【メンズスタイル】リクルートスーツ選びを徹底ガイド!就活時の着用の注意点も紹介
2022.12.13
この記事の所要時間:約11分
リクルートスーツは、個性を出すことよりも、「自分の体格に合っているか」「清潔感のある着こなしであるか」という視点で選ぶことが大切です。
しかし、初めてスーツを購入する方にとっては、何を基準に選べばよいのか悩むことも多いでしょう。
本記事では、メンズスタイルのリクルートスーツの選び方の基本から、色・柄・デザイン、購入方法まで解説します。さらに、スーツに合わせるアイテムの選び方や、着用時の注意点、メンテナンス方法についても詳しく紹介します。
この記事を読んで自分に合ったリクルートスーツを選び、自信を持って就活に臨みましょう。
1. 先輩たちのリクルートスーツ事情を調査!
はじめてリクルートスーツを購入する際は、価格相場や適切な購入時期など、不明な点が多いでしょう。
ここでは、実際に就活を終えた先輩たちがリクルートスーツを購入した際の価格やタイミングなどを、アンケート結果をもとに紹介します。
※洋服の青山(青山商事)調べ
1-1. リクルートスーツの相場
リクルートスーツは関連アイテムの購入も含め、5〜6万円で揃えた方が大半でした。
先輩たちからは、「就活で着倒すため低価格のスーツで問題ない」「就活後も着られるように上質なものを購入した」などのコメントが聞かれました。
1-2. リクルートスーツ購入のタイミング
4年制大学に通う方の場合、リクルートスーツを購入したタイミングは3年生のときが多いようです。
また、入学前に購入した方もいるという結果から、入学式用に購入したスーツを就活でも使用している方が多数いることがわかります。
1-3. リクルートスーツ購入の決め手
リクルートスーツは、価格やデザインをポイントに選んでいる方が多いようです。
さらに、機能性を重視している方も多くいました。動きやすいストレッチ機能や、急な雨でも安心な撥水加工などは、着心地の快適さや手入れのしやすさにつながる重要なポイントです。
2. 【メンズスタイル】リクルートスーツ選びの基本
ここでは、リクルートスーツの基本的な選び方を、5つのポイントから解説します。
2-1. 色は「ブラック」か「ダークネイビー」
リクルートスーツとして選ばれる傾向がある色は、ブラックまたはダークネイビーです。汎用性があり、業種や企業のジャンルを問わず受け入れられやすいため、シンプルなデザインかつ落ち着いた色のスーツが適しています。
ブラックやダークネイビーでも、ツヤや光沢感があるスーツはファッション性が強いため、TPOに合わせて選択するとよいでしょう。
2-2. 柄は「控えめ」もしくは「無地」
リクルートスーツの柄は、ビジネスと同様にTPOをわきまえ、柄の種類や色味に注意する必要があります。
派手すぎる柄はフォーマルな着こなしが難しい場合があるため、細かなストライプや控えめな柄を選ぶことをおすすめします。
2-3. ジャケットは「2つボタン」
スーツのジャケットは、2つボタンを選ぶのが基本です。
3つボタンスーツが主流の時代もあったため、親や知人から譲り受けたスーツを着用する場合は、ボタンの数に注意しましょう。
着用する際は、上のボタンだけを留めるのがマナーです。
2-4. パンツは「シングル」
シングルとは、裾に折り返しがないデザインのパンツです。シングルパンツはフォーマルな印象を与えられるため、就活に適しています。
また、デザインは、細身の方ですっきり見せたい場合は「ノータック」、足回りに余裕を持たせたい方は「ワンタック」など、体型や好みの着心地に合わせて選ぶとよいでしょう。
2-5. スーツのサイズは「ジャストフィット」
スーツはジャストサイズを選びましょう。小さめのスーツは窮屈な印象を、大きめのスーツは不格好な印象を与える可能性があります。
ジャストサイズとは、以下のような状態です。
● 肩幅がぴったり合うか、軽くつまめる程度の余裕がある
● ジャケットの上ボタンを留めたとき、胴回りの内側に手のひらが入る程度の余裕がある
● ジャケットの着丈はヒップトップが隠れる程度の長さになっている
購入の際は、店頭のスタッフに相談しながら正しいサイズを選びましょう。
3. 【メンズスタイル】リクルートスーツに合わせる周辺アイテム
ここでは、スーツに合わせるワイシャツやネクタイなどのアイテムについて、選び方のポイントを解説します。
3-1. ワイシャツ
リクルートスーツに合わせるワイシャツは、基本的に以下の2種類から選びましょう。
レギュラーカラー | ワイドカラー |
●標準的な襟型 ●細身から標準体型の方に似合う | ●左右の襟の開きが広い襟型 ●身体の大きい方や、首が太めのがっちり 体型の方に似合う |
ボタンダウンシャツや色付きボタンを使用したワイシャツはカジュアルな印象を与えるため、TPOに合わせて選択する必要があります。
3-2. ネクタイ
同じスーツでも、ネクタイを変えるだけで印象が大幅に変わります。タイプの異なるネクタイを使いわけ、「相手に与えたい印象」を演出しましょう。
ネクタイのカラーが与える印象やおすすめの使用場面は、以下を参考にしてください。
カラー | 与える印象 | 使用場面の例 |
ネイビー・ブルー系 | 知性、信頼 | 誠実な印象を与えるために最終面接時に使用する |
レッド・エンジ系 | やる気、情熱 | より強い熱意を印象づけるために集団面接時に使 用する |
イエロー系 | 社交性、華やかさ | 目を惹くために履歴書用の写真撮影時に使用する |
3-3. ベルト
リクルートスーツに合わせるベルトは、シンプルなブラックレザーで、バックルが小ぶりなものがおすすめです。落ち着いた色味のリクルートスーツから浮いてしまう明るいブラウンレザーのベルトや、カジュアル度の高いメッシュベルトは避け、控えめなデザインを選びましょう。
ベルトの幅は3〜3.5cm程度が一般的です。バックルを外してベルトをカットできるタイプを選ぶと、自分の体型に合った長さに調整できて便利です。
3-4. 肌着
ワイシャツの下に着用する肌着は、ワイシャツから透けないよう、ホワイトかベージュの無地を選びましょう。
季節に応じて、夏場には吸湿速乾機能に優れたもの、冬場には発熱機能のあるものがおすすめです。機能性肌着を使用すると、汗や寒さによる不快感を軽減できます。
3-5. 靴下
リクルートスーツに合わせる靴下は、スーツ用のブラックかネイビーの無地が適切です。スーツ用の靴下は、革靴を合わせたときに履き心地が変わらないよう、薄手の生地で作られているのが特徴です。
座ったときに素肌が見えないよう、くるぶしが隠れ、ふくらはぎまで長さがある靴下を選びましょう。
3-6. シューズ
リクルートスーツに合わせるシューズは、ブラックのひも靴が合わせやすく、多用途に使えて便利です。デザインは以下の2種類がスーツに馴染みやすく、冠婚葬祭などのフォーマルな場面でも使用できます。
プレーントゥ | ストレートチップ |
甲の部分に縫い目がないシンプルなデザイン | つま先部分に横一直線のステッチ(切り替え)が入っているデザイン |
3-7. ハンカチ
リクルートスーツに合わせるハンカチは、パイル地のハンドタオルではなく、落ち着いた色やデザインの紳士用ハンカチがおすすめです。 薄手のハンカチであってもスーツのポケットに入れると膨らんでしまうため、面接の際はバッグにしまっておくとよいでしょう。
3-8. リクルートバッグ
バッグは、ブラックやブラウンなどの色味で装飾が少なく、雨や汚れに強いナイロン素材や合成皮革素材のものがおすすめです。
説明会ではたくさんの資料を受け取るため、A4サイズの書類が入る収納性のあるバッグを選びましょう。さらに、バッグを床に置く場合に備えて、自立式のタイプを選ぶと便利です。
3-9. コート
リクルートスーツに合わせるコートは、ステンカラーコートやトレンチコートなどのシンプルなデザインのコートを選びましょう。色はスーツに合うブラックやダークネイビーがおすすめです。
着丈はスーツのジャケットが見えない程度に長いもので、全体のバランスを確認して選びます。
4. 【メンズスタイル】リクルートスーツを着用する際の注意点
ここでは、リクルートスーツを着用する際の4つの注意点を解説します。
4-1. 長袖のワイシャツを着用する
半袖シャツの上にジャケットを着用すると着心地に違和感があったり、素肌が触れてスーツの裏地が傷みやすくなったりします。そのため、ジャケットを羽織る場合は長袖シャツを合わせるのがおすすめです。
ただし、夏の面接でクールビズを指定された場合は、半袖シャツを選んでも問題ありません。
4-2. ワイシャツの袖は1cmほど出す
腕を下ろした状態で、ジャケットの袖丈は手首が隠れる程度の長さが目安です。さらに、ワイシャツの袖丈は、ジャケットの袖口から1cm〜1.5㎝ほど見えているのが理想の着こなしです。
4-3. 必ずベルトを締める
ウエストの適切な位置でパンツを維持するために、ベルトは必ず締めましょう。
ベルトは、調整用の穴が7つの場合は4つ目、5つの場合は3つ目というように、真ん中の穴を使用して留めます。長さはウエストに自然に沿うように、必要に応じてカットします。
4-4. ジャケットの一番下のボタンは外す
スーツは2つボタンのジャケットが多い傾向があります。着用時は上のボタンのみ留めて、下のボタンは外しておくのが着用マナーです。
コートを脱ぐ際や面接会場に入る前に、正しい着こなしとなっているか確認しましょう。
5. リクルートスーツのメンテナンス方法
ここでは、スーツのメンテナンス方法を紹介します。入社後もリクルートスーツをビジネススーツとして着用する予定のある方は、適切なメンテナンスをして保管しておきましょう。
5-1. 着用後
スーツ着用後の基本的なメンテナンス方法は、以下のとおりです。
● 目立つ汚れがないか全体を確認する
● ポケットの中身をすべて出して空にする
● 専用のブラシを使い、ほこりを上から下に向かって丁寧に落とす
● 型崩れを防ぐために肩幅に合ったハンガーにかけて保管する
着用後に毎回メンテナンスするとスーツの傷みを軽減でき、良好な状態を長く保てます。
5-2. シワが付いた場合
スーツにシワが付いてしまった場合は、アイロンを使用してシワを整えましょう。
直接アイロンを当てると生地を傷める可能性があるため、必ず当て布をして生地に合わせた適切な温度でおこないます。アイロンがけが終わったら、カビやニオイの発生を防ぐためにしっかりと乾燥させてから保管します。
5-3.しばらく着用しない場合
スーツを長期間着用しない場合は、クリーニングに出すことをおすすめします。プロによるクリーニングで、目に見えない汚れや臭いを取り除けるためです。
クリーニング後は、カビを防ぐために湿度の高くない場所で保管しましょう。保管する際は、通気性のある不織布のカバーをかけ、防虫剤を一緒に入れておくと安心です。
6. リクルートスーツの購入方法
リクルートスーツを購入する方法は主に3つあります。予算や時間、好みに応じて最適な購入先を選択しましょう。
6-1. スーツ量販店
スーツ量販店の魅力は、コストパフォーマンスの高さです。1〜3万円程度の手頃な価格で、高品質・高機能のリクルートスーツを購入できます。また、スーツだけでなく、ワイシャツやネクタイなどの周辺アイテムも同時に購入できるため、何店舗も回る必要がありません。
スタッフのアドバイスを受けながらトータルコーディネートを考えられるため、初めてリクルートスーツを購入する方にもおすすめです。
6-2. デパートの紳士服売り場
デパートの紳士服売り場は、4〜10万円以上の高価格帯のスーツが多く揃っています。生地や縫製が高品質で、耐久性が高いのが特徴です。そのため、就活だけでなく、冠婚葬祭などのフォーマルな場面でも幅広く着回しできるでしょう。
高品質なリクルートスーツを購入したい方や、予算に余裕がある方におすすめの選択肢です。
6-3. 通販サイト
通販サイトでのリクルートスーツ購入は、年々一般的になってきています。店舗と比較して取り扱っているデザインや価格帯の幅が広いため、豊富な選択肢から選べるのがメリットです。一方で、事前に試着できないというデメリットもあります。
店舗に足を運ぶ時間がない方や、サイズ表や採寸ガイドを参考に自身で比較検討できる方にとって、通販サイトはおすすめの購入先といえるでしょう。
7. まとめ
本記事では、メンズスタイルのリクルートスーツや合わせるアイテムの選び方、着こなしの注意点、メンテナンス方法、購入場所まで幅広く解説しました。
就活では、面接やインターンにおいて与える印象を考慮した、落ち着きのあるデザインのスーツがよく見受けられます。さらに、着こなしのポイントをおさえ、合わせるアイテム一つひとつにも気を配ることが大切です。
これらのポイントを押さえ、適切なお手入れをおこなうことで、スーツは長く美しく着用できます。就活を成功に導くためにも、スーツ選びとケアには十分な注意を払いましょう。
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