低身長でもスーツは似合う?低身長の方がおさえたいポイント

2022.11.23

ビジネス

低身長でもスーツは似合う?低身長の方がおさえたいポイント

この記事の所要時間:約8分

「自分は低身長だからスーツが似合わない……」と、上手に着こなすことを諦めていませんか?

スーツは、いくつかのコツを押さえるだけで身長に関係なくカッコよく着こなせます。

ここでは、低身長の方のスーツの選び方や着こなしのポイントを解説します。

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1. 低身長はスーツが似合わない?

低身長はスーツが似合わない?

低身長の方は「スーツが似合わない」「ロングコートに着られている感がある」「子供っぽい印象になる」などといわれることが多く、ファッションに対して自信をなくしている方も多いのではないでしょうか。

しかし、低身長であること自体がスーツを似合わなくしているわけではありません。

男性よりも平均身長が低い女性がスーツをスタイリッシュに着こなしていることを考えれば、低身長ではスーツが似合わないと一概に言えないのです。

スーツに限らず、洋服を着こなすためには以下のようなコツがあります。

  • 小顔に見せる
  • 手足をスラッと長く見せる
  • スリムな体型に見せる

身長の高さだけでは決して洋服を着こなせません。

これらのコツを押さえてスーツを選べば、低身長の方でもカッコよくスーツを着こなすことができます。

2. 低身長の方のスーツの選び方

では、低身長の方がスーツを選ぶ際にチェックするポイントを具体的に解説します。

2-1. ストライプ柄

ストライプ柄

ストライプ柄は縦のラインが強調されるためおすすめです。

着やせ効果もあるため、体型に関わらずカッコよく着こなせるでしょう。

反対にボーダーの服は横に広がって見えるので注意しましょう。

なお、ストライプにはいくつかの種類があり、種類によっても以下のように印象が変わります。

シャドーストライプ

シャドーストライプは一見無地のように見えますが、光の加減や角度によってストライプが浮き出てきます。
さりげなく柄を取り入れられるため、人気が高いストライプです。
しかし、ストライプの印象が薄いため、スタイルアップを重点に置いた場合には効果は得にくくなります。

シャドーストライプ

ピンストライプ

ピンストライプは細かなドットでストライプが構成されており、ストライプが強調され過ぎずにスマートな印象を与えます。
重要な商談や会議でも着用可能で、スタイルアップ効果を期待できるストライプです。

ピンストライプ

ペンシルストライプ

ペンシルストライプは鉛筆で描いたように線がくっきりしているストライプです。
ピンストライプよりも主張が強く、より縦のラインが強調されます。

ペンシルストライプ

チョークストライプ

チョークストライプはチョークで描いたような太い線が特徴です。
他のストライプよりも幅が太いことも特徴の1つ。ストライプの幅が細いほうがスタイルアップ効果を期待できます。
チョークストライプも縦のラインを強調する効果はありますが、身長を高く見せるのであれば、よりストライプ柄がシャープなピンストライプやペンシルストライプを選んだほうがよいでしょう。

チョークストライプ

2-2. ダークカラー

ダークカラー

ブラックダークネイビーダークブラウンなどの暗い色は収縮色と呼ばれ、スタイルが引き締まって見える効果があります。

反対にホワイトやライトグレーなどの明るい色は膨張色と呼ばれ、本来よりも体が大きく見えたり、広がって見えたりするので、低身長の方は注意が必要です。

ダークカラーのスーツを着用する際は、ネクタイを明るい色にすることがポイントです。

ネクタイを明るい色にすると、ダークカラーのスーツでも控えめにならない、視線が上半身に向くので身長が意識されにくいといったメリットがあります。

また、シューズの色はスーツと同じくブラックやダークブラウンなどの暗い色を選びましょう。

シューズとスーツの色を合わせると境目がぼやけ、足長効果を発揮します。

シューズとスーツの色を合わせる

この足長効果はプライベートのコーディネートでも同じです。

パンツとシューズの色を合わせるか、パンツとトップスの色を合わせるとスタイルアップの効果があります。

2-3. ノータック

スーツのパンツには「タック」と呼ばれる生地を折り込んだヒダが付いているものがあります。

タックあり

タック入りのパンツは近年流行していますが、低身長の方にはノータックがおすすめです。

タックが入っていると腰回りにゆとりができて動きやすく、上品で大人な印象を与えるなどのメリットがあります。

ノータック

反面、ゆとりがあるぶん横に広がっているような印象を与えてしまいます。

その点、ノータックであれば腰回りがすっきりしてスタイリッシュな雰囲気を演出できます。

また、パンツの中央には、ウエストから裾まで伸びる線、クリースが入っています。

クリースは縦のラインを強調するとともに、立体感が出て美しいシルエットになります。

しかし、クリースはプレスによりシワを付けているので、時間が経つと薄くなってしまいます。

クリースが薄くなってきたら、足長効果を持続させるためにも、自宅でアイロンがけをするか、クリーニングに出してプレスをしてもらいましょう。

2-4. サイズはジャストサイズ

サイズはジャストサイズ

スーツはジャストサイズで着用すると余計なシワができずにスタイルがよく見えます。

また、シワがなければ洗練された印象になるため、大人っぽい雰囲気を出すことも可能です。

レディースの場合は、普段Sサイズを着用している方は5号~7号

Mサイズの場合は9~11号Lサイズの場合は13~15号になります。

メンズスーツは、身長とウエストのサイズがわかれば以下の表から選べます。

この表をもとにスーツの裾上げやサイズのお直しをすれば、自分にぴったりのサイズになります。

ただし、より厳密なサイズで着用してスタイルアップ効果を出したいのであれば、オーダースーツがおすすめです。

洋服の青山のオーダースーツ「SHITATE」では専任のスタイリストがプロの採寸技術を用いて対応するため、スタイルアップを狙う方にこそ試していただきたいスーツです。

3. 低身長の方のスーツの着こなしポイント

最後に、低身長の方が上手にスーツを着こなすためのポイントを紹介します。

3-1. スラックスの丈にゆとりを作らない

スラックスの丈にゆとりを作らない

スラックスは丈の長さにより、裾の生地がたるんでクッションができます。

クッションができるとスッキリした印象が少なくなるため、スタイルをよく見せたいのであればクッションができない丈に調整しましょう。

ただし、クッション自体が悪いわけではありません。クッションには以下の3つの種類があります。

ノークッション
裾がたるまないためスタイリッシュに見せる効果がある。ただし靴下が見えるためカジュアルな印象になる。

ノークッション

ハーフクッション
裾に多少のたるみ(クッション)ができる。フォーマルシーンにもビジネスシーンにも対応可能。

ハーフクッション

ワンクッション
裾がシューズの甲に乗りクッションができる。重厚感があるためフォーマルシーンやビジネスシーンに適している。

ワンクッション

このように、クッションはTPOにより使い分けるとよいでしょう。

スタイルをよく見せたいからといって、冠婚葬祭用の礼服をノークッションにするのは良い印象を持たれないこともあるため避けましょう。

3-2. 股上のゆとりに合わせて着こなしに変化をつける

股上のゆとりに合わせて着こなしに変化をつける

スラックスは、股上の位置に合わせて着こなしに変化をつけるだけでも与える印象が変化します。

スラックスを正しい位置で着用することでパンツ本来の形を崩さず、カッコよく履きこなせるのです。

股上が深いスラックスはおへそより上の位置でベルトを留めるようにしましょう。

腰の位置が高く見えることでスタイルアップ効果を期待できます。

反対に、股上が浅いスラックスはおへその下の位置でベルトを留めましょう。

位置を高くとりすぎないことで、スラックスが窮屈な印象にならずきれいな形のまま着用できます。

このように、股上の深さに合わせてスラックスを着用することで、本来のシルエットを崩すことなくきれいな形を保てます。

また、できるだけストレスなく着用するためにも、着用位置に応じてベルトの穴を調整することをおすすめします。

4. まとめ

まとめ

低身長の方でも、いくつかのポイントを意識すればスーツを上手に着こなせます

スーツを選ぶ際には、ダークカラーでストライプ柄のものなど、スタイルアップ効果があるものを選ぶとよいでしょう。

また、スーツを着こなすための基本であるジャストサイズが大切です。

スーツをジャストサイズで着用するとシワがなくなり、大人っぽくフォーマルな印象になります。

より厳密にサイズ感を調整したいのであれば、オーダースーツも検討しましょう。

以下のページでは、小さいサイズのスーツの選び方を掲載しています。

上手にスーツを選び、カッコよくスーツを着こなしてください。

大きいサイズ・小さいサイズ

大きいサイズ・小さいサイズ

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