オーダースーツの相場はいくらくらい?種類別の価格を紹介
2022.12.20
この記事の所要時間:約6分
自分の身体に合った服を着る。
書いてしまえば簡単なようですが、首周り、胸囲、肩幅、腕の長さなど、身体はその人ごとに違うため実は簡単なことではありません。
冠婚葬祭やビジネスなどの場面で、自分の身体に合ったスーツを着ることは見た目に関するメリットだけでなく、その先にある信頼関係にもつながるものであり、決して軽視できないポイントです。
今回は、あなたに大きな付加価値を与えるオーダースーツについて、その種類や価格帯、販売店などをご紹介します。
1. オーダースーツの種類ごとの特徴と相場
スーツのオーダー方法にはいくつか種類があります。
まずはそれぞれがどのような方法なのか、またその相場を確認しましょう。
1-1. パターンオーダー
既製品のスーツと比較して袖丈、着丈などの長さを好みに調整したい場合、パターンオーダーがおすすめです。
パターンオーダーでは、自分の身体に合わせて調整が施されたスーツを、自分の選んだ生地で仕立てることができます。
一般的に言われているパターンオーダースーツの価格帯は約3〜5万円。
洋服の青山が展開するオーダースーツサービス「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」では1着3万1,900円(税込)とお手頃な価格ながら、自分だけのスーツを作ることができます。
既製品のスーツとほぼ変わらない価格で、オリジナルのスーツを仕立てることができ、生地選びやオプションなどで自分らしさを盛り込めるため、既製品にはない満足感も得られるのがパターンオーダーの大きな魅力です。
1-2. イージーオーダー
パターンオーダーよりも、さらに体型に合わせて仕立てられるのがイージーオーダーのスーツです。
なで肩や猫背など、その人の身体が持つ特徴に合わせて仕立てることができます。
一般的なイージーオーダーの価格帯は約5〜10万円です。
1-3. フルオーダー
パターンオーダーやイージーオーダー以上に質が高く、最高のフィット感を得られるのがフルオーダーのスーツです。
フルオーダーはオーダースーツのなかでも特に本格的なオーダー方法になります。
型紙はなく、人それぞれの体型に合わせたシルエット、デザインが作成できます。
また、仮縫いがあることが他のオーダーとの大きな違いです。
手間をかけ、丁寧に仕上げられるため時間もかかり価格も上がります。
一般的な相場は約20万円〜といわれていますが、仕立て屋の技量やスーツの生地によっても価格は大きく変動します。
2. 既製品と価格の違いはある?
一般的に店頭販売されているスーツは安いもので1万円台から探すことができ、オーダーメイドのスーツと比較すると約1〜2万円の違いがあります。
スーツを自分の身体に合わせてお直しする方法もありますが、その手間や費用を考えるとかえって高くついてしまう、かつ満足のいく仕上がりにならなかった、という結果になることも考えられます。
そのため、始めからオーダースーツを購入すれば間違いはありません。
3. オーダースーツの値段が変わる要素
オーダースーツの値段が変わる要素は主にどういったところにあるのでしょうか。詳しく解説していきます。
3-1. 生地の選び方と相場
スーツを作る際の生地選びは、そのスーツの印象を決めるうえで特に重要なポイントです。
長く愛用していただくためにもデザインはもちろん、素材や織り方を見比べてみてください。
まず、一般的なスーツは羊毛(ウール)で作ります。
ウールといってもその性質は産地や種類によってさまざまです。
柔らかくしなやかな風合いが特徴のイタリア産、厚く硬めの生地が特徴のイギリス産など、それぞれ特徴が異なるため生地の柔軟性や耐久性などの性質を把握する必要があります。
スーツをオフィスワークや営業など具体的にどのようなシーンで使うのか、またどのシーズンに着用するのかを考慮して選ぶことをおすすめします。
続いて、光沢感。
一般的に、光沢がよく出る生地の織り方は平織よりも綾織とされています。
平織は経糸と緯糸を交互に交差するのに対して、綾織は経糸2~3本、緯糸1本を交差しているので、交差する回数が少なく密度の高い生地になります。
オールシーズンや秋冬ものの生地に多く見られます。
生地の光沢感を楽しむには綾織の生地を選ばれることをおすすめします。
相場はお店によっても異なりますが、3万円台で日本製の生地、6~7万円台でブランドのインポート生地となります。
手間をかけたオーダーの良さを活かすためにも、まずはじっくりと生地を選びたいところです。
3-2. オプションの選び方と相場
生地が決まったら、裏地やボタンなどのオプションを選びましょう。
同じ生地で仕立てたスーツでも、オプション次第で印象は大きく変わります。
オプションの選び方については、見栄えと機能性に分けて考えてみることをおすすめします。
前者では、本切羽(袖口のボタンの開閉)、襟部分のステッチ(AMFステッチ)、ボタンの種類など、後者では、ジャケットの裏地やパンツのアジャスターなどがオプションの要素となります。
オプションの相場もお店や種類によっては違いが大きいため、選ぶ際には金額も含めてしっかり確認することをおすすめします。
場合によっては高額な追加料金が必要になることもあるため、予算とも照らし合わせながら検討してみましょう。
4. 購入店舗による価格の違い
オーダースーツの相場は購入する店舗によっても変わります。
納得できる価格で購入できる店舗を選びましょう。
4-1. 専門店
スーツの専門家によるアドバイスを受けてオーダーできるメリットがある反面、価格帯は高く、はっきりと料金表示のされていないこともあります。
とことんこだわって仕立てたものの予想以上に費用がかさんでしまうこともあるので、しっかりと相談や交渉を重ねることが必要です。
4-2. 百貨店
専門店と比べると敷居は低いものの、量販店と百貨店で同じ商品を比較すると百貨店のほうが、価格が高く設定されていることもあり、コストパフォーマンスに優れているとはいえない側面があります。
5. 初めてオーダースーツを作るならパターンオーダーがおすすめ
ここまで、オーダースーツの種類や相場をお伝えしてきましたが、初めてオーダースーツを作るにあたって専門店や百貨店を利用することに不安を感じる場合は、洋服の青山が展開するパターンオーダースーツのためのブランド「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」がおすすめです。
大手販売店だからこそ信頼感や安心感が高く、店舗数も多いため、より気軽に来店・相談ができます。
200種類を誇る生地をご用意し、あらゆるシーンに対応する一着を作ることができるメンズスーツはもちろん、レディーススーツも50種類の生地と豊富なオプションをご用意。
専任のスタイリストがサポートするため初めてのオーダースーツ作りも安心です。
6. まとめ
一昔前よりもオーダースーツが一般的になってきた昨今、ビジネスシーンで周囲と一味違う自分を演出するためにオーダースーツを選ばれる方も多くいらっしゃるかと思います。
普段頑張っている自分へのご褒美に、また新しいステージに挑戦する際のパートナーに、ビジネスの嗜みとして、ぜひあなたも「SHITATE」のパターンオーダーでオーダースーツデビューをしてみてはいかがでしょうか。