スカーフの巻き方は？アレンジ方法やおすすめコーディネートをご紹介
2022.11.30
この記事の所要時間：約7分
凛とした女性らしさを引き立てるスカーフは、サッと巻くだけで普段のコーディネートに華やかさを添えられる優れものです。
しかし、スカーフを使い慣れていない方からすると、やや身構えてしまうアイテムでもあります。
そこで今回は、スカーフの巻き方を徹底解説。
アレンジ方法やおすすめコーディネートもご紹介します。
1. スカーフをコーディネートに入れる魅力とは
「日常のコーディネートがマンネリしがち…」。そんな誰もが抱える悩みを解決してくれるアイテムが「スカーフ」です。
首元だけでなく、手持ちのバッグにサッと巻くだけでもOK。
いつもの着こなしを簡単にワンランクアップさせてくれるうえ、垢抜けて見える効果も期待できます。
2. スカーフの基本的な巻き方5選
スカーフを首元に巻く際の下準備として、まずはバイアス折りをマスターしましょう。
スカーフを使ったさまざまな結び方をするうえで基本となる形です。
バイアス折りの手順
①裏面を上にしてスカーフを広げます。
②対角の２つの角の先端がスカーフの中心に位置するように折ります。
※この際、タグが付いている角から先に折り込むのがポイントです。
③さらに両側を中心まで折ります。
④両側を合わせるようにパタンと折り完成です。
2-1. バンダナ巻き
バンダナ巻きとは、どのようなサイズのスカーフでも簡単にできるカジュアルなアレンジ方法です。
小さなスカーフを使いコンパクトに巻くとカジュアルな雰囲気に、大きめのスカーフを使う場合には二重巻きにするとエレガントな印象になります。
①バイアス折りしたスカーフを折り目が下にくるように首にかけます。
②前から首に巻き付けます。
③首の前で固結びをします。
②形を整えれば完成です。
2-2. ネクタイ巻き
ネクタイ巻きとは、スカーフを使ってネクタイと同じ結び方をするアレンジ方法です。
定番の巻き方であり、シーンを選ばずスカーフをコーディネートに取り入れられます。
大判のスカーフを三角形にした状態で肩に羽織り、ネクタイ巻きをするとカジュアルな印象に。
バイアス折りをしたスカーフを首からかけネクタイ巻きをするとシャープで知的な印象になります。
ジャケットやシャツとの相性がよくオフィスコーディネートにもおすすめです。
①バイアス折りをしたスカーフを後ろから首にかけ、片方が長くなるように調整します。
②長いほうが上になるように交差させ、長いほうを短いほうに巻き付けます。
③巻き付けた長いほうを首の輪に下から通し、上に出します。
④③でできた結び目に通し、形を整えれば完成です。
2-3. ループノット
ループノットとは、どのようなスカーフでも簡単にできる定番のアレンジ方法です。
好みの位置に結び目を作れるため、さまざまな雰囲気を演出できます。
結び目を正面に置いたアレンジは大人可愛い印象を、サイドに置いたアレンジは上品な印象を与えます。
また、大判スカーフをゆるめに巻き、結び目を胸元に迎えれば華やかな印象にもなります。
縦のラインを強調させることで、スタイルよくすっきりとしたシルエットのコーディネートが可能です。
①スカーフをバイアス折りし、片方の半分の位置にゆるめの結び目を作ります。
②結び目を首の正面に当て、一方の端を結び目に通します。
③結び目の部分を左右に引き絞ります。
④形を整えて完成です。
2-4. ドレープ巻き
ドレープ巻きとは、スカーフの美しいドレープを活かすアレンジ方法です。
スカーフの見える範囲が広いため、Vゾーンがシンプルなときに役立ち、デコルテに華やかな印象を与えます。
スカーフの中心を少しずらし、結び目を無造作に見せればクールでこなれた雰囲気になります。
スカーフの柄がしっかりと見えるため大柄のデザインを選ぶのがおすすめです。
また、きっちりと巻かず、ゆるっとしたドレープを胸元に作れば大人らしいエレガントな雰囲気にもなります。
髪が長い方はアップスタイルにして首元をスッキリとさせるとよいでしょう。
①スカーフを対角線で三角に折り、端が背中側にくるよう肩にかけます。
②後ろで固結びをします。
③結び目をずらして調整。
④形を整えて完成。
※結び目を見せたくない場合には、②の後首の前に持ってきてスカーフの下で固結びする。
2-5. ライニング
ライニングとは、バイアス折りしたスカーフを首元に垂れ下げるシンプルなアレンジ方法です。
誰でも簡単に取り入れられるため、スカーフ初心者にもおすすめ。
ジャケットのようなかっちりとしたアイテムとの相性がよく、スタイリッシュな印象を与えます。
ジャケットに合わせる際は、ジャケットと同じ色が入ったスカーフを選ぶのがポイント。
シンプルなジャケットなら柄入りの華やかなデザインのスカーフを、柄入りのジャケットならシンプルで控えめなデザインのスカーフを合わせるとおしゃれに決まります。
また、ライニングは簡単に縦のラインを作ることができるため、スタイルアップ効果も。
厚手のニットのような着ぶくれしやすいアイテムに合わせるのもおすすめです。
①～③前述した手順を参考に、スカーフをバイアス折りします。
④バイアス折りしたスカーフを首にかけます。
⑤形を整えて完成。
3. スカーフを使ったバッグのアレンジ
普段使っているバッグも、スカーフを巻くだけで印象をガラリと変化させることが可能です。
今回は誰でも簡単にできる基本のアレンジを２つご紹介します。
3-1. 一本結び
一本結びとは、ハンドルの付け根部分に結び目を作るアレンジ方法です。
華やかさとともにシャープで知的な印象を与えます。
形を整える際、先を引っ張りながら緩めに結ぶのがお洒落見えするポイント。
ドレープがきれいに出るため、こなれた印象を与えます。
①バイアス折りしたスカーフを半分に折り、ハンドルの付け根部分にあてます。
※この際、向かって左の部分に右の先端を通せる程度の輪を作ります。
②スカーフの先端を輪のなかに上から下へ通します。
③結び目をおさえて先端を引き出す。
④形を整えて完成です。
3-2. ハンドル結び
ハンドル結びとは、バッグの持ち手にスカーフを巻き付けるアレンジ方法です。
スカーフの存在感が出るため、バッグの印象をガラリと変化させられます。
スカーフを重ねて巻くとハンドルが太めに仕上がりかわいらしい雰囲気に、スカーフをきつく巻くと上品な雰囲気になります。
①バイアス折りしたスカーフをハンドルの中心にあて、巻き付ける長さを確認します。
②時計回りにスカーフを巻きつけます。
③きつめに巻き上げることできれいに仕上がります。
④付け根まで巻いたら輪を作りスカーフの先端を通します。
⑤反対側も付け根部分で輪を作り、スカーフの先端を通します。
⑥スカーフの先端部分が左右対称になるように整えたら完成です。
4. スカーフを使ったおすすめコーディネート
スカーフを使ったおすすめコーディネートを紹介します。
4-1. スカーフ×セットアップスーツ
落ち着いた印象のセットアップスーツにブルーのスカーフを組み合わせたコーディネート。
スーツの色に対してスカーフにアクセントカラーを差し込むことで、まとまりのあるコーディネートに仕上がりました。
4-2. スカーフ×カラーブラウス
カジュアル要素の強いオープンカラーブラウスを上品に着こなしたコーディネート。
小さめのスカーフを使うこと、またスカーフの色をボトムスと合わせることで首元が華やかになりすぎるのを防ぎ、自然な華やかさを演出しました。
4-3. スカーフ×リブニット
全身を冬らしいカラーでまとめたコーディネート。
正面に結び目を置いたスカーフを合わせることで、カッチリとした印象のジャケパンスタイルに大人可愛い印象をプラスしました。
5. まとめ
スカーフは、巻くだけでシンプルな服を鮮やかに、カジュアルな服をお洒落にランクアップしてくれる魔法のアイテムです。
ぜひ、スカーフを取り入れたコーディネートでいつもの装いに華やぎをプラスしてみてはいかがでしょうか。
