セットアップのコーディネートのポイントは?おすすめのコーディネートもご紹介
2023.10.05
この記事の所要時間:約8分
セットアップは、コーディネートをむずかしく考えなくても、着用するだけで簡単におしゃれに見せられるアイテムです。
ただし、ビジネスシーンでも使えるものから街着用のものまで、その種類が豊富にあります。
今回は、そんなセットアップを着こなすコツや具体的なコーディネート例を解説します。
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1. セットアップとは
セットアップにはもともと「合わせる」や「ひと揃い」という意味がありますが、ファッションでのセットアップとは、トップスとボトムスが同素材や同じデザインで作られた服のことを指します。
セットアップは一見スーツのように見えるものが多いため、一般的な街着よりはフォーマルに寄ったアイテムです。
ビジネススーツのようなジャケットだけでなく、ワーク風のジャケットやノーカラーのジャケットなど、多くの種類があります。
近年はビジネスシーンでの服装のカジュアル化が進み、ビジネスの服装とプライベートでの服装の境目が曖昧になっています。
そのため、セットアップのような装いを正しく見せられるアイテムを街着として着用する方も多くなっています。
1-1. ビジネススーツとの違いは?
セットアップの定義は「上下揃いの服」なので、ビジネススーツもセットアップの1つです。
ただし、一般的には以下のように区別されることが多くなっています。
ビジネススーツ
本来のスーツの形に則ったフォーマルな服装
セットアップ
素材や仕様などでスーツをカジュアルダウンさせた服装
ビジネススーツは、ウール素材やフタが付いたフラップポケット、センタークリースなどの要素により、ビジネスシーンに合うような格式の高い作りになっています。
これに対しセットアップは街着やオフィスカジュアルなどで着用されることが多いため、素材や柄・サイズ感などがビジネススーツに比べてカジュアルになっています。
2. 【カラー別】セットアップの与える印象
セットアップはカラーが豊富に展開されています。
それぞれのカラーの印象を知り、購入する際の参考にしましょう。
2-1. ダークカラー
ブラックやグレー、ダークネイビーなどのダークカラーはビジネススーツの基本の色と同じなので、きっちりとした印象を与えます。
オーバーサイズや柄が入ったセットアップも、ダークトーンにすればフォーマルなシーンでも着用できる場面があるでしょう。
少し高級なレストランやホテルで食事をする際にも、ぴったりなカラーです。
2-2. アースカラー
トレンドでもあるアースカラー(ベージュ・ブラウン・カーキなど)は、自然や大地を連想させるため、安心感や落ち着きがあります。
派手な色ではないので、普段はブラックの服がメインである方でも取り入れやすいでしょう。
2-3. ウォームカラー
レッド・ピンク・オレンジなどのウォームカラーは、その名前のとおり暖かな印象を与えます。
秋の紅葉の時期や冬の寒い時期に着用すると季節感が演出でき、おしゃれに見えます。
2-4. クールカラー
ブルーやパープルなどのクールカラーは、涼しげで爽やかな印象を与えるため春や夏に適しています。
ただし、暗めのクールカラーは男性の定番色であり、秋や冬に着用しても違和感はありません。
ブラックよりも重たい印象にならず、落ち着いた雰囲気を演出できます。
3. セットアップと合わせて着用したいアイテム
続いて、セットアップと合わせて着用される定番アイテムをご紹介します。
3-1. カットソー
かっちりとした印象があるセットアップを程良くカジュアルダウンさせてくれるのがカットソーです。
街着として着用してもキメ過ぎにならず、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルでも着用できます。
3-2. シャツ
セットアップとシャツを合わせれば、よりフォーマルな印象を演出できます。
友人と会うといったカジュアルシーンでシャツを着用するのであれば、明るい色のセットアップを着用して抜け感を出すとよいでしょう。
3-3. ニット
ニットは網目の細かさにより生地の表情が変わります。
ハイゲージと呼ばれる網目が細かいニットは、光沢が出て上品な表情です。
セットアップと合わせればビジネスシーンに適した服装になります。
ローゲージと呼ばれる網目が粗いニットは、生地に立体感が出るのでシンプルなコーディネートでも見栄えがよくなります。
4. セットアップのコーデの組み方のコツ
セットアップはおしゃれに見えるアイテムですが、コーディネートによりさらにカッコよく見せられます。そのコツをご紹介します。
4-1. 与えたい印象をカラーで調整する
セットアップはコーディネートに占める面積が大きいため、カラーを変えるだけで印象が様変わりします。
ビジネスシーンではダークトーンのセットアップで誠実な印象を与え、プライベートではアースカラーで親しみやすい印象を与えるなど、相手がどのように感じるかを考えてカラーを決めましょう。
4-2. 着用シーンによってサイズ感を意識する
セットアップは街着として着用されることも多く、トレンドであるオーバーサイズのものも多く販売されています。
しかし、ビジネスシーンでオーバーサイズを着用するとだらしない印象を与えてしまいます。
着用シーンによってサイズ感を変え、その場に合った着こなしをするようにしましょう。
4-3. アクセントに柄を取り入れる
セットアップをカジュアルダウンさせるには、色やサイズ感だけでなく、柄を取り入れることも効果的です。
ただ、着用するアイテムすべてに柄を入れると、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。
セットアップだけに柄を入れる、セットアップは無地でインナーに柄を入れるなど、コーディネートの一部に取り入れることでメリハリを意識するようにしましょう。
4-4. タックインでスタイルアップをねらう
タックインには野暮ったい印象を持っている方もいるかもしれません。
しかし、実はタックインは最近のトレンドの1つになっています。
タックインのメリットは以下のとおりです。
- ウエストを高く見せるのでスタイルアップ効果がある
- ビッグシルエットでもだらしなくならない
- 清潔感のある印象になる
「タックイン=野暮ったい」と決めつけるのではなく、臨機応変にチャレンジしてみましょう。
4-5. ダブルジャケットでこなれ感を演出する
セットアップのジャケットにも、ビジネススーツと同じようにフロントボタンが2列になっているダブル仕様のものがあります。
ダブルのセットアップには、クラシカルで大人っぽい雰囲気があることとあわせて、セットアップならではのカジュアルさも加わるため、簡単にこなれ感がでます。
5. セットアップのおすすめコーディネート
最後にセットアップを着用したおすすめコーディネートをご紹介します。
5-1. ワントーン
セットアップをホワイト×ブラックのモノトーンでまとめたコーディネートです。
ブラックでスタイリッシュなセットアップはビジネススーツのように見えるため、街中で着用していると会社帰りのように見られてしまいます。
そこで、印象的なボーダーのニットやスニーカーの着用でカジュアル感をプラスしています。
モノトーンのように色数が少ないコーディネートは大人っぽい印象になりますが、キメ過ぎにならないようにどこかでカジュアルダウンすることが大切です。
5-2. ダブルジャケット
ダブルジャケット特有の重厚感があるセットアップです。
一見するとビジネススーツのような印象を受けますが、ほどよくリラックスしたシルエットやパッチポケットなど、セットアップらしいカジュアルな要素があります。
ビジネスカジュアルを採用している職場でダブルスーツを着用したいのであれば、このようなカジュアルな要素があるセットアップにするとよいでしょう。
5-3. タイドアップ
春夏にピッタリな清涼感のあるホワイトのセットアップ。
色味だけでなく、裏地や芯地・肩パットを使用していないため、軽い着心地のアイテムです。
全体の印象を引き締めるためにシューズとポケットチーフはブラック、ネクタイにはネイビーなどの暗い色を使用しています。
ホワイトのセットアップはカジュアル感が強く、着こなしがむずかしいアイテムです。
そのため、セットアップ以外はネクタイ・革靴・シャツなど基本のアイテムを着用するとよいでしょう。
6. まとめ
ここまで、ビジネスシーンでも街着としても魅力を放つセットアップのコーディネートをご紹介しました。
セットアップを着用する際には色味やサイズ感に注意し、単調な印象になる場合は柄を取り入れてみましょう。
まだ着用したことがない方は、この記事を参考にぜひチャレンジしてみてください。