が大きくなるにつれウールの繊維が細くなり光沢が強くなります。
ウールが細くなると手触りが良くなり高級感が出ますが、その分価格が高くなります。
一般的に品質と耐久性のバランスがよいとされているのはSuper110’sやSuper120’sです。
さらに繊維が細いSuper140’sやSuper150’sといったスーツもありますが、太い繊維に比べると耐久性が劣り、メンテナンスにも気を遣うことでしょう。
ビジネスシーンの動作や、使用頻度に合わせて選びましょう。
2-4. 親子でお揃いスーツにしてみる
50代になると、成人式や入学式、入社式などで子供がスーツを着用する機会が増えます。
そのタイミングでお揃いのスーツを購入してみてはいかがでしょうか?
お揃いのスーツで記念撮影ができれば、忘れられない一生の思い出になるでしょう。
社会人の先輩としてスーツの選び方のポイントを伝えられれば、普段とは違う親の顔を見せることができるかもしれません。
3. 50代におすすめのスーツ
スーツ選びのポイントを押さえたうえで、ここでは50代が着るのにふさわしい、おすすめのスーツを紹介します。
3-1. 上質なウールのスーツ
上質なウールは、着心地・高級感ともに高いクオリティを誇ります。
画像のスーツは、フランスの名門服地メーカー「DORMEUIL(ドーメル)」の生地を使用しています。
柄物はややカジュアルな印象になりますが、生地の高級感によりフォーマル度を担保しています。
渋さを出しつつおしゃれに柄物を着こなしたい方にピッタリのスーツです。
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3-2. ダブルブレストのスーツ
ダブルブレストスーツは、クラシカルな雰囲気で重厚感があります。
かつては「おじさんぽい」という印象もありましたが、クラシカル回帰の流れで着用する方も増えています。
ただし、最近のスーツはトレンドに合わせ現代風のシルエットにデザインされています。
以前着用していたダブルブレストを引っ張り出してきても、現在主流となっている形とは異なる可能性があるため気をつけましょう。
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3-3. ブラウンスーツ
スーツのブラウンは、ブラックに近い色から赤みがかかったレンガのような色まで幅広いことが特徴です。
おしゃれで渋い印象がありますが、同時に老いたイメージも与えてしまう場合もあります。
そのため、ブラウンスーツを着用する際は若々しい色を取り入れるとバランスが取れるでしょう。
たとえば、ワイシャツはホワイト、ネクタイをオレンジやブルーなどにすれば、全体的にスマートにまとまります。
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4. 50代のスーツの着こなし術
最後に、50代のスーツの着こなしポイントを解説します。
4-1. スーツ以外の小物でアクセントを足す
50代であれば、スーツだけでなくネクタイやベルト・革靴などの小物使いで差を出したいところです。
たとえば、シルクのネクタイは光沢があり高級感が出ます。
アクセントとして少し華やかな色を選んでもカジュアルになり過ぎることはありません。
また、革靴は身体の先端にあるため目線が行きやすいポイントで、決して気を抜いてはいけません。
最上級にドレッシーとされるストレートチップの革靴を1足は持っておきましょう。
小まめなブラッシングや汚れ取りなどでメンテナンスをおこない、毎日万全の状態で履けるようにすることが大切です。
4-2. スーツとワイシャツのどちらかだけ柄物を使う
スーツとワイシャツがどちらも無地だと、少し控えめな印象になってしまいます。
逆に両方が柄物だとゴチャゴチャした印象になります。
どちらかに柄物を使い、控えめになり過ぎないようにしましょう。
ネクタイのチョイスにも関わってくるため、トータルでのコーディネートを考えてうまく取り入れてください。
柄物は少し恥ずかしいという場合は、シャドーストライプやシャドーチェックなど、一見無地に見える柄がおすすめです。
シャドー柄は光の加減や見る角度により柄が浮き上がり、生地の表情が変わります。
柄物であっても華やかな印象にはならず、抵抗がある方でも安心して着用できます。
4-3. コーディネート全体で2~3色に抑える
コーディネートは色数が増えるほどカジュアルになります。
50代はスーツを落ち着いた雰囲気で着こなしたいので、色数は2~3色に抑えた方がよいでしょう。
例えば、スーツがグレーでネクタイがブルー、ワイシャツがホワイトであれば3色にまとまります。
この組み合わせのネクタイをスーツに合わせてグレーにすれば、2色となります。
ベースカラーを意識したコーディネートを組むことで、全体的に統一感が出るでしょう。
5. まとめ
50代は、職場の若手だけでなく取引先からも信頼される存在です。
そのため、立ち振る舞いだけでなく身だしなみにも気をつける必要があります。
素材にこだわり、高級感がある洗練された雰囲気を演出してみましょう。
また、50代ともなると多くのスーツを持っているでしょうから、購入を検討する場合はこれまで着用したことがない色や柄を選んでみても面白いかもしれません。
自分では選んでこなかった新たなスーツにも挑戦し、コーディネートの幅を広げることをおすすめします。