大学生が入学式で着るスーツの選び方!おしゃれに着こなすならオーダースーツがおすすめ

この記事の所要時間:約13分

大学生活をスタートするにあたって、最初におこなわれる大事な式典が入学式です

入学式ではスーツを着用しますが、高校生まではほとんどの方がスーツを着用する機会がないため、どのようなスーツを選べばよいのかわからないことでしょう。

この記事では、大学生が入学式で着るスーツの選び方を解説します。スーツをどこで買えるかおしゃれに着こなす方法コーディネート例も紹介しているので、春から大学生になる方は参考にしてください。

1.大学生の入学式用スーツはどこで買う?お店ごとのメリット・デメリット

大学生の入学式用のスーツは主に以下の3つのお店で購入できます。

● 紳士服量販店
● セレクトショップ
● オーダースーツ店

お店によって、どのようなメリットデメリットがあるのかを確認しましょう。

1-1. 紳士服量販店

滋賀水口店

紳士服量販店はスーツを大量生産しているため、手頃な価格で入学式用のスーツが手に入ります。元の価格が安いだけでなく、時期によってはセール価格での販売や2着購入での割引など、お得なキャンペーンを実施しているのも魅力的です。

全国に出店しているため、住んでいる地域を問わずに来店しやすいメリットもあります。

ただし、誰でも着やすい一般的なスーツが販売されているので、選べるデザインが少なかったり、人によっては身体にフィットしなかったりといったデメリットがあります。

1-2. セレクトショップ

まとめ

セレクトショップのスーツはデザイン性を重視しているため、おしゃれなスーツを購入できるのがメリットです。ブランドスーツも販売されており、有名ブランドのスーツを着てみたいという要望にも応えられます。
おしゃれなスーツを買いたい場合にセレクトショップはおすすめですが、一般的に高価なものが多く販売されています。人気のブランドスーツであれば、1着で10万円を超えることがめずらしくありません。

まずは、どのくらい予算が準備できるかを確認してから、どこのブランドスーツにするかを決めましょう。

1-3. オーダースーツ店

既製品と価格の違いはある?

オーダースーツ店では、採寸結果をもとに自分の身体にフィットしたスーツが作れます。細かくサイズ調整できるため、高校の部活動で筋肉が発達しており、既製品ではサイズが合わない方でも安心です。

身体にフィットしたスーツを着ることで、スーツへの負担が少なくなり、長持ちしやすくなります。また、好きな生地を選んだり、オプションを追加したりするなど、自分の好みに合わせたデザインにできるのも魅力です。

ただし、既製品と比べると高額であることや、納品までに時間がかかることがデメリットとしてあげられます。相場や納期は、以下のようにオーダー方法によって異なります。

種類パターンオーダーイージーオーダーフルオーダー
調整方法ゲージ服を基準に丈
を調整する
採寸結果をもとに型紙
を調整する
採寸後に一から型紙
を書き起こす
補正範囲着丈、袖丈、裾上げ丈調整+体型補正丈調整+体型補正+くせ取り
相場約3〜5万円約5〜10万円約20万円〜
納期2〜3週間3〜4週間1〜2ヵ月

オーダースーツを作りたい方は、準備できる予算入学式までの期間に適したオーダー方法を選びましょう。

2.大学生が入学式で着るスーツの相場と購入時期

まとめ

大学の入学式にはどのくらいの価格のスーツを着るべきかで悩む方もいることでしょう。ここでは、大学生が入学式で着るスーツの相場とおすすめの購入時期を紹介します。

2-1. 相場は2〜3万円

大学の入学式で着るスーツの相場は、2〜3万円です。10万円以上の高価なスーツを準備する必要はなく、市販のスーツを購入すれば問題ありません。

ただし、成人式や卒業式、社会人になってからと長期間着用するのであれば予算をプラスして生地にこだわってみましょう。上質な生地を選ぶことでスーツを長く着用できる可能性が高まります。

また、オーダースーツを選ぶのもおすすめです。オーダースーツは身体にフィットするように作られているため、サイズがあっていない場合のスーツへの負担が少なくなり、長期間着られるでしょう。

2-2. 2月〜3月上旬の購入がおすすめ

大学の入学式用のスーツの購入は、2月〜3月上旬がおすすめです。

2月〜3月上旬はスーツの販売店が春物を入荷し始めるので、割引キャンペーンを実施していることが多く、リーズナブルな価格でスーツを買える可能性が高まります。

購入する際の注意点として、入学式直前の3月下旬にスーツを買いに行くことは避けましょう

なぜなら、既製品であってもウエストの調整パンツの裾上げなど時間がかかることがあるためです。また、好みの色やデザインのスーツの在庫がなかったという失敗も起こり得ます

オーダースーツの場合は納品されるまでにさらに時間を要するので、入学式が4月におこなわれる場合は、遅くとも2月中には注文しましょう。

3.大学生の入学式用スーツにおすすめの色

大学生の入学式用スーツでおすすめのカラーはブラックネイビーグレーの3つです。それぞれのカラーがどのような印象を与えられるかを解説します。

3-1. 入学式以外でも着用したいならブラック

スーツ1

スーツで定番のカラーといえばブラックです。ブラックスーツは品格があり、フォーマルな印象を与えられます。

また、日本では着用される場面が多く、入学式だけでなく、就職活動や冠婚葬祭、就職後にも着られます。入学式以外でも着用したいと考えているのであれば、ブラックスーツを選ぶとよいでしょう。

ブラックスーツの魅力や着こなし方を知りたい方はこちらを参考にしてください。

関連記事:ブラック(黒色)スーツの魅力とは? 魅力や着こなすときのポイントについて解説

3-2. 爽やかな印象を与えたいならネイビー

ダークスーツ

爽やかで明るい印象を与えたい方は、ネイビースーツがおすすめです。ネイビーは若々しさを感じられる色であり、これから大学生になる若い方に適しています。

同じネイビーでも、色の明るさによって雰囲気は大きく変わります。よりカジュアルさを演出したいならライトネイビーを、落ち着いた印象を与えたいならダークネイビーを選びましょう。

ネイビースーツの選び方や着こなし方は以下の記事をご参照ください。

関連記事:【ネイビースーツ】基本の選び方と着こなし術を徹底解説!

3-3. 落ち着いた雰囲気を出したいならグレー

セミウィンザーノット

落ち着いた雰囲気や上品さを演出したいなら、グレースーツがおすすめです。ブラックよりも堅苦しい印象は与えず、ネイビーよりも大人の雰囲気を醸し出せます。

ネイビーと同様にグレーも色味によって印象が変わります。軽やかに見せたい方はライトグレーを、大人っぽくみられたい方はダークグレーのスーツの購入を検討してみましょう。

グレースーツの魅力や着こなし方はこちらを参考にしてください。

関連記事:グレースーツの魅力とは?着こなしのポイントやおすすめのコーディネート

4.大学生が入学式で必要なスーツ以外のアイテムの選び方

大学の入学式にはスーツだけでなく、シャツやネクタイなども必要です。入学式で必要なスーツ以外のアイテムの選び方を解説します。

4-1. シャツはホワイトの無地か淡い色を選ぶ

シャツ

スーツのジャケットに合わせるシャツは、ホワイトの無地か淡い色付きのものを選びましょう。

定番のホワイトのシャツであれば、スーツの色を問わずにコーディネートが組めます。淡いブルーやピンクなどのシャツであれば、お祝いの場に適している華やかな印象となるでしょう。

シャツのデザインや選び方についてはこちらをご参照ください。

関連記事:ワイシャツの選び方!デザインによる印象の違いについて解説

4-2. ネクタイで個性を演出する

ストライプ柄のネクタイが与える印象

ネクタイはさまざまな色や柄があり、好みのものを選ぶことで自分らしさを表現できます。例えば、レッドのネクタイは情熱的、イエローのネクタイは明るい印象を与えられます。

どのようなネクタイを選んだらよいか迷った際は、大学生らしい爽やかなイメージを持たれるブルー系がおすすめです。柄はストライプやドットが定番であるため、1本持っておくと入学式だけでなくインターンや就活の際にも使いやすいでしょう。

ネクタイの色や柄による印象の違いを詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:【ネクタイの選び方】色と柄で印象が変わる!シーン別ネクタイの選び方

4-3. シューズはブラックの革靴の汎用性が高い

シューズは、汎用性が高いブラックの革靴がおすすめです。ストレートチップやプレーントゥを選べば、冠婚葬祭や就活、就職後まで幅広く対応できます。

ストレートチップとはつま先の辺りに横一文字の切り替えが入っているシューズのことで、フォーマル度の高さが特徴です。特に内羽根(うちばね)のストレートチップは革靴のなかでも格式が高いため、どのようなシーンでも着用しやすいでしょう。

一方、プレーントゥはつま先に切り替えが入っていないシューズのことで、ストレートチップよりもカジュアルさを演出できます。

スーツと合わせる革靴の種類について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

関連記事:これだけは押さえたい!基本のレザーシューズ

4-4. カバンはA4サイズが入るブリーフケースが便利

横に収納できるトートバッグ

大学の入学式にカバンは必要ありませんが、入学式後に講義に関する資料が配られたり、サークルからのチラシを受け取ったりすることがあります。

そのため、書類を収納しやすいブリーフケースを準備しておくと役立ちます。ブリーフケースのサイズはA5サイズからA3サイズまでと幅広いですが、A4サイズが入るものを選んでおくのがおすすめです。

色はブラックやネイビー、ブラウンなどの落ち着いたものにすると、コーディネートに馴染みやすくなります。就活のカバンとしても使いたい方は、定番のブラックを選んでおくと安心です。

就活時のカバンの選び方については以下の記事をご参照ください。

関連記事:就活時のカバン選びで押さえておきたいポイントとおすすめアイテム

4-5. コートはライナー付きが使いやすい

大学の入学式は4月上旬におこなわれることが多く、まだまだ朝や夜には冷え込むことがあります。そのため、トレンチコートやステンカラーコートを用意しておくと、スーツだけでは寒くなったときでも体温を調節できます。

特に裏地が取り外せるライナー付きのコートがおすすめです。春や秋はライナーを取り外し、冬はライナーをつけることで気温に合わせた体温調節ができます。

コートの種類や選び方については以下の記事を参考にしてください。

関連記事:ビジネススーツに合うコートの種類とは?コート選びのコツ

5.大学生が入学式でスーツをおしゃれに見せる3つのポイント

新しい出会いが多い大学の入学式では、なるべくおしゃれにスーツを着こなしたいことでしょう。ここでは、スーツをおしゃれに見せる3つのポイントを紹介します。

● スリーピースでフォーマルな着こなしに
● ポケットチーフで胸元を飾る
● ラペルピンで襟元を華やかに

5-1. スリーピースでフォーマルな着こなしに

スリーピース

スリーピースとは、ジャケットベストスラックスの3つがセットになったスーツのことです。

スリーピースにすることで、ベストがない場合と比べるとフォーマルさを強調できます。また、ジャケットを脱いでもベストがあるため、おしゃれに見えやすいのも魅力です。

入学式でフォーマルな着こなしをしたい方は、スリーピースの購入を検討しましょう。

5-2. ポケットチーフで胸元を飾る

ポケットチーフ

ジャケットの胸元にポケットチーフを差し込むと立体感が出るため、華やかさがアップします。

ホワイトのポケットチーフが定番ですが、ブルーのネクタイにはブルー系のポケットチーフといったように、ネクタイの色と合わせることで統一感を出すのもおすすめです。

ポケットチーフの素材やたたみ方はこちらをご参照ください。

関連記事:【結婚式・成人式】ポケットチーフの合わせ方&たたみ方(折り方)を動画で解説

5-3. ラペルピンで襟元を華やかに

タイピン

ラペルピンとは、スーツの襟元にあるボタンホール(フラワーホール)に付けるアクセサリーのことです。長い針のついた「スティックタイプ」針を通さない「ブローチタイプ」チェーンでつながっている「チェーンタイプ」に分かれます。

デザインは、花や動物、ひし形、星形など、さまざまなものが販売されており、襟元の印象を華やかにしてくれます。ラペルピンをつけている人はあまりいないため、周りと差別化したい方には特におすすめです。

また、ラペルピン以外にもタイピンやカフリンクスなど、スーツを彩ってくれるアクセサリーがあります。

このようなアクセサリーの種類については以下の記事をご覧ください。 関連記事:スーツに合わせるアクセサリーの種類と選び方

6.大学生が入学式で着るスーツのおすすめコーディネート

大学生が入学式で着用するスーツのおすすめコーディネートを3つ紹介します。どのような着こなしをすればよいか迷った際の参考にしてください。

6-1. ブラックスーツ

 ▶︎コーディネート詳細

ベーシックな無地のブラックスーツを使ったコーディネートです。グレーのストライプのネクタイを着用することで、落ち着いた雰囲気を演出しています。

就活や就職後でも対応できるコーディネートですので、長くスーツを着用したい方におすすめです。

6-2. ネイビースーツ

▶︎コーディネート詳細

爽やかな印象が与えられるネイビースーツのコーディネートです。スリーピースを採用することで、入学式にふさわしいフォーマルさを強調しています。

スーツとベスト、ネクタイをネイビーでまとめることで、統一感を持たせています。また、襟元にはメガネのラペルピンをつけており、遊び心をプラスした着こなしです。

6-3. グレースーツ

▶︎コーディネート詳細

ストライプのグレースーツを着用したコーディネートです。幅の狭いストライプのため、目立ちすぎることはなく、どなたでも着こなしやすいでしょう。

シャツはサックスブルーを選ぶことで、入学式のお祝いムードにふさわしい晴れやかな印象を与えられます。

7.大学生が入学式で着るのはパターンオーダーのオーダースーツがおすすめ

大学生が入学式で着るスーツには、オーダースーツがおすすめです。

オーダースーツは一人ひとりの身体に合わせてスーツを作るため、既製品よりも身体にフィットしやすくなっており、おしゃれな着こなしが実現しやすくなります。

オーダースーツのなかでも大学の入学式にはパターンオーダーが向いています。パターンオーダーとは、自分の体型に近いゲージ服(サンプル)を着用し、着丈や袖丈などを調整するオーダー方法のことです。

オーダースーツだと高価なイメージがあるかもしれませんが、パターンオーダーであれば約3〜5万円が相場となっています。既製品のスーツとほとんど変わらない価格のため、ご両親にお金を出してもらう場合でも相談しやすいでしょう。

洋服の青山が展開する「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」では、パターンオーダーでオーダースーツが1着31,900円(税込)から作れます。

注文してから14日〜16日が納期の目安となるため、入学式まであまり時間がない方でも利用しやすいでしょう。「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」で入学式用のオーダースーツを作ってみたい方は、お近くの洋服の青山の店舗にご相談ください。

8.まとめ

内定式(10月)

大学の入学式では、ブラックやネイビー、グレーのスーツが定番です。

落ち着いた色味のスーツに、好みのネクタイやポケットチーフ、ラペルピンなどを合わせることでお祝いの場にふさわしい華やかなコーディネートが組めます。

この記事で紹介したスーツや関連アイテムの選び方、コーディネートなどを参考に、自分らしいスーツの着こなしで大学の入学式を迎えられるようにしましょう。

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