失敗しないオーダースーツの作り方とは?人気生地やスタイル、納品までの流れを紹介

この記事の所要時間:約7分

ビジネスの場で着用する機会が多いスーツですが、オーダースーツで自分だけの1着を作りたいという方も多いのではないでしょうか。オーダースーツは、色や柄はもちろん、生地やスタイルなど細かい部分までカスタマイズできます。理想のスーツを仕立てるために、作り方やオーダー方法をしっかり覚えておくと安心です。

本記事では、オーダースーツの作り方や人気の生地・スタイル、納品までの流れを解説します。

1. オーダースーツの種類

オーダースーツと一口にいっても、オーダー方法はさまざまです。大きく分けて3パターンあるので、それぞれの特徴を以下で詳しく見ていきましょう。

1-1. パターンオーダー|納期が早い

特徴納期が早い
型紙サンプル型紙から補正
納期目安2~3週間
価格目安3~5万円

パターンオーダーは以下の方におすすめです。

  ● できる限り費用を抑えたい
  ● 既製品だと上下のサイズが合わない
  ● 急ぎで作りたい

パターンオーダーとは、あらかじめ用意された型紙をもとに、体型に合わせて微調整を加えながら製作する方法です。調整できる箇所は限られますが、着丈や袖丈、パンツ丈などの調整が可能です。フルオーダーやイージーオーダーと比べると製作工程コストが抑えられるため、オーダースーツの入門として選ぶ方も多くいます

1-2. イージーオーダー|カスタマイズ性が高い

特徴カスタマイズ性が高い
型紙サンプル型紙から補正
納期目安3〜4週間
価格目安5〜10万円

イージーオーダーは以下の方におすすめです。

  ● より自分の体型に合ったスーツがほしい
  ● 価格を抑えながらも質の高いスーツがほしい
  ● 個性を出したい

イージーオーダーは、パターンオーダーよりもさらにカスタマイズが可能な注文方法です。あらかじめ用意された型紙をもとに、個人の体型に合わせて、より細かい体型補正をおこないます。オプションの選択肢も広がり、襟元やポケットの形などが変更でき、より個性を表現しやすくなります。

1-3. フルオーダー|完璧なフィット感

特徴ジャストサイズのスーツが仕立てられる
型紙体型補正+くせ取り
納期目安2ヵ月
価格目安10万円~

フルオーダーは以下の方におすすめです。

  ● ジャストフィットのスーツを作りたい
  ● 特別な機会に着用したい
  ● 体型に悩んでいる

フルオーダーは、個人の体型に合わせて一から作成するため、ジャストサイズのスーツを仕立てられます。生地やデザイン選びはもちろん、細部の仕様に至るまで、すべてがカスタマイズ可能です。3種類のオーダー方法のなかでは一番作業工程が多く、制作期間もかかりますが、理想どおりの1着を仕立てられます。

2. オーダースーツの人気生地

オーダースーツでは、好みの生地を選択できます。ここでは、特に人気の生地を3種類紹介します。

2-1. カノニコ(イタリア)

カノニコ

カノニコは、イタリア北部のビエラ地区に位置する伝統ある織物メーカーです。1881年に創業され、長い歴史を誇ります。高品質であり、耐久性と快適性を兼ね備えていることで人気があります。

細かいディテールにまでこだわりが見られ、柔らかく滑らかな肌触りが特徴です。スーツの生地としては、ビジネスシーンはもちろん、フォーマルな場面でも幅広く使われています。

2-2. ゼニア(イタリア)

ゼニアは、1910年に設立されたイタリアの高級ファッションブランドで、高品質なメンズウェアで有名です。ゼニアの生地は、柔らかさや軽量性、そして優れた耐久性で評価されており、高級オーダースーツの選択肢として人気があります。

羊毛を始め、カシミアやシルクなどの高級素材を使用した生地を提供しており、豊富な色やパターンが特徴です。

2-3. ドーメル(フランス)

ドーメル

ドーメルは、1842年にフランスで創業された生地メーカーで、高品質なウール生地で有名です。ファッショントレンドに対応しながら生地を調達し、ブランド化して世界に発信し続けています。生地は滑らかで上質な肌触りがあり、耐久性と保温性に優れているのが特徴です。

また、独自の染色技術や織り技術を用いることで、ユニークな色合いやパターンを生地に表現しています。

3. オーダースーツの代表的なスタイル

スーツにはさまざまなスタイルがあります。ここでは、代表的なスタイルを3つ紹介します。

3-1. アメトラスタイル

アメトラスタイルは、アメリカの伝統的なビジネススーツのスタイルです。パッド入りの肩と、ややゆったりとしたストレートなシルエットが特徴です。動きやすさを重視しており、カジュアルなビジネスシーンや、日常的な着用に適しています。

3-2. イタリアンスタイル

イタリアンスタイルは、細身のシルエットとエレガントなデザインが特徴です。肩パッドは少なめで身体のラインに沿うように作られているためスタイリッシュな印象を与えます。肩回りから胸元にかけてのラインにボリュームがあるので、フォーマルな場に適しています。

3-3. ブリティッシュスタイル

ブリティッシュスタイルは、肩パッドを入れた重厚な肩周りにウエストは少し高めの位置で絞られたメリハリのあるシルエットが特徴です。紳士的な印象を与えるので、ビジネスシーンに適しています。

4. オーダースーツの作り方|5ステップ

ここでは、具体的なオーダースーツの作り方として、納品までの流れをステップごとにわかりやすく解説します。

4-1. 来店予約

カウンセリングから発注まで1時間ほどは必要なので、あらかじめ来店予約することをおすすめします。店舗により予約方法は異なりますが、主に電話、Webサイトからの予約になります。

Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」では、専用ページから簡単に予約可能です。

4-2. カウンセリング

来店した際には、最初にカウンセリングがおこなわれます。スーツの用途や要望、イメージを具体的に伝えます。オーダースーツが初めての方は不安もあるかと思いますが、プロのスタッフなので遠慮なく相談しましょう。

4-3. 生地・スタイルを選ぶ

カウンセリングが終わったら、生地やスタイルを選択します。生地は種類が豊富で、スーツのイメージを決める要素ともなるので、迷ってしまう方も多いでしょう。事前にスーツのイメージを固めておくことで、スムーズに決められます。

4-4. 採寸・試着

生地やスタイルが決まったら、身体の各部位を採寸します。そしてゲージ服からベースとなるサイズを選び、細かい調整をおこなっていきます。なかには自己採寸によるオーダーを受け付けている店舗もありますが、採寸はフィット感を決めるうえで重要な工程です。専門スタッフにしっかり採寸してもらいましょう。

4-5. カスタマイズ

さまざまなオプションを選択することで、カスタマイズが可能です。ボタンの素材やステッチなど、好みに合わせて選びましょう。

5. オーダースーツはアフターサポートも充実

選ぶならこんなお店

完成したスーツを実際に着てみると、動きづらさを感じることがあるかもしれません。そのような場合は、アフターサポートがあると安心です。店舗によって異なりますが、期間内であれば無料でお直しが可能なので、アフターサポートについては事前に確認しておくとよいでしょう。

Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」では、1年間のロングアフターケアを実施しています。裾上げやウエスト調整、上着着丈詰めなど、微調整や対応可能範囲での修理は無償で承ります。

6. まとめ

本記事では、オーダースーツの作り方、人気の生地やスタイルについて解説しました。予算や用途を考慮し、自分に合った方法でオーダーしましょう。今回紹介した人気の生地やスタイルを参考に、自分だけの特別な1着を作ってみてはいかがでしょうか。

オーダースーツを検討している方は、洋服の青山で展開されているオーダースーツブランド「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」をぜひご利用ください。

オーダースーツが初めての方でも安心です。専門のスタッフが丁寧にカウンセリングをおこない、理想の1着を仕立て上げます。最短40分でオーダーが完了するので、ぜひ気軽にご相談ください。

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