リクルートスーツとビジネススーツの違いとは?シーンに合わせた選び方も紹介
2025.01.27

この記事の所要時間:約8分
「リクルートスーツとビジネススーツにはどのような違いがあるの?」
「就活で着用したスーツを入社後に着用しても問題ない?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。リクルートスーツとビジネススーツは、着用シーンや値段などに違いがあります。
着用する際はスーツの種類ごとの特徴を理解して、社会人としてシーンに合わせた着こなしをすることが大切です。
本記事では、リクルートスーツとビジネススーツの違いを詳しく解説します。シーンに合わせた選び方も紹介しているので、参考にしてみてください。
1. リクルートスーツとビジネススーツの特徴とは?
ここでは、リクルートスーツとビジネススーツの特徴を詳しく解説します。それぞれのスーツの特徴を理解して、着用するシーンに合わせて選びましょう。
1-1. リクルートスーツの特徴

リクルートスーツは、就活のために着用するスーツのことです。主に、3月から始まる企業説明会や、6月に解禁されるインターンや面接などの選考の際に着用します。
デザインは無地でシンプルなものが多く、ブラックやネイビーなどの落ち着いた色がほとんどです。基本的には就活の際に着用しますが、就職後もビジネススーツとして着回す方もいます。
1-2. ビジネススーツの特徴

ビジネススーツは、仕事で着用するスーツのことです。取引先との重要な商談や営業での外回りなどで着用します。
リクルートスーツに比べるとデザインも色も豊富なため、個性を出しておしゃれを楽しむことも可能です。ただし、業界や企業の雰囲気によっては、自己主張が強い印象を与える華やかすぎる柄は避けたほうがよい場合もあります。
2. リクルートスーツとビジネススーツの違い
リクルートスーツとビジネススーツにはいくつかの違いがあります。ここでは、「着用シーン」「生地」「色柄」「値段」について詳しくみていきましょう。
2-1. 着用シーン

就活時にスーツを着用する際は、外見ではなく内面を知ってもらうために、シンプルなデザインで挑むことが一般的です。一方で、営業や商談のシーンでは、公の場で正装とされているビジネススーツを着用しているほうが安心感や信頼感を与えられるでしょう。
2-2. 生地

リクルートスーツは、型崩れやシワが起こりにくく、家庭でも手入れがしやすいポリエステル混素材で作られていることがほとんどです。ポリエステル混素材は軽量のため、着心地が軽く動きやすいなどのメリットもあります。
一方で、ビジネススーツは、リクルートスーツより高級感のあるウールの割合が高い生地を使用して作られている場合が多いです。ウールは、ツヤや柔らかさが特徴の素材で、耐久性が高く、着心地も滑らかなのが特徴です。
2-3. 色柄

リクルートスーツの色は、ブラックかネイビーで、デザインは無地が選ばれる傾向があります。選考を受ける企業や業界によって、服装への捉え方はそれぞれ異なりますが、華やかすぎる色やデザインのスーツはフォーマルな就活シーンに馴染みにくい場合もあるため、TPOを意識して選ぶことが大切です。
一方で、ビジネススーツは、明るめのブルーやグレー、ブラウンなど、豊富な色から選べます。柄は無地かストライプが定番です。リクルートスーツに比べると選択肢の幅が広いため、好みのスーツを見つけられるでしょう。
2-4. 値段
リクルートスーツの値段はブランドや機能性などによって異なりますが、相場は2〜4万円ほどです。就職後も継続して着用する予定がない場合、リクルートスーツを主に着用するのは就活中のみとなります。そのため、何年も着用できるほど上質なスーツを購入する必要性は低いですが、質と価格のバランスがとれたスーツを選ぶ必要があります。
ビジネススーツの値段は、日常的に使用するもので1〜20万円が相場です。日常使いには比較的安価なスーツを着用し、大事な商談やプレゼンなどがある特別な日は、少し高級感のあるスーツを着用する方もいます。
3. リクルートスーツの選び方

ここからはリクルートスーツの選び方を解説します。社会人になる第一歩として、就活に適した選び方のポイントをおさえておきましょう。
3-1. 自分の体型に合ったサイズで選ぶ

スーツを選ぶ際は、自分の体型に合ったサイズを選ぶことが大切です。大きすぎても小さすぎても見た目が悪くなります。
メンズスタイルは、ジャケットの丈はお尻が隠れる長さ、もしくは、お尻が3分の2程度隠れる長さが適しています。パンツの丈は、シューズを履いた状態で、くるぶしが隠れる長さからシューズの履き口に裾がかかる程度がおすすめです。

レディーススタイルのジャケットの裾は、ヒップの一番高い部分にかかる程度を目安に選びましょう。スカートの丈の長さは、起立時は膝にかかるくらい、着席時は膝上5cm程度がおすすめです。また、フルレングスのパンツスタイルの場合、丈が足の甲からくるぶしにかかる程度の長さを目安に選びます。
3-2. 色はブラックかネイビーを選ぶ
就活ではスーツのデザイン性を主張する必要性は低いため、リクルートスーツの色は、基本的にはブラックやネイビーなどのダーク系カラーを選びましょう。落ち着いた色味であれば、企業のジャンルを問わず受け入れられます。
なお、業界によっては、さらにカジュアルな色が受け入れられるケースもあります。事前に自身が希望する業界の雰囲気を調査し、企業のスタイルに合わせて用意するのもおすすめです。
3-3. 柄は「無地」か「控えめ」を選ぶ
リクルートスーツの生地は無地が多く選ばれる傾向があります。もしくは、目立ち過ぎない控えめなストライプが入っていても問題ありません。志望する業界や企業に合わせて選択しましょう。
公務員や金融業界、不動産業界は堅実さを重視する傾向があるため、比較的服装に厳しい傾向があります。反対に、IT業界やアパレル業界などは服装の自由度が高い企業も多く、多少柄の付いたスーツでも問題ないでしょう。
3-4. その他のアイテムにもこだわる

まわりの就活生と差を付けたいなら、シャツやネクタイ、シューズなど、スーツ以外のアイテムにこだわるとよいでしょう。
スーツほど色や柄に明確な決まりはないため、企業の雰囲気やスタイルなどを確認して最適なアイテムを選ぶことをおすすめします。
4. ビジネススーツの選び方
ここからはビジネススーツの選び方を解説します。ビジネスマナーの1つとして、好印象を与えるスーツの選び方を確認しておきましょう。
4-1. 自分に合ったサイズとシルエットにもこだわる

ビジネススーツは自分に合ったサイズとシルエットにこだわることが大切です。サイズ感はジャストサイズを意識して合わせましょう。
サイズを見るポイントは「肩幅」着丈」袖丈」裾丈」の4箇所です。肩幅は軽く摘まめる程度の余裕があるのが理想です。着丈はリクルートスーツと同様に、お尻が隠れる長さ、もしくは、お尻が3分の2程度隠れる長さに調整します。
袖丈は、腕を下ろした状態で、シャツの袖が1〜1.5cm程度出ているか確認しましょう。裾丈は、シューズの履き口に少しかかる程度が目安です。
いずれも、大きすぎたり小さすぎたりすると「不自然なしわ」が入ってしまうため、注意しましょう。
4-2. 色の定番はブラックやネイビー、グレー
ビジネススーツの定番色はブラックやネイビー、グレーです。ブラックやネイビー、グレーは、ビジネスシーンで欠かすことができない「清潔感」誠実性」信頼感」を表現できます。
ほかにも、秋冬の季節感を演出したい場合は、ブラウン系も温かみがあっておすすめです。
4-3. 柄は無地かストライプがおすすめ
ビジネススーツでおすすめの柄は無地かストライプです。ストライプには、「ピンストライプ」ペンシルストライプ」チョークストライプ」などいくつかの種類があります。
業界によっては華やかすぎるデザインは好まれないケースもあるため、控えめなストライプ柄を選ぶのがおすすめです。
4-4. シャツやベルトにもこだわる

ビジネススーツは、リクルートシャツに比べて自由度が高いため、シャツやベルトにもこだわって選んでみましょう。例えば、ワイシャツの襟型の定番はレギュラーカラーですが、ワイドカラーやボタンダウンなどで個性を出すことも可能です。
また、上下共地のスーツには、ベルトやシューズも統一感のあるアイテムを選ぶとよいでしょう。ベルトが皮素材ならシューズも皮素材にするといったように、統一感を出すのがおすすめです。
5. まとめ

リクルートスーツとビジネススーツはそれぞれシーンに合わせて選ぶことが大切です。また、自分の体型に合ったサイズのスーツを着こなすことで、清潔感や真面目な印象を与えられるでしょう。
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